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23 お茶会のお誘い / ミシェルの愛の証
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「ところでミシェルちゃん。殿下の誕生日プレゼントは何にするか決まったの?」
学食から中位クラスの教室へ戻り、女の子同士の話があるからと殿下を追い返したマリーちゃんは、私の隣の席へと座ると小声でそう尋ねてきました。
「それが、一度は刺繍したハンカチにしようと決めたけれど、迷ってしまって……」
殿下は私の髪の毛や瞳の色が好きだと言ってくれたので、その色を使ってハンカチに刺繍をしてプレゼントしようと思い、そろそろ刺繍は完成するのですが。
殿下とは婚約予定なので、それ相応の品を贈ったほうが良いかと思っていたところなのです。
そのことをマリーちゃんに相談してみると、彼女は自信たっぷりにハンカチのほうが良いと断言しました。
「殿下は高価な品より、ミシェルちゃんの手作りのほうが喜ぶと思うわ!」
「そうかしら?」
「そうに決まっているわ。私にはシリル様やセルジュ様に自慢している姿まで、ありありと目に浮かぶもの」
そのように言われると、心を込めて作ったもののほうが殿下は喜んでくれそうな気がしてきました。
マリーちゃんに勇気づけられたので、もう悩まずに刺繍の完成度を上げることに専念しようと思います。
どのような図案にしたのかをマリーちゃんに話していると、「お話し中に申し訳ありません」と声をかけられ。
そちらに視線を向けてみると、クラスメイトのSSRクラリスちゃんが私の前にやってきました。
「ミシェル様。今週末に我が家でお茶会をするのですが、もしよろしければ参加していただけませんか?」
そう提案されて、私とマリーちゃんは顔を見合わせました。
クラリス様とは今まで挨拶程度しか交流がなかったので、お茶会に誘ってくれることに少し驚いてしまいました。
私たちの雰囲気を察したのか、クラリス様は少し表情が硬くなりました。
「急に申し訳ありません。実は父から、ミシェル様と交流を深めるようにと言われてしまいまして……」
クラリス様のお父様は勲章授与式に出席していたそうで。その時の殿下と私を見て、殿下の結婚相手は私に違いないと思ったのだそうです。
つまり、将来の王太子妃でありいずれは王妃になるかもしれない私と、親しくしておきたいようで……。
クラスメイトを利用したくないので断ってくれても構わないと、クラリス様は申し訳なさそうな表情になりました。
クラスメイトですし彼女が困っているのなら、お茶会に参加するくらいは構わないのですが。理由が理由なだけに、私が独断するべきではないように思います。
クラリス様には後日お返事をしたいと伝え、殿下に相談してみることにしました。
放課後の狩りの際、殿下にお茶会へ誘われたと話すと、彼は少し顔を曇らせました。
「ドルイユ家か……」
「お断りしたほうが良いでしょうか?」
「いや、あの家は派閥争いに積極的ではなかったから、意外だと思ってね」
相手方の目的は探るけれど参加は構わないと言ってくれましたが、殿下の仕事を増やしてしまった気がします。
そのことを心配してみると、殿下は「むしろ、ありがたいよ」と微笑んでくれました。
「中位クラスや下位クラスの生徒とはあまり交流を持つ機会がないから、ミシェルは貴重な情報源でもあるんだ」
殿下は私を通して、中位クラスや下位クラスの人間観察もしていたそうで。すでに何人かには、殿下の元で働かないかと声を掛けているのだとか。
意外な部分で、私は殿下の役に立っていたようです。
「殿下のお役に立つのでしたら、私はもう少し中位クラスにいたほうが良いのでしょうか」
ふとそんな考えが浮かんだのですが。それを聞いた殿下は突然私の頬を両手で包み込むように掴むと、不機嫌そうなお顔を私に近づけてきました。
「俺は一日も早く、ミシェルと婚約したいと思っているんだけど。ミシェルは違うのかな?」
「あのっ……、そのような意味ではなかったのです。申し訳ありませんっ」
「わかっているよ。ミシェルは、俺の役に立ちたいと思ってくれたんだろう? けれど、俺はミシェルを利用したいわけじゃないんだ。そこは間違えないでほしいな」
「はい……、本当に申し訳ありませんでした」
今もこうしてレベル上げを頑張ってくれているというのに、殿下の役に立ちたい気持ちばかりが先行して、ひどいことを言ってしまいました。
嫌われてしまったかもしれないと、不安でいっぱいになっていると。
「こういう時は謝罪よりも、ミシェルの気持ちを言葉と態度で示してほしいな」
言葉はわかりますが、態度はどう示したら良いのですか?
首を傾げると殿下は、自身の唇に人差し指を当てて微笑みました。
それはつまり、私から殿下に……?
顔から火が噴出しそうなほどの熱さを感じますが、今回ばかりは私が悪いので殿下の望みは素直に受け入れるしかなさそうです。
こくりとうなずいてから辺りを確認すると、殿下はくすりと笑いました。
「心配しなくても、誰もいないよ」
催促するように再び私に顔を近づけてくる殿下は、実に嬉しそうなお顔をしています。
そんな彼の頬に手を添えて、私の気持ちを恥ずかしいですが言葉にしてみました。
「私も早く殿下と婚約したいです。……大好きです、殿下」
それからお望み通りに殿下に口づけをしようとしたのですが、それは殿下によって阻まれました。
私を抱き寄せた彼によって結局、私は唇を奪われる側となってしまったのでした。
あっという間に仲直りを終えた私たちは、再び狩りを再開。
倒したモンスターから、私の欠片がドロップされました。
ついに百個集まったことに達成感を味わいながら、その最後の一個を手にした瞬間。
目を開けていられないほどの光が、私の欠片から放たれました。
「きゃっ!」
思わず悲鳴をあげながら目を閉じると、「ミシェル大丈夫?」という殿下の心配する声が聞こえてきます。
どうやら今の光も、私にしか見えていなかったようです。
目を開けてみると光はすでに消え去っており、殿下が心配そうに私を見つめていました。
「あの……。目の前に虫が飛んできたので、驚いてしまいました」
久しぶりに、殿下の前で変な行動を取ってしまい恥ずかしいです。
何も知らない殿下は「何も心配いらないよ」と、私を抱き寄せて頭をなでました。
どうして欠片は光ったのでしょうか。
疑問に思いつつ手にしている欠片を見てみると、あったはずの欠片は消えており。代わりに『ミシェルの愛の証』というハート型のクリスタルが、私の手のひらに収まっていました。
どうやら欠片をコンプリートしたので、アイテムが変化したようです。
私の瞳と同じ色をした、赤いクリスタル。
まるで私の心の中を映しているように、断面には殿下の微笑んでいるお顔が映っていました。
学食から中位クラスの教室へ戻り、女の子同士の話があるからと殿下を追い返したマリーちゃんは、私の隣の席へと座ると小声でそう尋ねてきました。
「それが、一度は刺繍したハンカチにしようと決めたけれど、迷ってしまって……」
殿下は私の髪の毛や瞳の色が好きだと言ってくれたので、その色を使ってハンカチに刺繍をしてプレゼントしようと思い、そろそろ刺繍は完成するのですが。
殿下とは婚約予定なので、それ相応の品を贈ったほうが良いかと思っていたところなのです。
そのことをマリーちゃんに相談してみると、彼女は自信たっぷりにハンカチのほうが良いと断言しました。
「殿下は高価な品より、ミシェルちゃんの手作りのほうが喜ぶと思うわ!」
「そうかしら?」
「そうに決まっているわ。私にはシリル様やセルジュ様に自慢している姿まで、ありありと目に浮かぶもの」
そのように言われると、心を込めて作ったもののほうが殿下は喜んでくれそうな気がしてきました。
マリーちゃんに勇気づけられたので、もう悩まずに刺繍の完成度を上げることに専念しようと思います。
どのような図案にしたのかをマリーちゃんに話していると、「お話し中に申し訳ありません」と声をかけられ。
そちらに視線を向けてみると、クラスメイトのSSRクラリスちゃんが私の前にやってきました。
「ミシェル様。今週末に我が家でお茶会をするのですが、もしよろしければ参加していただけませんか?」
そう提案されて、私とマリーちゃんは顔を見合わせました。
クラリス様とは今まで挨拶程度しか交流がなかったので、お茶会に誘ってくれることに少し驚いてしまいました。
私たちの雰囲気を察したのか、クラリス様は少し表情が硬くなりました。
「急に申し訳ありません。実は父から、ミシェル様と交流を深めるようにと言われてしまいまして……」
クラリス様のお父様は勲章授与式に出席していたそうで。その時の殿下と私を見て、殿下の結婚相手は私に違いないと思ったのだそうです。
つまり、将来の王太子妃でありいずれは王妃になるかもしれない私と、親しくしておきたいようで……。
クラスメイトを利用したくないので断ってくれても構わないと、クラリス様は申し訳なさそうな表情になりました。
クラスメイトですし彼女が困っているのなら、お茶会に参加するくらいは構わないのですが。理由が理由なだけに、私が独断するべきではないように思います。
クラリス様には後日お返事をしたいと伝え、殿下に相談してみることにしました。
放課後の狩りの際、殿下にお茶会へ誘われたと話すと、彼は少し顔を曇らせました。
「ドルイユ家か……」
「お断りしたほうが良いでしょうか?」
「いや、あの家は派閥争いに積極的ではなかったから、意外だと思ってね」
相手方の目的は探るけれど参加は構わないと言ってくれましたが、殿下の仕事を増やしてしまった気がします。
そのことを心配してみると、殿下は「むしろ、ありがたいよ」と微笑んでくれました。
「中位クラスや下位クラスの生徒とはあまり交流を持つ機会がないから、ミシェルは貴重な情報源でもあるんだ」
殿下は私を通して、中位クラスや下位クラスの人間観察もしていたそうで。すでに何人かには、殿下の元で働かないかと声を掛けているのだとか。
意外な部分で、私は殿下の役に立っていたようです。
「殿下のお役に立つのでしたら、私はもう少し中位クラスにいたほうが良いのでしょうか」
ふとそんな考えが浮かんだのですが。それを聞いた殿下は突然私の頬を両手で包み込むように掴むと、不機嫌そうなお顔を私に近づけてきました。
「俺は一日も早く、ミシェルと婚約したいと思っているんだけど。ミシェルは違うのかな?」
「あのっ……、そのような意味ではなかったのです。申し訳ありませんっ」
「わかっているよ。ミシェルは、俺の役に立ちたいと思ってくれたんだろう? けれど、俺はミシェルを利用したいわけじゃないんだ。そこは間違えないでほしいな」
「はい……、本当に申し訳ありませんでした」
今もこうしてレベル上げを頑張ってくれているというのに、殿下の役に立ちたい気持ちばかりが先行して、ひどいことを言ってしまいました。
嫌われてしまったかもしれないと、不安でいっぱいになっていると。
「こういう時は謝罪よりも、ミシェルの気持ちを言葉と態度で示してほしいな」
言葉はわかりますが、態度はどう示したら良いのですか?
首を傾げると殿下は、自身の唇に人差し指を当てて微笑みました。
それはつまり、私から殿下に……?
顔から火が噴出しそうなほどの熱さを感じますが、今回ばかりは私が悪いので殿下の望みは素直に受け入れるしかなさそうです。
こくりとうなずいてから辺りを確認すると、殿下はくすりと笑いました。
「心配しなくても、誰もいないよ」
催促するように再び私に顔を近づけてくる殿下は、実に嬉しそうなお顔をしています。
そんな彼の頬に手を添えて、私の気持ちを恥ずかしいですが言葉にしてみました。
「私も早く殿下と婚約したいです。……大好きです、殿下」
それからお望み通りに殿下に口づけをしようとしたのですが、それは殿下によって阻まれました。
私を抱き寄せた彼によって結局、私は唇を奪われる側となってしまったのでした。
あっという間に仲直りを終えた私たちは、再び狩りを再開。
倒したモンスターから、私の欠片がドロップされました。
ついに百個集まったことに達成感を味わいながら、その最後の一個を手にした瞬間。
目を開けていられないほどの光が、私の欠片から放たれました。
「きゃっ!」
思わず悲鳴をあげながら目を閉じると、「ミシェル大丈夫?」という殿下の心配する声が聞こえてきます。
どうやら今の光も、私にしか見えていなかったようです。
目を開けてみると光はすでに消え去っており、殿下が心配そうに私を見つめていました。
「あの……。目の前に虫が飛んできたので、驚いてしまいました」
久しぶりに、殿下の前で変な行動を取ってしまい恥ずかしいです。
何も知らない殿下は「何も心配いらないよ」と、私を抱き寄せて頭をなでました。
どうして欠片は光ったのでしょうか。
疑問に思いつつ手にしている欠片を見てみると、あったはずの欠片は消えており。代わりに『ミシェルの愛の証』というハート型のクリスタルが、私の手のひらに収まっていました。
どうやら欠片をコンプリートしたので、アイテムが変化したようです。
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