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17話 焦るガイボルス
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俺はガイボルスに顔を見せたのだった。
「エ、Fランク!!な、な、なんでここにいやがる?」
ガイボルスは大きく動揺していた。
ガイボルスは俺の顔を信じられない様子で見つめていた。
「なんでってラストダンジョンから脱出してきたに決まってるだろう。」
「なに。」
「私もいるよ。」
ミリーもインビジブルの魔法を解除して姿を現したのだった。
「ミ、ミリー!!」
一方のガイボルスは焦りまっくっていた。
「ヤベエぞ、ライオス陛下からはFランクとミリーが出てこないように見張っておくように命令されていたのに、Fランクもミリーもラストダンジョンから脱出してしまってたんじゃこのガイボルスはお咎めを受けちまう。くそ、なんでこんな事に。」
「なんでってお前がラストダンジョンを見張る事をサボってたからだろう。」
「メリッサを手にも入れてない状況でそんな事をやってられるか!!メリッサが手に入るっていうから俺はライオス陛下に忠誠を誓ったんだ。」
「ガイボルスお前が見張らなかったおかげで俺は悠々と脱出する事ができたからな。もしラストダンジョンの出入口周辺に魔法探知を張り巡らされていたらお手上げだったからな。ありがとなガイボルス、お前が大マヌケで本当に助かった!!」
「ふ、ふざけるんじゃねえなんで勝手に出てきやがるんだ。ミリー!!Fランク!!さっさとラストダンジョンに戻って石になりやがれ!!このままじゃこのガイボルス様がライオス陛下から処罰を受けちまうじゃねえか!!」
「戻れと言われてはいそうですかって戻るわけないだろうが!!それよりもガイボルス!!覚悟を決めておくんだな。」
「覚悟だと?」
「ガイボルス、俺はお前達がやったゲスの所業の数々を到底許す事ができない!その犯した罪に対する贖いをさせるという事だ。」
ガイボルスが笑いだしたのだった。
「ぎゃはっはっはっ!!何言ってやがるんだFランク!ゲスの所業の数々を許す事はできないだと!!だからなんだって言うんだ。Fランク、そもそもお前に許してもらう必要なんかこれぽっちもないんだよ!!ライオス陛下の許可さえとれば何の問題もないんだよ。」
「ガイボルス様、おすそわけをはやくしてくれませんか?」
「馬鹿野郎、この状況を見ればそれどころじゃねえ事ぐらい分かるだろうが!!お前らすぐに戦闘態勢を取れ。」
「ええっ?」
「いいから早くしろ!!」
ガイボルスとその部下達が戦闘態勢を取った。
「一応尋ねておくがこの中に嫌々参加させられていた人間はいるか?」
するとガイボルスやその部下達から大きな笑いが起こったのだった。
「ぎゃはっはっ!!そんなわけないだろうが!!」
「俺達は自分の意思でここにいるんだよ!!」
「馬鹿じゃねえの!!そんな奴いるわけないだろうが!!」
「ぎゃはっはっは!!いきなり笑わせてくれるぜ!!ガイボルス様の言う通りFランクっていうのは馬鹿なんだな!!」
「それを聞いて安心したよ。心おきなく潰してやれるからな。」
「Fランクごときが調子に乗るんじゃねえぞ!!」
「ガイボルス様、ライオス陛下にはどう説明されるんですか?」
「ええい、今どうするか考えてるんだ。ちょっと待ってろ。」
「ガイボルス、そんな事を心配しなくてもいい。」
「なに?」
「ガイボルス、お前はここで俺に倒されるんだからな。ここがお前の見る最後の光景になる。せいぜい今の内に見納めておけよ!!」
ガイボルスが激高していた。
「おい、Fランク!!さっきから舐めた事ばっかり言ってるんじゃねえぞ!!奴隷のテメエにそんな事できるわけないだろうが!!」
「全然できるさ、ガイボロス、お前もお前の部下共も全員ここで俺が倒す!!」
「調子こいてるんじゃねえぞ!!Fランクごときが!!」
「おいFランク、今ならまだ許してやらなくもないぞ。おとなしくミリーと一緒にラストダンジョンに戻って石になりやがれ。そうすればこのガイボルス許してやらなくもない。」
「どうして俺よりはるかに弱いガイボルスなんかの言う事を聞かなきゃならないんだ。」
「なんだと。」
「俺よりはるかに弱いガイボルスの言う事なんてきく必要ないだろうが。」
「このガイボルスが弱いって言いやがったか!!Fランクふぜいが!!図に乗りやがって!!」
俺はミリーとメリッサに指示を出した。
「ミリー、メリッサその子達を安全な所に連れていってくれ。」
メリッサとミリーが頷いた。
「うん、分かった。」
ガイボルスが部下達に命令を出す。
「ふざけるな!!みすみす逃がしてたまるか。お前らすぐにミリーとメリッサを捕まえろ!!」
ガイボルスの部下達がメリッサとミリーの前に立ちはだかろうとした。
だがもちろんそんな事は俺がさせなかった。
「鋭き風の刃よここに現れろ!ガスト!」
ミリーとメリッサの前に立ち塞がろうとした部下達は俺が風魔法のガストで全員吹き飛ばしてやった。
「Fランク、テメエ何しやがった!!」
「なにちょっと風魔法のガストを使ってお前の部下を吹き飛ばしてやっただけだ。」
「はんFランク、テメエにそんな芸当できないっていうのはお見通しなんだよ。」
「それじゃあ今目の前で起こったのはなんなんだ。」
「どうせミリーの魔法だろう。」
「ガイボルス、私は風魔法は使えないわ。」
「だったら今の風魔法は誰が唱えたんだ?」
「さっきから俺だって言ってるだろうが。」
「まさかFランクお前本当に魔法が使えるのか?」
「ああそうだ。俺のジョブは魔法剣士なんだ。もともと魔法はお手の物だぞ。それに全ての魔法を覚えている。今は使えない魔法なんて何一つない。」
「馬鹿な、Fランクがこんなに優秀な人間なはずがない。」
「ガイボルス、残念だけど全部本当だよ。クリードはすごいだから。どんな魔法だって使えちゃうんだから。」
「馬鹿な、Fランクは雑用すらこなせない無能なはずだ。」
「ガイボルス、俺よりお前の方が優秀だって言うなら今こんな状況になってないだろうが。」
「馬鹿な、何もできないFランクよりもこのガイボルス様の方が無能だというのか。」
「そうだよ、ガイボルスあなたなんかよりもクリードの方がずっとすごいんだから。」
「やっと認める気になったか。」
「いいやそんなはずねえ。このガイボルス様は強くて優秀な人間だ。断じてFランクよりも劣っているなんて事があるわけがねえ。」
「ええい、ふざけた事ばっかり言いやがって!Fランク!!テメエがこのガイボルス様よりも一枚上手だったなんてありえねえ。ましてや全ての魔法を覚えているだと、そんな事あるわけがねえ!!お前はEランク冒険者以下の奴隷すらできない役立たずのFランクだっていうのはかえがたい事実なんだよ!!」
「お前が勝手にそう思い込んでいるだけだって分からないか。」
「ミリー、メリッサ、今の内にその子達を連れて脱出してくれ。」
「うん。」
すでにミリーとメリッサの近くにいたガイボルスの部下達は全員吹き飛ばしていたので、ミリー達は檻に囚われている女の子達を助け出す事に成功した。
そしてミリーとメリッサはその子達を連れて出て行こうとした。
「クリード、気をつけて。」
「うん、ミリーもね。」
「クリードさん頑張ってください。」
「ああメリッサもありがとう。」
俺はミリーとメリッサがその子達を連れて大広間から行くのを見送ったのだった。
するとガイボルスがすごい形相で俺を睨みつけてきたのだった。
「おいFランクの分際で!!調子こいてるんじゃねえぞ!!」
何か先ほどまでとは違う怒りをガイボルスから感じた。
「Fランクごときがメリッサに心配してもらいやがって!!俺なんて心配してもらった事もないんだぞ。」
ガイボルスが大きな怒りを俺にぶつけてきた。
「実はさっきにメリッサに抱きつかれたんだけど。」
「なんだと。」
ガイボルスの顔は怒りに打ち震えていた。
どうやら怒りが頂点に達したようだった。
「殺してやる。ぶっ殺してやる!!Fランクごときが!!Fランクごときが調子にのりやがって!!Fランクを八つ裂きにしろ!!」
ガイボルスとその部下達が俺を取り囲んだ。
俺も身構える。
「エ、Fランク!!な、な、なんでここにいやがる?」
ガイボルスは大きく動揺していた。
ガイボルスは俺の顔を信じられない様子で見つめていた。
「なんでってラストダンジョンから脱出してきたに決まってるだろう。」
「なに。」
「私もいるよ。」
ミリーもインビジブルの魔法を解除して姿を現したのだった。
「ミ、ミリー!!」
一方のガイボルスは焦りまっくっていた。
「ヤベエぞ、ライオス陛下からはFランクとミリーが出てこないように見張っておくように命令されていたのに、Fランクもミリーもラストダンジョンから脱出してしまってたんじゃこのガイボルスはお咎めを受けちまう。くそ、なんでこんな事に。」
「なんでってお前がラストダンジョンを見張る事をサボってたからだろう。」
「メリッサを手にも入れてない状況でそんな事をやってられるか!!メリッサが手に入るっていうから俺はライオス陛下に忠誠を誓ったんだ。」
「ガイボルスお前が見張らなかったおかげで俺は悠々と脱出する事ができたからな。もしラストダンジョンの出入口周辺に魔法探知を張り巡らされていたらお手上げだったからな。ありがとなガイボルス、お前が大マヌケで本当に助かった!!」
「ふ、ふざけるんじゃねえなんで勝手に出てきやがるんだ。ミリー!!Fランク!!さっさとラストダンジョンに戻って石になりやがれ!!このままじゃこのガイボルス様がライオス陛下から処罰を受けちまうじゃねえか!!」
「戻れと言われてはいそうですかって戻るわけないだろうが!!それよりもガイボルス!!覚悟を決めておくんだな。」
「覚悟だと?」
「ガイボルス、俺はお前達がやったゲスの所業の数々を到底許す事ができない!その犯した罪に対する贖いをさせるという事だ。」
ガイボルスが笑いだしたのだった。
「ぎゃはっはっはっ!!何言ってやがるんだFランク!ゲスの所業の数々を許す事はできないだと!!だからなんだって言うんだ。Fランク、そもそもお前に許してもらう必要なんかこれぽっちもないんだよ!!ライオス陛下の許可さえとれば何の問題もないんだよ。」
「ガイボルス様、おすそわけをはやくしてくれませんか?」
「馬鹿野郎、この状況を見ればそれどころじゃねえ事ぐらい分かるだろうが!!お前らすぐに戦闘態勢を取れ。」
「ええっ?」
「いいから早くしろ!!」
ガイボルスとその部下達が戦闘態勢を取った。
「一応尋ねておくがこの中に嫌々参加させられていた人間はいるか?」
するとガイボルスやその部下達から大きな笑いが起こったのだった。
「ぎゃはっはっ!!そんなわけないだろうが!!」
「俺達は自分の意思でここにいるんだよ!!」
「馬鹿じゃねえの!!そんな奴いるわけないだろうが!!」
「ぎゃはっはっは!!いきなり笑わせてくれるぜ!!ガイボルス様の言う通りFランクっていうのは馬鹿なんだな!!」
「それを聞いて安心したよ。心おきなく潰してやれるからな。」
「Fランクごときが調子に乗るんじゃねえぞ!!」
「ガイボルス様、ライオス陛下にはどう説明されるんですか?」
「ええい、今どうするか考えてるんだ。ちょっと待ってろ。」
「ガイボルス、そんな事を心配しなくてもいい。」
「なに?」
「ガイボルス、お前はここで俺に倒されるんだからな。ここがお前の見る最後の光景になる。せいぜい今の内に見納めておけよ!!」
ガイボルスが激高していた。
「おい、Fランク!!さっきから舐めた事ばっかり言ってるんじゃねえぞ!!奴隷のテメエにそんな事できるわけないだろうが!!」
「全然できるさ、ガイボロス、お前もお前の部下共も全員ここで俺が倒す!!」
「調子こいてるんじゃねえぞ!!Fランクごときが!!」
「おいFランク、今ならまだ許してやらなくもないぞ。おとなしくミリーと一緒にラストダンジョンに戻って石になりやがれ。そうすればこのガイボルス許してやらなくもない。」
「どうして俺よりはるかに弱いガイボルスなんかの言う事を聞かなきゃならないんだ。」
「なんだと。」
「俺よりはるかに弱いガイボルスの言う事なんてきく必要ないだろうが。」
「このガイボルスが弱いって言いやがったか!!Fランクふぜいが!!図に乗りやがって!!」
俺はミリーとメリッサに指示を出した。
「ミリー、メリッサその子達を安全な所に連れていってくれ。」
メリッサとミリーが頷いた。
「うん、分かった。」
ガイボルスが部下達に命令を出す。
「ふざけるな!!みすみす逃がしてたまるか。お前らすぐにミリーとメリッサを捕まえろ!!」
ガイボルスの部下達がメリッサとミリーの前に立ちはだかろうとした。
だがもちろんそんな事は俺がさせなかった。
「鋭き風の刃よここに現れろ!ガスト!」
ミリーとメリッサの前に立ち塞がろうとした部下達は俺が風魔法のガストで全員吹き飛ばしてやった。
「Fランク、テメエ何しやがった!!」
「なにちょっと風魔法のガストを使ってお前の部下を吹き飛ばしてやっただけだ。」
「はんFランク、テメエにそんな芸当できないっていうのはお見通しなんだよ。」
「それじゃあ今目の前で起こったのはなんなんだ。」
「どうせミリーの魔法だろう。」
「ガイボルス、私は風魔法は使えないわ。」
「だったら今の風魔法は誰が唱えたんだ?」
「さっきから俺だって言ってるだろうが。」
「まさかFランクお前本当に魔法が使えるのか?」
「ああそうだ。俺のジョブは魔法剣士なんだ。もともと魔法はお手の物だぞ。それに全ての魔法を覚えている。今は使えない魔法なんて何一つない。」
「馬鹿な、Fランクがこんなに優秀な人間なはずがない。」
「ガイボルス、残念だけど全部本当だよ。クリードはすごいだから。どんな魔法だって使えちゃうんだから。」
「馬鹿な、Fランクは雑用すらこなせない無能なはずだ。」
「ガイボルス、俺よりお前の方が優秀だって言うなら今こんな状況になってないだろうが。」
「馬鹿な、何もできないFランクよりもこのガイボルス様の方が無能だというのか。」
「そうだよ、ガイボルスあなたなんかよりもクリードの方がずっとすごいんだから。」
「やっと認める気になったか。」
「いいやそんなはずねえ。このガイボルス様は強くて優秀な人間だ。断じてFランクよりも劣っているなんて事があるわけがねえ。」
「ええい、ふざけた事ばっかり言いやがって!Fランク!!テメエがこのガイボルス様よりも一枚上手だったなんてありえねえ。ましてや全ての魔法を覚えているだと、そんな事あるわけがねえ!!お前はEランク冒険者以下の奴隷すらできない役立たずのFランクだっていうのはかえがたい事実なんだよ!!」
「お前が勝手にそう思い込んでいるだけだって分からないか。」
「ミリー、メリッサ、今の内にその子達を連れて脱出してくれ。」
「うん。」
すでにミリーとメリッサの近くにいたガイボルスの部下達は全員吹き飛ばしていたので、ミリー達は檻に囚われている女の子達を助け出す事に成功した。
そしてミリーとメリッサはその子達を連れて出て行こうとした。
「クリード、気をつけて。」
「うん、ミリーもね。」
「クリードさん頑張ってください。」
「ああメリッサもありがとう。」
俺はミリーとメリッサがその子達を連れて大広間から行くのを見送ったのだった。
するとガイボルスがすごい形相で俺を睨みつけてきたのだった。
「おいFランクの分際で!!調子こいてるんじゃねえぞ!!」
何か先ほどまでとは違う怒りをガイボルスから感じた。
「Fランクごときがメリッサに心配してもらいやがって!!俺なんて心配してもらった事もないんだぞ。」
ガイボルスが大きな怒りを俺にぶつけてきた。
「実はさっきにメリッサに抱きつかれたんだけど。」
「なんだと。」
ガイボルスの顔は怒りに打ち震えていた。
どうやら怒りが頂点に達したようだった。
「殺してやる。ぶっ殺してやる!!Fランクごときが!!Fランクごときが調子にのりやがって!!Fランクを八つ裂きにしろ!!」
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