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5話 未来
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爆破で吹き飛ばされたときの痛みはもうない。
ある日、陽葵が私に声をかけてきて、ある一室に通した。
部屋の中央にはベットがあり、その横にいくつも装置が置かれている。
部屋では、消えかかった照明がチカチカと心細さを増幅させる。
陽葵が話し始めた。
「澪には、未来に行って、地球外生命体の弱点を探してきて欲しいの。ただ、そのために、戦闘の現場に送ることになるので覚悟してもらいたい。」
「未来に行くとは?」
「ここに横になってもらい、この装置で意識だけを未来に飛ばす。AIが作り上げたメタバーステクノロジーも一部拝借したわ。ただ、未来と現在は繋がっているから、決して死なないでね。メタバース空間と違い、死ぬとこの世界でも死んでしまうから。」
戦闘の現場って、現実に戦い、戦士が死んでいく所なのよね。
しかも、相手は、私達より高いテクノロジーを持つ地球外生命体。
ロボットだったら、相手は死ぬことがなく、死ぬのは私たちだけ。
死というものが、どんなものなのか実感がない。
凍りついた暗黒の世界という感じかしら。
少なくとも、銃弾を受けたり、焼かれれば、信じられないぐらいの痛みを感じるはず。
しかも、死ぬとこの世界でも死んでしまうって、ひどい。
陽葵は私をそんなに恐ろしい世界に送り込もうとしているの?
いくら敵の欠点を探すためといっても、他にも方法があるんじゃないの?
私は、その場で凍りついて動けない。
だんだん周りが白い幕に覆われたように目が見えなくなり、バランスを失う。
「澪、大丈夫?」
「大丈夫。少し貧血になったみたい。」
よろけた私を陽葵は支えてくれた。
まだ、私の手は震えている。
「さすがに、いつも冷静な澪でも怖いのね。」
「それは当然でしょう。ところで、地球外生命体の欠点とはどのようなものなの?」
「それは、まだわかっていないのよ。この装置で未来に行くのは初めてだから。」
「初めて? 本当に帰ってこれるの?」
なんか、陽葵、今回は、詰めが甘いんじゃないかしら。
いえ、そんなはずはない。多分、陽葵も相当、追い詰められているのだと思う。
「大丈夫。ネズミとかの実験はしているから。」
「人間は初めてということじゃない。どうしてもやらなければだめ?」
「やってもらう。しかも、今お願い。」
「でも、どうして私なの?」
「まず、体力、持久力がしっかりとあること。しかも、頭脳明晰で、どんな環境でも冷静に的確な判断ができること。この両方を兼ね備えている人を探すのは大変だったんだから。澪しかいない。」
陽葵とは他のメンバーよりも深い絆で結ばれていると感じている。
そんな陽葵から頼まれたのだから断れないけど、危険なことは理解した。
そのままベットの横にさせられ、装置を頭にセットされてしまった。
そして目を覚ましたら、そこは戦場だった。
「起きろ。敵がきた。出撃するぞ。」
何がなんだかわからないまま、見たことがない武器を渡され、腕に装着されて外に出る。
目の前には、敵からの銃声が鳴り響く戦場。
初めてみる光景に呆然とした。
ビルは倒壊し、一面、瓦礫の山で、砂埃で前がよく見えない。
ただ、その中で、敵から放たれる銃弾の音だけが響いている。
焼けるように暑い。砂埃ばかりなのに、ギラギラする太陽ははっきりと見える。
喉はすでにカラカラで、嫌な味のねばねばしたつばを飲み込む。
200mぐらい先に、100体ぐらいの異様な生き物が見えた。
頭から細くて伸び縮みする触覚のようなものが2本出ている。
そう、陽葵が見せてくれたあの映像にでてきた生き物。
この生物は見た目からは想像ができないぐらい俊敏。
左の柱から走り出すと、50m先の瓦礫まで1秒もかからないで移動する。
これが敵で、私たちを殺そうとしていることだけは分かった。
迫ってくる敵に向けて撃ちまくる。
熱くて、汗が額から溢れ出ている。
腕に装着された武器から、手を握りしめるとビームのようなものがでる。
「あわてるな。無駄にエネルギーを使うと、打てなくなるぞ。狙いを定めて撃て。」
目の前の敵はどんどん迫ってきて、そんな余裕はない。
でも、この武器が使えなくなったらと思い、狙いを定めて撃ってみた。
ただのペンライトのような武器で、どこまで効果があるのか不安があった。
でも、何発かは敵に当たり、倒れている。効果があるのは確か。
敵も味方も次々と死んでいき、死しか感じられない時間が過ぎた。
「B地区で敵を壊滅したらしい。目の前の敵は撤退していくぞ。」
「我々も撤収だ!」
私は、地下に向かうドアから避難所に戻った。
避難所は、小さな窓から光が入ってくるだけで薄暗い。
打ちっぱなしのコンクリートの壁は湿っている。
小さな電球が、その場だけを照らし、一緒にいる人たちの息だけが聞こえた。
あとは静寂の空間。
さっきまでの死と隣り合わせの時間が嘘のよう。
いつの間にか、体が男性になっているのに気付いた。なんで?
私は、さっきまで、死と隣り合わせの時間で気づかなかった。
泥と埃だらけの格好で、男性の体にはそれほど違和感はない。
ここにはリーダーと15人の男性兵士がいる。
私がいた時に戻った後、陽葵たちが男性をAIから解放したのだと思う。
子供を産むのに時間がかかる女性ではなく、男性が戦闘に駆り出されたのかしら。
みんな汗と泥にまみれ、息が乱れている。
「若者たち、はじめての戦闘、怖かっただろう。この戦いで大勢が死に、お前たちにも戦ってもらわないと、もう戦力はないんだ。申し訳ない。」
「でも、武器のビームがあたったら、敵も死んでましたよね。そんなに強くはないんですね。」
「そうだ。だから、我々の手で敵を撃破するぞ。この戦いで駄目なら、もう人類に未来はない。」
時計をみると、2091年9月となっている。
私が暮らしていた時から、たった1年ちょっと後みたい。
リーダーは食料を配りながら、一人ひとりを励ましていた。
こんな状況なのに、どうして、こんなに他人に優しくできるのかしら。
そんなことを考えて、傷だらけのリーダーの顔をずっと見ていた。
周りの話しも聞きながら、なんとなく状況が分かってきた。
横にいる男性が話しかけてくる。
「木村、俺たちは仲間を守るんだ。そのためにも、もっと、俺たちは団結しないと。心をもっと開けよ。」
「でも、1人で活動する方が得意だし。」
「戦争では、1人の力なんて、たかが知れているんだよ。チームプレイすれば、何倍もの力を発揮できるんだ。そろそろ、納得してもらいたいんだけど、どうかな。」
「そんなに急に変えられないよ。少し考えてみる。」
「時間はもうないぞ。」
そんな中で、横で喧嘩が始まった。
「お前が、とろとろしてるから危ないんだよ。もっと、しっかりしろよ。」
「お前こそ、邪魔して。俺だって、精一杯やっているんだよ。」
「何、ごまかしてるんだよ。」
殴り合いが始まったのを見て、リーダーが制する。
「仲間で喧嘩してどうするんだ。そんな力あったら、敵を倒せ。そろそろ寝て、次の戦闘に備えるぞ。」
私は、疲れて、安全だと思った途端、脱力感が襲い、その場で寝てしまう。
ある日、陽葵が私に声をかけてきて、ある一室に通した。
部屋の中央にはベットがあり、その横にいくつも装置が置かれている。
部屋では、消えかかった照明がチカチカと心細さを増幅させる。
陽葵が話し始めた。
「澪には、未来に行って、地球外生命体の弱点を探してきて欲しいの。ただ、そのために、戦闘の現場に送ることになるので覚悟してもらいたい。」
「未来に行くとは?」
「ここに横になってもらい、この装置で意識だけを未来に飛ばす。AIが作り上げたメタバーステクノロジーも一部拝借したわ。ただ、未来と現在は繋がっているから、決して死なないでね。メタバース空間と違い、死ぬとこの世界でも死んでしまうから。」
戦闘の現場って、現実に戦い、戦士が死んでいく所なのよね。
しかも、相手は、私達より高いテクノロジーを持つ地球外生命体。
ロボットだったら、相手は死ぬことがなく、死ぬのは私たちだけ。
死というものが、どんなものなのか実感がない。
凍りついた暗黒の世界という感じかしら。
少なくとも、銃弾を受けたり、焼かれれば、信じられないぐらいの痛みを感じるはず。
しかも、死ぬとこの世界でも死んでしまうって、ひどい。
陽葵は私をそんなに恐ろしい世界に送り込もうとしているの?
いくら敵の欠点を探すためといっても、他にも方法があるんじゃないの?
私は、その場で凍りついて動けない。
だんだん周りが白い幕に覆われたように目が見えなくなり、バランスを失う。
「澪、大丈夫?」
「大丈夫。少し貧血になったみたい。」
よろけた私を陽葵は支えてくれた。
まだ、私の手は震えている。
「さすがに、いつも冷静な澪でも怖いのね。」
「それは当然でしょう。ところで、地球外生命体の欠点とはどのようなものなの?」
「それは、まだわかっていないのよ。この装置で未来に行くのは初めてだから。」
「初めて? 本当に帰ってこれるの?」
なんか、陽葵、今回は、詰めが甘いんじゃないかしら。
いえ、そんなはずはない。多分、陽葵も相当、追い詰められているのだと思う。
「大丈夫。ネズミとかの実験はしているから。」
「人間は初めてということじゃない。どうしてもやらなければだめ?」
「やってもらう。しかも、今お願い。」
「でも、どうして私なの?」
「まず、体力、持久力がしっかりとあること。しかも、頭脳明晰で、どんな環境でも冷静に的確な判断ができること。この両方を兼ね備えている人を探すのは大変だったんだから。澪しかいない。」
陽葵とは他のメンバーよりも深い絆で結ばれていると感じている。
そんな陽葵から頼まれたのだから断れないけど、危険なことは理解した。
そのままベットの横にさせられ、装置を頭にセットされてしまった。
そして目を覚ましたら、そこは戦場だった。
「起きろ。敵がきた。出撃するぞ。」
何がなんだかわからないまま、見たことがない武器を渡され、腕に装着されて外に出る。
目の前には、敵からの銃声が鳴り響く戦場。
初めてみる光景に呆然とした。
ビルは倒壊し、一面、瓦礫の山で、砂埃で前がよく見えない。
ただ、その中で、敵から放たれる銃弾の音だけが響いている。
焼けるように暑い。砂埃ばかりなのに、ギラギラする太陽ははっきりと見える。
喉はすでにカラカラで、嫌な味のねばねばしたつばを飲み込む。
200mぐらい先に、100体ぐらいの異様な生き物が見えた。
頭から細くて伸び縮みする触覚のようなものが2本出ている。
そう、陽葵が見せてくれたあの映像にでてきた生き物。
この生物は見た目からは想像ができないぐらい俊敏。
左の柱から走り出すと、50m先の瓦礫まで1秒もかからないで移動する。
これが敵で、私たちを殺そうとしていることだけは分かった。
迫ってくる敵に向けて撃ちまくる。
熱くて、汗が額から溢れ出ている。
腕に装着された武器から、手を握りしめるとビームのようなものがでる。
「あわてるな。無駄にエネルギーを使うと、打てなくなるぞ。狙いを定めて撃て。」
目の前の敵はどんどん迫ってきて、そんな余裕はない。
でも、この武器が使えなくなったらと思い、狙いを定めて撃ってみた。
ただのペンライトのような武器で、どこまで効果があるのか不安があった。
でも、何発かは敵に当たり、倒れている。効果があるのは確か。
敵も味方も次々と死んでいき、死しか感じられない時間が過ぎた。
「B地区で敵を壊滅したらしい。目の前の敵は撤退していくぞ。」
「我々も撤収だ!」
私は、地下に向かうドアから避難所に戻った。
避難所は、小さな窓から光が入ってくるだけで薄暗い。
打ちっぱなしのコンクリートの壁は湿っている。
小さな電球が、その場だけを照らし、一緒にいる人たちの息だけが聞こえた。
あとは静寂の空間。
さっきまでの死と隣り合わせの時間が嘘のよう。
いつの間にか、体が男性になっているのに気付いた。なんで?
私は、さっきまで、死と隣り合わせの時間で気づかなかった。
泥と埃だらけの格好で、男性の体にはそれほど違和感はない。
ここにはリーダーと15人の男性兵士がいる。
私がいた時に戻った後、陽葵たちが男性をAIから解放したのだと思う。
子供を産むのに時間がかかる女性ではなく、男性が戦闘に駆り出されたのかしら。
みんな汗と泥にまみれ、息が乱れている。
「若者たち、はじめての戦闘、怖かっただろう。この戦いで大勢が死に、お前たちにも戦ってもらわないと、もう戦力はないんだ。申し訳ない。」
「でも、武器のビームがあたったら、敵も死んでましたよね。そんなに強くはないんですね。」
「そうだ。だから、我々の手で敵を撃破するぞ。この戦いで駄目なら、もう人類に未来はない。」
時計をみると、2091年9月となっている。
私が暮らしていた時から、たった1年ちょっと後みたい。
リーダーは食料を配りながら、一人ひとりを励ましていた。
こんな状況なのに、どうして、こんなに他人に優しくできるのかしら。
そんなことを考えて、傷だらけのリーダーの顔をずっと見ていた。
周りの話しも聞きながら、なんとなく状況が分かってきた。
横にいる男性が話しかけてくる。
「木村、俺たちは仲間を守るんだ。そのためにも、もっと、俺たちは団結しないと。心をもっと開けよ。」
「でも、1人で活動する方が得意だし。」
「戦争では、1人の力なんて、たかが知れているんだよ。チームプレイすれば、何倍もの力を発揮できるんだ。そろそろ、納得してもらいたいんだけど、どうかな。」
「そんなに急に変えられないよ。少し考えてみる。」
「時間はもうないぞ。」
そんな中で、横で喧嘩が始まった。
「お前が、とろとろしてるから危ないんだよ。もっと、しっかりしろよ。」
「お前こそ、邪魔して。俺だって、精一杯やっているんだよ。」
「何、ごまかしてるんだよ。」
殴り合いが始まったのを見て、リーダーが制する。
「仲間で喧嘩してどうするんだ。そんな力あったら、敵を倒せ。そろそろ寝て、次の戦闘に備えるぞ。」
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