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第2章 宿敵の家の当主を妻に貰ってから
第63話 強い!賢い!可愛い!オーロラちゃん!
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この前来たばかりだから、オーロラちゃんの部屋の場所は覚えている。扉をノックすると部屋の中から声が聞こえた。
『誰?』
「こんにちはオーロラちゃ――」
『ノヴァお兄様!?』
名前を言い終わる前に大きな声が聞こえて、しばらくすると扉が開いた。そこには部屋主であるオーロラちゃんが驚いた様子で俺を見上げていた。
「ど、どうしてここに? お姉様と一緒に来たの?」
「いや、ナタさんに作ってもらった機器を試していてね。それでアークゲート家の屋敷に遊びに来たところだったんだ」
廊下とかじゃなくて直接ユティさんの部屋に繋ぐっていう、もしタイミング悪かったらどうするんだって感じの来訪だったけど、そこは勿論言わなかった。
「そうなのね! じゃあ部屋に入って!」
「ああ、ありがとう」
招き入れられてオーロラちゃんの部屋に入る。ユティさんの部屋とは違って、綺麗に片付いていた。チラリと目を向けてみれば机の上に本や書類が置いてあるから、勉強をしていたんだろう。
「それでお兄さ――」
「ん?」
扉を閉めたオーロラちゃんは、俺を見上げて言葉を止める。やがて顔を逸らして、勢いよく扉を開けた。
「ちょ、ちょっとリサ呼んでくるわ! せっかくノヴァお兄様が来たから、色々と振舞わないと!」
「あ、ちょっと!」
そんなに気を使わなくてもいいと言うよりも早く、オーロラちゃんは物凄い速さで部屋を出て行ってしまった。声をかける暇すらなかった感じだ。
「何もそんなに急がなくてもなぁ……」
俺の言葉は、誰もいないオーロラちゃんの部屋にむなしく消えていった。
×××
それからしばらくして、興奮して走ったからか少しだけ顔の赤いオーロラちゃんと満面の笑みのリサさんが帰ってきた。この前と同じようにリサさんに飲み物を用意してもらって、三人でテーブルを囲む。
「旦那様は、ゲートの試作品を貰って真っ先にアークゲート家に来たんですか?」
「はい、一番に思いついたのがここだったので」
「そうですかそうですか!」
リサさんが満面の笑みで頷いている。この人、今日部屋に入って来てからずっと上機嫌だな。そしてその一方でオーロラちゃんは苦笑いだ。
「ねえねえノヴァお兄様、そのゲートの機器見せて?」
「ああ、これだよ」
少し大きめの機器を取り出して、オーロラちゃんに手渡した。
「わっ、意外と大きいのね。持ち運ぶの大変そう」
「ナタさんは小型化する予定って言っていたよ」
ゲートの魔法を使えるだけでも十分だって言ったけど、きっと彼女は小型化するだろうなという確信があった。
彼女のような人は、何というかやり遂げるまで止まらない気がする。
「うーん、見ても全然分からないわ。ユティお姉様なら分かるんだろうけど」
難しい顔をしたオーロラちゃんは機器を見飽きたのか返してくる。
それを仕舞った後に、そういえばと、あの日の夜のことを思い出した。
「あー、えっと……その……」
「? なによ、言いたいことがあるなら言って。そういう気になるの、私いつまでも続いちゃうの」
まあ、オーロラちゃんはそんな性格だよなと思って、観念して白状した。
「王都でのティアラの一件なんだけどさ、シアにバレてたんだ」
「…………」
絶句したオーロラちゃん。
やがて俺の言ったことを理解したのか、頭を抱えて大きなため息を吐いた。
「……まあ、あのお姉様なら知っていても不思議はないけど」
「ごめん、オーロラちゃん」
「どうしてノヴァお兄様が謝るのよ。きっと最後まで隠そうとしてくれたんでしょ? むしろお礼を言う方よ。ありがとう、ノヴァお兄様」
「えっと……何の話です?」
話についていけないリサさんが声を上げる。オーロラちゃんを見ると、彼女は頷いた。どうやら話してもいいらしい。
「それが、前にオーロラちゃんと王都に行ったときにティアラ・アークゲートと会ったんです。そこでちょっとした口論になりまして……俺の事をアークゲート家の男って何度も言ったり、その……まあそんなことを言って――」
「私には、お母様の最高傑作だろって言ったのよ。作られたお前なら、そのことが分かるだろってね」
「……オーロラちゃん」
驚いた。オーロラちゃんが抱えている部分に関係すると思ったからあえて口にしなかったのに。けど今の彼女はあの時とは違って、震えている様子もない。いつものオーロラちゃんだ。
「……は?」
びっくりして隣を見る。さっきまで黙って話を聞いていたリサさんが、恐ろしい程の怒りの形相を浮かべていた。入ってきたときの上機嫌でニコニコした笑顔を浮かべていた人物とは別人って言っても信じちゃいそうなくらいだ。
「旦那様だけでなくて、お嬢様にまでそんなことを……?」
「ちょっと……リサ?」
長い付き合いであるはずもオーロラちゃんも少し困惑している。いつも明るく楽しそうなリサさんがこんなに怒りを露わにするのは初めてなのかもしれない。
「あのクソババア……ぶん殴ってやる……」
「落ち着きなさいリサ!」
焦ってあたふたしながら止めるオーロラちゃん。
俺も驚いた。今のリサさんはマジでやりかねない雰囲気を放っている。
「くーっ! ですがお嬢様! 私、殴らずにはいられません!」
「落ち着きなさいって! 別に気にしていないし、強力な魔法が使えるティアラ叔母様にリサが敵うわけないでしょ!」
「それならば、刺し違えてでもあのクソババアを!」
「なにを言っているのあなた!?」
怒りに震えるリサさんと、目を見開いて驚きつつもそれを止めるオーロラちゃん。
流石に収拾がつかなくなってきたなって思って、声を上げた。
「大丈夫ですよリサさん。最後にはオーロラちゃんも果敢に睨み返していましたから。結果としてティアラはぐうの音も出ずに退散。あれは確実にオーロラちゃんの勝ちです。かっこよかったんですから」
「なんと!?」
あの時の結末を伝えると、リサさんは怒りの表情を霧散させてオーロラちゃんを見た。
「流石お嬢様です! 強い! 賢い! 可愛い!」
「ちょっと辞めなさいって……本当に落ち着きなさいって」
「強い、賢い、可愛い……確かに」
「ノヴァお兄様!?」
うんうんと頷いていると、オーラちゃんは溜息を吐いて、軽くペしりとリサさんの肩を叩いた。
「あんまり恥ずかしいこと言わないの。まあでも落ち着いてくれてよかったわよ」
そういったオーロラちゃんは椅子に座り直して、リサさんが用意したミルク入りのコーヒーに口を付けた。
それは、これからのための準備でもあったんだろう。
カップを置いて、大きく息を吐いて、そして彼女は目線を俺に向ける。
「ノヴァお兄様、話したいことがあるの」
「……オーロラちゃん」
オーロラちゃんが何を話そうとしているのか、なんとなく分かってしまう。その時が来たってことだろう。
「私が話せるのは私に関する話だけだけど……私が今までこのアークゲート家でどう過ごしてきたか。どんな人生を送ってきたか。それをノヴァお兄様に知って欲しいの」
オーロラちゃんの……いやきっと、アークゲート家に関わる話だ。
『誰?』
「こんにちはオーロラちゃ――」
『ノヴァお兄様!?』
名前を言い終わる前に大きな声が聞こえて、しばらくすると扉が開いた。そこには部屋主であるオーロラちゃんが驚いた様子で俺を見上げていた。
「ど、どうしてここに? お姉様と一緒に来たの?」
「いや、ナタさんに作ってもらった機器を試していてね。それでアークゲート家の屋敷に遊びに来たところだったんだ」
廊下とかじゃなくて直接ユティさんの部屋に繋ぐっていう、もしタイミング悪かったらどうするんだって感じの来訪だったけど、そこは勿論言わなかった。
「そうなのね! じゃあ部屋に入って!」
「ああ、ありがとう」
招き入れられてオーロラちゃんの部屋に入る。ユティさんの部屋とは違って、綺麗に片付いていた。チラリと目を向けてみれば机の上に本や書類が置いてあるから、勉強をしていたんだろう。
「それでお兄さ――」
「ん?」
扉を閉めたオーロラちゃんは、俺を見上げて言葉を止める。やがて顔を逸らして、勢いよく扉を開けた。
「ちょ、ちょっとリサ呼んでくるわ! せっかくノヴァお兄様が来たから、色々と振舞わないと!」
「あ、ちょっと!」
そんなに気を使わなくてもいいと言うよりも早く、オーロラちゃんは物凄い速さで部屋を出て行ってしまった。声をかける暇すらなかった感じだ。
「何もそんなに急がなくてもなぁ……」
俺の言葉は、誰もいないオーロラちゃんの部屋にむなしく消えていった。
×××
それからしばらくして、興奮して走ったからか少しだけ顔の赤いオーロラちゃんと満面の笑みのリサさんが帰ってきた。この前と同じようにリサさんに飲み物を用意してもらって、三人でテーブルを囲む。
「旦那様は、ゲートの試作品を貰って真っ先にアークゲート家に来たんですか?」
「はい、一番に思いついたのがここだったので」
「そうですかそうですか!」
リサさんが満面の笑みで頷いている。この人、今日部屋に入って来てからずっと上機嫌だな。そしてその一方でオーロラちゃんは苦笑いだ。
「ねえねえノヴァお兄様、そのゲートの機器見せて?」
「ああ、これだよ」
少し大きめの機器を取り出して、オーロラちゃんに手渡した。
「わっ、意外と大きいのね。持ち運ぶの大変そう」
「ナタさんは小型化する予定って言っていたよ」
ゲートの魔法を使えるだけでも十分だって言ったけど、きっと彼女は小型化するだろうなという確信があった。
彼女のような人は、何というかやり遂げるまで止まらない気がする。
「うーん、見ても全然分からないわ。ユティお姉様なら分かるんだろうけど」
難しい顔をしたオーロラちゃんは機器を見飽きたのか返してくる。
それを仕舞った後に、そういえばと、あの日の夜のことを思い出した。
「あー、えっと……その……」
「? なによ、言いたいことがあるなら言って。そういう気になるの、私いつまでも続いちゃうの」
まあ、オーロラちゃんはそんな性格だよなと思って、観念して白状した。
「王都でのティアラの一件なんだけどさ、シアにバレてたんだ」
「…………」
絶句したオーロラちゃん。
やがて俺の言ったことを理解したのか、頭を抱えて大きなため息を吐いた。
「……まあ、あのお姉様なら知っていても不思議はないけど」
「ごめん、オーロラちゃん」
「どうしてノヴァお兄様が謝るのよ。きっと最後まで隠そうとしてくれたんでしょ? むしろお礼を言う方よ。ありがとう、ノヴァお兄様」
「えっと……何の話です?」
話についていけないリサさんが声を上げる。オーロラちゃんを見ると、彼女は頷いた。どうやら話してもいいらしい。
「それが、前にオーロラちゃんと王都に行ったときにティアラ・アークゲートと会ったんです。そこでちょっとした口論になりまして……俺の事をアークゲート家の男って何度も言ったり、その……まあそんなことを言って――」
「私には、お母様の最高傑作だろって言ったのよ。作られたお前なら、そのことが分かるだろってね」
「……オーロラちゃん」
驚いた。オーロラちゃんが抱えている部分に関係すると思ったからあえて口にしなかったのに。けど今の彼女はあの時とは違って、震えている様子もない。いつものオーロラちゃんだ。
「……は?」
びっくりして隣を見る。さっきまで黙って話を聞いていたリサさんが、恐ろしい程の怒りの形相を浮かべていた。入ってきたときの上機嫌でニコニコした笑顔を浮かべていた人物とは別人って言っても信じちゃいそうなくらいだ。
「旦那様だけでなくて、お嬢様にまでそんなことを……?」
「ちょっと……リサ?」
長い付き合いであるはずもオーロラちゃんも少し困惑している。いつも明るく楽しそうなリサさんがこんなに怒りを露わにするのは初めてなのかもしれない。
「あのクソババア……ぶん殴ってやる……」
「落ち着きなさいリサ!」
焦ってあたふたしながら止めるオーロラちゃん。
俺も驚いた。今のリサさんはマジでやりかねない雰囲気を放っている。
「くーっ! ですがお嬢様! 私、殴らずにはいられません!」
「落ち着きなさいって! 別に気にしていないし、強力な魔法が使えるティアラ叔母様にリサが敵うわけないでしょ!」
「それならば、刺し違えてでもあのクソババアを!」
「なにを言っているのあなた!?」
怒りに震えるリサさんと、目を見開いて驚きつつもそれを止めるオーロラちゃん。
流石に収拾がつかなくなってきたなって思って、声を上げた。
「大丈夫ですよリサさん。最後にはオーロラちゃんも果敢に睨み返していましたから。結果としてティアラはぐうの音も出ずに退散。あれは確実にオーロラちゃんの勝ちです。かっこよかったんですから」
「なんと!?」
あの時の結末を伝えると、リサさんは怒りの表情を霧散させてオーロラちゃんを見た。
「流石お嬢様です! 強い! 賢い! 可愛い!」
「ちょっと辞めなさいって……本当に落ち着きなさいって」
「強い、賢い、可愛い……確かに」
「ノヴァお兄様!?」
うんうんと頷いていると、オーラちゃんは溜息を吐いて、軽くペしりとリサさんの肩を叩いた。
「あんまり恥ずかしいこと言わないの。まあでも落ち着いてくれてよかったわよ」
そういったオーロラちゃんは椅子に座り直して、リサさんが用意したミルク入りのコーヒーに口を付けた。
それは、これからのための準備でもあったんだろう。
カップを置いて、大きく息を吐いて、そして彼女は目線を俺に向ける。
「ノヴァお兄様、話したいことがあるの」
「……オーロラちゃん」
オーロラちゃんが何を話そうとしているのか、なんとなく分かってしまう。その時が来たってことだろう。
「私が話せるのは私に関する話だけだけど……私が今までこのアークゲート家でどう過ごしてきたか。どんな人生を送ってきたか。それをノヴァお兄様に知って欲しいの」
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