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第3章 宿敵の家と宿敵でなくなってから
第200話 シアはティアラに釘を刺す
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ゲートの魔法を使い、執務室の前へ。コンコンッとノックをすれば、どうぞ、という震えた声が聞こえました。遠慮なく扉を開けて中へ入れば、ティアラ・アークゲートは顔を青くして待っていました。
「お久しぶりです、ティアラ叔母様」
「お、お久しぶりです当主様……今日はどういったご用件で……?」
今日訪れることは事前に連絡をしてあります。とはいえ定例報告の時期でもなく、私の方からの連絡でティアラは不安になっているようですね。まったく、実の姪に対して中々な態度ではないですか。
「今日は話したいことがあって来ました。私とノヴァさんが考えている事についてです」
「考えている……こと?」
「はい。私とノヴァさんは、フォルス家とアークゲート家を一つにしようと考えています」
「……は?」
それまで恐怖に歪んでいた表情が固まりました。それに気づきつつも、私は言葉を続けます。
「両家を新たな家……名前はオーラが考えてくれたのですが、フォーゲート家にするつもりです。当主はノヴァさんで、統治の体制はあまり手を加えることなく、北側と南側で分割統治し、しばらくの間は私が北側の担当になる予定です」
「…………」
「何か質問はありますか? お答えしますよ」
急に話をされて驚いているのか、上手く反応が出来ない様子のティアラに言葉を投げかけます。さて、この話を聞いてティアラならば……あの母の熱心な信者だったらどんな反応をするか。
「……本気で……言っているんですか?」
静かな、けれど確かな怒りを感じて、やっぱりそうなりますよね、と心の中でため息を吐きます。私はティアラをじっと見て、まっすぐな声で答えました。
「はい、私は本気です。ユティもオーラも認めています」
「……それは、アークゲートがフォルスを吸収するという意味ですか?」
「いえ、文字通り一つになるという事です。どちらが上もありません。私達とフォルス家はこれから先、一つの家族となり、手を取り合う。もちろんティアラ叔母様とノヴァさん、ティアラ叔母様と例えば向こうのライラックなど、あまり顔を合わせない組み合わせもあるでしょう。まあそれは家族というよりも親戚と思って頂ければ」
「アークゲートとフォルスが……親戚……?」
私の言葉をうわごとのように繰り返すティアラ。そしてその瞳に強い怒りの炎が灯るのを、確かに見ました。
「あなたは……あなたは何を言っているのか分かっているんですか!? フォルス家は宿敵です! 敵です! それを……一つになる!? 親戚になる!? 何を馬鹿なことを! アークゲートの名を何だと思っているんだ!!」
「それは既に昔の話です。フォルス家とアークゲート家はもう宿敵の関係じゃありません」
今のフォルス家の当主はノヴァさんであり、そのノヴァさんは私の夫です。一方で今のアークゲート家の代表者といえば私、ユティ、オーラ辺りを指すでしょう。他にもシスティやノーク辺りも当てはまりそうですが、いずれにせよその全員とノヴァさんは仲が良い。
もうフォルス家とアークゲート家が宿敵だと言われる時代は終わったんです。
しかしティアラは、それを受け入れられない。
「何のために我々は代々生きてきた!? この家が……アークゲート家こそが魔法の……しいては国の中で一番の一族にならんがため! 姉上だってそのために粉骨砕身努力してきた! それはレティシア、お前だって同じではないのか!? もっともアークゲート家を栄えさせたお前が……アークゲートに終止符を打つのみならず、宿敵の家と一つになるだと!? 錯乱したか!?」
「…………」
ティアラの言葉を聞いた後、少しして私はため息を吐きました。私は自分の心の内を吐き出す相手が片手で数える程しかいないので勘違いするのも仕方ない事なのかもしれませんが。私はそもそも、アークゲート家なんてどうでもいい。それを、きっと彼女は分かってい――。
「いや、違う……」
不意に何かに気づいたように、それまで喚いていたティアラが静かになります。
「フォルス家とアークゲート家が宿敵の関係じゃなくなったんじゃない……お前が、そうしたんだ。お前が当主になったときから、もう……」
そして私を見て、強い怒りの目で非難の言葉を口にしました。
「お前は……結局お前は姉上が大事にしたものを全て壊すのか……全て……全て姉上から奪って、そして残酷にも捨てるのか!? この邪神め……お前には人の心がないのか!!」
「…………」
普段なら私に対してそんな暴言を吐かないであろうティアラは怒りで感情が爆発しているのか、声を張り上げて私に怒鳴りつけます。あの母が大切にしてきたアークゲートの名を手放すのみならず、宿敵だと思っているフォルスと一つになるという、彼女にとって最悪の方法を取られたのが許せないのでしょう。
正直、母が大切にしてきたアークゲート家や、ティアラがどう思っているかなんて、どうでもいいんですけど。
というより、流石にここまで言われると私もむっとします。なんですか邪神って。裏で悪魔とか冷徹とか血も涙もないとか呼ばれているのは知っていましたが、それは初めて聞きましたよ。
「私は絶対に認めない! 認めないからな! 宿敵と一つになる!? アークゲートの名を捨てる!? ふざけ――」
「うるさいです」
あまりにも喚く時間が長いため、うんざりした私は魔力の奔流をティアラにぶつけました。
強大かつ濃厚な魔力を受けて、ティアラは言葉を止めざるを得なくなり、顔を青くして震えます。その様子を見て、私は彼女を冷たい目で見ました。
「言ったでしょう? 話したいことがあると。あなたに受け入れて欲しいとも、相談したいとも思っていません。ただ伝えているだけです。フォルス家とアークゲート家を一つにするのは既に決定事項です。フォルス家、アークゲート家はもちろんのこと、王家にも話を通してあります」
「はぁー……はぁー……っ……は、くっ……」
「別に反対するならすればいいです。好きになさってください。私はそれを聞き入れるつもりはありませんが」
そう言い放ち、私はティアラを睨みつけます。彼女が反対しようと、この決定を覆すつもりは毛頭ありません。私の中ではノヴァさんが絶対。生まれてくるであろう子供のために、両家の将来のために宿敵関係だった二つの家を一つにしたい。そう彼が望むなら、私はそうします。
いえ、全てをかけて、そうしてみせます。
「ただ、邪魔をするのはお勧めしません。もしも道を遮るなら、誰かに危害を加えるなら、私はあなたを徹底的に潰します」
「うっ……あっ……」
例えそれを妨げる何かがあろうとも、あらゆる力でそれを排除して、叶えてみせます。
「以上です。また次の定例報告の時に」
魔力を制御してティアラの元から消すと、彼女は床に倒れこみ、肩で息をします。真っ青な顔に汗が目に入りますが、それを無視して私はゲートの魔法を発動し、その中へ足を踏み入れました。
自分の屋敷の執務室へと帰ってきた私は、ゲートを消して一息つきます。
「……反対するとは思っていましたが、予想以上でしたね」
先ほどのティアラの反応を冷たく呟いて、考えを巡らせます。ついさっきは魔力で黙らせて釘も刺しましたが、あの時のティアラの目は私が当主になったときと同じ目をしていました。これまでも内心で反抗していたのは間違いないですが、今回はそれを表に出した。
「少し警戒をする必要が――」
そのとき、私は頭痛を感じて頭を押さえました。走るのは鈍い痛み。けれど体内の魔力は反応していません。誰かから攻撃を受けているわけではないのは明白。
「っ……」
思わず声が出る程の頭痛。それと同時に、少し気分が悪くなってきました。机に手を置いて、自分の体を支えます。吐き気のようなものも、感じるような気がします。
「う……くっ……」
体内に命令して、無理やり体調を平常に戻すように魔力を調整します。頭痛は退き、それと同時に急に襲い掛かってきた吐き気も無くなっていきました。
私は執務机の椅子に腰かけ、息を吐きます。
「はぁー……少し……疲れたかもしれませんね……」
ここしばらくすることがあったので、疲労がたまっていたのかもしれません。今回のティアラへの報告で一段落したので、少し休むのもいいかもしれませんね。
机の上を見ると、そこには空になったカップが置いてあります。なぜか無性に柑橘系の紅茶でも飲みたくなり、少し休んだら自分で淹れようと思いました。
「お久しぶりです、ティアラ叔母様」
「お、お久しぶりです当主様……今日はどういったご用件で……?」
今日訪れることは事前に連絡をしてあります。とはいえ定例報告の時期でもなく、私の方からの連絡でティアラは不安になっているようですね。まったく、実の姪に対して中々な態度ではないですか。
「今日は話したいことがあって来ました。私とノヴァさんが考えている事についてです」
「考えている……こと?」
「はい。私とノヴァさんは、フォルス家とアークゲート家を一つにしようと考えています」
「……は?」
それまで恐怖に歪んでいた表情が固まりました。それに気づきつつも、私は言葉を続けます。
「両家を新たな家……名前はオーラが考えてくれたのですが、フォーゲート家にするつもりです。当主はノヴァさんで、統治の体制はあまり手を加えることなく、北側と南側で分割統治し、しばらくの間は私が北側の担当になる予定です」
「…………」
「何か質問はありますか? お答えしますよ」
急に話をされて驚いているのか、上手く反応が出来ない様子のティアラに言葉を投げかけます。さて、この話を聞いてティアラならば……あの母の熱心な信者だったらどんな反応をするか。
「……本気で……言っているんですか?」
静かな、けれど確かな怒りを感じて、やっぱりそうなりますよね、と心の中でため息を吐きます。私はティアラをじっと見て、まっすぐな声で答えました。
「はい、私は本気です。ユティもオーラも認めています」
「……それは、アークゲートがフォルスを吸収するという意味ですか?」
「いえ、文字通り一つになるという事です。どちらが上もありません。私達とフォルス家はこれから先、一つの家族となり、手を取り合う。もちろんティアラ叔母様とノヴァさん、ティアラ叔母様と例えば向こうのライラックなど、あまり顔を合わせない組み合わせもあるでしょう。まあそれは家族というよりも親戚と思って頂ければ」
「アークゲートとフォルスが……親戚……?」
私の言葉をうわごとのように繰り返すティアラ。そしてその瞳に強い怒りの炎が灯るのを、確かに見ました。
「あなたは……あなたは何を言っているのか分かっているんですか!? フォルス家は宿敵です! 敵です! それを……一つになる!? 親戚になる!? 何を馬鹿なことを! アークゲートの名を何だと思っているんだ!!」
「それは既に昔の話です。フォルス家とアークゲート家はもう宿敵の関係じゃありません」
今のフォルス家の当主はノヴァさんであり、そのノヴァさんは私の夫です。一方で今のアークゲート家の代表者といえば私、ユティ、オーラ辺りを指すでしょう。他にもシスティやノーク辺りも当てはまりそうですが、いずれにせよその全員とノヴァさんは仲が良い。
もうフォルス家とアークゲート家が宿敵だと言われる時代は終わったんです。
しかしティアラは、それを受け入れられない。
「何のために我々は代々生きてきた!? この家が……アークゲート家こそが魔法の……しいては国の中で一番の一族にならんがため! 姉上だってそのために粉骨砕身努力してきた! それはレティシア、お前だって同じではないのか!? もっともアークゲート家を栄えさせたお前が……アークゲートに終止符を打つのみならず、宿敵の家と一つになるだと!? 錯乱したか!?」
「…………」
ティアラの言葉を聞いた後、少しして私はため息を吐きました。私は自分の心の内を吐き出す相手が片手で数える程しかいないので勘違いするのも仕方ない事なのかもしれませんが。私はそもそも、アークゲート家なんてどうでもいい。それを、きっと彼女は分かってい――。
「いや、違う……」
不意に何かに気づいたように、それまで喚いていたティアラが静かになります。
「フォルス家とアークゲート家が宿敵の関係じゃなくなったんじゃない……お前が、そうしたんだ。お前が当主になったときから、もう……」
そして私を見て、強い怒りの目で非難の言葉を口にしました。
「お前は……結局お前は姉上が大事にしたものを全て壊すのか……全て……全て姉上から奪って、そして残酷にも捨てるのか!? この邪神め……お前には人の心がないのか!!」
「…………」
普段なら私に対してそんな暴言を吐かないであろうティアラは怒りで感情が爆発しているのか、声を張り上げて私に怒鳴りつけます。あの母が大切にしてきたアークゲートの名を手放すのみならず、宿敵だと思っているフォルスと一つになるという、彼女にとって最悪の方法を取られたのが許せないのでしょう。
正直、母が大切にしてきたアークゲート家や、ティアラがどう思っているかなんて、どうでもいいんですけど。
というより、流石にここまで言われると私もむっとします。なんですか邪神って。裏で悪魔とか冷徹とか血も涙もないとか呼ばれているのは知っていましたが、それは初めて聞きましたよ。
「私は絶対に認めない! 認めないからな! 宿敵と一つになる!? アークゲートの名を捨てる!? ふざけ――」
「うるさいです」
あまりにも喚く時間が長いため、うんざりした私は魔力の奔流をティアラにぶつけました。
強大かつ濃厚な魔力を受けて、ティアラは言葉を止めざるを得なくなり、顔を青くして震えます。その様子を見て、私は彼女を冷たい目で見ました。
「言ったでしょう? 話したいことがあると。あなたに受け入れて欲しいとも、相談したいとも思っていません。ただ伝えているだけです。フォルス家とアークゲート家を一つにするのは既に決定事項です。フォルス家、アークゲート家はもちろんのこと、王家にも話を通してあります」
「はぁー……はぁー……っ……は、くっ……」
「別に反対するならすればいいです。好きになさってください。私はそれを聞き入れるつもりはありませんが」
そう言い放ち、私はティアラを睨みつけます。彼女が反対しようと、この決定を覆すつもりは毛頭ありません。私の中ではノヴァさんが絶対。生まれてくるであろう子供のために、両家の将来のために宿敵関係だった二つの家を一つにしたい。そう彼が望むなら、私はそうします。
いえ、全てをかけて、そうしてみせます。
「ただ、邪魔をするのはお勧めしません。もしも道を遮るなら、誰かに危害を加えるなら、私はあなたを徹底的に潰します」
「うっ……あっ……」
例えそれを妨げる何かがあろうとも、あらゆる力でそれを排除して、叶えてみせます。
「以上です。また次の定例報告の時に」
魔力を制御してティアラの元から消すと、彼女は床に倒れこみ、肩で息をします。真っ青な顔に汗が目に入りますが、それを無視して私はゲートの魔法を発動し、その中へ足を踏み入れました。
自分の屋敷の執務室へと帰ってきた私は、ゲートを消して一息つきます。
「……反対するとは思っていましたが、予想以上でしたね」
先ほどのティアラの反応を冷たく呟いて、考えを巡らせます。ついさっきは魔力で黙らせて釘も刺しましたが、あの時のティアラの目は私が当主になったときと同じ目をしていました。これまでも内心で反抗していたのは間違いないですが、今回はそれを表に出した。
「少し警戒をする必要が――」
そのとき、私は頭痛を感じて頭を押さえました。走るのは鈍い痛み。けれど体内の魔力は反応していません。誰かから攻撃を受けているわけではないのは明白。
「っ……」
思わず声が出る程の頭痛。それと同時に、少し気分が悪くなってきました。机に手を置いて、自分の体を支えます。吐き気のようなものも、感じるような気がします。
「う……くっ……」
体内に命令して、無理やり体調を平常に戻すように魔力を調整します。頭痛は退き、それと同時に急に襲い掛かってきた吐き気も無くなっていきました。
私は執務机の椅子に腰かけ、息を吐きます。
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