最強勇者の物語2

しまうま弁当

文字の大きさ
107 / 265
第4章 ホルムス共和国

首都近郊の町

しおりを挟む
僕は35番窓口の男性職員に声をかけた。

「すいません。」

男性職員は僕に気づいて言った。

「ご相談ですね。どうぞ、お座りください。」 

僕は、窓口前の椅子に座った。

そして男性職員に尋ねた。

「実は仕事を探そうと思うんですが、住所がまだ決まっていないです。」

男性職員が僕に尋ねた。

「住所が決まっていないというのはどういう事ですか?もしかして外国からいらっしゃった方ですか?」

僕は男性職員に言った。

「はい、アグトリア法国から来たばかりなんです。」

すると男性職員が僕に尋ねた。

「避難民認定は受けていらっしゃいますか?」

僕は男性職員に答えた。

「はい、避難民認定許可証は頂いてます。」

すると男性職員は僕に言った。

「ああ、なるほど。住所を決めてしまうと、転居が必要な仕事に応募できないのではないかと心配されてるんですね。」

僕は男性職員に言った。

「はい、そうです。」

そして男性職員は僕に言った。

「結論から申し上げます。住所を先に決めるべきです。」

僕は男性職員に尋ねた。

「やはり、選考で不利になりますか?」

男性職員が言った。

「不利とかいう程度ではありません。住所が無ければ、企業側は選考すらしてくれません。」

そうか、そこまで厳しいのか。

となれば先に住所を決めるか。

そして僕は男性職員に尋ねた。

「どこに住むのがいいですかね?」

男性職員が僕に言った。

「ちょっとお待ちください。」

すると男性職員は立ち上がって、奥に行ってしまった。

しばらくすると、手に地図を持って35番窓口に戻ってきた。

男性職員がカウンターに地図を広げた。

そして男性職員が僕に言った。

「そうですね。利便性だけでいけば、この首都エルスタが一番でしょう。ただし都心だけあって、家賃も高いです。」

僕は男性職員に答えた。

「家賃が高いのは厳しいです。」

すると男性職員が僕に尋ねた。

「蒸気自動車はお持ちですか?」

僕は男性職員に答えた。

「いえ、持ってないです。」

男性職員が僕に言った。

「そうすると、エルスタの北東にある町レフティオはどうですかね?」

僕は男性職員に尋ねた。

「レフティオですか?」

男性職員は僕に答えてくれた。

「ええ。レフティオは首都エルスタの近郊にある町なんです。レフティオの北には造船業が盛んな港町ヨックモードがあります。また自動車産業が盛んな湖の町レインからも通勤圏内です。そして首都エルスタからも近い。ここならば家賃も手頃です。」

僕は男性職員に尋ねた。

「そのレフティオという町はブルーム鉄道で行けるんですか?」

男性職員は僕に言った。

「はい、大丈夫です。ブルーム鉄道の駅もあります。」

僕は男性職員に尋ねた。

「ですがそのレフティオの町は立地も良さそうですし、ブールム鉄道の駅もある。なんで人気が無いんですか?家賃が安いって事はそういう事ですよね?」

男性職員が僕に答えた。

「ああ、それはラムセリ川のせいです。レフティオの町と首都エルスタの境目に川が流れているのですが、このラムセリ川を越える為に、通勤時間帯は、ほぼ毎日大渋滞が起こるからです。」

僕は男性職員に答えた。

「なるほど、そうなんですね。」

どうもそのレフティオという町が住むには良さそうだな。

続けて僕は男性職員に言った。

「ありがとうございます。とても参考になりました。」

そう言えば、疑問に思っていた事がもう一つあった。

僕は男性職員に続けて尋ねた。

「この奥にある本棚は何なんですか?」

男性職員が僕に答えた。

「ああ、あれは公開求人票が置いてある本棚です。」

僕は男性職員に言った。

「公開求人ですか?」

男性職員が僕に言った。

「はい、比較的に募集人数が多い求人は、あちらに掲載しています。そして普通の求人はこちらの相談窓口でご案内しています。」

僕は男性職員に尋ねた。

「なぜ公開求人と窓口で分けてるんですか?」

男性職員が僕に答えた。

「もともと公開求人というのは無くて、窓口での紹介だけだったのです。ですが企業様そして求職者様から、もっと求人票を見れる機会を増やして欲しいという要望がありまして、設置させてもらいました。」

僕は男性職員に言った。

「なるほど。そういう事なんですね。」

すると男性職員が僕に言った。

「せっかくですから、いくつか求人票だけでもお持ちしましょうか?」

そうだな、せっかくだから貰って帰るか。

僕はその後、いくつかの求人を紹介してもらった。

そして僕は男性職員からその求人票のコピーを受け取った。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

断罪後のモブ令息、誰にも気づかれずに出奔する

まる
ファンタジー
断罪後のモブ令息が誰にも気づかれないよう出奔して幸せを探す話

処理中です...