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淫欲八姫
第17話 ちゃんと綺麗になっているか不安だったりするし。
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一人っ子の俺が自分より年下の子と一緒にお風呂に入るのは初めてだったので何をすればいいのかわからないのだけれど、それ以前に小さな女の子と一緒にお風呂に入っても良いものなのだろうか。
アスモちゃんが俺よりも頭一つ分くらい小さいのは周知の事実なのだが、もしかしたら背が低いだけで年齢は上なのかもしれない。
それはそれで良くないことのようにも思えるのだけれど、確かめておいた方が良いような気がして、俺は当たり障りのない話に混ぜてごく自然に年齢を確かめるのだ。
「オレは十四歳くらいなはずだよ。この世界に生まれ落ちたのが誕生日だとしたら、先月十四歳になったばかりだからね。特にお祝いとかはなかったんだけど、祝われるような年齢でもないってことだからな。それだけオレも大人になったって事さ」
「十四歳って事は、俺とあんまり年齢変わらないんだな。それに、先月誕生日だったって、俺と同じ月の生まれって事になるのかな。この世界の時間と俺のいた世界の時間の流れが一緒だったらってことになるけど」
「基本的なモノは変化ないんじゃないかな。言葉とか文字とか文化とかは違いはあると思うんだけど、生き物が生きていくうえで欠かせないものは共通しているんだと思うよ。だって、“まーくん”がこうしてこの世界で普通に生きていられるって時点でそれを証明しているよね。噂によると、広い宇宙の中には立った時の膝くらいの高さまでしか酸素が無い星もあるらしいからね。その星では多くの生き物が匍匐前進か逆立ちして行動しているって話だよ」
「何それ、絶対面白いじゃん。そんな変な場所に行ってみたいとは思わないけど、一回は見て見たいかも。逆立ちして暮らしているとか匍匐前進で行動しているとか、絶対に面白いに決まってるよね。それって、どこに行ったら見れるのかな?」
「そんなに興奮することでもないと思うけど。それに、オレはそんな噂を聞いただけで本当にそんな場所があるのか知らないし。それこそ、イザーちゃんとか八姫の人に聞いてみたらいいんじゃないかな。八姫の人って自由に他の世界に行ったりしてるって話だし、そんな世界の事も知っているんじゃないかな」
「八姫は他の世界に自由に行ったりしているってことは、俺がいた世界にイザーちゃんが来ていたって事で証明されてるもんね。あのベッドが転移装置って事なんだろうけど、世界を移動する装置って、もっと機械的になモノとか立派な扉とかなのかと思ってたよ」
アスモちゃんが俺よりも年下だという事が確定したわけだが、思っていたよりも年齢が近いという事が衝撃だった。
小学校低学年とはいかなくてもそれに近い年齢だと思っていたので、俺とあまり年齢が変わらないというのは驚きでしかなかった。見た目を気にせずに言動を見ているとそれも納得出来るのだけれど、この小さな女の子にしか見えない見た目では俺と年齢が近いというのは信じられない。
「“まーくん”って、お風呂に入る時って誰かと一緒だったりするの?」
「小さい時は親と一緒に入ってたと思うんだけど、いつからか一人で入るようになってたな。それからはずっと一人で入っているよ。だから、今日も一人で入ろうと思うんだけど」
「お風呂に一人で入るのもいいけどさ、今日だけはオレの頭を洗っておくれよ。もしかしたら、オレの頭に返り血が付いているかもしれないから綺麗にして欲しいんだよね。自分じゃ見えない位置だから、ちゃんと綺麗になっているか不安だったりするし」
「返り血って、あの筋肉モリモリの大男の返り血を浴びたの?」
「まさか、オレは人間相手にそんなになるまでやらないよ。血が出るようなことはしてないはずだよ」
「じゃあ、返り血って、誰の返り血なの?」
「誰のって、皇帝だよ。皇帝カムショットと他の戦闘員メイドの返り血だよ。あいつって本当に最悪でさ、“まーくん”についていくのはオレじゃなくて他のメイドにしようとしてたんだよ。そんなのってありえないでしょ。オレがどれだけこの日を待っていたと思っているんだろうね。皇帝曰く、オレは“まーくん”に迷惑をかけるから一緒に行動するのは良くないんだって。そんなことないのにね。“まーくん”はオレが一緒に行動して迷惑だと思ってるのかな?」
「迷惑だとは思っていないよ。アスモちゃんが一緒だと安心出来るからね」
兄弟がいない俺はアスモちゃんと一緒にいて妹が出来たみたいで楽しいと思っている。
妹にしては結構武闘派でしっかりしている面が多くて俺が引っ張られている面も否めないが、時々見せる可愛らしい一面はしっかりと女の子なんだという事を認識させてくれる。
それなので、こうして一緒にお風呂に入ろうという誘いに乗っていいのかダメなのか判断が出来ない。
アスモちゃんのためにも、俺のためにも、イザーちゃんのためにも断った方が良いのだとは思うけれど、今は断りにくい感じになっている。
なぜなのかはわからないが、アスモちゃんは洗面台の空いているスペースに鋭い刃のついたナイフや何に使うのかわからない金属の塊を並べていた。
それをどこに隠し持っていたのかもわからないし、何に使うのかもわからない。
ただ、ここで俺が一緒にお風呂に入るという事を断ってしまうと、それらが俺にとっても痛いことをするような気がしてならない。
そんな目に遭ったら、俺はイザーちゃんに会う前に死んでしまうだろうな。
アスモちゃんが俺よりも頭一つ分くらい小さいのは周知の事実なのだが、もしかしたら背が低いだけで年齢は上なのかもしれない。
それはそれで良くないことのようにも思えるのだけれど、確かめておいた方が良いような気がして、俺は当たり障りのない話に混ぜてごく自然に年齢を確かめるのだ。
「オレは十四歳くらいなはずだよ。この世界に生まれ落ちたのが誕生日だとしたら、先月十四歳になったばかりだからね。特にお祝いとかはなかったんだけど、祝われるような年齢でもないってことだからな。それだけオレも大人になったって事さ」
「十四歳って事は、俺とあんまり年齢変わらないんだな。それに、先月誕生日だったって、俺と同じ月の生まれって事になるのかな。この世界の時間と俺のいた世界の時間の流れが一緒だったらってことになるけど」
「基本的なモノは変化ないんじゃないかな。言葉とか文字とか文化とかは違いはあると思うんだけど、生き物が生きていくうえで欠かせないものは共通しているんだと思うよ。だって、“まーくん”がこうしてこの世界で普通に生きていられるって時点でそれを証明しているよね。噂によると、広い宇宙の中には立った時の膝くらいの高さまでしか酸素が無い星もあるらしいからね。その星では多くの生き物が匍匐前進か逆立ちして行動しているって話だよ」
「何それ、絶対面白いじゃん。そんな変な場所に行ってみたいとは思わないけど、一回は見て見たいかも。逆立ちして暮らしているとか匍匐前進で行動しているとか、絶対に面白いに決まってるよね。それって、どこに行ったら見れるのかな?」
「そんなに興奮することでもないと思うけど。それに、オレはそんな噂を聞いただけで本当にそんな場所があるのか知らないし。それこそ、イザーちゃんとか八姫の人に聞いてみたらいいんじゃないかな。八姫の人って自由に他の世界に行ったりしてるって話だし、そんな世界の事も知っているんじゃないかな」
「八姫は他の世界に自由に行ったりしているってことは、俺がいた世界にイザーちゃんが来ていたって事で証明されてるもんね。あのベッドが転移装置って事なんだろうけど、世界を移動する装置って、もっと機械的になモノとか立派な扉とかなのかと思ってたよ」
アスモちゃんが俺よりも年下だという事が確定したわけだが、思っていたよりも年齢が近いという事が衝撃だった。
小学校低学年とはいかなくてもそれに近い年齢だと思っていたので、俺とあまり年齢が変わらないというのは驚きでしかなかった。見た目を気にせずに言動を見ているとそれも納得出来るのだけれど、この小さな女の子にしか見えない見た目では俺と年齢が近いというのは信じられない。
「“まーくん”って、お風呂に入る時って誰かと一緒だったりするの?」
「小さい時は親と一緒に入ってたと思うんだけど、いつからか一人で入るようになってたな。それからはずっと一人で入っているよ。だから、今日も一人で入ろうと思うんだけど」
「お風呂に一人で入るのもいいけどさ、今日だけはオレの頭を洗っておくれよ。もしかしたら、オレの頭に返り血が付いているかもしれないから綺麗にして欲しいんだよね。自分じゃ見えない位置だから、ちゃんと綺麗になっているか不安だったりするし」
「返り血って、あの筋肉モリモリの大男の返り血を浴びたの?」
「まさか、オレは人間相手にそんなになるまでやらないよ。血が出るようなことはしてないはずだよ」
「じゃあ、返り血って、誰の返り血なの?」
「誰のって、皇帝だよ。皇帝カムショットと他の戦闘員メイドの返り血だよ。あいつって本当に最悪でさ、“まーくん”についていくのはオレじゃなくて他のメイドにしようとしてたんだよ。そんなのってありえないでしょ。オレがどれだけこの日を待っていたと思っているんだろうね。皇帝曰く、オレは“まーくん”に迷惑をかけるから一緒に行動するのは良くないんだって。そんなことないのにね。“まーくん”はオレが一緒に行動して迷惑だと思ってるのかな?」
「迷惑だとは思っていないよ。アスモちゃんが一緒だと安心出来るからね」
兄弟がいない俺はアスモちゃんと一緒にいて妹が出来たみたいで楽しいと思っている。
妹にしては結構武闘派でしっかりしている面が多くて俺が引っ張られている面も否めないが、時々見せる可愛らしい一面はしっかりと女の子なんだという事を認識させてくれる。
それなので、こうして一緒にお風呂に入ろうという誘いに乗っていいのかダメなのか判断が出来ない。
アスモちゃんのためにも、俺のためにも、イザーちゃんのためにも断った方が良いのだとは思うけれど、今は断りにくい感じになっている。
なぜなのかはわからないが、アスモちゃんは洗面台の空いているスペースに鋭い刃のついたナイフや何に使うのかわからない金属の塊を並べていた。
それをどこに隠し持っていたのかもわからないし、何に使うのかもわからない。
ただ、ここで俺が一緒にお風呂に入るという事を断ってしまうと、それらが俺にとっても痛いことをするような気がしてならない。
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