169 / 220
カルロッタ、リターン! 女ってこえぇぇ!! 4
しおりを挟む
カルロッタ、リターン! 女ってこえぇぇ!! 4
人間姿のまま、つまりイケメンと巨乳美女のままってカエルーノとカルロッタが喫茶店から離れた裏山の中にやってきた。ただしカルロッタの方は格好が変わっている。女剣士というキブンに浸って自分を高めたいというのか、ピンク色の着物姿で手に日本刀を持っている。
「ではカルロッタ、始めようか」
カエルーノもスーッと背中から日本刀を取り出す。同じ武器で戦うというのは、相手の事を考えてではない。自分が勝つにせよ万が一負けるにせよ余計な念を抱かずに済むという利点があるから。
「む!」
カルロッタが霞の構えを取った。
(ふん、霞は前方を威嚇する以外にメリットがない。この勝負……もらった!)
カエルーノは八相の構えを取る。そして2人の間の空気が突然緊張感にあふれヒリっとなる。
(一発で決める)
カエルーノ、ジリ、ジリっと前方に進み空気が背中を押す瞬間を持つ。それが瞬発力の発動であり、霞の構えがガードしにくい中段へ切り込むと決めている。そしてその瞬間が来た、カエルーノが目にもとまらぬ速さで相手との距離を詰めた!
「もらったぞカルロッタ!」
まさにカエルーノの勝利と思われた。が、そのときカルロッタに信じられないまったく予想できなかった動きが生じたのだ。
「乙女バックムーブ!」
言ったカルロッタの体が構えを崩さないそのまま、スーッと真後ろに流れる幽霊のように移動したではないか。
「な、なにぃ!」
カルロッタを斬った! と確信していたカエルーノの刀が空振りとなる。そして両目を大きく開いて完全無防備で固まってしまったところへ、今度はカルロッタがスーッと勢いよく前進してきた。
「カエルーノ、昇天!」
いま、カルロッタが叫んだ。そして日本刀をまっすぐカエルーノにブッ刺す! が、偶然なのか、それとも故意なのか、剣はベルトのバックルに刺さった。だがそれを砕くだけの衝撃はあって、カエルーノが衝撃で青ざめた所に振り回した日本刀が峰打ち攻撃をして、それが下からカエルーノの顔面にクリーンヒット!
「うぉぉぉぉ!!!」
ズザザザザ! っと転がったカエルーノ、これはたまらんとばかりうつぶせに転がったまま痛みまみれな顔面を手で抑える。
「勝負あり! わたしの勝ち! でしょう?」
カルロッタ、男の背中をグイグイっと踏みつける。
「く、わ、わかった、カルロッタの勝ちだ……」
それを聞いたカルロッタ、だったらわたしだけを見てわたしと付き合うよね? と脅迫調で迫る。
「も、もちろんだ……」
「心がこもっていない、ちゃんとこう言って。カルロッタ、きみだけを見て生きていくよって」
「げぇ……」
「なんだって?」
「あ、いや、カルロッタ、きみだけを見て生きていくよ」
カエルーノ、とりあえずここは潔く負けを認めて、しばらくおとなしくしていればいいだろうと男らしいあざとい考えを持つ。
「よし、じゃぁカエルーノ……」
ここでカルロッタは突然に倒れているカエルーノの手をつかんだ。なんだ? 何をする気だ? とか思ったら、カエルーノの親指をグイっとオレンジ色の朱肉に押し付け、そして紙にムリヤリ押させた。
「拇印?」
「そう、この紙にはこう書いてあるよ。このカルロッタを泣かせたら、浮気したら、他の女に心を捧げようとするなら、わたしカエルーノは去勢しますと」
「きょ、去勢!?」
「なんなら片目も潰すって書き足そうか?」
カルロッタ、ハッと身軽な動きでカエルーノから離れると、やや誇らしげに紙を手にもって言うのだった。
「カエルーノ! 男だというなら潔く負けを認め、そして自分の印に誓って心を入れ替えなさい」
「ぐぅ……わ、わかりました……」
カエルーノ、ばったりうつぶせに倒れ脱力。そして思うのだった。こんな事が起こるとわかっていたら、替え玉にパトロールをさせるべきだったと。さらには心密かにこうも思った。後で記憶の特定部分を消すって薬を部下に発明させ、それをカルロッタに飲ませればいいじゃないか! などと。
人間姿のまま、つまりイケメンと巨乳美女のままってカエルーノとカルロッタが喫茶店から離れた裏山の中にやってきた。ただしカルロッタの方は格好が変わっている。女剣士というキブンに浸って自分を高めたいというのか、ピンク色の着物姿で手に日本刀を持っている。
「ではカルロッタ、始めようか」
カエルーノもスーッと背中から日本刀を取り出す。同じ武器で戦うというのは、相手の事を考えてではない。自分が勝つにせよ万が一負けるにせよ余計な念を抱かずに済むという利点があるから。
「む!」
カルロッタが霞の構えを取った。
(ふん、霞は前方を威嚇する以外にメリットがない。この勝負……もらった!)
カエルーノは八相の構えを取る。そして2人の間の空気が突然緊張感にあふれヒリっとなる。
(一発で決める)
カエルーノ、ジリ、ジリっと前方に進み空気が背中を押す瞬間を持つ。それが瞬発力の発動であり、霞の構えがガードしにくい中段へ切り込むと決めている。そしてその瞬間が来た、カエルーノが目にもとまらぬ速さで相手との距離を詰めた!
「もらったぞカルロッタ!」
まさにカエルーノの勝利と思われた。が、そのときカルロッタに信じられないまったく予想できなかった動きが生じたのだ。
「乙女バックムーブ!」
言ったカルロッタの体が構えを崩さないそのまま、スーッと真後ろに流れる幽霊のように移動したではないか。
「な、なにぃ!」
カルロッタを斬った! と確信していたカエルーノの刀が空振りとなる。そして両目を大きく開いて完全無防備で固まってしまったところへ、今度はカルロッタがスーッと勢いよく前進してきた。
「カエルーノ、昇天!」
いま、カルロッタが叫んだ。そして日本刀をまっすぐカエルーノにブッ刺す! が、偶然なのか、それとも故意なのか、剣はベルトのバックルに刺さった。だがそれを砕くだけの衝撃はあって、カエルーノが衝撃で青ざめた所に振り回した日本刀が峰打ち攻撃をして、それが下からカエルーノの顔面にクリーンヒット!
「うぉぉぉぉ!!!」
ズザザザザ! っと転がったカエルーノ、これはたまらんとばかりうつぶせに転がったまま痛みまみれな顔面を手で抑える。
「勝負あり! わたしの勝ち! でしょう?」
カルロッタ、男の背中をグイグイっと踏みつける。
「く、わ、わかった、カルロッタの勝ちだ……」
それを聞いたカルロッタ、だったらわたしだけを見てわたしと付き合うよね? と脅迫調で迫る。
「も、もちろんだ……」
「心がこもっていない、ちゃんとこう言って。カルロッタ、きみだけを見て生きていくよって」
「げぇ……」
「なんだって?」
「あ、いや、カルロッタ、きみだけを見て生きていくよ」
カエルーノ、とりあえずここは潔く負けを認めて、しばらくおとなしくしていればいいだろうと男らしいあざとい考えを持つ。
「よし、じゃぁカエルーノ……」
ここでカルロッタは突然に倒れているカエルーノの手をつかんだ。なんだ? 何をする気だ? とか思ったら、カエルーノの親指をグイっとオレンジ色の朱肉に押し付け、そして紙にムリヤリ押させた。
「拇印?」
「そう、この紙にはこう書いてあるよ。このカルロッタを泣かせたら、浮気したら、他の女に心を捧げようとするなら、わたしカエルーノは去勢しますと」
「きょ、去勢!?」
「なんなら片目も潰すって書き足そうか?」
カルロッタ、ハッと身軽な動きでカエルーノから離れると、やや誇らしげに紙を手にもって言うのだった。
「カエルーノ! 男だというなら潔く負けを認め、そして自分の印に誓って心を入れ替えなさい」
「ぐぅ……わ、わかりました……」
カエルーノ、ばったりうつぶせに倒れ脱力。そして思うのだった。こんな事が起こるとわかっていたら、替え玉にパトロールをさせるべきだったと。さらには心密かにこうも思った。後で記憶の特定部分を消すって薬を部下に発明させ、それをカルロッタに飲ませればいいじゃないか! などと。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語
jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ
★作品はマリーの語り、一人称で進行します。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる