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おっぱい星人の大ピンチ!2
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「あ、これか、これでしょう?」
アイドルコーナーに到着すると益代は適当につかんだ一冊を真治に見せる。
「ち、ちがいます」
「えぇ、じゃぁどれ」
「こ、これです」
真治が買いたいと思っていた品を手に取った。すると表面の衝撃が益代にズドーンと襲い掛かる。
「な、な、な……」
表面にデカデカと写っているのは海辺にいる赤いビキニの女子、その魅惑の三角に包まれているボリューム、そしてふっくら過ぎる谷間などはまさにおっぱい爆弾と呼ぶにふさわしい。
「ちょ!」
益代、写真集を奪い取るとなんだこいつ! って心の声を顔面に丸出しとして帯に書いてある事をつぶやいた。
「デカ過ぎ! 愛情いっぱいのバスト100cm? 豊満なふくらみが君の愛を包んでくれるだぁ? キモ、キモ、マジでくっそキモ! こんなの乳牛、ホルスタイン、さっさとステーキにされて食われて
しまえつーの!」
益代、わなわな震えて写真集を棚に置くと真治を見た。真治は分厚い誘惑書にあるビキニ姿を見て男子らしくデレデレしまくり。そこで益代はわかった、こいつが呪井益代というアイドルに興味を示
さなかった理由が!
「少年」
「は、はい」
ここで益代、またさっきと同じように片手で真治の首をつかみメスライオンみたいな表情で攻撃。
「こんなホルスタインにデレデレして恥ずかしくねぇのかよ!」
「ぁぬぐぎぎ……そ、そんなこと言われても……」
「わたしに言わせればおっぱい星人とかいうのは女の敵、この世から一掃されるべきダニみたいなモノ、少年、ダニとか言われてかまわないわけ? それがイヤだったらこんな写真集を買ったりせず、
そしておっぱい星人も今日限りで止めるとわたしに誓え」
益代はここで手の力を弱める。ま、こんな風に攻撃すれば少年は言う事を聞くだろうと思ったわけである。
だが事実はちがった。真治にとって益代の言う事を聞くというのは、おのれアイデンティティこと存在意義を自ら否定する事になる。だから真治は益代の言う事には従えないので、決して大げさではなく命に代えても!
「いやです」
「はぁ? なんだって?」
「ぼくはこの写真集を買いに来たんです。これを買うことで今日の時間とぼくの存在が初めて意味を成すんです」
真治の毅然とした態度に益代は驚いた。そして内心思わずにいられない、こいつ……小学生のくせに、しかも見た目はかわいいくせにおっぱい星人としての気高さが完成している! と。
「だ、だけど少年、巨乳とかおっぱいの大きい女なんてめったにいないんだ。そんなのに思い焦がれるは男にとっても不幸なんだ。少年の近くに巨乳女子なんていないでしょうが」
そう言われたとき……真治は一瞬考えた。自分の2つ上、つまり小6の姉は巨乳です、とてもおっぱいが大きいですと。しかし見知らぬ人間に大切な姉のプライバシーを伝える必要などない。だから
真治はこう述べ返す。
「大切なのは思い焦がれるだけではなく、その思いを持ち続け自分を貫くことだと思います。それで出会いがないなら背負うべき宿命、逆にそれで出会いを授かるなら感謝するべき運命、ちがいますか? ぼくの言っている事まちがっていますか?」
真治が言い切った。この世に存在するすべてのおっぱい星人の魂を代表するみたいに堂々と。
「く……ぅ……」
小学生男子の放った見事さにすっかり圧されてしまった益代、歯ぎしりしながら言い返せない。そんな益代を見ながら写真を手に取った真治、そのまま静かにレジに向かっていく。
(やった、無事に買えた)
真治はついに困難を乗り越え巨乳アイドルの写真集を購入した。そして人として正しい瞬間を生きたような充実感を味わう。だがブックを出ると、そこで待ち構えていた益代に声をかけられる。まだ何かあるわけ? と真治がイヤそうな顔をしかけると、益代はこんな事を良い出した。
「小学生のくせに立派なたましいを持っちゃって、生意気だけれど認めてあげるわ、クソに大したモノだって」
そう言われた真治、え? 急に褒められるの? と戸惑い構えが少し緩む。だからそこで名前を聞かれたら素直に真治ですと答えてしまう。
「真治!」
益代はここで真治に向けて両腕を伸ばし両手を開いた。そして真顔で言った。
「呪ってやる。呪井家に伝わる必殺の呪いを真治にかけてやる。おっぱい星人の情熱が枯れるように、情熱が消えていくように、今から呪いをかけてやる!」
「呪い?」
え、なにこの人、怖いんですけれど……と思いつつ、いったい何をするのか見てみたくなる真治だった。すると益代が周囲の目も憚らず呪文を唱えたのである。
「!ろれわれ呪り限るあ命、ろれわれ呪、ろれわれ呪。るえ消はてがやいきてれ枯んどんどは熱情のとして人星いぱっおのえまお。るなわれ失はさるあ明のとして人星いぱっおのえまお」
はぁ? と思った次の瞬間、真治はほんの一瞬脳がビリっとした。別の言い方をするなら、見えない力で脳が一瞬ひねられたような感じがした。
「呪い完了! この呪いはそう簡単には解けないからね。鼓膜が破れるくらい強烈な落雷におどろくとか、そういう事でもない限り真治はもう以前には戻れない、楽しみだねぇ」
言われた真治、写真集の入った袋を脇に抱え手で自分の肩とか頬を触ってみたりする。そして店の自動扉にうっすら映る自分を見てみたりもした。でも別になんの異変も違和感もない。だから益代は
気の毒な人なんだろうかと思うしかない。
「じゃ、じゃぁ……ぼくはこれで」
真治が恐る恐る言うと益代はえらそうな感じに腕組みをし、上から目線的にせせら笑う。
「バイバーイ立派なおっぱい星人。以後つまらない人生を送ると思うけれど悲しいからって自殺したりしないでね」
うふっと笑う益代だったが、このときの真治にはわからなかった。後で来るのだ、呪いの効果が。おっぱい星人としてのたましいと情熱が潤いを失っていく恐怖を、そして人生がつまらないと感じるさみ
しさがやってくる事を。
アイドルコーナーに到着すると益代は適当につかんだ一冊を真治に見せる。
「ち、ちがいます」
「えぇ、じゃぁどれ」
「こ、これです」
真治が買いたいと思っていた品を手に取った。すると表面の衝撃が益代にズドーンと襲い掛かる。
「な、な、な……」
表面にデカデカと写っているのは海辺にいる赤いビキニの女子、その魅惑の三角に包まれているボリューム、そしてふっくら過ぎる谷間などはまさにおっぱい爆弾と呼ぶにふさわしい。
「ちょ!」
益代、写真集を奪い取るとなんだこいつ! って心の声を顔面に丸出しとして帯に書いてある事をつぶやいた。
「デカ過ぎ! 愛情いっぱいのバスト100cm? 豊満なふくらみが君の愛を包んでくれるだぁ? キモ、キモ、マジでくっそキモ! こんなの乳牛、ホルスタイン、さっさとステーキにされて食われて
しまえつーの!」
益代、わなわな震えて写真集を棚に置くと真治を見た。真治は分厚い誘惑書にあるビキニ姿を見て男子らしくデレデレしまくり。そこで益代はわかった、こいつが呪井益代というアイドルに興味を示
さなかった理由が!
「少年」
「は、はい」
ここで益代、またさっきと同じように片手で真治の首をつかみメスライオンみたいな表情で攻撃。
「こんなホルスタインにデレデレして恥ずかしくねぇのかよ!」
「ぁぬぐぎぎ……そ、そんなこと言われても……」
「わたしに言わせればおっぱい星人とかいうのは女の敵、この世から一掃されるべきダニみたいなモノ、少年、ダニとか言われてかまわないわけ? それがイヤだったらこんな写真集を買ったりせず、
そしておっぱい星人も今日限りで止めるとわたしに誓え」
益代はここで手の力を弱める。ま、こんな風に攻撃すれば少年は言う事を聞くだろうと思ったわけである。
だが事実はちがった。真治にとって益代の言う事を聞くというのは、おのれアイデンティティこと存在意義を自ら否定する事になる。だから真治は益代の言う事には従えないので、決して大げさではなく命に代えても!
「いやです」
「はぁ? なんだって?」
「ぼくはこの写真集を買いに来たんです。これを買うことで今日の時間とぼくの存在が初めて意味を成すんです」
真治の毅然とした態度に益代は驚いた。そして内心思わずにいられない、こいつ……小学生のくせに、しかも見た目はかわいいくせにおっぱい星人としての気高さが完成している! と。
「だ、だけど少年、巨乳とかおっぱいの大きい女なんてめったにいないんだ。そんなのに思い焦がれるは男にとっても不幸なんだ。少年の近くに巨乳女子なんていないでしょうが」
そう言われたとき……真治は一瞬考えた。自分の2つ上、つまり小6の姉は巨乳です、とてもおっぱいが大きいですと。しかし見知らぬ人間に大切な姉のプライバシーを伝える必要などない。だから
真治はこう述べ返す。
「大切なのは思い焦がれるだけではなく、その思いを持ち続け自分を貫くことだと思います。それで出会いがないなら背負うべき宿命、逆にそれで出会いを授かるなら感謝するべき運命、ちがいますか? ぼくの言っている事まちがっていますか?」
真治が言い切った。この世に存在するすべてのおっぱい星人の魂を代表するみたいに堂々と。
「く……ぅ……」
小学生男子の放った見事さにすっかり圧されてしまった益代、歯ぎしりしながら言い返せない。そんな益代を見ながら写真を手に取った真治、そのまま静かにレジに向かっていく。
(やった、無事に買えた)
真治はついに困難を乗り越え巨乳アイドルの写真集を購入した。そして人として正しい瞬間を生きたような充実感を味わう。だがブックを出ると、そこで待ち構えていた益代に声をかけられる。まだ何かあるわけ? と真治がイヤそうな顔をしかけると、益代はこんな事を良い出した。
「小学生のくせに立派なたましいを持っちゃって、生意気だけれど認めてあげるわ、クソに大したモノだって」
そう言われた真治、え? 急に褒められるの? と戸惑い構えが少し緩む。だからそこで名前を聞かれたら素直に真治ですと答えてしまう。
「真治!」
益代はここで真治に向けて両腕を伸ばし両手を開いた。そして真顔で言った。
「呪ってやる。呪井家に伝わる必殺の呪いを真治にかけてやる。おっぱい星人の情熱が枯れるように、情熱が消えていくように、今から呪いをかけてやる!」
「呪い?」
え、なにこの人、怖いんですけれど……と思いつつ、いったい何をするのか見てみたくなる真治だった。すると益代が周囲の目も憚らず呪文を唱えたのである。
「!ろれわれ呪り限るあ命、ろれわれ呪、ろれわれ呪。るえ消はてがやいきてれ枯んどんどは熱情のとして人星いぱっおのえまお。るなわれ失はさるあ明のとして人星いぱっおのえまお」
はぁ? と思った次の瞬間、真治はほんの一瞬脳がビリっとした。別の言い方をするなら、見えない力で脳が一瞬ひねられたような感じがした。
「呪い完了! この呪いはそう簡単には解けないからね。鼓膜が破れるくらい強烈な落雷におどろくとか、そういう事でもない限り真治はもう以前には戻れない、楽しみだねぇ」
言われた真治、写真集の入った袋を脇に抱え手で自分の肩とか頬を触ってみたりする。そして店の自動扉にうっすら映る自分を見てみたりもした。でも別になんの異変も違和感もない。だから益代は
気の毒な人なんだろうかと思うしかない。
「じゃ、じゃぁ……ぼくはこれで」
真治が恐る恐る言うと益代はえらそうな感じに腕組みをし、上から目線的にせせら笑う。
「バイバーイ立派なおっぱい星人。以後つまらない人生を送ると思うけれど悲しいからって自殺したりしないでね」
うふっと笑う益代だったが、このときの真治にはわからなかった。後で来るのだ、呪いの効果が。おっぱい星人としてのたましいと情熱が潤いを失っていく恐怖を、そして人生がつまらないと感じるさみ
しさがやってくる事を。
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