194 / 237
第3章 宿敵の家と宿敵でなくなってから
第194話 力強い味方を得る
しおりを挟む
オーロラちゃんの屋敷を訪れた翌日、俺は昼過ぎにアークゲート家の屋敷を訪れていた。目的はユティさんと話をするためだ。同じ屋敷で仕事をするシアが伝えておきましょうかと言ってくれたけど、オーロラちゃんとユティさんの二人には俺の口から直接伝えたかった。
寒い北の地なのにシアの魔法で暖かい入り口に無事にゲートを繋ぐことが出来た俺は、二階へ続く階段へ目を向ける。この屋敷を訪れるのも数えきれないほどになり、最近は特に何の問題もなくゲートを繋げている。
最初の方は間違えてユティさんの部屋に繋いでしまったり、つい最近までは中庭に繋いだりしていたなぁ、なんてことを思いながらユティさんの部屋を目指して階段を上り始めた。
踊り場で右へ伸びる階段へ足を掛けて、二階へ。扉を開いた後に廊下をしばらく歩けば、曲がり角のすぐ近くがユティさんの部屋だ。何度も通った廊下だからこそ、親しみを感じる。
「そういえばそろそろ片づけを手伝う頃合いだな……」
ふとそんなことを思い出した。以前ユティさんの部屋を片付けてから結構な時間が経っているから、そろそろ片づけの時期だろう。本に埋もれるユティさんの部屋にはいつも驚かされるけど、それを片付けて本来の姿を取り戻すまでの過程は結構好きだったりする。
少しだけワクワクした気持ちでユティさんの部屋の前に到着し、扉をノックした。
『はい』
すぐに聞こえるユティさんの声に返答する。
「ノヴァです。相談事があって来ました」
ちょっとだけ待てば扉が音を立てて開く。その奥にはいつも通り元気そうなユティさんの姿があった。
「こんにちはノヴァさん、お待ちしていました。中へどうぞ」
「ありがとうございます、ユティさん」
笑顔で礼を告げて中へと入る。扉がさらに動いて、部屋の中が一望できるようになった。
「…………」
絶句した。ユティさんの部屋には本一つ転がっていなかった。綺麗に整理されていて、まるで俺とユティさんが共同で掃除をした後みたいだった。
「あれ? 片づけを手伝うつもりでもあったんですけど……」
「私だって成長します。片付けられますよ」
「おぉ……」
ユティさんの成長に感動すると同時に少しだけ寂しい気分になる。片付け、楽しかったんだけどな。
彼女に促されて部屋の中にある長椅子へ移動し腰かける。向かいにはユティさんが着席するかと思いきや、声をかけてきた。
「コーヒーで良かったですよね?」
「あ、はい……すみません」
「いえ、自分で淹れるのは慣れていますので、お気になさらず」
良く部屋に籠っているユティさんはオーロラちゃんやシアとは違い、自分でお茶を準備することが多いそうだ。彼女曰く、いちいち呼ぶよりも自分でやった方が早いからなんだとか。その言葉を聞いて、実にユティさんらしいなと思ったくらいだ。
しばらく待てば彼女の淹れてくれた芳ばしい香りのコーヒーがテーブルに置かれる。その香りを少しだけ楽しんで、向かいに腰を下ろしたユティさんに話し始めた。
「今回ユティさんに相談したいのは、フォルス家とアークゲート家を一つにするという案についてなんです」
「フォルス家とアークゲート家を……一つに?」
俺の言葉を聞いてシアやオーロラちゃんと同じような反応を見せるユティさん。それを見て姉妹だなと内心で思ったあと、両家を一つにする案について説明を始める。そう思ったきっかけやシアとオーロラちゃんは受け入れてくれたことなども含めて、話せる限りの事をユティさんに話した。
その間、ユティさんは真剣に耳を傾けてくれた。自分が淹れた紅茶に一切手を付けることもしなかった。ただ反応は無表情か何かを考えているような仕草が多くて、少しだけ緊張してしまった。
「……という感じなんです」
「なるほど……」
全てを話し終えて、ユティさんは考えるそぶりを見せる。かと思えば、意外とあっさりとそのそぶりを解いて俺を見た。
「良いと思います。聞いていて気づいた疑問点は当主様やオーラも考えてくれているようですので、問題はないでしょう。時間こそ少しかかるかなという印象ですが、成功すると思いますよ」
「ありがとうございます……ユティさんにそう言って頂けると嬉しいです」
穏やかに微笑むユティさんを見て、ようやく俺の中の少しの緊張が消えた気がした。なんというか、俺の中でユティさんはとても頼りになる存在だ。もちろん一番はシアだけど、それとはちょっと違う方向性で頼りにしているというか。
だからこそ、今回の俺の案を彼女が受け入れてくれたのが嬉しかった。シアと話しているときに問題はないと思っていたけど、今ユティさんに受け入れられて問題はないと確信できたくらいだ。
「それにしてもフォーゲートですか……安直ですが、それが逆にオーラらしいと言いますか」
「あ、あくまでも候補ですからね?」
新しい一族の名前についてまるで決まったかのように言うユティさん。オーロラちゃんも仮で言っていたこともあり、そう説明するも、ユティさんはクスクスと笑った。
「良いのではないですか? 分かりやすく記憶に残りやすいですから。オーラも喜ぶでしょう」
「……そうですかね?」
どちらかというと、なんとなくで言ったのにそれになったの!? と目を見開いて驚くような気がするけど、と心の中で思ったりした。
「当主様やオーラも言ったと思いますが、私も協力します。……どうせなら両家を一つにする際、あるいは一つにした後の事について打ち合わせをして決めますか」
「本当ですか!? ユティさんがよろしければ、是非お願いします」
「いえ全然構いません。……焦る必要もないので、じっくり見落としの無いように色々なことを決めていきましょう。決まったことについては私の方で当主様やオーラに共有しておきますよ」
「ありがとうございます。本当に助かります」
アークゲート家でシアの補佐をしているユティさんほど今のアークゲート家に詳しい人は居ないだろう。そんな彼女と一緒に案を進められるという事はかなり心強かった。
「まあ、今日はゆっくりして行ってください。そういえばシスティから良いお土産を貰ったんでした。……確かここに……」
そう言ってお土産を取りに行くユティさん。その後、お互いのカップの中が空になるまで、俺達は久しぶりの会話を楽しんだ。
寒い北の地なのにシアの魔法で暖かい入り口に無事にゲートを繋ぐことが出来た俺は、二階へ続く階段へ目を向ける。この屋敷を訪れるのも数えきれないほどになり、最近は特に何の問題もなくゲートを繋げている。
最初の方は間違えてユティさんの部屋に繋いでしまったり、つい最近までは中庭に繋いだりしていたなぁ、なんてことを思いながらユティさんの部屋を目指して階段を上り始めた。
踊り場で右へ伸びる階段へ足を掛けて、二階へ。扉を開いた後に廊下をしばらく歩けば、曲がり角のすぐ近くがユティさんの部屋だ。何度も通った廊下だからこそ、親しみを感じる。
「そういえばそろそろ片づけを手伝う頃合いだな……」
ふとそんなことを思い出した。以前ユティさんの部屋を片付けてから結構な時間が経っているから、そろそろ片づけの時期だろう。本に埋もれるユティさんの部屋にはいつも驚かされるけど、それを片付けて本来の姿を取り戻すまでの過程は結構好きだったりする。
少しだけワクワクした気持ちでユティさんの部屋の前に到着し、扉をノックした。
『はい』
すぐに聞こえるユティさんの声に返答する。
「ノヴァです。相談事があって来ました」
ちょっとだけ待てば扉が音を立てて開く。その奥にはいつも通り元気そうなユティさんの姿があった。
「こんにちはノヴァさん、お待ちしていました。中へどうぞ」
「ありがとうございます、ユティさん」
笑顔で礼を告げて中へと入る。扉がさらに動いて、部屋の中が一望できるようになった。
「…………」
絶句した。ユティさんの部屋には本一つ転がっていなかった。綺麗に整理されていて、まるで俺とユティさんが共同で掃除をした後みたいだった。
「あれ? 片づけを手伝うつもりでもあったんですけど……」
「私だって成長します。片付けられますよ」
「おぉ……」
ユティさんの成長に感動すると同時に少しだけ寂しい気分になる。片付け、楽しかったんだけどな。
彼女に促されて部屋の中にある長椅子へ移動し腰かける。向かいにはユティさんが着席するかと思いきや、声をかけてきた。
「コーヒーで良かったですよね?」
「あ、はい……すみません」
「いえ、自分で淹れるのは慣れていますので、お気になさらず」
良く部屋に籠っているユティさんはオーロラちゃんやシアとは違い、自分でお茶を準備することが多いそうだ。彼女曰く、いちいち呼ぶよりも自分でやった方が早いからなんだとか。その言葉を聞いて、実にユティさんらしいなと思ったくらいだ。
しばらく待てば彼女の淹れてくれた芳ばしい香りのコーヒーがテーブルに置かれる。その香りを少しだけ楽しんで、向かいに腰を下ろしたユティさんに話し始めた。
「今回ユティさんに相談したいのは、フォルス家とアークゲート家を一つにするという案についてなんです」
「フォルス家とアークゲート家を……一つに?」
俺の言葉を聞いてシアやオーロラちゃんと同じような反応を見せるユティさん。それを見て姉妹だなと内心で思ったあと、両家を一つにする案について説明を始める。そう思ったきっかけやシアとオーロラちゃんは受け入れてくれたことなども含めて、話せる限りの事をユティさんに話した。
その間、ユティさんは真剣に耳を傾けてくれた。自分が淹れた紅茶に一切手を付けることもしなかった。ただ反応は無表情か何かを考えているような仕草が多くて、少しだけ緊張してしまった。
「……という感じなんです」
「なるほど……」
全てを話し終えて、ユティさんは考えるそぶりを見せる。かと思えば、意外とあっさりとそのそぶりを解いて俺を見た。
「良いと思います。聞いていて気づいた疑問点は当主様やオーラも考えてくれているようですので、問題はないでしょう。時間こそ少しかかるかなという印象ですが、成功すると思いますよ」
「ありがとうございます……ユティさんにそう言って頂けると嬉しいです」
穏やかに微笑むユティさんを見て、ようやく俺の中の少しの緊張が消えた気がした。なんというか、俺の中でユティさんはとても頼りになる存在だ。もちろん一番はシアだけど、それとはちょっと違う方向性で頼りにしているというか。
だからこそ、今回の俺の案を彼女が受け入れてくれたのが嬉しかった。シアと話しているときに問題はないと思っていたけど、今ユティさんに受け入れられて問題はないと確信できたくらいだ。
「それにしてもフォーゲートですか……安直ですが、それが逆にオーラらしいと言いますか」
「あ、あくまでも候補ですからね?」
新しい一族の名前についてまるで決まったかのように言うユティさん。オーロラちゃんも仮で言っていたこともあり、そう説明するも、ユティさんはクスクスと笑った。
「良いのではないですか? 分かりやすく記憶に残りやすいですから。オーラも喜ぶでしょう」
「……そうですかね?」
どちらかというと、なんとなくで言ったのにそれになったの!? と目を見開いて驚くような気がするけど、と心の中で思ったりした。
「当主様やオーラも言ったと思いますが、私も協力します。……どうせなら両家を一つにする際、あるいは一つにした後の事について打ち合わせをして決めますか」
「本当ですか!? ユティさんがよろしければ、是非お願いします」
「いえ全然構いません。……焦る必要もないので、じっくり見落としの無いように色々なことを決めていきましょう。決まったことについては私の方で当主様やオーラに共有しておきますよ」
「ありがとうございます。本当に助かります」
アークゲート家でシアの補佐をしているユティさんほど今のアークゲート家に詳しい人は居ないだろう。そんな彼女と一緒に案を進められるという事はかなり心強かった。
「まあ、今日はゆっくりして行ってください。そういえばシスティから良いお土産を貰ったんでした。……確かここに……」
そう言ってお土産を取りに行くユティさん。その後、お互いのカップの中が空になるまで、俺達は久しぶりの会話を楽しんだ。
8
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
里帰りをしていたら離婚届が送られてきたので今から様子を見に行ってきます
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
<離婚届?納得いかないので今から内密に帰ります>
政略結婚で2年もの間「白い結婚」を続ける最中、妹の出産祝いで里帰りしていると突然届いた離婚届。あまりに理不尽で到底受け入れられないので内緒で帰ってみた結果・・・?
※「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
【完結】物置小屋の魔法使いの娘~父の再婚相手と義妹に家を追い出され、婚約者には捨てられた。でも、私は……
buchi
恋愛
大公爵家の父が再婚して新しくやって来たのは、義母と義妹。当たり前のようにダーナの部屋を取り上げ、義妹のマチルダのものに。そして社交界への出入りを禁止し、館の隣の物置小屋に移動するよう命じた。ダーナは亡くなった母の血を受け継いで魔法が使えた。これまでは使う必要がなかった。だけど、汚い小屋に閉じ込められた時は、使用人がいるので自粛していた魔法力を存分に使った。魔法力のことは、母と母と同じ国から嫁いできた王妃様だけが知る秘密だった。
みすぼらしい物置小屋はパラダイスに。だけど、ある晩、王太子殿下のフィルがダーナを心配になってやって来て……
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる