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第三幕
第四章 1.愚痴と創造
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深緑と別れた雪と李珀は早々に宿を取ってその日は休むことにした。
「ハァ…疲れたわ。」
取った宿屋は寝台が部屋の両端に一つずつあるだけの簡素な作りで、布を貼っただけの仕切りのような物が窓際に置いてあった。相部屋になった時ようの仕切りなのだろう。
雪は安い綿と実か何かが詰められた、固い布団の敷かれた寝台に寝転がり、お行儀もなにもあったものじゃない体勢で、李珀を見れば反対側の寝台に深く腰かけて背中から倒れ込んでいた。
「さすがに李珀も芽依ちゃんをおぶっての歩きづめで疲れたみたいね。」
「そんなことありませんよ。」
否定しつつ姿勢を正す姿はなんだか滑稽だった。
「とりあえず今日は休んで、明日情報収集をしましょうか。」
「そうですね。」
李珀は再びだらんと力なく寝っ転がった。
「…深緑さん、大丈夫かな。あっちの方が心配。彼女だってだいぶ疲れていたのに。」
「うーん、多分大丈夫だと思いますよ。」
「どうしてそう言いきれるのよ。」
「雪は気づかなかったかも知れませんが、恐らく彼女は旅民です。だから、旅には慣れているのでしょう。夜盗に襲われたときも冷静でしたから。」
「うーん、なら良いんだけど…」
「ここで心配しても仕方ないでしょう。私達にはやることがあるのですから。」
「李珀って、たまに綾さんみたいなこと言うわよね。」
「そんなことないですよ。全く、隆盛みたいなこと言わないでくださいよ。」
不貞腐れる李珀に雪はフフッと笑った。
次の日、雪と李珀は朝早くから街を歩いている。
街は溶山ほどの賑わいがなく、どこか街の人々は疲れているような様子がする。店が並んでいるのに活気がなく、客の出入りも少なく見えた。
出歩く人も少なく話しかけにくかったので、適当な店を見つけて二人で入る。
店の中はそこそこに客入りがあった。だけど、疲れた様子で楽しく話をしている人は少ない。
中には朝から酒を飲んでいる卓もあり、そこだけが賑やかに見える。奥の席では二人の青年が、机に酒を並べて煽っている。
正直言えば近づきたくない席なのだが、あえてその近くに座って聞き耳を立てることに雪は専念した。別に近づかなくても李珀がいれば問題ないのだが、彼らの話が気になってしまったのだ。
「あーもう!やってらんねーぜ。」
二人のうちでは年上そうな青年が酒を一気に飲み、誰にでもなく叫ぶ。それに対して少し若く見える小柄な青年は、酒の杯の縁に指を当てて遊ぶように転がす。その瞳は光がなく生気が見られなかった。
「本当だよな…」
「俺たちこれからどうすれば良いんだよ...」
「農薪の野郎どもが仕事を奪わなきゃこんなことには…」
「それってどういうことですか?」
「そりゃあ、あれだよ…俺たち北織に売るための道具が突然売れなくなって、調べたら農薪の奴らが横取りしてたんだよ…って、誰?あんた。」
二人がこちらに気づいて驚いた表情をしている。まぁ、突然話しかけたのだから仕方ない。
雪は身体をそちらに向けてニコリと微笑むと、丁寧にお辞儀をする。
「雪、と言います。お二人の話が興味深かったので、つい口を挟んでしまいました。」
「興味深いって…ただの愚痴だぞ?」
小柄な青年が不思議そうな顔をしてこちらを見る。
「あー、まぁ、そうですね。ですが、陣織の状況を知りたい私には大切なことなので。」
「お前…まさか農薪の…」
「い、いえ、私は北織から来ました。一度、北織の機織りを作っている街を訪れてみたいと思っていて、この街に来たのです。」
年上の青年に睨まれて、慌てて付け足すと青年たちはそれが嬉しかったのか、目を輝かせた。
「北織からわざわざ来たのかっ?」
「え、ええ。その、物流の話も気になりますのでもっと詳しく教えてくれませんか?」
「ああ、北織にいたなら知ってるかもしれないが、北織の客が滅法減ってな…」
「その理由って?」
「それが分からねーんだよ。突然、客が来なくなったんだ。注文も減ってしまって…」
「それはいつ頃から?」
「うーん、二月前だったと思う。もう暑い時期だったからな。客は少しずつ減っていったんだよ。」
「お前はまだましだぞ。俺の所なんて只でさえ少ない客だったから、その頃から客が来なくなっちまってよ。」
「…えっと、不景気なのですよね?それなのに飲んでいて大丈夫ですか?」
「大丈夫じゃねーよ。だけど、飲んでないとやってられねーよ。こんな理不尽な事ってあるかよってんだ。」
空になった酒瓶を揺らして、追加を注文する小柄な青年は大きなため息をついた。
「でも、どうして、農薪が客を奪ったって思うのですか?」
「農薪から来た旅民に言われたんだよ。機織りを農薪でも作るようになったんですか?って」
「あの言葉を聞いたときは驚いたよな。まさか、そんなこと考えてもみなかったからよ。」
「それは、聞いただけ?」
「ああ。」
「確かめに行ってないんですか?」
「ああ。だって、旅民がわざわざそんな嘘をつく理由がねぇ。」
「そうですかね…」
「だろ!」
うーん。と、雪は首を唸る。確かに普通に考えれば旅民がわざわざ嘘をつくとは思えない。だけど、何か裏がありそうだと思ったのだ。
「そんなことよりよぉ。せっかく北織から来たんだろ?なら、機織りの話をしてやるよ。なっ!」
「そうだそうだ。こんな湿気た話ばかりしてたら、本当に腐っちまうよ。」
「えっ、い、いえ、私は…」
「良いから良いから。遠慮するなって。」
そう言われると半ば強引に、機織りの作り方を二人は話し始めた。
結局、彼らから解放されたのは昼を過ぎた頃。お腹はいっぱいなのに心はゲッソリとしていた。
「やっと解放されたぁ…」
「すごかったですね。」
「ええ、機織りへの愛をすごく感じたわ。」
「これからどうしますか?街でもまわります?」
李珀に言われて、周りを見渡す。
昼になっても活気はなく、魂でも抜かれたのかと思うような人達が歩いている。徘徊していると言う言葉が合うようなそんな状態。
「一旦、宿に戻りましょう。」
「分かりました。」
「それと、李珀。高秦と連絡を取れる?」
「はい、取れますよ。宿を取ってからで大丈夫ですか?」
「ええ、それで構わないわ。」
戻った宿の部屋で雪は一人留守番をしている。李珀は高秦と連絡を取るための手配をしに出掛けていた。
「ふぅ…」
思っているよりも状況が深刻なことに雪はため息が出た。
武器を集めているのは間違いないようで、時折走る荷馬車には剣やら防具やらがつまれている。
“あと、一押ししたらすぐにでも内乱が起こりそうね。”
事態は一刻を争う。ただ、どうやって内乱を止めるか…
色々な情報を順序立てて整理していく。
陣織と農薪が客の取り合いをして仲が悪くなっている。この状況から見るに農薪は儲かっているのだろう。
それで、陣織が溶山に依頼して武具を大量に作らせている。それに気づいた農薪も武具の購入を始めた。
武具が集まればいつ内乱になってもおかしくない状況。
“と言うことなのだろうか…
確認しないといけないことが多いわね。”
まずは、この時系列が大事になると雪は考える。農薪が陣織の客を取り始めて、仲が悪くなり内乱を起こすために武器を作らせている。本当にこの通りなのか、確認する必要がある。この時系列が違えば、事は大きく違ってくるのだ。もし、誰かが指示して武器を作らせ始めた。それを勘違いして陣織と農薪の仲が悪くなった。だと、また違った解釈になる。これを間違えてはいけない。だから慎重に調べさせなければいけないのだと雪は頭を悩ませた。
「た、助けてくれーーー!!!」
そこへ、外に響き渡る男の声に雪は窓へと視線を移した。
「ハァ…疲れたわ。」
取った宿屋は寝台が部屋の両端に一つずつあるだけの簡素な作りで、布を貼っただけの仕切りのような物が窓際に置いてあった。相部屋になった時ようの仕切りなのだろう。
雪は安い綿と実か何かが詰められた、固い布団の敷かれた寝台に寝転がり、お行儀もなにもあったものじゃない体勢で、李珀を見れば反対側の寝台に深く腰かけて背中から倒れ込んでいた。
「さすがに李珀も芽依ちゃんをおぶっての歩きづめで疲れたみたいね。」
「そんなことありませんよ。」
否定しつつ姿勢を正す姿はなんだか滑稽だった。
「とりあえず今日は休んで、明日情報収集をしましょうか。」
「そうですね。」
李珀は再びだらんと力なく寝っ転がった。
「…深緑さん、大丈夫かな。あっちの方が心配。彼女だってだいぶ疲れていたのに。」
「うーん、多分大丈夫だと思いますよ。」
「どうしてそう言いきれるのよ。」
「雪は気づかなかったかも知れませんが、恐らく彼女は旅民です。だから、旅には慣れているのでしょう。夜盗に襲われたときも冷静でしたから。」
「うーん、なら良いんだけど…」
「ここで心配しても仕方ないでしょう。私達にはやることがあるのですから。」
「李珀って、たまに綾さんみたいなこと言うわよね。」
「そんなことないですよ。全く、隆盛みたいなこと言わないでくださいよ。」
不貞腐れる李珀に雪はフフッと笑った。
次の日、雪と李珀は朝早くから街を歩いている。
街は溶山ほどの賑わいがなく、どこか街の人々は疲れているような様子がする。店が並んでいるのに活気がなく、客の出入りも少なく見えた。
出歩く人も少なく話しかけにくかったので、適当な店を見つけて二人で入る。
店の中はそこそこに客入りがあった。だけど、疲れた様子で楽しく話をしている人は少ない。
中には朝から酒を飲んでいる卓もあり、そこだけが賑やかに見える。奥の席では二人の青年が、机に酒を並べて煽っている。
正直言えば近づきたくない席なのだが、あえてその近くに座って聞き耳を立てることに雪は専念した。別に近づかなくても李珀がいれば問題ないのだが、彼らの話が気になってしまったのだ。
「あーもう!やってらんねーぜ。」
二人のうちでは年上そうな青年が酒を一気に飲み、誰にでもなく叫ぶ。それに対して少し若く見える小柄な青年は、酒の杯の縁に指を当てて遊ぶように転がす。その瞳は光がなく生気が見られなかった。
「本当だよな…」
「俺たちこれからどうすれば良いんだよ...」
「農薪の野郎どもが仕事を奪わなきゃこんなことには…」
「それってどういうことですか?」
「そりゃあ、あれだよ…俺たち北織に売るための道具が突然売れなくなって、調べたら農薪の奴らが横取りしてたんだよ…って、誰?あんた。」
二人がこちらに気づいて驚いた表情をしている。まぁ、突然話しかけたのだから仕方ない。
雪は身体をそちらに向けてニコリと微笑むと、丁寧にお辞儀をする。
「雪、と言います。お二人の話が興味深かったので、つい口を挟んでしまいました。」
「興味深いって…ただの愚痴だぞ?」
小柄な青年が不思議そうな顔をしてこちらを見る。
「あー、まぁ、そうですね。ですが、陣織の状況を知りたい私には大切なことなので。」
「お前…まさか農薪の…」
「い、いえ、私は北織から来ました。一度、北織の機織りを作っている街を訪れてみたいと思っていて、この街に来たのです。」
年上の青年に睨まれて、慌てて付け足すと青年たちはそれが嬉しかったのか、目を輝かせた。
「北織からわざわざ来たのかっ?」
「え、ええ。その、物流の話も気になりますのでもっと詳しく教えてくれませんか?」
「ああ、北織にいたなら知ってるかもしれないが、北織の客が滅法減ってな…」
「その理由って?」
「それが分からねーんだよ。突然、客が来なくなったんだ。注文も減ってしまって…」
「それはいつ頃から?」
「うーん、二月前だったと思う。もう暑い時期だったからな。客は少しずつ減っていったんだよ。」
「お前はまだましだぞ。俺の所なんて只でさえ少ない客だったから、その頃から客が来なくなっちまってよ。」
「…えっと、不景気なのですよね?それなのに飲んでいて大丈夫ですか?」
「大丈夫じゃねーよ。だけど、飲んでないとやってられねーよ。こんな理不尽な事ってあるかよってんだ。」
空になった酒瓶を揺らして、追加を注文する小柄な青年は大きなため息をついた。
「でも、どうして、農薪が客を奪ったって思うのですか?」
「農薪から来た旅民に言われたんだよ。機織りを農薪でも作るようになったんですか?って」
「あの言葉を聞いたときは驚いたよな。まさか、そんなこと考えてもみなかったからよ。」
「それは、聞いただけ?」
「ああ。」
「確かめに行ってないんですか?」
「ああ。だって、旅民がわざわざそんな嘘をつく理由がねぇ。」
「そうですかね…」
「だろ!」
うーん。と、雪は首を唸る。確かに普通に考えれば旅民がわざわざ嘘をつくとは思えない。だけど、何か裏がありそうだと思ったのだ。
「そんなことよりよぉ。せっかく北織から来たんだろ?なら、機織りの話をしてやるよ。なっ!」
「そうだそうだ。こんな湿気た話ばかりしてたら、本当に腐っちまうよ。」
「えっ、い、いえ、私は…」
「良いから良いから。遠慮するなって。」
そう言われると半ば強引に、機織りの作り方を二人は話し始めた。
結局、彼らから解放されたのは昼を過ぎた頃。お腹はいっぱいなのに心はゲッソリとしていた。
「やっと解放されたぁ…」
「すごかったですね。」
「ええ、機織りへの愛をすごく感じたわ。」
「これからどうしますか?街でもまわります?」
李珀に言われて、周りを見渡す。
昼になっても活気はなく、魂でも抜かれたのかと思うような人達が歩いている。徘徊していると言う言葉が合うようなそんな状態。
「一旦、宿に戻りましょう。」
「分かりました。」
「それと、李珀。高秦と連絡を取れる?」
「はい、取れますよ。宿を取ってからで大丈夫ですか?」
「ええ、それで構わないわ。」
戻った宿の部屋で雪は一人留守番をしている。李珀は高秦と連絡を取るための手配をしに出掛けていた。
「ふぅ…」
思っているよりも状況が深刻なことに雪はため息が出た。
武器を集めているのは間違いないようで、時折走る荷馬車には剣やら防具やらがつまれている。
“あと、一押ししたらすぐにでも内乱が起こりそうね。”
事態は一刻を争う。ただ、どうやって内乱を止めるか…
色々な情報を順序立てて整理していく。
陣織と農薪が客の取り合いをして仲が悪くなっている。この状況から見るに農薪は儲かっているのだろう。
それで、陣織が溶山に依頼して武具を大量に作らせている。それに気づいた農薪も武具の購入を始めた。
武具が集まればいつ内乱になってもおかしくない状況。
“と言うことなのだろうか…
確認しないといけないことが多いわね。”
まずは、この時系列が大事になると雪は考える。農薪が陣織の客を取り始めて、仲が悪くなり内乱を起こすために武器を作らせている。本当にこの通りなのか、確認する必要がある。この時系列が違えば、事は大きく違ってくるのだ。もし、誰かが指示して武器を作らせ始めた。それを勘違いして陣織と農薪の仲が悪くなった。だと、また違った解釈になる。これを間違えてはいけない。だから慎重に調べさせなければいけないのだと雪は頭を悩ませた。
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