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第一部 転生編
第67話 俺TUEEE?
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試験に合格し、一気にCランクへと昇格したクレイは、めでたくダンジョン・リジオンへ入場する資格を手に入れ、早速ダンジョンへ来ている。
メンバーはクレイとトニー…
…だけではなく、ランクアップ試験に挑戦して合格した4人(※)と試験官のダードも一緒であった。
なんでも、特殊なダンジョンなので、最初の一回はギルドのガイドがついて説明してくれるのだそうだ。
※魔法使いの少女ルウナは失格となったらしい。ルウナは魔法については実力はあるそうなので、もう少し経験を積めば良い冒険者になるだろうとマスター・コウガイは言っていた。
ダンジョンは、意外と普通であった。確かに、ヴァレットの近くにあったペイトティクバに比べると、かなり危険度の高い魔物が出る。
例えば、ペイトティクバの一階層では危険度Fの魔物しか出ないのだが、リジオンの一階層では危険度E~D当たりの魔物が出る。
ただ、Cランク以上でなければ入場させないというほど危険とは思えなかったのだが…
ダードの説明によると、このダンジョン、いたるところに転移系の罠があるのだそうだ。そして、次に飛ばされる先は色々であるが、いきなりCランク以上の魔物が出るような階層? に飛ばされる事などザラなのだとか。
そのため、罠にハマらないように、最初はギルドの先輩がガイドして説明してやる必要があるのだとか。
なるほど、Fランクの冒険者がCランク級の魔物にいきなり遭遇したら、瞬殺されて終わりであろう。
クレイ 「魔法陣……」
クレイはそれを聞いて目を輝かせる。自分の知らない新たな(高度な)魔法陣を求めてこのダンジョンまでやってきたのだ。
転移魔法陣の罠も一つ一つ記録して解析したいところなのだが、罠は一見してそれとは見えないのだそうだ。魔法陣が姿を表した時には既に遅く、転移がすぐに発動してしまい逃れられないのだそうだ。
クレイは、魔法陣の記録自体はスキルで一目見れば事足りるのだが、その後、どこに飛ばされるのか分からず、帰ってこられないと言う事では困ってしまう。
ただ、罠に嵌まらず、階層を最奥まで踏破してボスモンスターを倒せば、常設の魔法陣があるということなので(次の階層への階段などは現れず、転移魔法陣があるだけだそうだ)、それをまずは収録し、後でじっくり解析させてもらえば良いとクレイは考えた。
魔法陣は、ダンジョンを出る帰還用魔法陣の他に、いくつか魔法陣が現れるらしい。その中の一つだけが次の階層に移動する魔法陣であり、その他の魔法陣は罠だと言われているそうだ。
言われている、というのは、誰も転移先から戻ってこないから、どこへ飛ばされるのかは不明なのである。もしかしたらより危険度の高い階層へ飛ばされるだけなのかもしれないが…。
帰還用の魔法陣は割りとわかりやすくなっているそうだが、次の階層へ移動する正解の魔法陣はひとつだけで、その見分け方を伝授するのもガイドの役割なのだそうだ。
とりあえず、遭遇する魔物を倒しながらダンジョンの中を進む一行。
どうやらこのダンジョンから出てくる魔物は無機物系が中心らしい。ゴーレムやパペットなどである。生物系の魔物も出るが、圧倒的に無機物系が多い。
泥でできた人形の魔物、木でできた操り人形のような魔物、さらに木材や石、各種金属でできたゴーレム。Eランクは少なく、Dランクが多い。一階層目だけでもFランクの駆け出し冒険者では危険だろう。
ただ…
トニー 「なんか、このダンジョン、クレイにとっては楽勝なんじゃないか?」
そう、無機物系の魔物に対しては、クレイの魔導銃はめっぽう相性が良かったのだ。
無機物系の魔物には魔法による攻撃はあまり効かない。さりとて物理攻撃は効果があるが、弱点というわけではなく、通常の魔物よりもむしろ頑丈なくらいである。つまり、普通の冒険者はかなり苦戦する事になるのだ…
まず、多く出てくるのは土のゴーレム。動きは速くないのでそれほど脅威には感じないが、斬りつけてみても、土の身体は傷つくものの、しばらくすると戻ってしまうのだ。
土なので、魔法も火系・風系はあまり効かない。水系の魔法は土系の素材でできたゴーレムにだけは多少効くが、効率はよくはない。一番効果的なのは土系の魔法である。土系の攻撃魔法である土の槍や石の槍などは、効果としては物理的な破壊力が主なので、土ゴーレムの身体を貫く事ができるのだ。そして、上手く体内の魔石を破壊できれば勝利である。
やっかいなのは、たまに出てくる砂や泥でできたゴーレムである。強さはそれほどではないのだが、なにせ砂や泥でできているがゆえに、物理攻撃が効かない。剣で切っても身体に線をつけるだけで、すぐに戻ってしまうのだ。土同様、火系・風系の魔法攻撃もあまり効かないのは当然だが、さらに水系もあまり効果がない。物理的な破壊をもたらす土系の魔法は効果がある。これも魔石を破壊できれば、である。砂ゴーレムや泥ゴーレムの魔石は、体内を常に移動しているのだそうで、まぐれ当たりを狙って攻撃し続けるしかないのだ。
唯一、高い効果があるのは氷系の魔法である。泥や砂を凍らせて動きを止めてしまえるし、氷の槍で魔石を破壊してしまう事もできるからである。
ただ、土系や氷系の攻撃は効果があるとはいえ、連発すればすぐに魔力が枯渇してしまう。
だが、クレイの散弾銃による攻撃なら、土や泥、砂でできたゴーレムの身体を広範囲に吹き飛ばしてしまえるのだ。大抵は一発目で吹き飛ばした中に魔石があるのでそれで終了、外しても、三発も撃てば身体全体を吹き飛ばせる。
他には、木材や石でできたゴーレムも出てくる。
木製ゴーレムはそれほど驚異ではない。木製なので金属製の武器であれば傷つけられるし、また火にも弱い。ただ、木製ゴーレムにも素材に種類があるようで、異様に脆いゴーレムもある一方、たまに鋼鉄のように硬いゴーレムもあり、油断はできない。
さらに、石のゴーレム、金属製のゴーレムも出てくるが、駆け出しの冒険者にはこれは驚異である。身体が石や金属でできているため、防御力が極めて高いのだ。ただし、ゴーレムは一様に動きが遅いので、遭遇したら逃げるのも手だと指導するそうだ。細剣が主武器のダードも攻撃が通じにくいので、遭遇したら撤退するそうだ。無理に戦って剣を刃こぼれさせてしまうよりは、逃げたほうが効率が良いのだそうだ。
ただ、これらの頑丈なゴーレムも、クレイの魔導銃なら簡単に破壊できてしまった。散弾では散りすぎると弾かれてしまう事もあるが、通常弾丸であれば大抵破壊できた。中にはかなり頑丈な金属素材のゴーレムも居たが、貫通力を高めた弾丸を使えば簡単に破壊できたのだ。
ゴーレム系は大量には出てこないようなので、リボルバー式のライフルを使い、適切な弾丸を選択して装填しながら使う。比較的動きが遅いゴーレム系のモンスターはクレイにとっては格好の的でしかなかった。
また、洞窟系のダンジョンらしく、コウモリなどの飛翔系の魔物も出たのだが、それもクレイの散弾銃で数発で簡単に掃討できてしまう。
動きの速い魔物が大量に出てくるようなダンジョンだとクレイにとっては厄介だが、頑丈でも動きが遅く、数も少ないとなると、圧倒的破壊力がある魔導銃を使うクレイとは相性が良い。リジオンは意外と楽勝なダンジョンに思えるのであった。
クレイ 「俺、強ぇぇぇ? ってやつ?」
メンバーはクレイとトニー…
…だけではなく、ランクアップ試験に挑戦して合格した4人(※)と試験官のダードも一緒であった。
なんでも、特殊なダンジョンなので、最初の一回はギルドのガイドがついて説明してくれるのだそうだ。
※魔法使いの少女ルウナは失格となったらしい。ルウナは魔法については実力はあるそうなので、もう少し経験を積めば良い冒険者になるだろうとマスター・コウガイは言っていた。
ダンジョンは、意外と普通であった。確かに、ヴァレットの近くにあったペイトティクバに比べると、かなり危険度の高い魔物が出る。
例えば、ペイトティクバの一階層では危険度Fの魔物しか出ないのだが、リジオンの一階層では危険度E~D当たりの魔物が出る。
ただ、Cランク以上でなければ入場させないというほど危険とは思えなかったのだが…
ダードの説明によると、このダンジョン、いたるところに転移系の罠があるのだそうだ。そして、次に飛ばされる先は色々であるが、いきなりCランク以上の魔物が出るような階層? に飛ばされる事などザラなのだとか。
そのため、罠にハマらないように、最初はギルドの先輩がガイドして説明してやる必要があるのだとか。
なるほど、Fランクの冒険者がCランク級の魔物にいきなり遭遇したら、瞬殺されて終わりであろう。
クレイ 「魔法陣……」
クレイはそれを聞いて目を輝かせる。自分の知らない新たな(高度な)魔法陣を求めてこのダンジョンまでやってきたのだ。
転移魔法陣の罠も一つ一つ記録して解析したいところなのだが、罠は一見してそれとは見えないのだそうだ。魔法陣が姿を表した時には既に遅く、転移がすぐに発動してしまい逃れられないのだそうだ。
クレイは、魔法陣の記録自体はスキルで一目見れば事足りるのだが、その後、どこに飛ばされるのか分からず、帰ってこられないと言う事では困ってしまう。
ただ、罠に嵌まらず、階層を最奥まで踏破してボスモンスターを倒せば、常設の魔法陣があるということなので(次の階層への階段などは現れず、転移魔法陣があるだけだそうだ)、それをまずは収録し、後でじっくり解析させてもらえば良いとクレイは考えた。
魔法陣は、ダンジョンを出る帰還用魔法陣の他に、いくつか魔法陣が現れるらしい。その中の一つだけが次の階層に移動する魔法陣であり、その他の魔法陣は罠だと言われているそうだ。
言われている、というのは、誰も転移先から戻ってこないから、どこへ飛ばされるのかは不明なのである。もしかしたらより危険度の高い階層へ飛ばされるだけなのかもしれないが…。
帰還用の魔法陣は割りとわかりやすくなっているそうだが、次の階層へ移動する正解の魔法陣はひとつだけで、その見分け方を伝授するのもガイドの役割なのだそうだ。
とりあえず、遭遇する魔物を倒しながらダンジョンの中を進む一行。
どうやらこのダンジョンから出てくる魔物は無機物系が中心らしい。ゴーレムやパペットなどである。生物系の魔物も出るが、圧倒的に無機物系が多い。
泥でできた人形の魔物、木でできた操り人形のような魔物、さらに木材や石、各種金属でできたゴーレム。Eランクは少なく、Dランクが多い。一階層目だけでもFランクの駆け出し冒険者では危険だろう。
ただ…
トニー 「なんか、このダンジョン、クレイにとっては楽勝なんじゃないか?」
そう、無機物系の魔物に対しては、クレイの魔導銃はめっぽう相性が良かったのだ。
無機物系の魔物には魔法による攻撃はあまり効かない。さりとて物理攻撃は効果があるが、弱点というわけではなく、通常の魔物よりもむしろ頑丈なくらいである。つまり、普通の冒険者はかなり苦戦する事になるのだ…
まず、多く出てくるのは土のゴーレム。動きは速くないのでそれほど脅威には感じないが、斬りつけてみても、土の身体は傷つくものの、しばらくすると戻ってしまうのだ。
土なので、魔法も火系・風系はあまり効かない。水系の魔法は土系の素材でできたゴーレムにだけは多少効くが、効率はよくはない。一番効果的なのは土系の魔法である。土系の攻撃魔法である土の槍や石の槍などは、効果としては物理的な破壊力が主なので、土ゴーレムの身体を貫く事ができるのだ。そして、上手く体内の魔石を破壊できれば勝利である。
やっかいなのは、たまに出てくる砂や泥でできたゴーレムである。強さはそれほどではないのだが、なにせ砂や泥でできているがゆえに、物理攻撃が効かない。剣で切っても身体に線をつけるだけで、すぐに戻ってしまうのだ。土同様、火系・風系の魔法攻撃もあまり効かないのは当然だが、さらに水系もあまり効果がない。物理的な破壊をもたらす土系の魔法は効果がある。これも魔石を破壊できれば、である。砂ゴーレムや泥ゴーレムの魔石は、体内を常に移動しているのだそうで、まぐれ当たりを狙って攻撃し続けるしかないのだ。
唯一、高い効果があるのは氷系の魔法である。泥や砂を凍らせて動きを止めてしまえるし、氷の槍で魔石を破壊してしまう事もできるからである。
ただ、土系や氷系の攻撃は効果があるとはいえ、連発すればすぐに魔力が枯渇してしまう。
だが、クレイの散弾銃による攻撃なら、土や泥、砂でできたゴーレムの身体を広範囲に吹き飛ばしてしまえるのだ。大抵は一発目で吹き飛ばした中に魔石があるのでそれで終了、外しても、三発も撃てば身体全体を吹き飛ばせる。
他には、木材や石でできたゴーレムも出てくる。
木製ゴーレムはそれほど驚異ではない。木製なので金属製の武器であれば傷つけられるし、また火にも弱い。ただ、木製ゴーレムにも素材に種類があるようで、異様に脆いゴーレムもある一方、たまに鋼鉄のように硬いゴーレムもあり、油断はできない。
さらに、石のゴーレム、金属製のゴーレムも出てくるが、駆け出しの冒険者にはこれは驚異である。身体が石や金属でできているため、防御力が極めて高いのだ。ただし、ゴーレムは一様に動きが遅いので、遭遇したら逃げるのも手だと指導するそうだ。細剣が主武器のダードも攻撃が通じにくいので、遭遇したら撤退するそうだ。無理に戦って剣を刃こぼれさせてしまうよりは、逃げたほうが効率が良いのだそうだ。
ただ、これらの頑丈なゴーレムも、クレイの魔導銃なら簡単に破壊できてしまった。散弾では散りすぎると弾かれてしまう事もあるが、通常弾丸であれば大抵破壊できた。中にはかなり頑丈な金属素材のゴーレムも居たが、貫通力を高めた弾丸を使えば簡単に破壊できたのだ。
ゴーレム系は大量には出てこないようなので、リボルバー式のライフルを使い、適切な弾丸を選択して装填しながら使う。比較的動きが遅いゴーレム系のモンスターはクレイにとっては格好の的でしかなかった。
また、洞窟系のダンジョンらしく、コウモリなどの飛翔系の魔物も出たのだが、それもクレイの散弾銃で数発で簡単に掃討できてしまう。
動きの速い魔物が大量に出てくるようなダンジョンだとクレイにとっては厄介だが、頑丈でも動きが遅く、数も少ないとなると、圧倒的破壊力がある魔導銃を使うクレイとは相性が良い。リジオンは意外と楽勝なダンジョンに思えるのであった。
クレイ 「俺、強ぇぇぇ? ってやつ?」
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