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なぐさめて欲しい小恋ちゃんと巨乳女子になった真治3
しおりを挟む「真治、いっしょに帰ろうぜ」
真治の友人こと橘高重は内心ドキドキで誘う。なんせ真治は時々ふっと、生まれた時からのかわいい巨乳女子です! に変身する。そして今はまさにそれ、これはもうずっとずっと真横に置いておきたくなる存在。
「ん……いいよ」
あぁ、この返し……そしてかわいい声に反応、そしてスクっと立ち上がったらTシャツの豊かなふくらみ部分がフルっと揺れる。それらの魅力は、まるでいけないキモチに誘うスィーツみたいとか思う重だった。
(やったぜ!)
少年にとって見れば真横に魅力的な女子がいるというのは最高の絵姿。たったそれだけで世界を征服したような快感が得られる。
(ん……)
橘高重、となりが男子の真治であれば並んだ時の距離というのは冷静にキープできる。でもいまはちがう、キープしたくない、だから意図してフラフラする。
(なんで女になると……いいニオイがするんだ)
フワーっと漂ってくるいいニオイ、同じ人間にして異種の香り、男子のハートを心地よく焼くような魔力あり。
(デカ……)
いいニオイに溺れながら、しかと見るべきは見る! これこそ男子の正しい人生! とばかり、重は何度も巨乳ってふくらみ部分をチラチラっと見る。すると困ったと顔を赤くする女子に言われてしまう。
「あのさぁ……橘高」
「な、なんだよ」
「もうちょっと……遠慮して欲しいかなって……そんなにおっぱいばかり見つめ続けられると……恥ずかしいかなって」
となりの女子がそう言って恥じらっている顔を向けた。すると男子のハートはズッキューン! と痛みみたいなモノを感じる。まったくなんという防御力だと思わざるを得ない。
「で、でもさぁ、真治……」
「な、なに?」
「お、おまえだって……男子の時は……特にお姉ちゃんの巨乳にチラチラ目線を向けていたはず」
「そ、それはそうだけれど……でもさ、見る側と見られる側は全然ちがうんだよ。そこはもうちょい……思いやって欲しいなぁ」
巨乳女子がクゥっと甘く恥じらうと、重は感心を通り越して尊敬の念すら抱く。なんという順応性、なんと見事な女子力、これがほんとうに昨日は男同士で歩きながら会話した者だろうかと思わずにいられない。その真治がさらに続けて、かわいく恥じ入りながら言うのであった。
「ま、まぁ……でも……キモチはわかるからさ、だからほら、こっちが仕方ないなって思うところで目線外して。それならおっぱいに目線向けられても流しやすいから」
すご! なにこいつ、こんなのホレるしかなくなるじゃん! と重はコーフンしそうになる。そして男子らしく調子に乗った。今なら甘えさせてくれるかもしれない。巨乳っておっぱいに甘えたいと訴えたら応じてくれるかもしれないと考える。
「な、なぁ……真治」
「あ、その声……なんかエロい事を考えたな?」
「ぅぐ……」
「あ、図星!」
「く……するどいやつめ……」
「でも途中で切られると嫌だから言うように!」
「い、一回でいいから……その巨乳に甘えさせて欲しいとか思っただけだ」
重、言った恥ずかしさからすぐ言い訳を付け加えようとする。ところが隣の反応は予想とはちがった。
「いいよ……」
「え? いま何て……」
「ただし! そういうのはちゃんと愛情をもらったからのお返し。相思相愛、愛情がしっかり育ったとかなら、それなら応じる。でもそれ以外ではダメ!」
重、こいつってほんとうに生まれた時から女で、男の真治っていう方が趣味でやっているのではないか? と言いたくなる。
しかし、たとえおっぱいに甘えさせてもらえなくても、チラチラ見て乳揉みを想像したりはしたい、そしていいニオイをいっぱい吸い込む事もしたい、だから家に来ないか? と誘う。
「あ、ごめん、今日はダメ」
「えぇ……なんだよ、なんか用事でもあるのかよ」
巨乳女子といっしょにいたい、あわよくばラッキースケベで巨乳に甘えたいとか思う男子は食い下がろうとする。
「橘高……」
「な、なんだ?」
「あんまりしつこいと女に嫌われるよ?」
「うぐ……」
「ごめんね」
えへっとやった女子の顔がかすかに赤らんだら、それはもうノックアウトである。それを見せられてなおも食い下がるなんて、そんな無粋なことなどできるはずもない。
「じゃぁね!」
心地よい時間はあっという間に終焉となり、真治がバイバイと手を振る。
「あ、あぁ……」
真治、明日も女で来いよ、っていうか……おまえずっとその巨乳女子のままでいろよ! と言いたかった。でもそれを言いづらくさせる女子力オーラが浮かんでいるから言えなかった。
(仕方ない、家に帰ったらオナニーしてスッキリするしかない)
重は去っていく女子の後姿を見てせつなさをこらえる。あんな彼女が欲しい、あんな彼女が欲しいんだよぉとか思いながら、オナニーするため大急ぎで家に帰るのだった。
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