チート魅了スキルで始まる、美少女たちとの異世界ハーレム生活

仙道

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第22話

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ユフィリアの研究室は、俺が想像していたよりも遥かに広大で、そして混沌としていた。壁一面にびっしりと並べられた魔術書、中央に鎮座する複雑な魔術陣、見たこともない奇妙な道具の数々。どれもこれも、俺の知る科学とはかけ離れたものばかりだ。

「さあ、こちらへ。これからあなたの解析を始めます」

ユフィリアは冷徹な眼差しで俺に指示した。その声には一切の感情が読み取れず、まさに研究者そのものだった。俺は言われるがまま、研究室の中央にある寝台のような装置に横たわる。ひんやりとした感触が背中に伝わってきた。ユフィリアは様々な魔術的な道具を手に取り、複雑な詠唱を始める。彼女の指先から放たれる光が、俺の体を包み込んだ。

「変ですね……常識を逸脱したものは何もありません」

ユフィリアは、まるで初めて見るおもちゃに夢中になった子どものように、目を輝かせながら解析を進めていく。その瞳には、研究に対する並々ならぬ情熱が宿っていた。彼女の集中力は凄まじく、俺はただその様子を眺めるしかなかった。



解析は夜遅くまで続いた。俺はただ寝台に横たわっているだけだが、ユフィリアは一瞬たりとも集中を切らさない。彼女の額には汗が滲み、髪は乱れている。しかし、その表情は真剣そのものだ。疲労など微塵も感じさせない。

ただ、時折、ユフィリアは不意に視線を俺の方へと向けることがあった。その視線は、純粋な探求心だけではない、何か別の感情が混じり合っているように見えた。彼女の眉間に微かな皺が寄り、まるで自身の内面で葛藤しているかのような表情を浮かべる。すぐにその表情は消え、再び解析に没頭するのだが、その一瞬の揺らぎを俺は見逃さなかった。俺は、これだけ冷静に見えるユフィリアにも、人間らしい感情の動きがあることに、少しだけ安堵した。

「ユフィリア、休まなくて大丈夫なのか?」

俺が心配して声をかけると、彼女は一瞬だけ俺に視線を向けた。その瞳の奥には、やはり僅かな困惑と、そして今までとは異なる感情のきらめきが見えた。

「無用な心配です。真理の探求に、休息など必要ありません」

そう言って、ユフィリアは再び解析に没頭した。その天才的な頭脳と、研究に対する執念に、俺はただ圧倒されるばかりだった。しかし、彼女の視線が俺を捉えるたびに、彼女の冷静な仮面の下で、何かが変化していることを感じずにはいられなかった。



夜が更けたが、ユフィリアの指先から放たれる光は、さらに強くなった。

「……やはり、何も見えませんね。でも、そんなはずは……あなたには、特異なものを感じるに……」

(これは、バレてなさそうだな)

「気のせいじゃないか?」

俺が呟くと、冷静な彼女が大声を出した。

「気のせいではありません!」

ユフィリアは熱を帯びた顔で、俺の目の前に身を乗り出してきた。

「だって、ほら……」

ユフィリアは、まるで自分自身に言い聞かせるように呟く。そして、彼女は右手をゆっくりと伸ばし、俺の頬にそっと触れた。ひんやりとした彼女の指先が、微かに震えているのがわかる。

「……ケンタさん」

彼女の声は、先ほどまでの冷静な響きとは異なり、明らかに熱を帯びていた。彼女の瞳は、俺を真っ直ぐに見つめながらも、その奥には深い思索と、激しい感情の波が渦巻いているのが見て取れた。

「未解明で、予測不能……」

彼女は頬を撫でる手をわずかに強め、俺の目を覗き込むように顔を近づけた。その手が、まるで吸い寄せられるかのように、ゆっくりと俺の髪を梳き始めた。その指の動きは、研究者の冷静さとはかけ離れた、どこか甘く、そして切ないものだった。

「私の知る限り、このような現象は……あり得ないはずです。ですが、実際に、私は……」

彼女はそこで言葉を深く吸い込んだ。その瞳には、覚悟のような光が宿っている。

「……ケンタさん。私は、あなたに、前例のないほどの興味を抱いています。あなたの……全てを解明したい」

ユフィリアはそう語り、頬をさらに赤く染めた。

俺は予想外の言葉に、完全に動揺して言葉を失った。これほどまでに冷静沈着に研究を進めていた彼女が、しかもこんな状況で、まるで個人的な感情を告白するなんて、全く想像していなかったからだ。心臓がドキドキと早打ちし、頭の中が真っ白になるのを感じた。

ユフィリアの真剣な眼差しは、俺の心を捉え、その知的な魅力に、これまでとは全く違う種類の感情が加わっていくのを感じた。
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