8 / 20
8. 嗜虐的なロープ
しおりを挟む
だが、さすがは逃走の達人。一瞬の動揺の後、すぐに冷静さを取り戻す。
「は、はぁ? 何を言ってるんだ? 俺は商人のフレデリック! 人違いだ! 暴行傷害事件だぞお前!!」
レオンを煽りながら、男の手がさりげなく腰に伸びる。
短剣を抜こうとしていたのだ。
「動くなって言ってるだろ!」
レオンは素早く古傷があるはずの左膝に蹴りを入れ、バランスを崩す。
「ぐっ……!」
たまらず崩れた男に、レオンは後ろから組み付いた。
「観念しろ!」
腕を捻り上げ、短剣を抜く前に動きを封じる。
「離せ! 何の権利があって……!」
男がもがく。
だが、次の瞬間。
ヒュン、と風を切る音。
そして。
シャリン――――。
男の喉元に、錆びた剣の切っ先が突きつけられていた。
エリナだった。
風のように現れた黒髪の剣士は、朝日を受けて煌めいていた。
埃まみれだった黒髪が、光を浴びて艶やかに輝く。まるで黒い炎のようになびいている。
その動きには、一切の無駄がなかった。
剣先を喉元に突きつける動作は、まるで舞のように流麗で、しかし確実に相手の命を握っている。
これが、S級剣聖の片鱗。
レオンは確信した。彼女の才能は、やはり本物だ。
「賞金首なんだって? お前」
エリナの声が、低く響く。
その漆黒の瞳には、冷たい炎が宿っていた。
「おとなしくしろ。じゃないと――」
剣先が、わずかに男の喉を押す。薄皮一枚切っただけで、赤い線が浮かんだ。
「首が飛ぶ」
本気だ。
この少女は、本気でやる。
エリナに威圧され、男は本能的にそれを悟り、顔から血の気が引いた。
「ち、違う! 俺は商人の……」
「左頬の傷」
レオンが、冷静に指摘した。
「隠し持った短剣。そして――」
横転した馬車から散乱した荷物を指差す。
色とりどりのかつら。付け髭。顔料。変装道具の山が、石畳の上に無様に散らばっていた。
「変装道具だらけの商人がどこにいる?」
男の顔が、絶望に歪む。
「観念しろ、ゴードン・ブラック」
「く……くそっ!」
男が必死にもがく。
だが、もう遅い。
「ふふっ、逃がさないわよ」
涼やかな声が響く。
ミーシャだった。
いつの間にか、男の背後に回り込んでいる。聖女の微笑みを浮かべながら、その手には――どこから出したのか――ロープが握られていた。
左右からは、ルナとシエルが退路を塞いでいる。
ルナの手には、不安定だが確かな炎。
シエルの弓には、新たな矢がつがえられている。
いつの間にか、四人の美少女たちが完璧な包囲陣を形成していた。
復讐の剣士、炎の魔女、月の射手、氷の聖女。
四方を塞がれた男に、もはや逃げ場はない――――。
ミーシャは微笑みを浮かべながら、優雅な手つきでロープをさばいていく。
「うふふ……抵抗すればするほど、縛り方がきつくなりますわよ?」
聖女の仮面の下から覗く、どこか嗜虐的な笑み。
男は、本能的な恐怖を感じた。
この女は、やばい。
見た目は聖女だが、中身は絶対に違う。
男は必死に何とか活路を見出そうとするものの、ここまで囲まれてしまってはもはや打つ手がなかった。
四人の美少女たちが、それぞれの武器を構えて男を囲んでいる。それは、まるで神話の一場面のようだった。
地獄に堕ちた四人の女神が、罪人を裁こうとしている。
ミーシャが手際よくロープで男を縛り上げていく。
その手つきは、まるでリボンを結ぶかのように優雅で、しかし確実に男の自由を奪っていった。関節を極め、逃走を不可能にする、プロの技だ。
聖女が、なぜこんな技術を持っているのか。
それを問う者は、誰もいなかった。
「離せ! 俺は何もしてない!」
縛り上げられた男が、最後の抵抗とばかりに喚き散らす。
「俺は善良な商人だ! これは暴行傷害だ! 訴えてやる!」
だが、もはや誰も耳を貸さなかった。
「それは衛兵に言うんだな」
レオンが、静かな微笑みを浮かべた。
全てが、【運命鑑定】の示した通りに進んでいる。
彼女たちの才能は本物だった。
バラバラだった四人が、ほんの数分で完璧な連携を見せた。
これが、SSS級の潜在能力を持つ者たちの片鱗。
レオンは確信した。
この少女たちと一緒なら、本当に世界を変えられる。
「どこだ!?」「あそこです! 急いで!!」
騒ぎを聞きつけた衛兵たちが、重い足音を響かせながら駆けつけてきた。
鎧が朝日を受けて眩しく輝く。五人、六人、七人――次々と集まってくる衛兵たちに、野次馬も増え始めていた。
「何事だ! 何があった!」
隊長格の衛兵が、厳めしい顔で状況を見渡す。
横転した馬車。散乱した荷物。そして、ロープで縛られて地面に転がっている男。
衛兵の視線が、縛られた男の顔に留まった。
その瞬間。
歴戦の衛兵の顔が、驚愕に染まった。
「は、はぁ? 何を言ってるんだ? 俺は商人のフレデリック! 人違いだ! 暴行傷害事件だぞお前!!」
レオンを煽りながら、男の手がさりげなく腰に伸びる。
短剣を抜こうとしていたのだ。
「動くなって言ってるだろ!」
レオンは素早く古傷があるはずの左膝に蹴りを入れ、バランスを崩す。
「ぐっ……!」
たまらず崩れた男に、レオンは後ろから組み付いた。
「観念しろ!」
腕を捻り上げ、短剣を抜く前に動きを封じる。
「離せ! 何の権利があって……!」
男がもがく。
だが、次の瞬間。
ヒュン、と風を切る音。
そして。
シャリン――――。
男の喉元に、錆びた剣の切っ先が突きつけられていた。
エリナだった。
風のように現れた黒髪の剣士は、朝日を受けて煌めいていた。
埃まみれだった黒髪が、光を浴びて艶やかに輝く。まるで黒い炎のようになびいている。
その動きには、一切の無駄がなかった。
剣先を喉元に突きつける動作は、まるで舞のように流麗で、しかし確実に相手の命を握っている。
これが、S級剣聖の片鱗。
レオンは確信した。彼女の才能は、やはり本物だ。
「賞金首なんだって? お前」
エリナの声が、低く響く。
その漆黒の瞳には、冷たい炎が宿っていた。
「おとなしくしろ。じゃないと――」
剣先が、わずかに男の喉を押す。薄皮一枚切っただけで、赤い線が浮かんだ。
「首が飛ぶ」
本気だ。
この少女は、本気でやる。
エリナに威圧され、男は本能的にそれを悟り、顔から血の気が引いた。
「ち、違う! 俺は商人の……」
「左頬の傷」
レオンが、冷静に指摘した。
「隠し持った短剣。そして――」
横転した馬車から散乱した荷物を指差す。
色とりどりのかつら。付け髭。顔料。変装道具の山が、石畳の上に無様に散らばっていた。
「変装道具だらけの商人がどこにいる?」
男の顔が、絶望に歪む。
「観念しろ、ゴードン・ブラック」
「く……くそっ!」
男が必死にもがく。
だが、もう遅い。
「ふふっ、逃がさないわよ」
涼やかな声が響く。
ミーシャだった。
いつの間にか、男の背後に回り込んでいる。聖女の微笑みを浮かべながら、その手には――どこから出したのか――ロープが握られていた。
左右からは、ルナとシエルが退路を塞いでいる。
ルナの手には、不安定だが確かな炎。
シエルの弓には、新たな矢がつがえられている。
いつの間にか、四人の美少女たちが完璧な包囲陣を形成していた。
復讐の剣士、炎の魔女、月の射手、氷の聖女。
四方を塞がれた男に、もはや逃げ場はない――――。
ミーシャは微笑みを浮かべながら、優雅な手つきでロープをさばいていく。
「うふふ……抵抗すればするほど、縛り方がきつくなりますわよ?」
聖女の仮面の下から覗く、どこか嗜虐的な笑み。
男は、本能的な恐怖を感じた。
この女は、やばい。
見た目は聖女だが、中身は絶対に違う。
男は必死に何とか活路を見出そうとするものの、ここまで囲まれてしまってはもはや打つ手がなかった。
四人の美少女たちが、それぞれの武器を構えて男を囲んでいる。それは、まるで神話の一場面のようだった。
地獄に堕ちた四人の女神が、罪人を裁こうとしている。
ミーシャが手際よくロープで男を縛り上げていく。
その手つきは、まるでリボンを結ぶかのように優雅で、しかし確実に男の自由を奪っていった。関節を極め、逃走を不可能にする、プロの技だ。
聖女が、なぜこんな技術を持っているのか。
それを問う者は、誰もいなかった。
「離せ! 俺は何もしてない!」
縛り上げられた男が、最後の抵抗とばかりに喚き散らす。
「俺は善良な商人だ! これは暴行傷害だ! 訴えてやる!」
だが、もはや誰も耳を貸さなかった。
「それは衛兵に言うんだな」
レオンが、静かな微笑みを浮かべた。
全てが、【運命鑑定】の示した通りに進んでいる。
彼女たちの才能は本物だった。
バラバラだった四人が、ほんの数分で完璧な連携を見せた。
これが、SSS級の潜在能力を持つ者たちの片鱗。
レオンは確信した。
この少女たちと一緒なら、本当に世界を変えられる。
「どこだ!?」「あそこです! 急いで!!」
騒ぎを聞きつけた衛兵たちが、重い足音を響かせながら駆けつけてきた。
鎧が朝日を受けて眩しく輝く。五人、六人、七人――次々と集まってくる衛兵たちに、野次馬も増え始めていた。
「何事だ! 何があった!」
隊長格の衛兵が、厳めしい顔で状況を見渡す。
横転した馬車。散乱した荷物。そして、ロープで縛られて地面に転がっている男。
衛兵の視線が、縛られた男の顔に留まった。
その瞬間。
歴戦の衛兵の顔が、驚愕に染まった。
22
あなたにおすすめの小説
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
人質5歳の生存戦略! ―悪役王子はなんとか死ぬ気で生き延びたい!冤罪処刑はほんとムリぃ!―
ほしみ
ファンタジー
「え! ぼく、死ぬの!?」
前世、15歳で人生を終えたぼく。
目が覚めたら異世界の、5歳の王子様!
けど、人質として大国に送られた危ない身分。
そして、夢で思い出してしまった最悪な事実。
「ぼく、このお話知ってる!!」
生まれ変わった先は、小説の中の悪役王子様!?
このままだと、10年後に無実の罪であっさり処刑されちゃう!!
「むりむりむりむり、ぜったいにムリ!!」
生き延びるには、なんとか好感度を稼ぐしかない。
とにかく周りに気を使いまくって!
王子様たちは全力尊重!
侍女さんたちには迷惑かけない!
ひたすら頑張れ、ぼく!
――猶予は後10年。
原作のお話は知ってる――でも、5歳の頭と体じゃうまくいかない!
お菓子に惑わされて、勘違いで空回りして、毎回ドタバタのアタフタのアワアワ。
それでも、ぼくは諦めない。
だって、絶対の絶対に死にたくないからっ!
原作とはちょっと違う王子様たち、なんかびっくりな王様。
健気に奮闘する(ポンコツ)王子と、見守る人たち。
どうにか生き延びたい5才の、ほのぼのコミカル可愛いふわふわ物語。
(全年齢/ほのぼの/男性キャラ中心/嫌なキャラなし/1エピソード完結型/ほぼ毎日更新中)
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
ガチャで領地改革! 没落辺境を職人召喚で立て直す若き領主』
雪奈 水無月
ファンタジー
魔物大侵攻《モンスター・テンペスト》で父を失い、十五歳で領主となったロイド。
荒れ果てた辺境領を支えたのは、幼馴染のメイド・リーナと執事セバス、そして領民たちだった。
十八歳になったある日、女神アウレリアから“祝福”が降り、
ロイドの中で《スキル職人ガチャ》が覚醒する。
ガチャから現れるのは、防衛・経済・流通・娯楽など、
領地再建に不可欠な各分野のエキスパートたち。
魔物被害、経済不安、流通の断絶──
没落寸前の領地に、ようやく希望の光が差し込む。
新たな仲間と共に、若き領主ロイドの“辺境再生”が始まる。
無能扱いされ、パーティーを追放されたおっさん、実はチートスキル持ちでした。戻ってきてくれ、と言ってももう遅い。田舎でゆったりスローライフ。
さら
ファンタジー
かつて勇者パーティーに所属していたジル。
だが「無能」と嘲られ、役立たずと追放されてしまう。
行くあてもなく田舎の村へ流れ着いた彼は、鍬を振るい畑を耕し、のんびり暮らすつもりだった。
――だが、誰も知らなかった。
ジルには“世界を覆すほどのチートスキル”が隠されていたのだ。
襲いかかる魔物を一撃で粉砕し、村を脅かす街の圧力をはねのけ、いつしか彼は「英雄」と呼ばれる存在に。
「戻ってきてくれ」と泣きつく元仲間? もう遅い。
俺はこの村で、仲間と共に、気ままにスローライフを楽しむ――そう決めたんだ。
無能扱いされたおっさんが、実は最強チートで世界を揺るがす!?
のんびり田舎暮らし×無双ファンタジー、ここに開幕!
異世界転生旅日記〜生活魔法は無限大!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
農家の四男に転生したルイ。
そんなルイは、五歳の高熱を出した闘病中に、前世の記憶を思い出し、ステータスを見れることに気付き、自分の能力を自覚した。
農家の四男には未来はないと、家族に隠れて金策を開始する。
十歳の時に行われたスキル鑑定の儀で、スキル【生活魔法 Lv.∞】と【鑑定 Lv.3】を授かったが、親父に「家の役には立たない」と、家を追い出される。
家を追い出されるきっかけとなった【生活魔法】だが、転生あるある?の思わぬ展開を迎えることになる。
ルイの安寧の地を求めた旅が、今始まる!
見切り発車。不定期更新。
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
【完結】小さな元大賢者の幸せ騎士団大作戦〜ひとりは寂しいからみんなで幸せ目指します〜
るあか
ファンタジー
僕はフィル・ガーネット5歳。田舎のガーネット領の領主の息子だ。
でも、ただの5歳児ではない。前世は別の世界で“大賢者”という称号を持つ大魔道士。そのまた前世は日本という島国で“独身貴族”の称号を持つ者だった。
どちらも決して不自由な生活ではなかったのだが、特に大賢者はその力が強すぎたために側に寄る者は誰もおらず、寂しく孤独死をした。
そんな僕はメイドのレベッカと近所の森を散歩中に“根無し草の鬼族のおじさん”を拾う。彼との出会いをきっかけに、ガーネット領にはなかった“騎士団”の結成を目指す事に。
家族や領民のみんなで幸せになる事を夢見て、元大賢者の5歳の僕の幸せ騎士団大作戦が幕を開ける。
追放された公爵令息、神竜と共に辺境スローライフを満喫する〜無敵領主のまったり改革記〜
たまごころ
ファンタジー
無実の罪で辺境に追放された公爵令息アレン。
だが、その地では神竜アルディネアが眠っていた。
契約によって最強の力を得た彼は、戦いよりも「穏やかな暮らし」を選ぶ。
農地改革、温泉開発、魔導具づくり──次々と繁栄する辺境領。
そして、かつて彼を貶めた貴族たちが、その繁栄にひれ伏す時が来る。
戦わずとも勝つ、まったりざまぁ無双ファンタジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる