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第一部 転生編
第24話 油断した! でも大丈夫♪
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森の中でゴギャギャと騒がしい鳴き声? が聞こえた。
見れば、遠くに緑色の子鬼が居るのが見えた。
なにやら騒いでいるが、距離があるためか、こちらにはまだ気づいていないようだ。
ちょうど実験に良いと思ったクレイは、マジックポーチから開発中の装置をいくつか取り出して魔導銃に装着する。
まずは照準器。光の魔法陣の応用版で、一部を拡大して映し出す事ができるようなっている。攻撃力のない光魔法(光を発生する魔法陣)であるが、ソースコードの開発実験に使うことが多く、そのうち色々応用する方法も分かってきたのだ。
クレイは、ライフルの弾倉を回転させ、一発だけ残しておいた通常弾を発射位置にセットする。(分かりやすいよう弾倉には番号が刻んである。)
木の陰に入りちょうど良さげな枝に銃と腕を持たせるようにしてブレないように固定すると、クレイはトリガーに指を乗せ、ゴブリンに照準を合わせる。
引き金も、地球の銃のように機械的に撃鉄で撃つ必要はなく、弾丸に微弱な起動用の魔力を流すだけでよいので、ごく軽いものとなっている。トリガーを引いた状態で魔力を込めると発砲するのだが、もちろん、安全装置はついている。
クレイは、スコープの中でターゲットマークがゴブリンの眉間を捉えた瞬間、迷いなくサクッと引き金を引く。トリガーが軽いのでブレる事もない。
トリガーを引いてから弾丸が銃口を抜けるまで約0.2秒ほど。その間、銃身がブレないように身を固める。
亜空間内に隠された、銃としてはありえないほど長い銃筒を通り抜け、その中でどんどん弾丸は加速されていく。そして、音速の数倍以上にも加速された弾丸は、空中に放たれるや一瞬で標的に到達する。
火薬で打ち出すわけではないので爆発音はしないのだが、音速を超えた弾丸が銃口を抜けて空気の壁に激突した瞬間、どうしても衝撃波が発生する。だが、銃口には消音器を取り付けたのでほとんど音がしなかった。(街中で実験するため、大音量で近隣から苦情が出るため、早急に開発が必要であった。)
サイレンサーも空間拡張された収納具の応用である。発生した衝撃波を、内部の拡張亜空間へと放出してしまうのだ。これは大成功、一歩離れた者からは、小さくプシュンという音が聞こえるだけ。十歩も離れればほぼ聞こえないレベルとなった。
弾丸はゴブリンの額を撃ち抜き、数十メートル後ろの地面に刺さって止まったようだ。(クレイのいる場所のほうが標高がやや高かったようだ。)
実は胸部中央付近(心臓)を狙ったのだが。結果的に頭に当たったので結果オーライではあるが、まだスコープの調整は必要なようだ。
クレイはバタリと倒れて動かなくなったゴブリンを確認しようと近づいていく。実は街からまったく出たことがなかったので、魔物の実物をほぼ見たことがないのだ。リアルな魔物を観察するのも勉強である。
だが、そのゴブリンがなぜ一匹だけで居たのか? ゴブリンというのは集団で活動する魔物である。図鑑の知識でそれは知っていたはずなのだが、初めての獲物に高揚しており、その事にクレイは気づくのが遅れた。
倒したゴブリンに近づいた頃には、周囲をゴブリンに囲まれてしまっていた。騒いでいた一匹は囮だったのだ。(あれだけ離れた場所から囮が殺されたのは想定外であったろうが。ゴブリン達は仲間が殺された事でさらに興奮しているようだ。)
クレイは、周囲の敵の数を確認しようとした。敵は十、いや二十匹近く居るようだ。
この数に一斉に襲いかかられると危ない。
ゴブリンというのは、一匹だけなら、正面から戦えば身体強化していない人間でも勝てる弱い魔物である。ただ、武器を使ったり、単純ではあるが策を弄したりする知能がある。そして、集団で襲いかかってくるので、脅威なのである。
ライフルの弾倉に残る弾丸は五発。装填されているのはすべて散弾である。
クレイは身体強化の魔導具を起動、一番近いゴブリンのグループに向かって走りだした。
一瞬驚いたゴブリンであったが、すぐに持っていた棍棒を振り上げる。が。そのときにはクレイのライフルが火を吹いていた。
普通の(地球の)ショットガンは銃身に線状溝がないのが一般的なのだが、クレイのライフルはライフリングはないものの、魔法陣で弾丸に高速回転を与えながら射出するようになっているため、銃口から出た散弾は遠心力で大きく広がってしまう。そのため、距離があると散り過ぎてしまって効果が薄れる。ただ、ある程度近い距離で撃てば面での攻撃となる。そのため、クレイはゴブリンにかなり接近してから撃つ必要があったのだ。
距離にして二メートル程度まで接近したところで引き金を引くと、前方に居た三匹のゴブリンが散弾を浴びて吹き飛んでいった。
見れば、遠くに緑色の子鬼が居るのが見えた。
なにやら騒いでいるが、距離があるためか、こちらにはまだ気づいていないようだ。
ちょうど実験に良いと思ったクレイは、マジックポーチから開発中の装置をいくつか取り出して魔導銃に装着する。
まずは照準器。光の魔法陣の応用版で、一部を拡大して映し出す事ができるようなっている。攻撃力のない光魔法(光を発生する魔法陣)であるが、ソースコードの開発実験に使うことが多く、そのうち色々応用する方法も分かってきたのだ。
クレイは、ライフルの弾倉を回転させ、一発だけ残しておいた通常弾を発射位置にセットする。(分かりやすいよう弾倉には番号が刻んである。)
木の陰に入りちょうど良さげな枝に銃と腕を持たせるようにしてブレないように固定すると、クレイはトリガーに指を乗せ、ゴブリンに照準を合わせる。
引き金も、地球の銃のように機械的に撃鉄で撃つ必要はなく、弾丸に微弱な起動用の魔力を流すだけでよいので、ごく軽いものとなっている。トリガーを引いた状態で魔力を込めると発砲するのだが、もちろん、安全装置はついている。
クレイは、スコープの中でターゲットマークがゴブリンの眉間を捉えた瞬間、迷いなくサクッと引き金を引く。トリガーが軽いのでブレる事もない。
トリガーを引いてから弾丸が銃口を抜けるまで約0.2秒ほど。その間、銃身がブレないように身を固める。
亜空間内に隠された、銃としてはありえないほど長い銃筒を通り抜け、その中でどんどん弾丸は加速されていく。そして、音速の数倍以上にも加速された弾丸は、空中に放たれるや一瞬で標的に到達する。
火薬で打ち出すわけではないので爆発音はしないのだが、音速を超えた弾丸が銃口を抜けて空気の壁に激突した瞬間、どうしても衝撃波が発生する。だが、銃口には消音器を取り付けたのでほとんど音がしなかった。(街中で実験するため、大音量で近隣から苦情が出るため、早急に開発が必要であった。)
サイレンサーも空間拡張された収納具の応用である。発生した衝撃波を、内部の拡張亜空間へと放出してしまうのだ。これは大成功、一歩離れた者からは、小さくプシュンという音が聞こえるだけ。十歩も離れればほぼ聞こえないレベルとなった。
弾丸はゴブリンの額を撃ち抜き、数十メートル後ろの地面に刺さって止まったようだ。(クレイのいる場所のほうが標高がやや高かったようだ。)
実は胸部中央付近(心臓)を狙ったのだが。結果的に頭に当たったので結果オーライではあるが、まだスコープの調整は必要なようだ。
クレイはバタリと倒れて動かなくなったゴブリンを確認しようと近づいていく。実は街からまったく出たことがなかったので、魔物の実物をほぼ見たことがないのだ。リアルな魔物を観察するのも勉強である。
だが、そのゴブリンがなぜ一匹だけで居たのか? ゴブリンというのは集団で活動する魔物である。図鑑の知識でそれは知っていたはずなのだが、初めての獲物に高揚しており、その事にクレイは気づくのが遅れた。
倒したゴブリンに近づいた頃には、周囲をゴブリンに囲まれてしまっていた。騒いでいた一匹は囮だったのだ。(あれだけ離れた場所から囮が殺されたのは想定外であったろうが。ゴブリン達は仲間が殺された事でさらに興奮しているようだ。)
クレイは、周囲の敵の数を確認しようとした。敵は十、いや二十匹近く居るようだ。
この数に一斉に襲いかかられると危ない。
ゴブリンというのは、一匹だけなら、正面から戦えば身体強化していない人間でも勝てる弱い魔物である。ただ、武器を使ったり、単純ではあるが策を弄したりする知能がある。そして、集団で襲いかかってくるので、脅威なのである。
ライフルの弾倉に残る弾丸は五発。装填されているのはすべて散弾である。
クレイは身体強化の魔導具を起動、一番近いゴブリンのグループに向かって走りだした。
一瞬驚いたゴブリンであったが、すぐに持っていた棍棒を振り上げる。が。そのときにはクレイのライフルが火を吹いていた。
普通の(地球の)ショットガンは銃身に線状溝がないのが一般的なのだが、クレイのライフルはライフリングはないものの、魔法陣で弾丸に高速回転を与えながら射出するようになっているため、銃口から出た散弾は遠心力で大きく広がってしまう。そのため、距離があると散り過ぎてしまって効果が薄れる。ただ、ある程度近い距離で撃てば面での攻撃となる。そのため、クレイはゴブリンにかなり接近してから撃つ必要があったのだ。
距離にして二メートル程度まで接近したところで引き金を引くと、前方に居た三匹のゴブリンが散弾を浴びて吹き飛んでいった。
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