よもやまメモ噺

いんじんリュウキ

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木と結婚噺

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 ご存じのように日本は一夫一婦制だが、イスラム諸国のように一夫多妻制を認めている国や、同性同士の結婚を合法化している国など、世界には様々な結婚のかたちが存在している。

 そんな様々な結婚の中でも特に異彩を放っているのが、かつてインドで広く行われて”木婚”だ。

 字からなんとなく想像できるかもしれないが、これは木と結婚するという意味である。

 インドで多数を占めるヒンドゥー教の最上位カーストであるブラフマンの間では、弟は兄より先に結婚してはいけないという習慣があった。

 だが、それでは弟に愛する人ができて結婚したくても、兄が結婚していなければ結婚できないので、兄は儀式として樹木と結婚することで弟の結婚を可能にしたのである。

 では、樹木と結婚した兄は人間と結婚できないのかといえば、樹木が枯れたり倒れたりした時には人間との結婚が可能になるので、結婚したい相手ができた時には、意図的に樹木を倒すこともあったとのこと。

 では、今回はこの辺で失礼をば。
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