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3章 聖地の恵み、隣領に漏れ出す
32話 神の自己評価(ただの事実)
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俺が「楽器でもあればいい」「自分たちの歴史でも語ってろ」と、適当なことを言ってから、数週間が過ぎた。
驚くべきことに、信者たちは、本気で、その二つを実行に移していたのだ。
領主館の一室は、いつの間にか「聖地創生叙事詩委員会」の作業場と化していた。
俺がたまに昼寝の邪魔にならないか、様子を見に行くと、そこでは聖女セレスティアと村の長老たちが山積みの羊皮紙を前に、うんうん唸りながらペンを走らせている。
その真剣な表情は、まるで国家の歴史書でも編纂しているかのようだ。
ご苦労なこった。俺にとっては、ただの、食っちゃ寝してた日々の記録でしかないんだがな……。
俺は、そんな彼らの熱意を遠い目で眺めるだけだった。
そんなある日こと。
ついに叙事詩の第一章とやらが、完成したらしい。セレスティアが、興奮した面持ちで、その草稿を、俺の元へ持ってきた。
「アッシュ様! ついに、我らが聖地の、輝かしい歴史の始まりを、記すことができました! どうか、お目通しを!」
「ああ……。まあ、あとでな」
「いえ! 今、ここで、ぜひ!」
彼女のキラキラした期待に満ちた瞳に、俺は断る気力をなくした。
仕方なく、その羊皮紙の束を受け取り、目を通し始める。そして俺は、そこに書かれた、信じがたい物語に愕然とした。
『聖譚叙事詩 第Ⅰ部 隣領編 第一章 神、ヴァルハラに降臨す』
……タイトルからして、もう大げさすぎる。
俺は読み進めた。
ただ、腹を空かせたセレスティアに、なけなしのジャガイモを差し出しただけのシーン。
それは、こう記されていた。
『――神は、飢えに苦しむ聖女に、大地そのものの慈愛を凝縮した『聖なる糧』を、その御手から直接お与えになった。その一粒は、万の糧にも勝る、奇跡の恵みであり、聖女の心と体を瞬く間に、神聖なる光で満たしたのである』
俺が聖女の思い込みにうんざりして、ただ「面倒くさい」と呟いただけのシーン。
それは、こうだ。
『――神は、俗世のあらゆる執着、地位、名誉、富、そういったものから、完全に解脱することこそが真の幸福に至る唯一の道であると、その深遠なる一言を以て、お示しになった』
俺が増えすぎた羊に、安眠を妨害されて、ブチ切れて「食っちまえ!」と叫んだ、あのシーンですら。
『――神は、恵みに惑わされ、思考を停止した愚かなる民に、天を揺るがす、雷鳴の如き怒りをもって、『生命の循環』という、この世の大いなる摂理を、お示しになった。それは、破壊ではない。次なる、より大きな創造のための愛に満ちた、神の叱責であったのだ』
……全編、この調子だった。
ただのグータラが、慈愛と、知性と、威厳に満ちた、完璧超人な神様に捏造されている。
俺は、あまりの脚色っぷりに、もはやツッコミを入れる気力すら失っていた。
かろうじて、俺は一言だけ絞り出した。
「……なあ、セレスティア」
「はい! アッシュ様!」
「これ、俺、ちょっと……いや、かなり、格好良すぎないか? 俺は、ただのジャガイモと昼寝が好きなだけの、グータラなんだが……」
謙遜でも何でもない、ただの、ありのままの「事実」の指摘。
だが、それは、セレスティアの、信仰心という名の最強のフィルターの前では、全く意味をなさなかった。
「まあ! アッシュ様!」
彼女は、うっとりとした表情で胸に手を当てた。
「ご自身の、かくも偉大なる御業を、そのように、ご謙遜なさるなんて……! なんという、奥ゆかしさ! ですが、ご安心くださいませ。我々信徒は、決して神の真のお姿を、見誤ってはおりません!」
そして彼女は、きっぱりと言い切った。
「この叙事詩は、あくまで、未来に生まれてくる、我らの子孫たちが、神の偉大さを、その万分の一でも、理解するための、ささやかな、ささやかな、道標に過ぎないのですから!」
……ダメだ、こいつ。全く、話が通じない。
俺が諦めの境地に達した、その時だった。
「アッシュ様ー! できましたぞー!」
織物工房の方から、楽器製作班の連中が何やら手作りの楽器を手に、興奮した様子で走ってくるのが見えた。
彼らが、誇らしげに持ってきたのは、見よう見まねで作った、不格好なリュートもどきと、羊の皮を、強く張った、腹に響きそうな、大きな太鼓だった。
その日の夜。
中央広場では、領地で初めての「叙事詩お披露目会」が開かれた。
焚き火の、パチパチと爆ぜる音が、夏の夜空に響く。
セレスティアが、壇上に立ち、完成したばかりの「聖譚叙事詩」の第一章を、まるで舞台女優のように抑揚をつけて、朗々と読み上げる。
その後ろでは、楽器製作班の男たちが、リュートもどきで、どこか物悲しい、素朴なメロディを拙いながらも、必死に奏で、太鼓が、ドウン……ドウン……と、荘厳に少しだけズレたリズムを、刻んでいた。
俺は、その光景を領主館のテラスから、一人ぼんやりと眺めていた。
焚き火の光に信者たちの顔が照らし出されている。
子供も、大人も、長老たちも、皆、目を輝かせ、時には涙ぐみながら、自分たちの「勘違いの歴史」が、壮大な「神話」として語られていくのを聞き入っていた。
……なんか、大げさで、むず痒いけど……。
俺は思った。
まあ、でも悪くない雰囲気だ。
拙い演奏と、大げさな朗読。
それが、不思議と、夏の夜の空気に溶け込んで心地よく耳に響く。
なんだか少しだけ眠くなってきた。
驚くべきことに、信者たちは、本気で、その二つを実行に移していたのだ。
領主館の一室は、いつの間にか「聖地創生叙事詩委員会」の作業場と化していた。
俺がたまに昼寝の邪魔にならないか、様子を見に行くと、そこでは聖女セレスティアと村の長老たちが山積みの羊皮紙を前に、うんうん唸りながらペンを走らせている。
その真剣な表情は、まるで国家の歴史書でも編纂しているかのようだ。
ご苦労なこった。俺にとっては、ただの、食っちゃ寝してた日々の記録でしかないんだがな……。
俺は、そんな彼らの熱意を遠い目で眺めるだけだった。
そんなある日こと。
ついに叙事詩の第一章とやらが、完成したらしい。セレスティアが、興奮した面持ちで、その草稿を、俺の元へ持ってきた。
「アッシュ様! ついに、我らが聖地の、輝かしい歴史の始まりを、記すことができました! どうか、お目通しを!」
「ああ……。まあ、あとでな」
「いえ! 今、ここで、ぜひ!」
彼女のキラキラした期待に満ちた瞳に、俺は断る気力をなくした。
仕方なく、その羊皮紙の束を受け取り、目を通し始める。そして俺は、そこに書かれた、信じがたい物語に愕然とした。
『聖譚叙事詩 第Ⅰ部 隣領編 第一章 神、ヴァルハラに降臨す』
……タイトルからして、もう大げさすぎる。
俺は読み進めた。
ただ、腹を空かせたセレスティアに、なけなしのジャガイモを差し出しただけのシーン。
それは、こう記されていた。
『――神は、飢えに苦しむ聖女に、大地そのものの慈愛を凝縮した『聖なる糧』を、その御手から直接お与えになった。その一粒は、万の糧にも勝る、奇跡の恵みであり、聖女の心と体を瞬く間に、神聖なる光で満たしたのである』
俺が聖女の思い込みにうんざりして、ただ「面倒くさい」と呟いただけのシーン。
それは、こうだ。
『――神は、俗世のあらゆる執着、地位、名誉、富、そういったものから、完全に解脱することこそが真の幸福に至る唯一の道であると、その深遠なる一言を以て、お示しになった』
俺が増えすぎた羊に、安眠を妨害されて、ブチ切れて「食っちまえ!」と叫んだ、あのシーンですら。
『――神は、恵みに惑わされ、思考を停止した愚かなる民に、天を揺るがす、雷鳴の如き怒りをもって、『生命の循環』という、この世の大いなる摂理を、お示しになった。それは、破壊ではない。次なる、より大きな創造のための愛に満ちた、神の叱責であったのだ』
……全編、この調子だった。
ただのグータラが、慈愛と、知性と、威厳に満ちた、完璧超人な神様に捏造されている。
俺は、あまりの脚色っぷりに、もはやツッコミを入れる気力すら失っていた。
かろうじて、俺は一言だけ絞り出した。
「……なあ、セレスティア」
「はい! アッシュ様!」
「これ、俺、ちょっと……いや、かなり、格好良すぎないか? 俺は、ただのジャガイモと昼寝が好きなだけの、グータラなんだが……」
謙遜でも何でもない、ただの、ありのままの「事実」の指摘。
だが、それは、セレスティアの、信仰心という名の最強のフィルターの前では、全く意味をなさなかった。
「まあ! アッシュ様!」
彼女は、うっとりとした表情で胸に手を当てた。
「ご自身の、かくも偉大なる御業を、そのように、ご謙遜なさるなんて……! なんという、奥ゆかしさ! ですが、ご安心くださいませ。我々信徒は、決して神の真のお姿を、見誤ってはおりません!」
そして彼女は、きっぱりと言い切った。
「この叙事詩は、あくまで、未来に生まれてくる、我らの子孫たちが、神の偉大さを、その万分の一でも、理解するための、ささやかな、ささやかな、道標に過ぎないのですから!」
……ダメだ、こいつ。全く、話が通じない。
俺が諦めの境地に達した、その時だった。
「アッシュ様ー! できましたぞー!」
織物工房の方から、楽器製作班の連中が何やら手作りの楽器を手に、興奮した様子で走ってくるのが見えた。
彼らが、誇らしげに持ってきたのは、見よう見まねで作った、不格好なリュートもどきと、羊の皮を、強く張った、腹に響きそうな、大きな太鼓だった。
その日の夜。
中央広場では、領地で初めての「叙事詩お披露目会」が開かれた。
焚き火の、パチパチと爆ぜる音が、夏の夜空に響く。
セレスティアが、壇上に立ち、完成したばかりの「聖譚叙事詩」の第一章を、まるで舞台女優のように抑揚をつけて、朗々と読み上げる。
その後ろでは、楽器製作班の男たちが、リュートもどきで、どこか物悲しい、素朴なメロディを拙いながらも、必死に奏で、太鼓が、ドウン……ドウン……と、荘厳に少しだけズレたリズムを、刻んでいた。
俺は、その光景を領主館のテラスから、一人ぼんやりと眺めていた。
焚き火の光に信者たちの顔が照らし出されている。
子供も、大人も、長老たちも、皆、目を輝かせ、時には涙ぐみながら、自分たちの「勘違いの歴史」が、壮大な「神話」として語られていくのを聞き入っていた。
……なんか、大げさで、むず痒いけど……。
俺は思った。
まあ、でも悪くない雰囲気だ。
拙い演奏と、大げさな朗読。
それが、不思議と、夏の夜の空気に溶け込んで心地よく耳に響く。
なんだか少しだけ眠くなってきた。
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