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高校生編2
青い空に映える純白
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「久々の学校だと通学路も忘れそうだよね」
「そんなことは無いと思うけど。陽香は毎日通ってても道を覚えられないよね」
「そうなんだけどさ、そんな風に言わなくてもいいと思うな。それに、二週間の休みって結構長く感じちゃうよね」
「小さい時は三日の休みでも嬉しいなって思ったけどさ、あんまり長すぎると何をしていいか逆に迷っちゃうよね。クラスの人達みたいにどこかに旅行でも言ってれば話は違うんだろうけどさ、僕たちはほとんど家にいたもんね」
「そうそう、クレアさんが海に連れて行ってくれたこと以外は近所のスーパーとかちょっと遠くのお店にご飯を食べに行くくらいしかしてなかったもんね。でも、それはそれで楽しかったよ。昌晃はクレアさんと伊吹ちゃんにモテモテだったもんね」
「モテモテって言われても、そんな感じはしなかったけどな」
「それでさ、伊吹ちゃんとはいつデートするのよ?」
「デートって?」
「昨日の夜に真弓が言ってたけど、昌晃って毎日伊吹ちゃんと連絡を取り合ってるんでしょ?」
「取り合っているというか、連絡が来たらそれに返事を返しているっていうのが正しいかな。それに、その内容だってどこかに行こうって約束とかしているわけじゃないし、呼んでる漫画の話とかゲームの話ばっかりだよ」
「へえ、そうなんだ。でもさ、ちゃんとしないと大変な目に遭っちゃうと思うよ」
「大変な目ってなにさ」
「だってさ、昌晃って大学生のクレアさんに同級生の林田さんに中学生の伊吹ちゃんにモテモテだからね。誰か一人に絞らないと、刺されちゃったりして」
「そんな冗談はやめてよ。でも、僕にそんなつもりが無くても向こうにその気があったらちゃんと言わないとダメだよね」
「そうよ。そういうのはしっかりしておかないと後で困るんだからね。昌晃って、意外とモテるってのも同じ高校に通うまで気付かなかったし、ある特定の人には刺さるのかもね」
「まあ、そういうのって誰にでもあるんじゃないかな。どんなものにも需要ってのはあるもんだし、選ばなければ誰かしらにモテるってのはあると思うけどね」
「じゃあ、私も誰かに好かれてたりするのかな?」
「いやいやいや、陽香は好かれてたりするのかなって次元ではないよ。むしろ、陽香の事を好きじゃない人の方が少ないんじゃないかってくらい学校では注目されてるってのに、気付いていないって事?」
「え、私が学校中から好かれてるとかありえないでしょ。二人しかいない外部入学生だから注目されているってのは知ってるけど、それとモテるってのは別の事だと思うよ。昌晃ってさ、物事の本質を見抜くのも苦手なんだね」
「陽香ってさ、本当に気づいてないの?」
「私がモテてるとか無いでしょ。だって、学校で昌晃以外の男子と話とかしたことないよ。好きだったら話しかけに行ったりするでしょ。私の場合って、話しかけられるよりも避けられてるって思う事の方が多いけど、それについてはどう思うのかな?」
「それはね、陽香に話しかけたいけど話しかけに行ったら他の生徒に恨まれるかもしれないって思ってるんだよ。陽香から話しかけてくるのをみんな待ってるんだって」
「そんなわけないでしょ。もしそうだったとしても、そんなのを守る程度にしか興味がないって事なんじゃないのかな」
「まあ、小さいコミュニティだったらそうかもしれないけど、陽香に対して高校全体がそんな感じになってるんだよ。僕が連休前にクラスの子と三年生の先輩に聞いた話なんだけど、この学校では陽香をみんなで守ろうって取り決めが出来てるんだって。特に、男子は自分から陽香に話しかけに行くのは固く禁止されているってさ」
「でも、昌晃は私に話しかけに来てるし、こうして学校にも一緒に行っているじゃない」
「それはね、僕が陽香のいとこだから許されているって事なんだよ。これが、たまたま同じ外部生だったとして、赤の他人だったら僕は学校中からハブられているところだったと思うな。まあ、今も陽香と気軽に話してるって事で男子からは無視されてるってのはあるんだけどね」
「ちょっと、それは酷くない。私が昌晃と話すのって弟と話してるみたいなもんなのにさ、それに嫉妬するなんて器量が狭すぎるわ。学校に行ったら抗議しちゃおうかな」
「いや、そんな事をしたら僕は女子からも嫌われちゃうよ。陽香を使って立場を変えようとしているとか思われそうだもん」
「でも、どうして私が学校中からそんな風に好かれてるんだろう?」
「これは僕の想像でしかないんだけど、陽香は頭が良くて見た目も良くて性格も良いでしょ」
「ちょっと、急にそんなこと言わないでよ。照れちゃうじゃない」
「最後まで話を聞いてね。で、そんな陽香と同じような人が中学と大学にも表れたってわけになるんだよね。そうなるとさ、陽香と沙緒莉姉さんと真弓みたいに中高大と兄弟姉妹で別れて通ってる家族だっていることになると思うんだ。その家族の人達で陽香たちの情報を共有することによって、陽香たちの事がより神格化されて好かれる要因になったんじゃないかなって思うんだよね。ほら、クレアさんだって直接会ったことのない陽香と真弓の事を最初から好意を持って接していたし、伊吹ちゃんだって陽香に懐いていたでしょ?」
「クレアさんと伊吹ちゃんなんだけどさ、私は面識あったよ。直接会ったことは無いけど、電話とかビデオ通話で話したことあったからね。それに、その二人が好意を抱いてるのって私達よりも、昌晃に対してだと思うけどな」
「それはわからないけど、陽香達が三人ともそれぞれの学校でモテてるってのは間違いない事なんだよ。みんなそれぞれ微妙に異なるモテ方をしていると思うけどさ、その中でも陽香は一番みんなから好かれていると思うよ。真弓は好かれていると同時にあまりにも優秀過ぎて畏れられているところがあるみたいだし、沙緒莉姉さんは皆が僕らよりも大人って事があってあまり一方的な感情は向けられていないみたいなんだよね。一部例外はいるみたいだけどさ。陽香って、いい意味で抜けているところもあるからそんな人間らしい一面も含めてみんなから愛されているって事なんじゃないかな」
「ちょっとやめてよね。そんな風に言われたら恥ずかしいじゃない。もう、昌晃のバカ」
陽香は僕から逃げるように駆けだすと、信号のない横断歩道の前で立ち止まって僕の方を振り返った。
少し小高くなっている場所だったので僕は陽香を見上げながら空の青さに負けないくらい透明感のある陽香の笑顔に思わず見とれてしまった。
「そんなに褒めたってお弁当のおかずを増やしたりしないんだからね」
ちょっと離れた場所で陽香はそう言って僕に向かって舌を出していた。ちょうどそのタイミングで突風が陽香を襲ったのだが、下から吹き上げてきた突風の影響で陽香のスカートは思いっきり捲れあがってしまった。
周りに誰もいなかったし車通りも無かったのでソレを見たのは僕だけだったと思うのだが、青い空に浮かんでいる白い雲を見て僕は陽香の事を連想してしまっていたのだった。
「そんなことは無いと思うけど。陽香は毎日通ってても道を覚えられないよね」
「そうなんだけどさ、そんな風に言わなくてもいいと思うな。それに、二週間の休みって結構長く感じちゃうよね」
「小さい時は三日の休みでも嬉しいなって思ったけどさ、あんまり長すぎると何をしていいか逆に迷っちゃうよね。クラスの人達みたいにどこかに旅行でも言ってれば話は違うんだろうけどさ、僕たちはほとんど家にいたもんね」
「そうそう、クレアさんが海に連れて行ってくれたこと以外は近所のスーパーとかちょっと遠くのお店にご飯を食べに行くくらいしかしてなかったもんね。でも、それはそれで楽しかったよ。昌晃はクレアさんと伊吹ちゃんにモテモテだったもんね」
「モテモテって言われても、そんな感じはしなかったけどな」
「それでさ、伊吹ちゃんとはいつデートするのよ?」
「デートって?」
「昨日の夜に真弓が言ってたけど、昌晃って毎日伊吹ちゃんと連絡を取り合ってるんでしょ?」
「取り合っているというか、連絡が来たらそれに返事を返しているっていうのが正しいかな。それに、その内容だってどこかに行こうって約束とかしているわけじゃないし、呼んでる漫画の話とかゲームの話ばっかりだよ」
「へえ、そうなんだ。でもさ、ちゃんとしないと大変な目に遭っちゃうと思うよ」
「大変な目ってなにさ」
「だってさ、昌晃って大学生のクレアさんに同級生の林田さんに中学生の伊吹ちゃんにモテモテだからね。誰か一人に絞らないと、刺されちゃったりして」
「そんな冗談はやめてよ。でも、僕にそんなつもりが無くても向こうにその気があったらちゃんと言わないとダメだよね」
「そうよ。そういうのはしっかりしておかないと後で困るんだからね。昌晃って、意外とモテるってのも同じ高校に通うまで気付かなかったし、ある特定の人には刺さるのかもね」
「まあ、そういうのって誰にでもあるんじゃないかな。どんなものにも需要ってのはあるもんだし、選ばなければ誰かしらにモテるってのはあると思うけどね」
「じゃあ、私も誰かに好かれてたりするのかな?」
「いやいやいや、陽香は好かれてたりするのかなって次元ではないよ。むしろ、陽香の事を好きじゃない人の方が少ないんじゃないかってくらい学校では注目されてるってのに、気付いていないって事?」
「え、私が学校中から好かれてるとかありえないでしょ。二人しかいない外部入学生だから注目されているってのは知ってるけど、それとモテるってのは別の事だと思うよ。昌晃ってさ、物事の本質を見抜くのも苦手なんだね」
「陽香ってさ、本当に気づいてないの?」
「私がモテてるとか無いでしょ。だって、学校で昌晃以外の男子と話とかしたことないよ。好きだったら話しかけに行ったりするでしょ。私の場合って、話しかけられるよりも避けられてるって思う事の方が多いけど、それについてはどう思うのかな?」
「それはね、陽香に話しかけたいけど話しかけに行ったら他の生徒に恨まれるかもしれないって思ってるんだよ。陽香から話しかけてくるのをみんな待ってるんだって」
「そんなわけないでしょ。もしそうだったとしても、そんなのを守る程度にしか興味がないって事なんじゃないのかな」
「まあ、小さいコミュニティだったらそうかもしれないけど、陽香に対して高校全体がそんな感じになってるんだよ。僕が連休前にクラスの子と三年生の先輩に聞いた話なんだけど、この学校では陽香をみんなで守ろうって取り決めが出来てるんだって。特に、男子は自分から陽香に話しかけに行くのは固く禁止されているってさ」
「でも、昌晃は私に話しかけに来てるし、こうして学校にも一緒に行っているじゃない」
「それはね、僕が陽香のいとこだから許されているって事なんだよ。これが、たまたま同じ外部生だったとして、赤の他人だったら僕は学校中からハブられているところだったと思うな。まあ、今も陽香と気軽に話してるって事で男子からは無視されてるってのはあるんだけどね」
「ちょっと、それは酷くない。私が昌晃と話すのって弟と話してるみたいなもんなのにさ、それに嫉妬するなんて器量が狭すぎるわ。学校に行ったら抗議しちゃおうかな」
「いや、そんな事をしたら僕は女子からも嫌われちゃうよ。陽香を使って立場を変えようとしているとか思われそうだもん」
「でも、どうして私が学校中からそんな風に好かれてるんだろう?」
「これは僕の想像でしかないんだけど、陽香は頭が良くて見た目も良くて性格も良いでしょ」
「ちょっと、急にそんなこと言わないでよ。照れちゃうじゃない」
「最後まで話を聞いてね。で、そんな陽香と同じような人が中学と大学にも表れたってわけになるんだよね。そうなるとさ、陽香と沙緒莉姉さんと真弓みたいに中高大と兄弟姉妹で別れて通ってる家族だっていることになると思うんだ。その家族の人達で陽香たちの情報を共有することによって、陽香たちの事がより神格化されて好かれる要因になったんじゃないかなって思うんだよね。ほら、クレアさんだって直接会ったことのない陽香と真弓の事を最初から好意を持って接していたし、伊吹ちゃんだって陽香に懐いていたでしょ?」
「クレアさんと伊吹ちゃんなんだけどさ、私は面識あったよ。直接会ったことは無いけど、電話とかビデオ通話で話したことあったからね。それに、その二人が好意を抱いてるのって私達よりも、昌晃に対してだと思うけどな」
「それはわからないけど、陽香達が三人ともそれぞれの学校でモテてるってのは間違いない事なんだよ。みんなそれぞれ微妙に異なるモテ方をしていると思うけどさ、その中でも陽香は一番みんなから好かれていると思うよ。真弓は好かれていると同時にあまりにも優秀過ぎて畏れられているところがあるみたいだし、沙緒莉姉さんは皆が僕らよりも大人って事があってあまり一方的な感情は向けられていないみたいなんだよね。一部例外はいるみたいだけどさ。陽香って、いい意味で抜けているところもあるからそんな人間らしい一面も含めてみんなから愛されているって事なんじゃないかな」
「ちょっとやめてよね。そんな風に言われたら恥ずかしいじゃない。もう、昌晃のバカ」
陽香は僕から逃げるように駆けだすと、信号のない横断歩道の前で立ち止まって僕の方を振り返った。
少し小高くなっている場所だったので僕は陽香を見上げながら空の青さに負けないくらい透明感のある陽香の笑顔に思わず見とれてしまった。
「そんなに褒めたってお弁当のおかずを増やしたりしないんだからね」
ちょっと離れた場所で陽香はそう言って僕に向かって舌を出していた。ちょうどそのタイミングで突風が陽香を襲ったのだが、下から吹き上げてきた突風の影響で陽香のスカートは思いっきり捲れあがってしまった。
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