巨乳です。おっぱい星人です。あれこれお話BOX

jun( ̄▽ ̄)ノ

文字の大きさ
27 / 220

3Dプリンターでお姉ちゃんをつくるぜ!

しおりを挟む
 3Dプリンターでお姉ちゃんをつくるぜ!


「きょうはめっちゃくちゃスゴいのを見せてやるよん♪」

 友人に浮かぶ宇宙を制覇したみたいなご機嫌ぶり。

「それはたのしみだねぇ」

 そんな相づちを打って、真治は重の家に上がらせてもらった。聞くところによると本日はハッピーデーらしい。両親のみならず、あのうざったい兄貴まで帰りが遅い。3人だけの用事とかいうやつであり、重にしてみればめったにない極楽モード。

 真治が玄関にカバンを置いて上がると、早く来い来い! と手招き。重からは愉快なジェットコースターみたいなノリが溢れ出ている。

「本日思いっきり自慢したいのがこれなんだ」

 ハハハ! と正義の味方を演じるかのように笑う重。応接間とかいう場所で、買ったばかりホヤホヤの一品をひけらかす。それはやけにでっかいマシーン。

「なにそれ?」

 真治がキョトンとすると、重だけがますます高揚していく。

「聞いておどろけ3Dプリンターだ」

 いぇい! とクソデカい機械の前でVサインをやってみせた。ところが真治の反応は今一つ。

「3Dプリンターがどうしたっていうのさ」

 冷静、やる気なし、感激する気なし、そんな態度を見せられたらチッ! っと舌打ちする。真治はノリが悪いなぁと呆れてから先に結論を言った。

「これでお姉ちゃんをつくるんだ! これで巨乳な女の子をゲットするんだ!」

 言い放たれた壮大な野望。それはおっぱい星人ならビリビリっと来るモノがあった。でもそれでも真治はまだ勢いにノレない。

「3Dプリンターで人間を作るとかいっても……どうせ粘土細工みたいなモノじゃないの? そんなのお姉ちゃんは見たくない。そんな巨乳いらない」

 これで話は終わったと思えばちがう。重はフフフと待ち構えていたように笑った。そうしてどこからともなくスゴいモノを取り出す。それを応接間中央にあるテーブル上へ置いた。

「な、なにそれ……」

 ドキッとして後座さりする真治がいた。

「なにって3Dプリンターで試しづくりしたモノ。実験でおれの手を複製してみたんだ。すごいだろう? 本物にしか見えないだろう? これを道端に捨てたら大騒ぎになるぞ。バラバラ死体だ! とか言ってパトカーも来るだろうな」

「たしかに見た目はすごい。で、でもさぁ……いくら見た目がすごくても、所詮はつくりものだろう? そんなのは別に……」

 ドキドキモードに突入しそうで出来ない真治。すると触ってみろと言われた。だからまったく期待なんかせず、あ~あとか言いながら触れてみた。

「は?」

 触った瞬間に真治の表情が激変! それは明らかに人の手だ。すぐさま左手で重の手を触り、右手で3Dハンドを触る。

「こ、これって……体温以外は同じじゃんか」

「そうだろう? すごいだろう? 言っとくけどな、作りたての時は温かいんだ。それだったらカンペキに人の手。それでお姉ちゃんを作ったら……それはもう……」

 くふふ♪ と心底うれしそうな顔をする重。一方の真治はふくざつなキブンにさせられる。同じ男子としては重の考えは理解できる。でも自分の姉を作られるとかいうと、おっぱい星人にもある良心ってやつがズキズキっと痛む。

「真治、スマホの中に家族写真はあるよな?」

「あるよ」

「お姉ちゃんが写っているやつは?」

「あるよ。全身がちゃんと写ってる」

「おっしゃぁ!!!!!」

 全身から炎みたいなオーラを出し、両手をにぎって天井を見上げる。そのオーバーアクションは別名情熱。誰にも止められない、誰にも譲れない、そんな熱意が紅い炎と化す。

 重は真治からスマホをうばいとって、まずはデスクトップにとUSBで接続。するとディスプレイって領域には取り込みデーターが映る。

「周りの景色とかいらないからな、お姉ちゃんだけなぞるんだ」

 説明しながら作業する手際の良さ。真治から優子の身長を聞くとそれを入力した。あとは問題がないらしい。優子のバスト具合などは自動でがっちり読み込むという。

「しかも画像から察して、もっとも適合するであろう触り心地を自動でつくってくれるんだ」

「すご……まるで神さまみたいな機械だね」

「いよいよ作成、ポチッとな!」

 かけごえと同時にマウスをクリックする。すると少し遅れてから3Dプリンターが動き出した。ウィーン! と神の声を発しながら、おどろくべきスピードで優子のコピーが作られていく。

「う、うわ……」

 見ていた真治は仰天。ほんもの優子と見分けがつかない。それが軽快な速度で出来上がっていく。まるで天国の工場を見学しているみたいだった。

ーチーン!ー

 あっという間にコピー優子が完成した。出来たばかりなので、ホヤホヤと湯気を立てている。。これはもうクローン人間と表現するべきグレード。優子本人が見たら卒倒することはまちがいない。

「お、お姉ちゃん……」

 たまらず近付こうとすると、パッと重に行く手を阻まれた。両腕を水平に広げる重は、真後ろにある優子を守る騎士のよう。

「おれが先に触るんだ!」

 男らしい声が発せられた。その堂々たるサマを見せつけられては仕方ない。なんかイヤだなぁと思いながらも、真治は少しだまる事にした。

「うふ、うふ、お姉ちゃーん♪」

 コピーと向き合う重。なんせ信じられないほどの代物だから、ホンモノとイチャラブしているようにしか見えない。そのあげく触り心地まで同じとかいうなら、それはもう具現化された夢。

「お、おぉ……この揉み応え! こ、こんなキモチイイ手触りがこの世にあるなんて!」

 真っ赤な顔をしながら、コピーの胸のふくらみを揉みまくる。なんて豊かさ、たっぷんたっぷんとやわらかい弾力に満ち溢れたその揉み応えは、この宇宙で一番のキモチよさかもしれない。

「うほうほ、お姉ちゃーん!」

 あまりにも嬉しくて大コーフン! 正面からコピー優子の胸に抱きついた。ムニュ! っと来る場所に顔を押しつけ、よろしくお願いします! とばかり甘えまくる。

「くぅ……」

 真治は見ていて納得できなかった。そこまでやるか! というのが半分。自分の姉がいたぶられているみたいで腹が立つ。そしてもう半分というのは、その行為は弟である自分が先にやるべきだと言いたくなる。

「いつまでやってんだよ。代われよ橘高」

 ガマンできずに動いた真治。

「今いいところなんだよジャマするな!」

 2人は応接間でギャーギャー言い合う。するとどうだろう、突然に応接間のドアが開いたりするではないか。

「おらぁ! テメェら何を騒いでやがる!」

 なんと! いきなり猛が姿を現したではないか。なんでも予定変更とかで、急に帰ってきたという。重と真治の2人にしてみれば、そりゃぁないよ神さま! という展開。

「騒ぐなら外で……」

 言いかけて猛がドキッとする。なんと応接間の中には中野優子がいるではないか。思わず顔がデレっとしかける。

「そ、それってコピーか?」

「ぅ……うん……」

「まったくおまえはロクな事を考えないなぁ」

 呆れながら優子のコピーに近づいた。そうしてあまりのクオリティーに息を呑む。しかし所詮は粘土細工だろうと3Dプリンターをバカにした。弟とちがってこういうモノには興味がなかったのだ。しかしそこはやはり男。興味はないがコピー優子の胸に手が伸びる。

「あん?」

 ボワン! と来た揉み応え。めっちゃ豊かでめっちゃキモチイイ弾力。思わず何回も何回も揉みまくってしまう。揉みながら思わずうっとりしかけてしまう。

「仕方ない、これはおれがもらっていくぜ」

 めずらしく顔を赤くしながら、猛はコピー優子を抱きかかえようとした。

「それはダメだ、絶対認めない!」

 こちらもめずらしく素直に応じない弟。いつもは兄に逆らえないが、こればっかりは引き下がれない。すると真治もそこに割って入る。

「ぼくは中野優子の弟だから、コピーはぼくがもらうべきだと思う」
 
 こうして3人はハデに奪い合いを開始。近所だの騒音だの気にしている場合ではない。とにかく優子のコピーを手に入れたい。それさえあれば……それさえあれば……と思うから絶対ゆずろうとはしないのだった。

「こらぁ! 何やってんの!」

 しばらくして橘高家の母がドアを開けた。猛より少し遅れて帰ってきたのだ。彼女が見たのは、ひっくり返ったように散らかった応接間。そしてバラバラになったコピー。見方によっては絶叫してもおかしくない光景。

 結局コピー優子は回収されたあげく捨てられてしまった。そして3Dプリンターは使用禁止となり封印されてしまったのである。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語

jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
 中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ  ★作品はマリーの語り、一人称で進行します。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

職場のパートのおばさん

Rollman
恋愛
職場のパートのおばさんと…

処理中です...