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この世は金・マネーこそ命・金は儲けたモン勝ち8
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この世は金・マネーこそ命・金は儲けたモン勝ち8
「香苗! 一体何をやっていた!」
優子が逃げる2人を追いかけ始めた。
「うぉ、優子が本気で走るなんて……」
香苗のおどろきは相当なモノ。なんせ優子は小6でバスト89cmとかブラがEカップという巨乳女子。普段は揺れるのが恥ずかしいからってことで、本気で走るような事はしない。でも今はどうだろう、怒りに塗れた面で本気全開で走っている。つかまったら殺されるんじゃないかって気迫すらただよう。
「ミルフィーユ、どうする?」
「人生の鉄則!」
「なに?」
「謝らない、そして儲けたモノは絶対に返さない! だからちょっと持っていて」
走りながら金がいっぱい入ったボックスを香苗に渡す。そしてミルフィーユ、前方にある出入口に向かってお祓い棒を振りながら叫ぶ。
「出でよロードスター!」
するとどうだろう、ピカピカのロードスターという車が出現。おもちゃでもなんでもなくモノホン車。
「なんだ、いきなり車が……」
優子の帰りを今か今かと待っていたカエルーノ、突然前方にロードスターが出現したのでおどろく。
「香苗、あんたが運転するんだよ」
「うそ、わたし免許持ってない」
「だいじょうぶ、だいじょうぶ、何事もやればできる」
香苗は一瞬、優子に謝ろうかなぁ……と思った。しかしかんたんには許してくれないだろうし、儲けた金を没収される可能性もある。だから人間として当然の事として、やっぱり逃げる! となる。
「こうなったらヤケクソ。ロードスターで逃げ切る!」
香苗、ロードスターの運転席に飛び込むと、成せば成る! と、本気で運転をやろうという姿勢になる。
「えぇ!?」
びっくりする優子を置いていくように、ほんとうに香苗が運転するロードスターが発進。そこで優子、カエルーノのウルトラカーの助手席に駆け込み、あの車を追って! と言った。優子がシートベルトをするとき、ふっくらやわらかそうなふくらみ具合がいい絵だなぁと見惚れたいカエルーノだったが、早く! などと急かされてはボーッとしていられない。
「優子さんのためなら!」
カエルーノの超すごい車が動き出した。これはもう楽勝でしょう、すぐにロードスターは捕まるでしょうと思う優子だった。しかし! 公道というのは色んな意味でアンフェアなステージ。たとえ馬力が低くても、小さく小回りが利くロードスターの方が快適にスイスイ進んでどんどん離れていく。
「ちょっと、カエルーノ、何やってんの」
優子が失望ボイスを発すると、カエルーノの心は燃える。優子に良い格好をして見せたい、逆に言えばダサい姿を見せられない、ゆえにここは何としてもあのロードスターを捕獲せねばならないと思う。でも焦れば焦るほど目の前の敵はサメのようなスピードで逃げていく。
「香苗、すごい! ブレーキングの腕前が一流じゃん」
「それが何かは知らないけど必死にやってるだけ!」
「エンブレの利かせ方とかプロ級。香苗、将来はレーサーになったらどう? それで稼げばいいんじゃない?」
「やだよ、そんな色気のない仕事はしたくない」
そんな会話がロードスターの中では成されていた。車の動きだけみれば一流ドライバーとしか思えない事を、なぜか香苗はやってのけていた。
「こうなったら仕方がない」
カエルーノがつぶやくと、ギュワーンと音が鳴る。すると超すごい車がオープンカーになる。
「何する気?」
風にやわらかいショートヘアーを愛撫される優子が質問すると、カエルーノは車をオートパイロットに切り替える。そしてどこからともなくバズーカーを持って立ち上がる。
「こうなったらあのロードスターを破壊するのみ」
「え、ちょっと待って! 中の人間が死んだらダメだなんだよ」
「やはり優子さんは名前のとおり優しくてステキな女の子ですね。でもご安心を、撃つのは特殊な弾丸です。何が特殊かといえば人間を燃やしません。しかも周りに火があったら砕けた破片で炎を吸収するという、まさに平和主義者がつくった爆弾。未来は人を殺さない戦争が流行るかもしれませんね」
「ま、まぁ……人が死なないならそれでいいよ」
「優子さんの優しさ……胸に染みます。では!」
グッと構えるカエルーノ、海中生物みたいな速度で逃げ回る前者に狙いを定める。そして大きな声で叫んだ。
「優子さんの優しさをかみしめるがいい!」
言った次、ドーン! とすさまじくぶっとい音が鳴り響き、バズーカーより火の玉が飛び出る。それは明るい昼間でもサングラスが必要かと思うほどまぶしくて熱い巨大な玉。そしてそれは魚みたいに動いていたロードスターに直撃となる。
―どっかーんー
日常って言葉を無視した大爆発が発生。すると……香苗と金の入ったボックスを抱きしめるミルフィーユが大空へと放り出される。
「え……」
あのまま落ちたらやばくない? と優子は青ざおめ、カエルーノの方に目をやった。
「だいじょうぶ、わたしは優子さんの優しさに寄り添いますから」
カエルーノは車の後部座席よりウィーンと巨大な扇風機を出現させた。そして金の亡者たる2人に向けて風を送ると、気の毒な2人の体はすぐ近くにあった川に向かっていき、バッチャーン! と落下した。
「うほ、うぐ……」
突然川の深いところに沈んだ香苗、たっぷり水中で悶えてから死にそうな顔を外に出す顔を出す。そしてミルフィーユより先にお金の方を心配する。
「あぁ!」
なんと……ミルフィーユが抱えていたボックスは壊れていた。だから中のお金がたっぷりイヤほど水分を吸ってやぶけていく。
「お、お金、お金が」
香苗は泣きそうな顔で焦る。
「あぁ、労働の対価が……」
やっと水面から出てきたミルフィーユも、無残な金の死体に嘆くだけ。まともなお札として拾い上げられたのは1枚もない。
「これで一見落着ですね」
バズーカーを後部座席に放り投げ、天井を閉じるカエルーノ。オートパイロットを解除すると自分の手でハンドルを握ったが、すぐそこに一時停止。優子に頼まれたから止まったわけではない。
―ありがとうカエルーノー
カンゲキした優子が自分に抱きついてくるのではないか? とウホウホな期待をしていた。なんせ今は人間、しかも優子好みな男子の姿だから、甘い想像がカロリー劇高なスィーツみたいになる。ところが優子は特になんともない顔でスルスルっとシートベルトを外し、そのままサクっと車から降りて一言。
「じゃぁ」
もうカエルーノに用はないからって冷めた態度がいかにも女子らしくクールそのもの。
「あ、あの優子さん……」
それだけなんですか? と言いかけたが、優子はもうすでに歩き出していて車から離れていく。
「く!」
ハンドルを握り、いくらなんでも! と言いかけた。しかしたまたまラジオより流れてきた曲が、そこにあるきれいな心満載な歌詞が
カエルーノの心をひとまず慰める。
―ららら、見返りなんか求めちゃいけない。ららら、ただ人の心に寄り添う努力をするだけ。ららら、金なんか追いかけちゃいけない。ららら、ただそこに人の心と喜びがあればいい。ぼくらはみんな愛に生きている。ぼくらはみんな無償の努力に生きている。だからお金も見返りもぼくらには必要ないんだー
「そうだ……優子さんがシアワセならそれでいいんだ。それ以上のモノを求めるのがまちがっているんだ」
気を取り直したカエルーノ、今日はひとりドライブで哲学にふけろうと決め車を走らせていく。
「さて香苗たちは……」
こちらは橋の上から川を見下ろす優子。するとそこでは、金の残骸を必死になって拾い集める香苗とミルフィーユの姿があった。それはもうあさましく見苦しいサマであり、金に心を奪われた者の末路感がハンパない。
「ま……いっか」
ほんとうは香苗の首を絞めて、いったい何をしていた! と問い詰めるつもりだった。でもあの哀れなサマを見ると放っておこうとしか思えない。気の毒な者は赦してやるしかないのだという、豊かな胸のふくらみに似合うおおらかな心になれていた。だから優子は、今日はもう何も問わないとしてその場より去っていく。
「香苗! 一体何をやっていた!」
優子が逃げる2人を追いかけ始めた。
「うぉ、優子が本気で走るなんて……」
香苗のおどろきは相当なモノ。なんせ優子は小6でバスト89cmとかブラがEカップという巨乳女子。普段は揺れるのが恥ずかしいからってことで、本気で走るような事はしない。でも今はどうだろう、怒りに塗れた面で本気全開で走っている。つかまったら殺されるんじゃないかって気迫すらただよう。
「ミルフィーユ、どうする?」
「人生の鉄則!」
「なに?」
「謝らない、そして儲けたモノは絶対に返さない! だからちょっと持っていて」
走りながら金がいっぱい入ったボックスを香苗に渡す。そしてミルフィーユ、前方にある出入口に向かってお祓い棒を振りながら叫ぶ。
「出でよロードスター!」
するとどうだろう、ピカピカのロードスターという車が出現。おもちゃでもなんでもなくモノホン車。
「なんだ、いきなり車が……」
優子の帰りを今か今かと待っていたカエルーノ、突然前方にロードスターが出現したのでおどろく。
「香苗、あんたが運転するんだよ」
「うそ、わたし免許持ってない」
「だいじょうぶ、だいじょうぶ、何事もやればできる」
香苗は一瞬、優子に謝ろうかなぁ……と思った。しかしかんたんには許してくれないだろうし、儲けた金を没収される可能性もある。だから人間として当然の事として、やっぱり逃げる! となる。
「こうなったらヤケクソ。ロードスターで逃げ切る!」
香苗、ロードスターの運転席に飛び込むと、成せば成る! と、本気で運転をやろうという姿勢になる。
「えぇ!?」
びっくりする優子を置いていくように、ほんとうに香苗が運転するロードスターが発進。そこで優子、カエルーノのウルトラカーの助手席に駆け込み、あの車を追って! と言った。優子がシートベルトをするとき、ふっくらやわらかそうなふくらみ具合がいい絵だなぁと見惚れたいカエルーノだったが、早く! などと急かされてはボーッとしていられない。
「優子さんのためなら!」
カエルーノの超すごい車が動き出した。これはもう楽勝でしょう、すぐにロードスターは捕まるでしょうと思う優子だった。しかし! 公道というのは色んな意味でアンフェアなステージ。たとえ馬力が低くても、小さく小回りが利くロードスターの方が快適にスイスイ進んでどんどん離れていく。
「ちょっと、カエルーノ、何やってんの」
優子が失望ボイスを発すると、カエルーノの心は燃える。優子に良い格好をして見せたい、逆に言えばダサい姿を見せられない、ゆえにここは何としてもあのロードスターを捕獲せねばならないと思う。でも焦れば焦るほど目の前の敵はサメのようなスピードで逃げていく。
「香苗、すごい! ブレーキングの腕前が一流じゃん」
「それが何かは知らないけど必死にやってるだけ!」
「エンブレの利かせ方とかプロ級。香苗、将来はレーサーになったらどう? それで稼げばいいんじゃない?」
「やだよ、そんな色気のない仕事はしたくない」
そんな会話がロードスターの中では成されていた。車の動きだけみれば一流ドライバーとしか思えない事を、なぜか香苗はやってのけていた。
「こうなったら仕方がない」
カエルーノがつぶやくと、ギュワーンと音が鳴る。すると超すごい車がオープンカーになる。
「何する気?」
風にやわらかいショートヘアーを愛撫される優子が質問すると、カエルーノは車をオートパイロットに切り替える。そしてどこからともなくバズーカーを持って立ち上がる。
「こうなったらあのロードスターを破壊するのみ」
「え、ちょっと待って! 中の人間が死んだらダメだなんだよ」
「やはり優子さんは名前のとおり優しくてステキな女の子ですね。でもご安心を、撃つのは特殊な弾丸です。何が特殊かといえば人間を燃やしません。しかも周りに火があったら砕けた破片で炎を吸収するという、まさに平和主義者がつくった爆弾。未来は人を殺さない戦争が流行るかもしれませんね」
「ま、まぁ……人が死なないならそれでいいよ」
「優子さんの優しさ……胸に染みます。では!」
グッと構えるカエルーノ、海中生物みたいな速度で逃げ回る前者に狙いを定める。そして大きな声で叫んだ。
「優子さんの優しさをかみしめるがいい!」
言った次、ドーン! とすさまじくぶっとい音が鳴り響き、バズーカーより火の玉が飛び出る。それは明るい昼間でもサングラスが必要かと思うほどまぶしくて熱い巨大な玉。そしてそれは魚みたいに動いていたロードスターに直撃となる。
―どっかーんー
日常って言葉を無視した大爆発が発生。すると……香苗と金の入ったボックスを抱きしめるミルフィーユが大空へと放り出される。
「え……」
あのまま落ちたらやばくない? と優子は青ざおめ、カエルーノの方に目をやった。
「だいじょうぶ、わたしは優子さんの優しさに寄り添いますから」
カエルーノは車の後部座席よりウィーンと巨大な扇風機を出現させた。そして金の亡者たる2人に向けて風を送ると、気の毒な2人の体はすぐ近くにあった川に向かっていき、バッチャーン! と落下した。
「うほ、うぐ……」
突然川の深いところに沈んだ香苗、たっぷり水中で悶えてから死にそうな顔を外に出す顔を出す。そしてミルフィーユより先にお金の方を心配する。
「あぁ!」
なんと……ミルフィーユが抱えていたボックスは壊れていた。だから中のお金がたっぷりイヤほど水分を吸ってやぶけていく。
「お、お金、お金が」
香苗は泣きそうな顔で焦る。
「あぁ、労働の対価が……」
やっと水面から出てきたミルフィーユも、無残な金の死体に嘆くだけ。まともなお札として拾い上げられたのは1枚もない。
「これで一見落着ですね」
バズーカーを後部座席に放り投げ、天井を閉じるカエルーノ。オートパイロットを解除すると自分の手でハンドルを握ったが、すぐそこに一時停止。優子に頼まれたから止まったわけではない。
―ありがとうカエルーノー
カンゲキした優子が自分に抱きついてくるのではないか? とウホウホな期待をしていた。なんせ今は人間、しかも優子好みな男子の姿だから、甘い想像がカロリー劇高なスィーツみたいになる。ところが優子は特になんともない顔でスルスルっとシートベルトを外し、そのままサクっと車から降りて一言。
「じゃぁ」
もうカエルーノに用はないからって冷めた態度がいかにも女子らしくクールそのもの。
「あ、あの優子さん……」
それだけなんですか? と言いかけたが、優子はもうすでに歩き出していて車から離れていく。
「く!」
ハンドルを握り、いくらなんでも! と言いかけた。しかしたまたまラジオより流れてきた曲が、そこにあるきれいな心満載な歌詞が
カエルーノの心をひとまず慰める。
―ららら、見返りなんか求めちゃいけない。ららら、ただ人の心に寄り添う努力をするだけ。ららら、金なんか追いかけちゃいけない。ららら、ただそこに人の心と喜びがあればいい。ぼくらはみんな愛に生きている。ぼくらはみんな無償の努力に生きている。だからお金も見返りもぼくらには必要ないんだー
「そうだ……優子さんがシアワセならそれでいいんだ。それ以上のモノを求めるのがまちがっているんだ」
気を取り直したカエルーノ、今日はひとりドライブで哲学にふけろうと決め車を走らせていく。
「さて香苗たちは……」
こちらは橋の上から川を見下ろす優子。するとそこでは、金の残骸を必死になって拾い集める香苗とミルフィーユの姿があった。それはもうあさましく見苦しいサマであり、金に心を奪われた者の末路感がハンパない。
「ま……いっか」
ほんとうは香苗の首を絞めて、いったい何をしていた! と問い詰めるつもりだった。でもあの哀れなサマを見ると放っておこうとしか思えない。気の毒な者は赦してやるしかないのだという、豊かな胸のふくらみに似合うおおらかな心になれていた。だから優子は、今日はもう何も問わないとしてその場より去っていく。
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