よもやまメモ噺

いんじんリュウキ

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江戸の歯磨き噺

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 現代人同様、江戸時代の人たちも歯の手入れには熱心で、毎朝顔を洗う前にまず歯磨きを行っていた。

 ただ今のような歯ブラシはなく、房楊枝ふさようじと呼ばれるもので歯を磨いていたのだ。

 これは木の枝の先を細かく割いて房のようにしたもので、女性は柔らかい柳を、男性は硬いクロモジなどでできたものを好んでいたとのこと。

 さらに塩や消し炭の粉を歯磨き粉として使っていたという。

 そして一通り歯を磨き終えると、最後に房楊枝の柄で舌苔をかき取り、うがいをして終了した。

 江戸時代も口臭のある人は嫌われたうえに、エチケット違反としてお勤めにも影響したので、江戸時代の人々も歯の手入れに気を使っていたのだ。

 ちなみに歯磨き後、既婚女性はお歯黒を施したのだが、これも化粧という意味だけでなく、歯をコーティングして虫歯になりにくくする意味合いもあったとのことである。

 では、今回はこの辺で失礼をば。
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