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第二章 悪女と夜会
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夜会から一ヶ月が経った。
ダリアは、領地運営はなんとかこなしている。
公の場にはあいかわらずほとんど出ていないが、夜会の効果か、他領の領主たちとも少しずつではあるが交流もするようになってきた。
仕事にも慣れてきて、以前のように睡眠時間を削ってまで仕事をしなくても良いようになってきた。
クライドも休みの日にはよく訪ねてくる。
ダリアは、最初のうちはクライドの評判が悪くなるから来るのをやめるように言っていたが、ちっとも聞き入れてくれないので今では諦めていた。
今では、クライドが来る日は昼食を一緒にとるようになっている。
昼食を取った後、部屋を移動してお茶を飲みながらクライドと雑談をする。
ダリアが、王都とマクレディ領を結ぶ街道に野盗が出た話をすると、クライドが、最近、王都の外れで野盗が増えてきていると教えてくれた。
王都と周辺の領の境界付近は、騎士団の目も届きにくいうえに、事件が起こっても現場に着くのに時間がかかる、そのため取り逃がすことも多い。
「王都とマクレディ領の境界付近も気になっていたんだよね。あそこは道幅も狭い上に、木が生い茂っているから、野盗が狙いやすい場所だと思うよ」
「あの道は、父の代からの懸案事項なのよ。お父様も共同で街道整備をするよう王都に何度も提案をしていたんだけど、王都にとっては優先順位が低いらしくて保留が続いているのよね。いっそのこと、マクレディ領の部分だけでも工事をしようかとも思ったんだけど、そういうわけにもいかなくて」
ダリアはため息をつく。
「王都側の腰が重いのは、今まで大きな事件が起きていないせいもあるのよね。今のところ、マクレディ領の警備隊が頻繁に巡回して対応しているけど、それも万全ではないから、大きな事件が起きる前になんとかしないととは思っているんだけど」
父トレッドの代から、マクレディ港の取扱量が増えた。それにより、王都とマクレディ領の荷物の運搬も頻繁になっている。
「これは早めに手を打たないとだめね」
ダリアが呟くと、クライドが大きくうなずいた。
ダリアは、領地運営はなんとかこなしている。
公の場にはあいかわらずほとんど出ていないが、夜会の効果か、他領の領主たちとも少しずつではあるが交流もするようになってきた。
仕事にも慣れてきて、以前のように睡眠時間を削ってまで仕事をしなくても良いようになってきた。
クライドも休みの日にはよく訪ねてくる。
ダリアは、最初のうちはクライドの評判が悪くなるから来るのをやめるように言っていたが、ちっとも聞き入れてくれないので今では諦めていた。
今では、クライドが来る日は昼食を一緒にとるようになっている。
昼食を取った後、部屋を移動してお茶を飲みながらクライドと雑談をする。
ダリアが、王都とマクレディ領を結ぶ街道に野盗が出た話をすると、クライドが、最近、王都の外れで野盗が増えてきていると教えてくれた。
王都と周辺の領の境界付近は、騎士団の目も届きにくいうえに、事件が起こっても現場に着くのに時間がかかる、そのため取り逃がすことも多い。
「王都とマクレディ領の境界付近も気になっていたんだよね。あそこは道幅も狭い上に、木が生い茂っているから、野盗が狙いやすい場所だと思うよ」
「あの道は、父の代からの懸案事項なのよ。お父様も共同で街道整備をするよう王都に何度も提案をしていたんだけど、王都にとっては優先順位が低いらしくて保留が続いているのよね。いっそのこと、マクレディ領の部分だけでも工事をしようかとも思ったんだけど、そういうわけにもいかなくて」
ダリアはため息をつく。
「王都側の腰が重いのは、今まで大きな事件が起きていないせいもあるのよね。今のところ、マクレディ領の警備隊が頻繁に巡回して対応しているけど、それも万全ではないから、大きな事件が起きる前になんとかしないととは思っているんだけど」
父トレッドの代から、マクレディ港の取扱量が増えた。それにより、王都とマクレディ領の荷物の運搬も頻繁になっている。
「これは早めに手を打たないとだめね」
ダリアが呟くと、クライドが大きくうなずいた。
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