よもやまメモ噺

いんじんリュウキ

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破天荒バイク噺

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 バイクといえば、車体の中央にエンジンを載せて、チェーンなどで後輪を回して走るのが基本である。

 だが1921年、そんな常識を覆すようなバイクがドイツで誕生した。

 そのバイクの名は「メゴラ」

 メゴラはプロペラ機によく使われる星形エンジンの小型版を載せているのだが、それをボディではなくて前輪のホイールの中に載せているのだ。

 しかもエンジンから出ている軸が回転するとかではなく、タイヤもろともエンジンが高速回転し、前輪駆動で走行する。

 さらに始動方法も独特で、スタンドを立てて前輪を手で持って勢いよく回すか、押しがけで始動させるというものだった。

 そしてクラッチなしでエンジンと駆動部分が直結しているため、一度走り出したメゴラを止めるにはエンジンを止めるしか方法がなかったという。

 このように破天荒な性質を持つメゴラであったが、最高速度は時速140キロと、当時としてはかなりのスピードを出すことができ、バイクレースで優勝したこともあったとのこと。

 では、今回はこの辺で失礼をば。

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