巨乳です。おっぱい星人です。あれこれお話BOX

jun( ̄▽ ̄)ノ

文字の大きさ
86 / 220

この世は金・マネーこそ命・金は儲けたモン勝ち7

しおりを挟む
この世は金・マネーこそ命・金は儲けたモン勝ち7


「うん? なんだかやけに人だかりが……」

 カエルーノは優子を隣にしてホクホク気分で運転していたが、大イベントでもあるのかな? と思わせられる人だかりが気になったので一時停止。

 ウィーンと防弾ガラスの窓を開けると、盛り上がっている方からこちらにやってきた見知らぬ女性に声をかけてみた。

「なにかライブイベントでもあるのですか?」

 すると女性は興奮冷めやらぬ顔で、ふくよか大明神が来ているのよ! と声を荒げていう。

「ふくよか大明神?」

「巨乳になりたい女性の心に寄り添う正義の味方よ!」

 巨乳。無視しづらい言葉が出た。カエルーノは盛り上がっている場所に行きたいなぁと思ったが、横に優子がいるのでいい格好を放棄するわけにはいかない。まさかそんな、巨乳が気になるから見に行きますとか言えば、優子から嫌われる可能性がはげしく上昇するは明らか。

「とりあえずドライブを続けましょうか」

 カエルーノが言うと、優子がシートベルトを外しながら言った。ちょっと見に行ってくると。

「え……」

 なんだそうなの? だったらいっしょに見に行こうと言ってもだいじょうぶだったの? と後悔するカエルーノ。

「あ、カエルーノはここで待っていて、わたしだけで見に行くから」

 車から降りた優子にそう言われると哀愁が車内にうずまく。あぁ、愛しの優子さん! などと何回もつぶやきながらボッチ車内に甘んじるのだった。

「さぁ、あなたも巨乳になりなさい。巨乳になってシアワセをつかみなさい」

 ずいぶんとデカい声が聞こえてきた。前に進みながら優子は、なんじゃそれ? と思ったのだが、次の瞬間にピク! っとなって立ち止まる。

「あれ……今の声って……」

 どこかで聞いたことがあると思いながら再び歩き出す。それは誰だっけ? とか思っていたが、目の前に赤い着物の女子が飛び込むと疑問は解決。

「か、香苗?」

 そう、神のように演説するのは友人の香苗だった。いろいろと突っ込まなきゃいけないって要素がふんだんにあるのだが、明らかに頭がべつの世界に飛んでいるようだった。

「押さないで、押さないで」

 ミルフィーユの前にはすごい人が立ち並んでいるが、となりの空イスの座席には透明ボックスが置かれており、その中にはあふれんほどのお札がつまっている。香苗とミルフィーユにとってみれば、労働で勝ち得た財産。

「香苗」

 優子が声をかけると、それまで神のようにしゃべっていた香苗がビクン! となってしまう。

「ゆ、優子?」

 ハッと顔を横にむければ中野優子がいる。

「ねぇ、いったいなにやってんの?」

 優子が怪訝な顔をするのは当たり前だった。赤い着物にお祓い棒とか何をトチ狂ったのかと言いたくなるコスプレにしか見えない。しかも! 香苗の胸というのは着物でも豊満さがわかる巨乳。香苗の実像を知っている者としては、とても見逃せないところ。

「えっと、えっと……」

 神々しさをすごいスピードで失う香苗、これはやばい……マジでやばい! と真剣に焦りまくる。

「うわぁ、ものすごくキモチいい揉み応え!」

 突然に心からカンゲキするって女性の声が湧き上がる。あ、やべぇ! と香苗は思うが、なに? と優子が声の方に振り向く。

「えぇ!?」

 優子の目が丸くなった。なぜなら自分に似ているとしか思えない人形があって、しかもその格好は自分が持っている服と同じ。あげく巨乳という豊かなふくらみ具合の再現がやけに立派! となり、それを知らない女性が揉みまくりながら、やわらかい弾力がいっぱいでキモチいい! と喜ぶのだから、優子にしてみればだまっていられるわけがない。

「あれはなに?」

 キッと怒る寸前って顔を見せる優子。

「い、いやぁあれはその人形……」

 アハっとかわいく笑って見せる香苗。

「あの人形わたしに似てない?」

 優子に見つめられると香苗の頬に汗が流れる。

「そんな、あれはほら……ただの女の子、ただの巨乳少女って人形だよ。まさかそんな優子をモデルにしたってわけじゃないよ」

 香苗はなんとかウソを通そうとするが、すでに優子は目の前にいない。どうしても気になるって事で人形の前に立つ。そしておそるおそる右手で人形のふくらみをつかみ揉んでみた。

「あぅ!」

 優子の全身にかけめぐった驚き、それは頭が白い世界に飛び込むようなものだった。

「え、やだ……なにこれ……」

 人形のふくらみと思ったら、信じられない手触り。しかもそれは自分が持っている胸のふくらみと同じようにしか思えない。すると周りから優子に対して批判の声が飛んできた。早く代われ! などではなく、あんたには必要ないでしょうというモノ。

「あなたおっぱいが大きい女の子でしょう? どこかに消えなさいよ」

「おまえみたいな恵まれ巨乳は不愉快。回れ右して家に帰れ!」

 周りから巨乳女子たる優子に向けられるひどい言い方の嵐。恵まれない人間はここまで心が荒んでしまうモノなのか的な、この世に蔓延るモノ悲しさが漂う。

「香苗!」

 腹を立てずにいられない優子が香苗に怒りの表情を向ける。

「あ、やば……これは逃げるしかない」

 香苗、ミルフィーユの隣に駆け寄ると、透明ボックスの中に笑いが止まらないくらいお札が入っているのを見て、これくらいあればまぁいいかと納得。それからミルフィーユに逃げようとささやく。

「そうだね、ここはひとまず逃亡ありきだね」

 ボックスを抱えたミルフィーユ、今日は大サービスだから残っている魔法の薬は好きにとっていっていいよと言う香苗、そして大騒ぎとなるその場。それはまるで人間の欲望がリミッター解除されたような騒乱。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語

jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
 中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ  ★作品はマリーの語り、一人称で進行します。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

職場のパートのおばさん

Rollman
恋愛
職場のパートのおばさんと…

処理中です...