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村の居候
靴下完成と新しい魔法
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検索で編み方を確認しつつ、一応の為買ってきた紙に編み方を転写する。
かぎ針を持って取り組んでみるけれど、超初心者には編み目の図が読めないので、結局検索した動画をじっと見る事が多い。。
自分用の品だし、間違っても何とかなると思いつつも、するすると糸を手繰ってくりくりと編んでいく。
編み始めは確認しながら慎重に、後半は同じ作業を繰り返すので、ちょっと気を抜いて考え事をする。
自分のスキルの構成を見た時、回復や治癒、浄化の魔法があるのは、以前の職業による知識が影響しているんだろうと思った。
医療事務の仕事は二カ所で掛け持ちしていた。
仕事中毒と言われそうな感じで、土日祝日は別の医院に勤務して、木曜だけ自分の休日に充てていた。
歯科と医科では仕事内容に違いがあったけれど、どちらも学べることが沢山あった。
検索や転写についても、日常的にネットに触れていたし、鑑定も日本で様々な品を見ていたから知識が魔法に変換したのかもしれない。
付与と転移だけがどうしてなのか分からないんだよなぁ。
うーん・・・。無理矢理こじつけたら、レセプト(診療報酬明細書)の作成と送信が付与と転移に影響・・・って、無いか。無いよね。
まぁいいや、有るから使う。これに限るね。
靴下と言えば、形が色々あったな。
すっぽりと包んだ形のものと、足袋のように二股になったものと、五本指のものと。
マサやキヨだったら足袋型の物だと草履の邪魔にならないし、履いたら冬に少しは暖かく過ごせる?
毛糸の靴下を室内用として履く?
今度キヨに聞いてみて、一緒に作るのも良いかもしれないなぁ。
翌日は学び舎が休みの日。
朝食後の掃除洗濯という名の洗浄が終わり、キヨと話をする。
「キヨさん、冬の寒い時期は何か履くんですか?」
「この前のパンツの話かい?」
怪訝な顔で聞かれた。
パンツを穿く事を避けているので、警戒されている気配。
「いえ、足元が寒いだろうなと思って、靴下を履くのかなって。」
「靴下・・・履いたことが無いねぇ。」
「私、今自分用に靴下を編んでいて、キヨさんも一緒に編み物をしないかな?って・・・一緒に編んだら途中で投げ出さずに完成できるかな?という下心です。」
正直に理由を言うとキヨはふふふっと笑い出した。
「冬の準備に一緒に編んでみようかねぇ。どんな形になるの?」
三種類の靴下について話すと、足袋型が良いというので、編み始めはそばでひと編みずつ確認しながら、少しずつキヨのペースが出来て、同じ作業を繰り返す部分ではそれぞれの品物を編んだ。
キヨは木綿の糸、私は絹の糸で黙々と編んでいく。
「雨の日や雪の日に手仕事をしたい人には良いかもしれないねぇ。」
二人で編み物をしていると、カイの奥さんが訪ねてきた。
呼び出し魔動具で『開いているから入っといで。』と言われた奥さんは、勝手知ったるなんとやらで居間に来る。
編み物をしている様子を見て驚きながらも、興味津々でじっくりと手元を見ていた。
「ちょっと旦那と町に行ってくる。」
そう言って出て行き、三十分ほどで戻ってきて編み物を開始しだした。
野良作業をしていたカイに町まで浮動車で連れて行ってもらい、布屋で糸とかぎ針を買ってきたそうだ。
行動が素早い。
教会の影響で、洋装がそこそこ広まっているからか、かぎ針が有って良かった。
道具を作るところからだったら靴下を履けるまでが遠かった。
お昼まで編み物を続け、食後は日課のジロウの所に行く。
付与代金を受け取って、塀の魔道具に魔力を入れて戻ると、キヨとカイの奥さんが紙に転写した編み図を参考に編み物を続けていた。
私も一緒に続きを編み始める。
誰かと一緒に編んでいると、励まし合っている感じでちょっと楽しい。
夕食の準備をする時間までするすると糸を手繰り、くりくりとかぎ針を動かし続けた。
食後も寝る時間まで二人揃って編んでいるのを見て、マサが言う。
「そうやっていると、ばあさんと孫みたいだなぁ。」
「カイの所は男の子ばかりだから、女の子がいたらこんな感じだったんだろうねぇ。」
「家で誰かと一緒に編み物をするのが初めてだから、嬉しいです。」
静かな笑い声が部屋に響いた。
翌日、学び舎ではミヨとミドリと三人で話をした。
「しのさん、本当に買い物に行ったのね。」
「自分で作らなくても選んで買えるって至福だった。」
「お母さんがしのに謝ってたの。」
ミヨの家のお店でこれから商品が増えるかもしれないと知り、他の子も興味を持ったようだった。
「ミヨさんは、しのさんが作っていたものを見てすぐにお店で売る事を考えたの?」
「ううん。お姉ちゃんが困ってて、それで家に帰ってから話したら、お母さんが売った方がいいって言い出して、そこから親戚の空いている家をお店にしようってどんどん話が進んだの。」
お母さんの行動力が凄い。
「お店が出来たけど、しのちゃんに聞いた方がもっと良くなるってわかったから『また今度来てください』って言ってたよ。」
「急ぐのかな?」
「ううん、しのちゃんの都合の良い時でいいみたい。昨日だけでもいっぱい聞いてたから。」
そうだね、頭を抱えてたものね。
材料の見直しやデザインの変更や、取り扱いが増えるほど手間も費用も掛かるだろう。
「ミドリさん・・・ミドリちゃんって呼んでも良いのかな?が声を掛けてくれたお陰で、こうやって三人で話せるようになって良かった。ありがとう。」
ミヨの店の話が落ち着いてしみじみと言えば、ミドリが驚く。
「ちゃん付けで呼んでもらえることが少ないから、嬉しい。私も二人と話せるようになって嬉しいわ。」
「わ、私だって嫌われなくて良かったって・・・思ってる。」
ふふっミヨちゃん、可愛いなぁ。
それから、学び舎では三人で過ごす事が多くなった。
帰宅してから塀の魔道具に魔力を入れ、ジロウの所へ行き付与を施す。
家に戻るとキヨやカイの奥さんと共に靴下を編む。
私の靴下は小さいので、キヨ達よりも先に仕上がった。
一組の靴下を両手に持ち、感無量である。
早速履いてその場でお披露目する。
「こんな感じに仕上がるのね。これは足元が暖かそうだ。」
「そうだねぇ。旦那にも作ろうかねぇ。」
カイの奥さんが言えば、キヨも同意する。
編み物フィーバーが来る予感?
就寝準備が出来て、次は木綿の糸で編むかと覚悟を決めた後。
この世界に来て半月が過ぎているので今までを振り返ってみる。
せっせと結界の魔道具に魔力を入れているけれど、結界魔法って覚えたのかな?
気になったので自分を鑑定してみる。
魔法:生活魔法、回復魔法、治癒魔法、浄化魔法、鑑定魔法、検索・閲覧魔法、転写魔法、付与魔法、手芸魔法、転移魔法、インベントリ
うん。まだ覚えていないね。
ん?
んん?
手芸魔法って前に無かったよね・・・増えた?
これ、パンツと鞄と靴と靴下の効果?
予想外の魔法を覚えていて驚いた。
無いなりに頑張った結果?これって、手芸関連の物が作りやすくなる?
え、他の人も覚えているんじゃないの?
あ、鑑定魔法が使えないと自分の得意魔法が分からないのか。
勝手に鑑定したら失礼だものね。
知っていたら得意を伸ばせるのに、もったいないかも。
難しい問題だなぁ。
------------------------
いいねやエールをありがとうございます。
とっても励みになっています。
かぎ針を持って取り組んでみるけれど、超初心者には編み目の図が読めないので、結局検索した動画をじっと見る事が多い。。
自分用の品だし、間違っても何とかなると思いつつも、するすると糸を手繰ってくりくりと編んでいく。
編み始めは確認しながら慎重に、後半は同じ作業を繰り返すので、ちょっと気を抜いて考え事をする。
自分のスキルの構成を見た時、回復や治癒、浄化の魔法があるのは、以前の職業による知識が影響しているんだろうと思った。
医療事務の仕事は二カ所で掛け持ちしていた。
仕事中毒と言われそうな感じで、土日祝日は別の医院に勤務して、木曜だけ自分の休日に充てていた。
歯科と医科では仕事内容に違いがあったけれど、どちらも学べることが沢山あった。
検索や転写についても、日常的にネットに触れていたし、鑑定も日本で様々な品を見ていたから知識が魔法に変換したのかもしれない。
付与と転移だけがどうしてなのか分からないんだよなぁ。
うーん・・・。無理矢理こじつけたら、レセプト(診療報酬明細書)の作成と送信が付与と転移に影響・・・って、無いか。無いよね。
まぁいいや、有るから使う。これに限るね。
靴下と言えば、形が色々あったな。
すっぽりと包んだ形のものと、足袋のように二股になったものと、五本指のものと。
マサやキヨだったら足袋型の物だと草履の邪魔にならないし、履いたら冬に少しは暖かく過ごせる?
毛糸の靴下を室内用として履く?
今度キヨに聞いてみて、一緒に作るのも良いかもしれないなぁ。
翌日は学び舎が休みの日。
朝食後の掃除洗濯という名の洗浄が終わり、キヨと話をする。
「キヨさん、冬の寒い時期は何か履くんですか?」
「この前のパンツの話かい?」
怪訝な顔で聞かれた。
パンツを穿く事を避けているので、警戒されている気配。
「いえ、足元が寒いだろうなと思って、靴下を履くのかなって。」
「靴下・・・履いたことが無いねぇ。」
「私、今自分用に靴下を編んでいて、キヨさんも一緒に編み物をしないかな?って・・・一緒に編んだら途中で投げ出さずに完成できるかな?という下心です。」
正直に理由を言うとキヨはふふふっと笑い出した。
「冬の準備に一緒に編んでみようかねぇ。どんな形になるの?」
三種類の靴下について話すと、足袋型が良いというので、編み始めはそばでひと編みずつ確認しながら、少しずつキヨのペースが出来て、同じ作業を繰り返す部分ではそれぞれの品物を編んだ。
キヨは木綿の糸、私は絹の糸で黙々と編んでいく。
「雨の日や雪の日に手仕事をしたい人には良いかもしれないねぇ。」
二人で編み物をしていると、カイの奥さんが訪ねてきた。
呼び出し魔動具で『開いているから入っといで。』と言われた奥さんは、勝手知ったるなんとやらで居間に来る。
編み物をしている様子を見て驚きながらも、興味津々でじっくりと手元を見ていた。
「ちょっと旦那と町に行ってくる。」
そう言って出て行き、三十分ほどで戻ってきて編み物を開始しだした。
野良作業をしていたカイに町まで浮動車で連れて行ってもらい、布屋で糸とかぎ針を買ってきたそうだ。
行動が素早い。
教会の影響で、洋装がそこそこ広まっているからか、かぎ針が有って良かった。
道具を作るところからだったら靴下を履けるまでが遠かった。
お昼まで編み物を続け、食後は日課のジロウの所に行く。
付与代金を受け取って、塀の魔道具に魔力を入れて戻ると、キヨとカイの奥さんが紙に転写した編み図を参考に編み物を続けていた。
私も一緒に続きを編み始める。
誰かと一緒に編んでいると、励まし合っている感じでちょっと楽しい。
夕食の準備をする時間までするすると糸を手繰り、くりくりとかぎ針を動かし続けた。
食後も寝る時間まで二人揃って編んでいるのを見て、マサが言う。
「そうやっていると、ばあさんと孫みたいだなぁ。」
「カイの所は男の子ばかりだから、女の子がいたらこんな感じだったんだろうねぇ。」
「家で誰かと一緒に編み物をするのが初めてだから、嬉しいです。」
静かな笑い声が部屋に響いた。
翌日、学び舎ではミヨとミドリと三人で話をした。
「しのさん、本当に買い物に行ったのね。」
「自分で作らなくても選んで買えるって至福だった。」
「お母さんがしのに謝ってたの。」
ミヨの家のお店でこれから商品が増えるかもしれないと知り、他の子も興味を持ったようだった。
「ミヨさんは、しのさんが作っていたものを見てすぐにお店で売る事を考えたの?」
「ううん。お姉ちゃんが困ってて、それで家に帰ってから話したら、お母さんが売った方がいいって言い出して、そこから親戚の空いている家をお店にしようってどんどん話が進んだの。」
お母さんの行動力が凄い。
「お店が出来たけど、しのちゃんに聞いた方がもっと良くなるってわかったから『また今度来てください』って言ってたよ。」
「急ぐのかな?」
「ううん、しのちゃんの都合の良い時でいいみたい。昨日だけでもいっぱい聞いてたから。」
そうだね、頭を抱えてたものね。
材料の見直しやデザインの変更や、取り扱いが増えるほど手間も費用も掛かるだろう。
「ミドリさん・・・ミドリちゃんって呼んでも良いのかな?が声を掛けてくれたお陰で、こうやって三人で話せるようになって良かった。ありがとう。」
ミヨの店の話が落ち着いてしみじみと言えば、ミドリが驚く。
「ちゃん付けで呼んでもらえることが少ないから、嬉しい。私も二人と話せるようになって嬉しいわ。」
「わ、私だって嫌われなくて良かったって・・・思ってる。」
ふふっミヨちゃん、可愛いなぁ。
それから、学び舎では三人で過ごす事が多くなった。
帰宅してから塀の魔道具に魔力を入れ、ジロウの所へ行き付与を施す。
家に戻るとキヨやカイの奥さんと共に靴下を編む。
私の靴下は小さいので、キヨ達よりも先に仕上がった。
一組の靴下を両手に持ち、感無量である。
早速履いてその場でお披露目する。
「こんな感じに仕上がるのね。これは足元が暖かそうだ。」
「そうだねぇ。旦那にも作ろうかねぇ。」
カイの奥さんが言えば、キヨも同意する。
編み物フィーバーが来る予感?
就寝準備が出来て、次は木綿の糸で編むかと覚悟を決めた後。
この世界に来て半月が過ぎているので今までを振り返ってみる。
せっせと結界の魔道具に魔力を入れているけれど、結界魔法って覚えたのかな?
気になったので自分を鑑定してみる。
魔法:生活魔法、回復魔法、治癒魔法、浄化魔法、鑑定魔法、検索・閲覧魔法、転写魔法、付与魔法、手芸魔法、転移魔法、インベントリ
うん。まだ覚えていないね。
ん?
んん?
手芸魔法って前に無かったよね・・・増えた?
これ、パンツと鞄と靴と靴下の効果?
予想外の魔法を覚えていて驚いた。
無いなりに頑張った結果?これって、手芸関連の物が作りやすくなる?
え、他の人も覚えているんじゃないの?
あ、鑑定魔法が使えないと自分の得意魔法が分からないのか。
勝手に鑑定したら失礼だものね。
知っていたら得意を伸ばせるのに、もったいないかも。
難しい問題だなぁ。
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