3 / 57
1章 華仙女は花を詠み、花で祓う
2.鬼霊の花(1)
しおりを挟む
華仙の里がある山を下りて大都に向かうまでは二日ほどかかる。金飾の男は輿に乗ったが、紅妍は徒歩を命じられた。その隣につくのは柔和な顔つきの男である。
「私は蘇清益と申します」
道中、男が名乗った。
「わ、わたしは華仙紅妍です。よろしくお願いします……」
「何も取って食べるようなことはしませんので、そう怖がらないでください」
「……は、はい」
彼は敵意はないと示すように穏やかに微笑んでいる。おそらくは強ばった顔をしている紅妍の気を解すためだろう。
紅妍はというと、大都に向かうことはもちろん隠れ里を出るのが初めてであった。山道を歩くことは慣れているが、大勢で列を成して歩くことになるとは想像もしていなかった。
「大都は初めてですか?」
「はい。恐ろしい場所だと、聞いています」
「なるほど。華仙一族からすればそうでしょうね」
その返答から察するに清益は華仙一族が辿った歴史を知っているようだ。紅妍はそれだけではないと首を横に振って続けた。
「大都や宮城には数多の血が流れていますから、鬼霊が山ほど出るのだと聞きました」
「それは当たっているかもしれません。山奥の村や里に比べ、大都は人の数が多い。それだけ生まれる者も死する者も多いでしょう。鬼霊だって多いでしょうね」
鬼霊とは髙の民に恐れられる存在である。その名を口にすれば怯える者もいるというのに清益は表情変えることなく淡泊な反応だった。
「……期待外れにならないと良いのですがね」
ぽつり、と清益が呟いた。その言葉の真意を探れるほど、紅妍はこの男を知らない。ちらりと横顔を確かめた後、再び山道へと意識を戻した。
髙の中心、それが大都である。他者の侵略を妨げる高い塀に囲まれた中には紅妍の想像を超えるたくさんの人々が住んでいた。行き交う人々の多さや大通りに響く喧騒に、宝飾や菓子などを並べた店たち。紅妍が一人であれば、ここで立ち止まって辺りを見渡すのに忙しかったことだろう。
「いまは疫病が流行っていますから、このまま宮城に向かいます」
一行は大都の中心部にある高い二重塀に囲まれた門までやってきた。紅妍にとって初めての大都はあっという間の出来事となってしまった。寂しいような気持ちはあるが、物見遊山として来たわけではない。この先は帝がおわす宮城である。高い塀を見上げながら紅妍は深く息を吸いこんだ。
宮城に入って再び歩く。絢爛な作りの殿舎がいくつもあり、書を抱えた宦官が歩いている。殿舎の前や門の前には武官が立っていたが、こちらがやってきたことに気づくとそれぞれ頭を垂れた。ここは帝による執政の場であり、外廷と呼ばれる場所だということは清益が教えてくれた。
石の階を昇り、朱に塗られた門の前で一行は止まった。金飾の男も馬から下りる。ここまでついてきた一部の武官は離れていった。
「さて、華仙紅妍とやら」
金飾の男が言った。紅妍の名は伝えていなかったが、道中に清益との会話を聞いていたのだろう。
「この先にあるは内廷。覚悟はできているな?」
「はい」
「お前が偽物であった場合は即刻斬り捨てる」
威圧的な言葉と共に、男は提げた刀に触れる。いつでもこの刀で斬り捨てるということだろう。紅妍は再び深く頷いた。
そうして一歩。境界線のようにそびえ立つ朱塗りの門を越える。
その瞬間であった。
ぞわりと肌が粟立つ。踏み出した足先から粘ついたものが絡まっていくように感じた。空気は重苦しく、息を吸いこむも頭がくらくらと揺れる。
(血のにおい……これは……)
この感覚は知っている。紅妍は辺りを見渡した。どこかに、血のにおいを放つ元凶がいるはずだと察したのだ。
内廷と外廷を隔てる塀沿いに緑地がある。そこにいくつもの連翹が植えられ、小さな黄色い花がひしめきあって咲いていた。その連翹をじいと睨みつけていると、そこから面布をつけた者が現れた。薄鼠の盤領袍を着ていることから宮勤めをしていた男だろう。おそらくは宦官か。
「鬼霊……!」
紅妍は叫んだ。宦官の鬼霊は紅に艶めく刀を手にしていた。肌の血色は悪く、ふらふらと歩く。その姿に生を感じることはなかった。
鬼霊とは、死者の魂である。本来、死者の魂は浄土に渡るのだが、不本意な死を迎えた者や生への執着が強い魂は浄土に渡れず、現世に残ることがある。肉体はとうに失われているので実態はなく、生の輝きを欠いているため思考は衰え、恨みや悲しみに支配される。
恨みに駆られた鬼霊は生者に刃を向け、時に命を奪うこともあった。それでも渇望はつきず、浄土に渡らず彷徨い続ける。髙で最も恐れられるのが鬼霊だ。
不自然と身を揺らしながら、鬼霊がこちらに向かってくる。紅妍は一歩後退りをした。
「華仙術師とは……期待外れか」
たじろいだ紅妍に対し、金飾の男が呆れたように呟いた。隣に立つ清益も小さくため息をつく。
「紅妍。できぬのなら下がれ」
「……っ」
「そこで見ていろ」
そして男は提げていた刀に手を伸ばす。鞘から抜かれたそれは金に輝く刀だった。金の刀身には翠玉や紅玉といった装飾が埋め込まれている。武官が持っていた刀に比べれば鋭さは感じないものの、目を奪われる。触れてもいないのにその刀が重たいもののように思えてしまった。
「鬼霊め、消えるがよい」
男が駆ける。鬼霊もすかさず男に刀を振ろうとしたが、軽い身のこなしでそれを躱し、やすやすと鬼霊の背に回り込む。
金の刀が鬼霊の首に添えられたかと思うと、次の瞬間には役目を終えていた。首を斬られた鬼霊はごぼごぼと苦しそうな音を立ててその場に崩れる。斬られた首から水音が溢れるような音がし、褪せた紅の花びらが舞った。鬼霊は死者であり、血を欠いているため血が流れない。その代わりに花が舞うのだろう。血のような紅である。
(なんて惨い……鬼霊が泣いている……)
溢れ舞う紅の花びら。崩れた鬼霊の体は花びらに埋もれて溶けていく。これが生者ならば血の海に沈むようなものか。しかし鬼霊は実態を持たないため溶けた後は何も残らない。
それが紅妍にはひどく悲しいもののように見えた。生にしがみつくほどの執着を抱いているだろうそれは、鬼霊に落ちて再び苦しみを味わったのだ。二度殺されるような苦しみ。生に向けて精一杯伸ばした鬼霊の青い手が、救いを求めているように見えた。
しばらく立ちすくんでいる間に鬼霊は消えた。金飾の男は手にした刀を空で振う。刀は何も汚れていなかった。それを確かめ鞘に戻した後、男は紅妍の方へと歩いてくる。
「華仙紅妍。この程度の鬼霊も祓えぬとは――」
期待外れだ、と言いかけていたようだが、それよりも先に紅妍が動いた。
「あなたは、ひどすぎる」
遮って叫ぶ紅妍に、男の目が丸くなる。
「叩き斬って祓うなんて、あれでは『祓い』と呼べない。浄土に辿り着けず、再び鬼霊となるかもしれないのに」
「お前、私のやり方に文句をつけるのか。青ざめて動けなかったくせに」
「あれでは二度殺すようなもの。生きて、死んでもなお殺される。あのような苦しみを与えるなんて惨すぎる」
「何だと……」
男は不快感を顕わにして紅妍を見下ろしている。紅妍も負けじと男を睨み返し、それから歩き出した。
「あなたは鬼霊を無視している。本当の『祓う』とは鬼霊の心に寄り添うこと。心を詠むこと」
「ほう。ではお前ならば鬼霊の心に寄り添えると?」
「……あなたよりは」
「私は蘇清益と申します」
道中、男が名乗った。
「わ、わたしは華仙紅妍です。よろしくお願いします……」
「何も取って食べるようなことはしませんので、そう怖がらないでください」
「……は、はい」
彼は敵意はないと示すように穏やかに微笑んでいる。おそらくは強ばった顔をしている紅妍の気を解すためだろう。
紅妍はというと、大都に向かうことはもちろん隠れ里を出るのが初めてであった。山道を歩くことは慣れているが、大勢で列を成して歩くことになるとは想像もしていなかった。
「大都は初めてですか?」
「はい。恐ろしい場所だと、聞いています」
「なるほど。華仙一族からすればそうでしょうね」
その返答から察するに清益は華仙一族が辿った歴史を知っているようだ。紅妍はそれだけではないと首を横に振って続けた。
「大都や宮城には数多の血が流れていますから、鬼霊が山ほど出るのだと聞きました」
「それは当たっているかもしれません。山奥の村や里に比べ、大都は人の数が多い。それだけ生まれる者も死する者も多いでしょう。鬼霊だって多いでしょうね」
鬼霊とは髙の民に恐れられる存在である。その名を口にすれば怯える者もいるというのに清益は表情変えることなく淡泊な反応だった。
「……期待外れにならないと良いのですがね」
ぽつり、と清益が呟いた。その言葉の真意を探れるほど、紅妍はこの男を知らない。ちらりと横顔を確かめた後、再び山道へと意識を戻した。
髙の中心、それが大都である。他者の侵略を妨げる高い塀に囲まれた中には紅妍の想像を超えるたくさんの人々が住んでいた。行き交う人々の多さや大通りに響く喧騒に、宝飾や菓子などを並べた店たち。紅妍が一人であれば、ここで立ち止まって辺りを見渡すのに忙しかったことだろう。
「いまは疫病が流行っていますから、このまま宮城に向かいます」
一行は大都の中心部にある高い二重塀に囲まれた門までやってきた。紅妍にとって初めての大都はあっという間の出来事となってしまった。寂しいような気持ちはあるが、物見遊山として来たわけではない。この先は帝がおわす宮城である。高い塀を見上げながら紅妍は深く息を吸いこんだ。
宮城に入って再び歩く。絢爛な作りの殿舎がいくつもあり、書を抱えた宦官が歩いている。殿舎の前や門の前には武官が立っていたが、こちらがやってきたことに気づくとそれぞれ頭を垂れた。ここは帝による執政の場であり、外廷と呼ばれる場所だということは清益が教えてくれた。
石の階を昇り、朱に塗られた門の前で一行は止まった。金飾の男も馬から下りる。ここまでついてきた一部の武官は離れていった。
「さて、華仙紅妍とやら」
金飾の男が言った。紅妍の名は伝えていなかったが、道中に清益との会話を聞いていたのだろう。
「この先にあるは内廷。覚悟はできているな?」
「はい」
「お前が偽物であった場合は即刻斬り捨てる」
威圧的な言葉と共に、男は提げた刀に触れる。いつでもこの刀で斬り捨てるということだろう。紅妍は再び深く頷いた。
そうして一歩。境界線のようにそびえ立つ朱塗りの門を越える。
その瞬間であった。
ぞわりと肌が粟立つ。踏み出した足先から粘ついたものが絡まっていくように感じた。空気は重苦しく、息を吸いこむも頭がくらくらと揺れる。
(血のにおい……これは……)
この感覚は知っている。紅妍は辺りを見渡した。どこかに、血のにおいを放つ元凶がいるはずだと察したのだ。
内廷と外廷を隔てる塀沿いに緑地がある。そこにいくつもの連翹が植えられ、小さな黄色い花がひしめきあって咲いていた。その連翹をじいと睨みつけていると、そこから面布をつけた者が現れた。薄鼠の盤領袍を着ていることから宮勤めをしていた男だろう。おそらくは宦官か。
「鬼霊……!」
紅妍は叫んだ。宦官の鬼霊は紅に艶めく刀を手にしていた。肌の血色は悪く、ふらふらと歩く。その姿に生を感じることはなかった。
鬼霊とは、死者の魂である。本来、死者の魂は浄土に渡るのだが、不本意な死を迎えた者や生への執着が強い魂は浄土に渡れず、現世に残ることがある。肉体はとうに失われているので実態はなく、生の輝きを欠いているため思考は衰え、恨みや悲しみに支配される。
恨みに駆られた鬼霊は生者に刃を向け、時に命を奪うこともあった。それでも渇望はつきず、浄土に渡らず彷徨い続ける。髙で最も恐れられるのが鬼霊だ。
不自然と身を揺らしながら、鬼霊がこちらに向かってくる。紅妍は一歩後退りをした。
「華仙術師とは……期待外れか」
たじろいだ紅妍に対し、金飾の男が呆れたように呟いた。隣に立つ清益も小さくため息をつく。
「紅妍。できぬのなら下がれ」
「……っ」
「そこで見ていろ」
そして男は提げていた刀に手を伸ばす。鞘から抜かれたそれは金に輝く刀だった。金の刀身には翠玉や紅玉といった装飾が埋め込まれている。武官が持っていた刀に比べれば鋭さは感じないものの、目を奪われる。触れてもいないのにその刀が重たいもののように思えてしまった。
「鬼霊め、消えるがよい」
男が駆ける。鬼霊もすかさず男に刀を振ろうとしたが、軽い身のこなしでそれを躱し、やすやすと鬼霊の背に回り込む。
金の刀が鬼霊の首に添えられたかと思うと、次の瞬間には役目を終えていた。首を斬られた鬼霊はごぼごぼと苦しそうな音を立ててその場に崩れる。斬られた首から水音が溢れるような音がし、褪せた紅の花びらが舞った。鬼霊は死者であり、血を欠いているため血が流れない。その代わりに花が舞うのだろう。血のような紅である。
(なんて惨い……鬼霊が泣いている……)
溢れ舞う紅の花びら。崩れた鬼霊の体は花びらに埋もれて溶けていく。これが生者ならば血の海に沈むようなものか。しかし鬼霊は実態を持たないため溶けた後は何も残らない。
それが紅妍にはひどく悲しいもののように見えた。生にしがみつくほどの執着を抱いているだろうそれは、鬼霊に落ちて再び苦しみを味わったのだ。二度殺されるような苦しみ。生に向けて精一杯伸ばした鬼霊の青い手が、救いを求めているように見えた。
しばらく立ちすくんでいる間に鬼霊は消えた。金飾の男は手にした刀を空で振う。刀は何も汚れていなかった。それを確かめ鞘に戻した後、男は紅妍の方へと歩いてくる。
「華仙紅妍。この程度の鬼霊も祓えぬとは――」
期待外れだ、と言いかけていたようだが、それよりも先に紅妍が動いた。
「あなたは、ひどすぎる」
遮って叫ぶ紅妍に、男の目が丸くなる。
「叩き斬って祓うなんて、あれでは『祓い』と呼べない。浄土に辿り着けず、再び鬼霊となるかもしれないのに」
「お前、私のやり方に文句をつけるのか。青ざめて動けなかったくせに」
「あれでは二度殺すようなもの。生きて、死んでもなお殺される。あのような苦しみを与えるなんて惨すぎる」
「何だと……」
男は不快感を顕わにして紅妍を見下ろしている。紅妍も負けじと男を睨み返し、それから歩き出した。
「あなたは鬼霊を無視している。本当の『祓う』とは鬼霊の心に寄り添うこと。心を詠むこと」
「ほう。ではお前ならば鬼霊の心に寄り添えると?」
「……あなたよりは」
1
あなたにおすすめの小説
遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。
沼野 花
恋愛
夫と子供たちに、選ばれなかったイネス。
すべてを愛人に奪われ、彼女は限界を迎え、屋敷を去る。
だが、その先に待っていたのは、救いではなかった。
イネスを襲った、取り返しのつかない出来事。
変わり果てた現実を前に、
夫はようやく、自分が何を失ったのかを思い知る。
深い後悔と悲しみに苛まれながら、
失ったイネスの心を取り戻そうとする夫。
しかし、彼女の心はすでに、外の世界へと向かっていた。
贖罪を背負いながらもイネスを求め続ける夫。
そして、母の心を知っていく子供たち。
イネスが求める愛とは、
そして、幸せとは――。
働かないつもりでしたのに、気づけば全部うまくいっていました ――自由に生きる貴族夫人と溺愛旦那様』
鷹 綾
恋愛
前世では、仕事に追われるだけの人生を送り、恋も自由も知らないまま終わった私。
だからこそ転生後に誓った――
「今度こそ、働かずに優雅に生きる!」 と。
気づけば貴族夫人、しかも結婚相手は冷静沈着な名門貴族リチャード様。
「君は何もしなくていい。自由に過ごしてくれ」
――理想的すぎる条件に、これは勝ち確人生だと思ったのに。
なぜか気づけば、
・屋敷の管理を改善して使用人の待遇が激変
・夫の仕事を手伝ったら経理改革が大成功
・興味本位で教えた簿記と珠算が商業界に革命を起こす
・商人ギルドの顧問にまで祭り上げられる始末
「あれ? 私、働かない予定でしたよね???」
自分から出世街道を爆走するつもりはなかったはずなのに、
“やりたいことをやっていただけ”で、世界のほうが勝手に変わっていく。
一方、そんな彼女を静かに見守り続けていた夫・リチャードは、
実は昔から彼女を想い続けていた溺愛系旦那様で――。
「君が選ぶなら、私はずっとそばにいる」
働かないつもりだった貴族夫人が、
自由・仕事・愛情のすべてを“自分で選ぶ”人生に辿り着く物語。
これは、
何もしないはずだったのに、幸せだけは全部手に入れてしまった女性の物語。
紅玉宮妃(予定)の後宮奮闘記~後宮下女ですがわたしの皇子様を皇帝にします~
福留しゅん
恋愛
春華国の後宮は男子禁制だが例外が存在する。その例外である未成年の第五皇子・暁明はお忍びで街を散策していたところ、旅人の雪慧に助けられる。雪慧は後宮の下女となり暁明と交流を深めていくこととなる。やがて親密な関係となった雪慧は暁明の妃となるものの、宮廷内で蠢く陰謀、傾国の美女の到来、そして皇太子と皇帝の相次ぐ死を経て勃発する皇位継承争いに巻き込まれていくこととなる。そして、春華国を代々裏で操ってきた女狐と対峙しーー。
※改訂作業完了。完結済み。
一級魔法使いになれなかったので特級厨師になりました
しおしお
恋愛
魔法学院次席卒業のシャーリー・ドットは、
「一級魔法使いになれなかった」という理由だけで婚約破棄された。
――だが本当の理由は、ただの“うっかり”。
試験会場を間違え、隣の建物で行われていた
特級厨師試験に合格してしまったのだ。
気づけばシャーリーは、王宮からスカウトされるほどの
“超一流料理人”となり、国王の胃袋をがっちり掴む存在に。
一方、学院首席で一級魔法使いとなった
ナターシャ・キンスキーは、大活躍しているはずなのに――
「なんで料理で一番になってるのよ!?
あの女、魔法より料理の方が強くない!?」
すれ違い、逃げ回り、勘違いし続けるナターシャと、
天然すぎて誤解が絶えないシャーリー。
そんな二人が、魔王軍の襲撃、国家危機、王宮騒動を通じて、
少しずつ距離を縮めていく。
魔法で国を守る最強魔術師。
料理で国を救う特級厨師。
――これは、“敵でもライバルでもない二人”が、
ようやく互いを認め、本当の友情を築いていく物語。
すれ違いコメディ×料理魔法×ダブルヒロイン友情譚!
笑って、癒されて、最後は心が温かくなる王宮ラノベ、開幕です。
捨てられた地味な王宮修復師(実は有能)、強面辺境伯の栄養管理で溺愛され、辺境を改革する ~王都の貴重な物が失われても知りませんよ?~
水上
恋愛
「カビ臭い地味女」と王太子に婚約破棄された王宮修復師のリディア。
彼女の芸術に関する知識と修復師としての技術は、誰からも必要性を理解されていなかった。
失意の中、嫁がされたのは皆から恐れられる強面辺境伯ジェラルドだった!
しかし恐ろしい噂とは裏腹に、彼はリディアの不健康を見逃せない超・過保護で!?
絶品手料理と徹底的な体調管理で、リディアは心身ともに美しく再生していく。
一方、彼女を追放した王都では、貴重な物が失われたり、贋作騒動が起きたりとパニックになり始めて……。
『処刑されるたびに12歳に戻る悪役令嬢、7回目の人生は「何もせず寝て過ごす」ことに決めたら、なぜか周囲が勝手に勘違いして聖女扱いされています
六角
恋愛
公爵令嬢リリアーナは、18歳の誕生日に必ず断罪・処刑されては12歳に戻るという地獄のループを6回も繰り返していた。 真面目に努力しても、剣を極めても、裏社会を支配しても、結局は殺される運命。 心折れた彼女は、7回目の人生でついに決意する。 「もう頑張らない。どうせ死ぬなら、今回はひたすら寝て過ごそう」と。
しかし、安眠を求めて「うるさい」と敵を黙らせれば『王者の覇気』と恐れられ、寝ぼけて放った魔法は『神の奇跡』と崇められ、枕への異常なこだわりは『深遠なる儀式』と誤解されてしまう。 気がつけば、ストーカー気味のヤンデレ王子、パン屋の元ヒロイン、狂犬の如きライバル令嬢、元部下の暗殺者、そして不眠症の魔王までもが彼女の信者となり、リリアーナは意図せずして国を、そして世界を救う「最強の聖女」へと祭り上げられていく。
「お願いだから、私を寝かせて!」 睡眠欲だけで運命(システム)さえもねじ伏せる、無気力悪役令嬢の痛快勘違いサクセス(?)ストーリー!
王太子妃専属侍女の結婚事情
蒼あかり
恋愛
伯爵家の令嬢シンシアは、ラドフォード王国 王太子妃の専属侍女だ。
未だ婚約者のいない彼女のために、王太子と王太子妃の命で見合いをすることに。
相手は王太子の側近セドリック。
ところが、幼い見た目とは裏腹に令嬢らしからぬはっきりとした物言いのキツイ性格のシンシアは、それが元でお見合いをこじらせてしまうことに。
そんな二人の行く末は......。
☆恋愛色は薄めです。
☆完結、予約投稿済み。
新年一作目は頑張ってハッピーエンドにしてみました。
ふたりの喧嘩のような言い合いを楽しんでいただければと思います。
そこまで激しくはないですが、そういうのが苦手な方はご遠慮ください。
よろしくお願いいたします。
美人同僚のおまけとして異世界召喚された私、無能扱いされ王城から追い出される。私の才能を見出してくれた辺境伯様と一緒に田舎でのんびりスローライ
さら
恋愛
美人な同僚の“おまけ”として異世界に召喚された私。けれど、無能だと笑われ王城から追い出されてしまう――。
絶望していた私を拾ってくれたのは、冷徹と噂される辺境伯様でした。
荒れ果てた村で彼の隣に立ちながら、料理を作り、子供たちに針仕事を教え、少しずつ居場所を見つけていく私。
優しい言葉をかけてくれる領民たち、そして、時折見せる辺境伯様の微笑みに、胸がときめいていく……。
華やかな王都で「無能」と追放された女が、辺境で自分の価値を見つけ、誰よりも大切に愛される――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる