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2章 いつわりの妃
1.銀歩揺の鬼霊(3)
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***
数日ほどが経ったところで清益がやってきた。
「後ほど秀礼様がやってきますので、共に光乾殿の方へ参りましょう」
紅妍に会うなり彼は告げた。頼まれごとが帝に関わるためいずれ来るとは思っていたが、いざ国の象徴である帝にお会いすると思うと身が強ばる。
口を一文字に引き結んでうつむく紅妍を見やり、清益は柔らかに微笑んだ。
「体調次第ではお目通りは難しいかもしれません。しかし近くまで行くことで何かわかることがあるかもしれないと秀礼様のご提案です」
「わかりました。支度をします」
「はい。よろしくお願いしますね――それから藍玉、」
清益は部屋の隅にいる藍玉へと顔を向ける。伯父と姪、二人揃うとなかなか似ている。どちらも笑みを浮かべているのがまた。
「かわりはありませんか?」
「ええ、大丈夫です」
「引き続き、華妃の補佐をよろしくお願いしますね」
「わかっております。お任せください」
用件を伝え終えると清益は早々に冬花宮を出て行った。それを見送った後、藍玉が深く息を吐く。
「伯父上ったら、いつもあの顔をしているんですよ」
「あの顔……ああ、笑っているということ?」
「そうです。良いことを考えている時も悪い企みも、いつだって同じ顔を貼り付けているから、伯父上はよくわかりません。紅妍様もそう思うでしょう?」
確かに同じ微笑みではあるが。藍玉ほど清益のことを深く知らないので、曖昧に首を傾げるしかない。
「気にかかることがあるのなら直接聞けばいいのに」
もう、と呆れ気味に呟いて藍玉は部屋を出て行く。その背を見送りながら、紅妍は清益と藍玉のやりとりを思い返した。
(清益から藍玉への問答はそういう意味があったのか)
微笑みながら『かわりはありませんか?』と聞きながら、腹の中で何かを気に掛けていたのだろう。藍玉がぼやかなければ紅妍は知る由もなかっただろう。
(清益の意図を読み取るのは難しそうだ)
それは藍玉も近いところがある。藍玉の方がまだわかりやすいのは、彼女の年齢が理由かもしれない。年を重ねれば清益のようになるのかと想像し、紅妍は少しばかり口元を緩めた。
身支度は早々に終えたが秀礼が来ない。天候もよく、春の日差しが心地よいので紅妍は庭に出た。冬花宮の庭は様々な草花が植えられている。冬花宮の名前から庭には冬にちなんだ花も植えられているが、それ以外の時季に咲く花も育てられている。庭の蝋梅は季を終えていた。この蝋梅は良く手入れがされているので、来冬に咲けば甘い香りを放つことだろう。いまは牡丹や海棠といった春の花が支配し、木蓮の香りがする。特に牡丹は良い。春を支配するように大きく開いた花弁は華やかである。
花は心地よい。眺めいても触れても、心にたまった澱が溶けていくようである。これから光乾殿へ向かう緊張を、この牡丹が和らげてくれる気がした。
(何かあった時のために、一輪持って行こう)
華仙術は花がなければ何もできない。内廷には様々な草花があるといえ、花のない場所で鬼霊に襲われたことを考え、持ち歩くことを決めた。
そうして摘み取ろうとして――紅妍は手を止めた。
(――空気が、変わった)
陽は変わらず空にあるというのに、雨雲に覆い隠されたかのように冷えていく。周りの景色は変わらないが紅妍だけはその変化を感じ取っていた。空気がぴりと張り詰め、重たくなる。かすかに流れた風が血のにおいを運んだ。
(鬼霊だ。どこか近くにいる)
慌てて牡丹を摘み取り、辺りを見渡した。
双眸は庭から、その先へとあちこちを探る。近くにはいない。血のにおいはそこまで濃くないので遠くにいるだろう。空気の重たさは北方から西方へと移動しているようだった。
冬花宮は高塀に囲まれている。鬼霊は塀の中にはいないようだった。となれば、塀を越えた近くを歩いているのだろう。門扉は開いている。鬼霊が冬花宮に入るとすればそこからだ。
紅妍は息を呑み、門の方をじいと睨みつけた。身が強ばっていて、額を冷や汗が伝う。
ゆっくりと重圧を放つそれは移動し、ついに――血のにおいが開け放たれた門からこちらに濃く香った。
(いた。鬼霊だ)
ぐっと手に力を込める。だがここで襲われても簡単には祓えない。鬼霊の想いをほどかずに花渡しをしても浄土には送れない。しばらくの足止めが関の山である。だが、鬼霊の特徴や行動を知るのは良いことだ。万が一、冬花宮が襲われた時を考えながら鬼霊の動きを待った。
鬼霊が姿を見せる。結い上げた髪に銀の飾りが見えた。
(女人だ。銀歩揺が挿してある)
襦裙を着ていることから上級宮女もしくは妃だろう。上級宮女が歩揺を挿すことはあまりないので、あれは妃だろうと紅妍は結論付けた。
(妃は宮色を賜るから、せめて色がわかれば――)
けれど襦裙も衫も紅色に染まっていた。左胸に紅芍薬が咲き、紅色はそこから広がって襦裙や衫を染めている。つまりあの鬼霊は左胸に傷を受けて生を終えたのだろう。
息を潜めて鬼霊を観察する。しかし鬼霊が紅妍に気づくことはなかった。鬼霊はまっすぐ前を見つめている。ところどころが破れて肩から外れた被帛をひきずり、西へと歩を進めた。
そうしているうちに鬼霊の姿は塀に阻まれて見えなくなった。門扉に近寄り、鬼霊の行き先を確かめようとしたが、目をこらせども姿はなく、あの重い空気も和らいでいった。
(消えたわけじゃない。まだ後宮のどこかに残ってるはず)
ここで見えなくなったからと鬼霊が浄土に渡ることはない。浄化しない限りまた現れるだろう。
門扉から身を乗り出して消えた先をじいと眺める。すると、背後から声がかけられた。
「そこで何をしている」
振り返ると、共の武官や清益を連れた秀礼がいた。慌てぬ様子からここを通り過ぎた鬼霊と入れ違いになったのだろう。紅妍は身を正し、揖した。
「まさか私を待っていたのか」
「違います」
揶揄い気味に問われたので紅妍はすかさず返した。即刻否定されたことが気に食わなかったらしく、秀礼は眉を寄せ「じゃあ何があった」と苛立たしげに聞いた。
「先ほど鬼霊を見ました」
「ほう。気になることがあったか?」
そこで紅妍は口を閉ざした。はっきりと答えられるような違和感はない。ただ、どうにも引っかかる。
(胸に咲いていた紅芍薬は水に濡れたようだった。まだ乾いていない。きっと最近鬼霊になっている)
妃の鬼霊など宮城では珍しくないのだろう。だが、雨あがりの、花弁に雨粒を留まらせているようなあの滴り。鬼霊が咲かす紅花の艶は鬼霊が死んだ時期を示している。紅妍が見た鬼霊の紅花は、水分を含んで艶々と輝くようだった。
思案する紅妍に秀礼はしびれを切らしたようで、呆れ息を吐いた。
「特に気になることがないのならよいだろう。それよりも光乾殿に行くぞ」
紅妍も顔をあげた。あの鬼霊については後ほど考えるとして、まずは宮城にきた理由でもある現帝の呪いについて調べなければ。摘み取った牡丹はそのまま、紅妍も冬花宮へと戻った。
数日ほどが経ったところで清益がやってきた。
「後ほど秀礼様がやってきますので、共に光乾殿の方へ参りましょう」
紅妍に会うなり彼は告げた。頼まれごとが帝に関わるためいずれ来るとは思っていたが、いざ国の象徴である帝にお会いすると思うと身が強ばる。
口を一文字に引き結んでうつむく紅妍を見やり、清益は柔らかに微笑んだ。
「体調次第ではお目通りは難しいかもしれません。しかし近くまで行くことで何かわかることがあるかもしれないと秀礼様のご提案です」
「わかりました。支度をします」
「はい。よろしくお願いしますね――それから藍玉、」
清益は部屋の隅にいる藍玉へと顔を向ける。伯父と姪、二人揃うとなかなか似ている。どちらも笑みを浮かべているのがまた。
「かわりはありませんか?」
「ええ、大丈夫です」
「引き続き、華妃の補佐をよろしくお願いしますね」
「わかっております。お任せください」
用件を伝え終えると清益は早々に冬花宮を出て行った。それを見送った後、藍玉が深く息を吐く。
「伯父上ったら、いつもあの顔をしているんですよ」
「あの顔……ああ、笑っているということ?」
「そうです。良いことを考えている時も悪い企みも、いつだって同じ顔を貼り付けているから、伯父上はよくわかりません。紅妍様もそう思うでしょう?」
確かに同じ微笑みではあるが。藍玉ほど清益のことを深く知らないので、曖昧に首を傾げるしかない。
「気にかかることがあるのなら直接聞けばいいのに」
もう、と呆れ気味に呟いて藍玉は部屋を出て行く。その背を見送りながら、紅妍は清益と藍玉のやりとりを思い返した。
(清益から藍玉への問答はそういう意味があったのか)
微笑みながら『かわりはありませんか?』と聞きながら、腹の中で何かを気に掛けていたのだろう。藍玉がぼやかなければ紅妍は知る由もなかっただろう。
(清益の意図を読み取るのは難しそうだ)
それは藍玉も近いところがある。藍玉の方がまだわかりやすいのは、彼女の年齢が理由かもしれない。年を重ねれば清益のようになるのかと想像し、紅妍は少しばかり口元を緩めた。
身支度は早々に終えたが秀礼が来ない。天候もよく、春の日差しが心地よいので紅妍は庭に出た。冬花宮の庭は様々な草花が植えられている。冬花宮の名前から庭には冬にちなんだ花も植えられているが、それ以外の時季に咲く花も育てられている。庭の蝋梅は季を終えていた。この蝋梅は良く手入れがされているので、来冬に咲けば甘い香りを放つことだろう。いまは牡丹や海棠といった春の花が支配し、木蓮の香りがする。特に牡丹は良い。春を支配するように大きく開いた花弁は華やかである。
花は心地よい。眺めいても触れても、心にたまった澱が溶けていくようである。これから光乾殿へ向かう緊張を、この牡丹が和らげてくれる気がした。
(何かあった時のために、一輪持って行こう)
華仙術は花がなければ何もできない。内廷には様々な草花があるといえ、花のない場所で鬼霊に襲われたことを考え、持ち歩くことを決めた。
そうして摘み取ろうとして――紅妍は手を止めた。
(――空気が、変わった)
陽は変わらず空にあるというのに、雨雲に覆い隠されたかのように冷えていく。周りの景色は変わらないが紅妍だけはその変化を感じ取っていた。空気がぴりと張り詰め、重たくなる。かすかに流れた風が血のにおいを運んだ。
(鬼霊だ。どこか近くにいる)
慌てて牡丹を摘み取り、辺りを見渡した。
双眸は庭から、その先へとあちこちを探る。近くにはいない。血のにおいはそこまで濃くないので遠くにいるだろう。空気の重たさは北方から西方へと移動しているようだった。
冬花宮は高塀に囲まれている。鬼霊は塀の中にはいないようだった。となれば、塀を越えた近くを歩いているのだろう。門扉は開いている。鬼霊が冬花宮に入るとすればそこからだ。
紅妍は息を呑み、門の方をじいと睨みつけた。身が強ばっていて、額を冷や汗が伝う。
ゆっくりと重圧を放つそれは移動し、ついに――血のにおいが開け放たれた門からこちらに濃く香った。
(いた。鬼霊だ)
ぐっと手に力を込める。だがここで襲われても簡単には祓えない。鬼霊の想いをほどかずに花渡しをしても浄土には送れない。しばらくの足止めが関の山である。だが、鬼霊の特徴や行動を知るのは良いことだ。万が一、冬花宮が襲われた時を考えながら鬼霊の動きを待った。
鬼霊が姿を見せる。結い上げた髪に銀の飾りが見えた。
(女人だ。銀歩揺が挿してある)
襦裙を着ていることから上級宮女もしくは妃だろう。上級宮女が歩揺を挿すことはあまりないので、あれは妃だろうと紅妍は結論付けた。
(妃は宮色を賜るから、せめて色がわかれば――)
けれど襦裙も衫も紅色に染まっていた。左胸に紅芍薬が咲き、紅色はそこから広がって襦裙や衫を染めている。つまりあの鬼霊は左胸に傷を受けて生を終えたのだろう。
息を潜めて鬼霊を観察する。しかし鬼霊が紅妍に気づくことはなかった。鬼霊はまっすぐ前を見つめている。ところどころが破れて肩から外れた被帛をひきずり、西へと歩を進めた。
そうしているうちに鬼霊の姿は塀に阻まれて見えなくなった。門扉に近寄り、鬼霊の行き先を確かめようとしたが、目をこらせども姿はなく、あの重い空気も和らいでいった。
(消えたわけじゃない。まだ後宮のどこかに残ってるはず)
ここで見えなくなったからと鬼霊が浄土に渡ることはない。浄化しない限りまた現れるだろう。
門扉から身を乗り出して消えた先をじいと眺める。すると、背後から声がかけられた。
「そこで何をしている」
振り返ると、共の武官や清益を連れた秀礼がいた。慌てぬ様子からここを通り過ぎた鬼霊と入れ違いになったのだろう。紅妍は身を正し、揖した。
「まさか私を待っていたのか」
「違います」
揶揄い気味に問われたので紅妍はすかさず返した。即刻否定されたことが気に食わなかったらしく、秀礼は眉を寄せ「じゃあ何があった」と苛立たしげに聞いた。
「先ほど鬼霊を見ました」
「ほう。気になることがあったか?」
そこで紅妍は口を閉ざした。はっきりと答えられるような違和感はない。ただ、どうにも引っかかる。
(胸に咲いていた紅芍薬は水に濡れたようだった。まだ乾いていない。きっと最近鬼霊になっている)
妃の鬼霊など宮城では珍しくないのだろう。だが、雨あがりの、花弁に雨粒を留まらせているようなあの滴り。鬼霊が咲かす紅花の艶は鬼霊が死んだ時期を示している。紅妍が見た鬼霊の紅花は、水分を含んで艶々と輝くようだった。
思案する紅妍に秀礼はしびれを切らしたようで、呆れ息を吐いた。
「特に気になることがないのならよいだろう。それよりも光乾殿に行くぞ」
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