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第19話 パーティーの後
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義姉たちはいくら侯爵家のご令嬢だとしても、成績は落第寸前、お友達のことは奴隷みたいに扱うので、だんだん周りに人がいなくなってきた。
私は義姉たちが義理の姉妹だと言うことが恥ずかしくなってきた。出来れば他人になりたい。
苗字が違うので、あまり知られていないことだけが幸いだった。
聞くところによると、ダンスパーティも散々だったらしい。
私の婚約者を、相手が子どもだとか、爵位を継げないなら、貧乏平民だと言うけど、義姉たちはまだ結婚のお話などでていない。
わかっているので、せっかく国内のめぼしい貴族のご子息が参加するパーティーに気合を入れて臨んだわけだが、誰からも誘われなかったらしい。
でも、本人たちは強気だ。
「制服姿でしょぼくれているより、はるかにマシよ」
「あの姿を見たら本当に可哀想になったわ」
「パーティにわざと出ないで、婚約してもらおうとすがっているらしいわ。哀れね」
すごい。
どこをどう解釈したら、そう言う結論になるのだろう。
「学園のダンスパーティでは、どなたと踊られましたの?」
この際だから、聞いてやった。
二人は一瞬、ものすごく焦った顔になった。
モートン様の言う通り、バカなのでいい嘘が思いつかないらしい。
「あ、あんまり多すぎて、お名前の方を忘れてしまったの」
ようやくアンが言った。
「さすがは義姉様。お義母様に報告しなくては」
「私たち、義姉ではありません」
変なところに引っかかるな。
「伯爵家風情では、さぞ羨ましいでしょうが、私たちを姉と呼ぶだなんて、厚かましいですわ」
ええ、面倒くさい。
二人はツンツンしていたが、たまたま通りかかった義母が黙っていなかった。
「アン、ステラ、どなたからお誘いがあったの?」
誘われなかったらしいと、噂では確認が取れている。
ヤバい。
義母の目つきが真剣だったので、私はその場を急いで離れた。
不吉な予感がする。
私は関係ありませんので!
今回のダンスパーティ、噂によると、二人とも一度もダンスに持ち込めていない。
かわいそうなどこぞの男爵家の嫡男は、アンとステラに壁の角に追い込まれ、三人で踊るよう迫られたが、ドレスの裾の間を這って脱出に成功したと言う武勇伝がまことしやかに流布している。
義母のあの勢いだと、思いつきで無関係な人物の名前をしゃべり出すかも知れない。
義母のことだ。お茶に呼べとか言い出すに決まってる。
当然、二人は、恥ずかしいから声がかけられないとかごねるだろう。だって本当はダンスに誘われていないのだから。
あの場にいれば、絶対、代わりに呼んでこいとか要らない用事を言いつけられそう。
「どうしてそんなに記憶力がないの! ダンスのお相手の名前がわからないだなんて!」
ついに義母が怒鳴って、私の部屋まで聞こえてきた。
「お誘いの手紙が来るまで待ちたいですって? 気が長すぎる!」
手紙なんか届くわけがない。
ところがである。
意外なことに、何の心当たりもないのに、伯爵家にはなんと三通のお手紙が届いたのだった。
私は義姉たちが義理の姉妹だと言うことが恥ずかしくなってきた。出来れば他人になりたい。
苗字が違うので、あまり知られていないことだけが幸いだった。
聞くところによると、ダンスパーティも散々だったらしい。
私の婚約者を、相手が子どもだとか、爵位を継げないなら、貧乏平民だと言うけど、義姉たちはまだ結婚のお話などでていない。
わかっているので、せっかく国内のめぼしい貴族のご子息が参加するパーティーに気合を入れて臨んだわけだが、誰からも誘われなかったらしい。
でも、本人たちは強気だ。
「制服姿でしょぼくれているより、はるかにマシよ」
「あの姿を見たら本当に可哀想になったわ」
「パーティにわざと出ないで、婚約してもらおうとすがっているらしいわ。哀れね」
すごい。
どこをどう解釈したら、そう言う結論になるのだろう。
「学園のダンスパーティでは、どなたと踊られましたの?」
この際だから、聞いてやった。
二人は一瞬、ものすごく焦った顔になった。
モートン様の言う通り、バカなのでいい嘘が思いつかないらしい。
「あ、あんまり多すぎて、お名前の方を忘れてしまったの」
ようやくアンが言った。
「さすがは義姉様。お義母様に報告しなくては」
「私たち、義姉ではありません」
変なところに引っかかるな。
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ええ、面倒くさい。
二人はツンツンしていたが、たまたま通りかかった義母が黙っていなかった。
「アン、ステラ、どなたからお誘いがあったの?」
誘われなかったらしいと、噂では確認が取れている。
ヤバい。
義母の目つきが真剣だったので、私はその場を急いで離れた。
不吉な予感がする。
私は関係ありませんので!
今回のダンスパーティ、噂によると、二人とも一度もダンスに持ち込めていない。
かわいそうなどこぞの男爵家の嫡男は、アンとステラに壁の角に追い込まれ、三人で踊るよう迫られたが、ドレスの裾の間を這って脱出に成功したと言う武勇伝がまことしやかに流布している。
義母のあの勢いだと、思いつきで無関係な人物の名前をしゃべり出すかも知れない。
義母のことだ。お茶に呼べとか言い出すに決まってる。
当然、二人は、恥ずかしいから声がかけられないとかごねるだろう。だって本当はダンスに誘われていないのだから。
あの場にいれば、絶対、代わりに呼んでこいとか要らない用事を言いつけられそう。
「どうしてそんなに記憶力がないの! ダンスのお相手の名前がわからないだなんて!」
ついに義母が怒鳴って、私の部屋まで聞こえてきた。
「お誘いの手紙が来るまで待ちたいですって? 気が長すぎる!」
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