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2章 聖地の豊かすぎる日常
20話 やる気ゼロ
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俺のあずかり知らぬところで、信者たちの熱意によって進められていた「ヴァルハラ学園」の設立計画。
それが、ついに形になったのは、秋も深まった晴れた日のことだった。
学園といっても領主館の近くに建てられた、少し大きめのログハウスだ。信者たちが総出で建てたらしい。その前には、子供たちが走り回れるように、きれいに整地された広場まで作られていた。
そして今日、その開校式典が執り行われるのだという。
もちろん、俺は「主賓」として、強制参加させられることになっていた。
「面倒くさい……。腹が痛いことにして、サボれないか?」
「アッシュ様! この聖地の未来を担う子供たちの晴れの日でございますぞ! 神であるあなた様が、お出ましにならずして、何が始まりましょうか!」
セバスの涙の説得と「式典の後には、蜂蜜と木の実をたっぷり使った、特製の祝賀ケーキをご用意しております」というセレスティアの甘い囁きによって、俺のささやかな抵抗は、あっけなく打ち砕かれた。
こうして、俺は一番マシな服を着せられ、式典の主賓席――ただのクッションが多めに置かれた椅子に、ふてくされた顔で座っていた。
目の前には、目を輝かせた子供たち、親である信者たちが、ぎっしりと集まっている。
やがて、この学園の「学園長」に、いつの間にか就任していたセレスティアが壇上に立った。彼女は、感動に声を震わせながら、俺が定めたことになっている、あの崇高な教育理念を高らかに熱弁している。
「……知識よりも、生きる力を! 強制ではなく、自主性を! そして、日々の糧への感謝と、安らかなる心を! これこそ、我らが神、アッシュ様がお示しくださった、教育の真理なのでございます!」
会場が割れんばかりの拍手に包まれる。
ああ、もう、好きにしてくれ。俺は早く、祝賀ケーキが食いたい。
そんなことを考えていると、セレスティアがキラキラした目で俺の方を見た。
「それでは、最後に! 我らが神、アッシュ様より、開校に際しての、ありがたきお言葉を頂戴いたします!」
マジかよ。
俺は、信者たちに背中を押されるようにして、しぶしぶ壇上へと上がった。
大勢の子供たちが、純粋な尊敬の眼差しで俺を見上げている。何を話せばいいのか、全く分からない。頭をガシガシと掻くと、いつも通りの正直な気持ちを口にした。
「えー……みんな、しっかり飯を食え。好き嫌いするなよ。あと、よく寝ろ。昼寝は、いいぞ。気持ちいいからな……勉強なんざ、どうでもいい。それより、遊べ。疲れたら、寝ろ……以上だ」
俺の教育機関のトップとして、あるまじき、やる気ゼロの祝辞。
会場は一瞬、シン……と静まり返った。
やっちまったか? と思ったが、次の瞬間、静寂は熱狂的な歓声と拍手によって打ち破られた。
「おおおおっ!」
「なんと、なんと簡潔で、そして深遠なるお言葉!」
「これぞ、我が学園の理念そのものではないか!」
「神は、自らのお言葉で、我らの教育方針の正しさを、改めて証明してくださったのだ!」
信者(教師や保護者)たちは、なぜか号泣しながら互いの肩を叩き合っている。
そして、子供たちは、というと。
「いえーい! べんきょうしなくていいんだー!」
「ひるね! ひるね!」
「アッシュ様、だーいすき!」
と、大喜びで飛び跳ねている。
こうして、「ヴァルハラ学園」は、設立者である俺の意図とは全く関係なく、生徒と保護者の双方から絶大な支持を受けて、最高のスタートを切ったのだった。
それから俺は、たまに縁側から学園の様子を眺めるのが、ちょっとした習慣になった。
その授業風景は、やはり、俺の想像を遥かに超えて奇妙なものだった。
ある日の、午前の授業。
子供たちが、教師役の信者に教わりながら、畑で元気にジャガイモを掘っている。
「いいか、みんな! アッシュ様がお好きなジャガイモを、いかに傷つけず、美しく、そして効率的に掘り出すか! これが、我が学園の必修科目『神聖農学』の基礎だぞ!」
謎の技術指導が行われていた。
子供たちは、泥だらけになりながらも、キャッキャと楽しそうだ。
また、ある日の午後の授業。
校庭の芝生の上に子供から大人まで全員が寝転がっている。
「さあ、静かに、深く、呼吸をしましょう……。空を流れる雲、そよぐ風、花の香り……。聖地の全てを感じるのです……。我らが神の、安らかなる寝息に自らの魂を同調させるのです……」
セレスティアが、まるで瞑想の指導者のように、穏やかな声で語りかけている。ほとんどの子供は、本当に気持ちよさそうに、すうすうと寝息を立てているようだった。
俺はその光景を見て思った。
「……なんだ、これ。まあ、楽しそうだし、何より静かだから、いいか」
この、俺のグータラ思想から生まれた、世界で最も奇妙な教育。
それが、子供たちの心と体を、驚くほど健やかに、そしてたくましく育てている、のか?
ある日の昼下がり。
俺が、いつものように縁側でうたた寝をしていると、小さな気配がして目が覚めた。
見ると、学園の子供が一人、俺の枕元に自分で育てたという、小さな野の花をそっと置いて、はにかみながら走っていくところだった。
俺はその小さな花をしばらく眺めていた。
「……まあ、悪くないな」
俺は、少しだけそう思った。
そして、花の優しい香りに包まれながら、再び、心地よい眠りへと落ちていくのだった。
それが、ついに形になったのは、秋も深まった晴れた日のことだった。
学園といっても領主館の近くに建てられた、少し大きめのログハウスだ。信者たちが総出で建てたらしい。その前には、子供たちが走り回れるように、きれいに整地された広場まで作られていた。
そして今日、その開校式典が執り行われるのだという。
もちろん、俺は「主賓」として、強制参加させられることになっていた。
「面倒くさい……。腹が痛いことにして、サボれないか?」
「アッシュ様! この聖地の未来を担う子供たちの晴れの日でございますぞ! 神であるあなた様が、お出ましにならずして、何が始まりましょうか!」
セバスの涙の説得と「式典の後には、蜂蜜と木の実をたっぷり使った、特製の祝賀ケーキをご用意しております」というセレスティアの甘い囁きによって、俺のささやかな抵抗は、あっけなく打ち砕かれた。
こうして、俺は一番マシな服を着せられ、式典の主賓席――ただのクッションが多めに置かれた椅子に、ふてくされた顔で座っていた。
目の前には、目を輝かせた子供たち、親である信者たちが、ぎっしりと集まっている。
やがて、この学園の「学園長」に、いつの間にか就任していたセレスティアが壇上に立った。彼女は、感動に声を震わせながら、俺が定めたことになっている、あの崇高な教育理念を高らかに熱弁している。
「……知識よりも、生きる力を! 強制ではなく、自主性を! そして、日々の糧への感謝と、安らかなる心を! これこそ、我らが神、アッシュ様がお示しくださった、教育の真理なのでございます!」
会場が割れんばかりの拍手に包まれる。
ああ、もう、好きにしてくれ。俺は早く、祝賀ケーキが食いたい。
そんなことを考えていると、セレスティアがキラキラした目で俺の方を見た。
「それでは、最後に! 我らが神、アッシュ様より、開校に際しての、ありがたきお言葉を頂戴いたします!」
マジかよ。
俺は、信者たちに背中を押されるようにして、しぶしぶ壇上へと上がった。
大勢の子供たちが、純粋な尊敬の眼差しで俺を見上げている。何を話せばいいのか、全く分からない。頭をガシガシと掻くと、いつも通りの正直な気持ちを口にした。
「えー……みんな、しっかり飯を食え。好き嫌いするなよ。あと、よく寝ろ。昼寝は、いいぞ。気持ちいいからな……勉強なんざ、どうでもいい。それより、遊べ。疲れたら、寝ろ……以上だ」
俺の教育機関のトップとして、あるまじき、やる気ゼロの祝辞。
会場は一瞬、シン……と静まり返った。
やっちまったか? と思ったが、次の瞬間、静寂は熱狂的な歓声と拍手によって打ち破られた。
「おおおおっ!」
「なんと、なんと簡潔で、そして深遠なるお言葉!」
「これぞ、我が学園の理念そのものではないか!」
「神は、自らのお言葉で、我らの教育方針の正しさを、改めて証明してくださったのだ!」
信者(教師や保護者)たちは、なぜか号泣しながら互いの肩を叩き合っている。
そして、子供たちは、というと。
「いえーい! べんきょうしなくていいんだー!」
「ひるね! ひるね!」
「アッシュ様、だーいすき!」
と、大喜びで飛び跳ねている。
こうして、「ヴァルハラ学園」は、設立者である俺の意図とは全く関係なく、生徒と保護者の双方から絶大な支持を受けて、最高のスタートを切ったのだった。
それから俺は、たまに縁側から学園の様子を眺めるのが、ちょっとした習慣になった。
その授業風景は、やはり、俺の想像を遥かに超えて奇妙なものだった。
ある日の、午前の授業。
子供たちが、教師役の信者に教わりながら、畑で元気にジャガイモを掘っている。
「いいか、みんな! アッシュ様がお好きなジャガイモを、いかに傷つけず、美しく、そして効率的に掘り出すか! これが、我が学園の必修科目『神聖農学』の基礎だぞ!」
謎の技術指導が行われていた。
子供たちは、泥だらけになりながらも、キャッキャと楽しそうだ。
また、ある日の午後の授業。
校庭の芝生の上に子供から大人まで全員が寝転がっている。
「さあ、静かに、深く、呼吸をしましょう……。空を流れる雲、そよぐ風、花の香り……。聖地の全てを感じるのです……。我らが神の、安らかなる寝息に自らの魂を同調させるのです……」
セレスティアが、まるで瞑想の指導者のように、穏やかな声で語りかけている。ほとんどの子供は、本当に気持ちよさそうに、すうすうと寝息を立てているようだった。
俺はその光景を見て思った。
「……なんだ、これ。まあ、楽しそうだし、何より静かだから、いいか」
この、俺のグータラ思想から生まれた、世界で最も奇妙な教育。
それが、子供たちの心と体を、驚くほど健やかに、そしてたくましく育てている、のか?
ある日の昼下がり。
俺が、いつものように縁側でうたた寝をしていると、小さな気配がして目が覚めた。
見ると、学園の子供が一人、俺の枕元に自分で育てたという、小さな野の花をそっと置いて、はにかみながら走っていくところだった。
俺はその小さな花をしばらく眺めていた。
「……まあ、悪くないな」
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