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3章 聖地の恵み、隣領に漏れ出す
30話 堅物貴族のプライド
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シュタイン領の領主館。その執務室で、領主代理エルンスト・フォン・リッターは、山のようになった羊皮紙の書類と格闘していた。
前任者ゲッコーが残した、杜撰な財政と疲弊した民の心。その立て直しは、彼が想像していた以上に困難な道のりだった。
ヴァルハラ領から帰還して以来、エルンストの心は、晴れることのない分厚い霧の中にあった。
あの場所で見た、常識外れの光景の数々。労働を祈りと呼ぶ民。自らの意思で奉仕するという魔獣。そして、全てを超越したかのように、ただ、そこに「存在する」だけで、全てを統べる、あの青年……。
彼は、ヴァルハラを「理解不能な、しかし、敵対してはならない存在」と結論付け、不干渉の方針を貫いていた。行商人マルコを介して、ヴァルハラの麻布や皮革製品を、領として買い付けるようにもなった。
それは、自領の民の生活を守るための、苦渋の決断だった。為政者としての、かろうじて残ったプライドが、そう彼に命じていた。
その日も、エルンストは、うんざりするような支出報告書に目を通していた。そこへ、行商人マルコが定期報告のために、彼の執務室を訪れた。
「エルンスト様、お時間をいただき、恐縮です」
「うむ、マルコ殿か。ヴァルハラとの交易は、滞りないかな?」
「はい、もちろんでございます。そして、本日は、聖地で生まれた、新たなる恵みを、ご紹介したく、参上いたしました」
マルコはそう言うと、従者に合図し、一つの、ふわりとした毛糸玉と、それで編まれた一足の分厚い靴下を机の上に恭しく置いた。
「これは……ただの、毛糸ではないか」
エルンストは訝しげに、その毛糸玉を手に取った。
その瞬間、彼は自らの指先が感じた、信じがたい感触に目を見張った。
(……なんだ、この、滑らかさは……!?)
彼が知る羊毛の糸とは、全くの別物だった。ウール特有のチクチクとした感触が、まるでない。まるで高級な綿か、あるいはそれ以上の何かでできているかのように柔らかく、驚くほど軽い。それでいて、一本一本の糸は、均一で強く、しっかりと撚られている。
マルコはエルンストの驚愕した表情を見て、満足げに、そして誇らしげに語り始めた。
「それこそ、ヴァルハラが新たに生み出した、奇跡の糸。『聖毛糸』にございます。アッシュ様は、今度は、我ら信徒に、『技術革新』の重要性をお示しくださいました」
「……技術、革新だと?」
「はい。この毛糸は、川の流れを利用した『水車』の力によって洗浄、加工され、そして、神の叡智によって生み出された、高性能な『紡ぎ車』によって、紡がれております」
「み、水車、だと……!?」
エルンストは愕然とした。
水車。それは、王都の一部の、大規模な製粉所などで、ようやく見られる程度の比較的高度な技術だ。そんなものを、あの辺境の谷が自前で、しかも、ただの羊毛加工のために、開発したというのか。
あの聖地は、一体、どれだけの技術を内に秘めているのだ。
「……試しに、お履きください」
マルコに促され、エルンストは半信半疑で、その靴下を履いてみた。
足を入れた瞬間、彼は再び衝撃を受けた。
まるで暖かい柔らかな空気に、足がそっと包み込まれるような感覚。そして、じわりと体の芯から暖かさが込み上げてくる、驚異的な保温性。
エルンストの脳裏にシュタイン領の長く厳しい冬の光景が浮かんだ。
粗末な藁を靴に詰め、足の指の感覚がなくなるほどの寒さの中で震えながら北の国境を守る、兵士たちの姿が。
この靴下一足、この毛糸で作った衣服一枚が彼らの命を救うかもしれない。
しかし、それは同時にシュタイン領がまた一つ、ヴァルハラ領の産品に、その圧倒的な「技術力」に屈し依存することを意味していた。
食、衣、軍備、そして今度は民の命を守る、防寒具まで……。
このままでは、シュタイン領は完全にヴァルハラの経済属領と化してしまう。
為政者としての彼のプライドが警鐘を鳴らす。
だが――。
彼の脳裏にヴァルハラで見たあの光景が蘇る。労働を喜び、歌いながら畑を耕す、民の幸福そうな顔。
自分のプライドを守ることと、民の幸福と、どちらが為政者として優先すべきことなのか。
(……あれが、あの『神』が、私に突きつけた答えのない問いなのか……)
長い、長い沈黙の後。
エルンストは絞り出すような、かすれた声でマルコに告げた。
「……マルコ殿」
「はっ」
「その『聖毛糸』、そして、それで織られた布を……可能な限りこちらへ回してもらえないだろうか」
彼は、顔を上げ決意の目で続けた。
「代金は、必ず支払う。まずは北の砦に駐留している、兵士たちに優先的に支給したい。彼らを冬の寒さから守ってやりたいのだ」
それは、エルンストが為政者としての最後のプライドを捨て、ただ一人の人間として自領の民の命を、幸福を、第一に考えた瞬間だった。
マルコは、その言葉を聞き厳粛な面持ちで深く、深く頭を下げた。
「かしこまりました。アッシュ様の慈愛の御心は、必ずやシュタイン領の兵士たちを暖めることでしょう」
エルンストは窓の外を見ながら静かにため息をついた。
自分は、これからあの得体の知れない、圧倒的な力を持つ隣人と、どう向き合っていけばいいのだろうか。
前任者ゲッコーが残した、杜撰な財政と疲弊した民の心。その立て直しは、彼が想像していた以上に困難な道のりだった。
ヴァルハラ領から帰還して以来、エルンストの心は、晴れることのない分厚い霧の中にあった。
あの場所で見た、常識外れの光景の数々。労働を祈りと呼ぶ民。自らの意思で奉仕するという魔獣。そして、全てを超越したかのように、ただ、そこに「存在する」だけで、全てを統べる、あの青年……。
彼は、ヴァルハラを「理解不能な、しかし、敵対してはならない存在」と結論付け、不干渉の方針を貫いていた。行商人マルコを介して、ヴァルハラの麻布や皮革製品を、領として買い付けるようにもなった。
それは、自領の民の生活を守るための、苦渋の決断だった。為政者としての、かろうじて残ったプライドが、そう彼に命じていた。
その日も、エルンストは、うんざりするような支出報告書に目を通していた。そこへ、行商人マルコが定期報告のために、彼の執務室を訪れた。
「エルンスト様、お時間をいただき、恐縮です」
「うむ、マルコ殿か。ヴァルハラとの交易は、滞りないかな?」
「はい、もちろんでございます。そして、本日は、聖地で生まれた、新たなる恵みを、ご紹介したく、参上いたしました」
マルコはそう言うと、従者に合図し、一つの、ふわりとした毛糸玉と、それで編まれた一足の分厚い靴下を机の上に恭しく置いた。
「これは……ただの、毛糸ではないか」
エルンストは訝しげに、その毛糸玉を手に取った。
その瞬間、彼は自らの指先が感じた、信じがたい感触に目を見張った。
(……なんだ、この、滑らかさは……!?)
彼が知る羊毛の糸とは、全くの別物だった。ウール特有のチクチクとした感触が、まるでない。まるで高級な綿か、あるいはそれ以上の何かでできているかのように柔らかく、驚くほど軽い。それでいて、一本一本の糸は、均一で強く、しっかりと撚られている。
マルコはエルンストの驚愕した表情を見て、満足げに、そして誇らしげに語り始めた。
「それこそ、ヴァルハラが新たに生み出した、奇跡の糸。『聖毛糸』にございます。アッシュ様は、今度は、我ら信徒に、『技術革新』の重要性をお示しくださいました」
「……技術、革新だと?」
「はい。この毛糸は、川の流れを利用した『水車』の力によって洗浄、加工され、そして、神の叡智によって生み出された、高性能な『紡ぎ車』によって、紡がれております」
「み、水車、だと……!?」
エルンストは愕然とした。
水車。それは、王都の一部の、大規模な製粉所などで、ようやく見られる程度の比較的高度な技術だ。そんなものを、あの辺境の谷が自前で、しかも、ただの羊毛加工のために、開発したというのか。
あの聖地は、一体、どれだけの技術を内に秘めているのだ。
「……試しに、お履きください」
マルコに促され、エルンストは半信半疑で、その靴下を履いてみた。
足を入れた瞬間、彼は再び衝撃を受けた。
まるで暖かい柔らかな空気に、足がそっと包み込まれるような感覚。そして、じわりと体の芯から暖かさが込み上げてくる、驚異的な保温性。
エルンストの脳裏にシュタイン領の長く厳しい冬の光景が浮かんだ。
粗末な藁を靴に詰め、足の指の感覚がなくなるほどの寒さの中で震えながら北の国境を守る、兵士たちの姿が。
この靴下一足、この毛糸で作った衣服一枚が彼らの命を救うかもしれない。
しかし、それは同時にシュタイン領がまた一つ、ヴァルハラ領の産品に、その圧倒的な「技術力」に屈し依存することを意味していた。
食、衣、軍備、そして今度は民の命を守る、防寒具まで……。
このままでは、シュタイン領は完全にヴァルハラの経済属領と化してしまう。
為政者としての彼のプライドが警鐘を鳴らす。
だが――。
彼の脳裏にヴァルハラで見たあの光景が蘇る。労働を喜び、歌いながら畑を耕す、民の幸福そうな顔。
自分のプライドを守ることと、民の幸福と、どちらが為政者として優先すべきことなのか。
(……あれが、あの『神』が、私に突きつけた答えのない問いなのか……)
長い、長い沈黙の後。
エルンストは絞り出すような、かすれた声でマルコに告げた。
「……マルコ殿」
「はっ」
「その『聖毛糸』、そして、それで織られた布を……可能な限りこちらへ回してもらえないだろうか」
彼は、顔を上げ決意の目で続けた。
「代金は、必ず支払う。まずは北の砦に駐留している、兵士たちに優先的に支給したい。彼らを冬の寒さから守ってやりたいのだ」
それは、エルンストが為政者としての最後のプライドを捨て、ただ一人の人間として自領の民の命を、幸福を、第一に考えた瞬間だった。
マルコは、その言葉を聞き厳粛な面持ちで深く、深く頭を下げた。
「かしこまりました。アッシュ様の慈愛の御心は、必ずやシュタイン領の兵士たちを暖めることでしょう」
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