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村の居候
お祝いと別れ
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ジロウの所へ行き、マサとキヨに伝言をしてくれた事のお礼を言う。
「これくらい気にするな。とにかく無事がわかって良かったよ。」
「こういう時って遠方からも相互に連絡できる道具って大事ですよね。」
「ああ、お互いが無事ならすぐに連絡が付くのがいいな。」
いつもの付与をしながらジロウと話す。
この世界に来てからせっせと塀や道路の魔道具に魔力を入れている為、私の魔力は潤沢だ。
叔母達の話によれば、一つの魔道具に魔力を入れると、入れた人の魔力が一増えるそうだ。
毎日三カ所の道具に入れていると、単純計算でもひと月に九十は増える。
七か月経過している現在、少なく見積もっても六百以上の魔力が増えている。
こつこつと出来る事をこなすのって大事だよね。
「ジロウさん、学び舎や役場では対になっている伝達の魔道具よりも、複数で連絡が取れる物の方が需要がありますか?」
「そうだなぁ。先生たちの数や職員の数だけ欲しいかもしれないな。せめて班長だけでも持っていたら、色々と円滑に連絡が届きそうだな。」
ふむ・・・この際少し作っておくべきか。
「学び舎と町の役場向けに、十人くらいで連絡が可能な文字伝達の魔道具を作りませんか?作っても代金を払ってもらえないかなぁ?」
「出来るんなら作ってもらった方が良さそうだなぁ。魔力に余裕があるなら頼めるか?」
嵐(台風)や地震など、災害時は情報の伝達がかなり重要になる。
備えとして有った方が良いものは作っておくに限ると話がまとまって、十個組、十五個組、二十個組の文字伝達魔道具を空いた時間に作る事にした。
公共の場所ではチョークが用意出来るだろうと、石板タイプを準備した。
桜と違って梅の花は見頃の季節が長い。
その梅の花が終わる頃、ジロウとマホは新居が出来上がって結婚し、引っ越しをした。
お祝いに送った結界の魔石はジロウが魔道具に仕上げてしっかりと新居の階段に設置している。
今後を見据えて昇降機も付いている所が魔道具師の家らしい。
集合住宅か、富裕層の大豪邸じゃないと昇降機って付けないものね。
他にも家の中で使う魔道具はお祝いとしてどんどん付与をした。
日頃お世話になっている人の家なので、自重はしなかったよ。
家の中だけじゃなく、階段や駐車場にも人感センサーのような灯りの魔道具を設置したし、呼び出しの魔道具も家と工房両方に付けた。
全ての部屋に冷暖房の魔道具を置いて、洗浄の魔道具はトイレと台所だけじゃなく玄関にも置いた。
シャワーの魔道具も、通常のシャワーとミストが出る切り替え式にした。ミストって夏場は涼しく感じていいよね。
家と工房で連絡が取れるように文字伝達の魔道具も設置した。
ジロウが三十半ばでマホが二十代前半の年の差夫婦だけれど、もしかしたらお祝いが続くかもしれない。
その時にはベッドメリーの案を進呈したいと目論んでいる。
そして少し前に颯が作ってくれると話していた鏡台が出来上がった。気になっていた鏡の出来も満足する仕上がりだ。
三面鏡で鏡がきちんと閉じられて、台には引き出しが付いているドレッサーだ。もちろん鏡の部分に照明の魔道具も付いている。
鏡は火災の原因になりやすいから、閉じられるものを希望していた。
そのドレッサーをもう一つ作って颯が結婚祝いに渡していたようだ。
魔石の売買でお世話になっているものね。
ジロウ本人より、奥さんの笑顔を増やすのは夫婦仲が深まったかもしれない?
納得する出来の鏡をじっくりと見て、この世界に来てからの自分にようやく対面した気分になった。
顔の作りは以前の私と違う。
うん、猪から変化した時点で覚悟してた。
黒髪に明るい茶色の瞳。髪の長さは肩甲骨辺りまで伸びたので、食事や作業時は二つに分けて耳の下で結んでいる。
ヘアゴムが欲しい今日この頃。
顔の造作については子供の頃と大人になってからでは変化があるので、今のところ何とも言えないが、まぁ普通じゃないかと思う。
颯も鏡を作った時に、黒髪で暗い焦げ茶色の瞳の姿を見て、以前の自分じゃないと認識したそうだ。
「名前は以前のまま使っちゃっているけど、しょうがないよな。」
そう言いながら、何か吹っ切れた顔をしていた。
目下の悩みは髭剃りだそうだ。
「ナイフ形の剃刀で剃るのが怖いのなんのって!せめてT字剃刀が欲しいよ。しの、電動シェーバーのための魔石を付与してくれ!」
検索で分解図をいくつか転写して、小さな魔石に髭剃りの魔法を付与してみる。
仕事で知り合いになった金物を扱う人と共に魔道具として仕上がるかどうか、時計の魔道具職人さんと研究中だそうだ。
これも出来たら大ブームになるかもしれない?
髭剃りによる怪我が大幅に減りそう。
颯は暫く会わない間に建築の腕をぐぐんと上げ、嵐で壊れた家屋の建て替えや、地震で崩壊した家を建て替えるために奔走している。
修復魔法で直す家が多いのだけれど、古すぎる家はこの際新しくしようと感じた人もいたようで、建築ラッシュになっていたりする。
新築すると、結界魔道具を取り付けたい人もいるというので、結界の魔道具も複数の職人さんが作っている状態だ。
(ジロウの結婚準備が佳境で忙しかったからね)
春の気配と村のお祝いムードや周辺の復旧モードで賑わう中、マサとキヨから話があった。
「しの、嫌じゃなかったらわしらの家族としてこれからも暮らさないか?」
少しの間、お世話になったら恩を返してお暇しようと思っていた所に、まさかの言葉だった。
「え?・・・。」
マサとキヨはにこにこしながら話を続ける。
「おまえさん、ここに来た時に親が亡くなったと言っていただろう?山から子供が出てきて驚いたが、親御さんが山の中で亡くなったんだろうなと、辛い事に触れずにいたんだよ。」
「でもしのちゃん、毎日明るく楽しそうに暮らしてくれてたでしょう?私達も情が移ってねぇ。うちの子としてこれからも一緒にいられたらって思ったのよ。」
迷惑と心配ばかりかけていると思っていたのに、そんな風に考えてくれていたなんて、驚くやら嬉しいやらで混乱した。
甘えていいのかな?一緒にいていいのかな?
「返事は急がないから。」
そう言ってくれた二人の気持ちがとても優しくて、このままここで暮らそうかなと思い始めていた。
桜のつぼみが膨らんで、もうすぐ開花する季節。
了承の返事をしようと考えていた所に教会からクレマンが来た。
「しの、貴女をジェドに連れていきます。春から向こうの女子学院に通ってください。」
フェリクスに浄化をされていたせいか、以前ほど横柄な態度ではないものの、こちらの都合や意見は全く聞いてくれない。
マサとキヨも青天の霹靂とばかりに戸惑っている。
「あの、それは確定事項なんですか?」
話を聞いてくれる雰囲気が全くないけれど、一応のために確認してみる。
「フェリクス様が決めた事です。さあ、すぐに行きますから荷物を準備してください。」
「え、今すぐですか?」
「もちろんです。」
強行する様子のクレマンに『急にあんまりだ。』とマサが言っても取り合ってくれない。
インベントリに荷物を入れていると怪しさ満点なので、布団一式とドレッサー、それから風呂敷に包んだ衣類を魔動車にぎゅうぎゅうと詰め込み、村を出ることになった。
離れてから何かあったら嫌なので、マサとキヨにはこっそりと治癒と回復の魔法をかけた。
ジロウの所で最後の付与をし、マサやキヨ、カイやカイの奥さん、マホや村の人に『お世話になりました。』とお辞儀をし、手を振って魔動車に乗り込む。
キヨは涙を流して見送ってくれた。
第1章-完-
「これくらい気にするな。とにかく無事がわかって良かったよ。」
「こういう時って遠方からも相互に連絡できる道具って大事ですよね。」
「ああ、お互いが無事ならすぐに連絡が付くのがいいな。」
いつもの付与をしながらジロウと話す。
この世界に来てからせっせと塀や道路の魔道具に魔力を入れている為、私の魔力は潤沢だ。
叔母達の話によれば、一つの魔道具に魔力を入れると、入れた人の魔力が一増えるそうだ。
毎日三カ所の道具に入れていると、単純計算でもひと月に九十は増える。
七か月経過している現在、少なく見積もっても六百以上の魔力が増えている。
こつこつと出来る事をこなすのって大事だよね。
「ジロウさん、学び舎や役場では対になっている伝達の魔道具よりも、複数で連絡が取れる物の方が需要がありますか?」
「そうだなぁ。先生たちの数や職員の数だけ欲しいかもしれないな。せめて班長だけでも持っていたら、色々と円滑に連絡が届きそうだな。」
ふむ・・・この際少し作っておくべきか。
「学び舎と町の役場向けに、十人くらいで連絡が可能な文字伝達の魔道具を作りませんか?作っても代金を払ってもらえないかなぁ?」
「出来るんなら作ってもらった方が良さそうだなぁ。魔力に余裕があるなら頼めるか?」
嵐(台風)や地震など、災害時は情報の伝達がかなり重要になる。
備えとして有った方が良いものは作っておくに限ると話がまとまって、十個組、十五個組、二十個組の文字伝達魔道具を空いた時間に作る事にした。
公共の場所ではチョークが用意出来るだろうと、石板タイプを準備した。
桜と違って梅の花は見頃の季節が長い。
その梅の花が終わる頃、ジロウとマホは新居が出来上がって結婚し、引っ越しをした。
お祝いに送った結界の魔石はジロウが魔道具に仕上げてしっかりと新居の階段に設置している。
今後を見据えて昇降機も付いている所が魔道具師の家らしい。
集合住宅か、富裕層の大豪邸じゃないと昇降機って付けないものね。
他にも家の中で使う魔道具はお祝いとしてどんどん付与をした。
日頃お世話になっている人の家なので、自重はしなかったよ。
家の中だけじゃなく、階段や駐車場にも人感センサーのような灯りの魔道具を設置したし、呼び出しの魔道具も家と工房両方に付けた。
全ての部屋に冷暖房の魔道具を置いて、洗浄の魔道具はトイレと台所だけじゃなく玄関にも置いた。
シャワーの魔道具も、通常のシャワーとミストが出る切り替え式にした。ミストって夏場は涼しく感じていいよね。
家と工房で連絡が取れるように文字伝達の魔道具も設置した。
ジロウが三十半ばでマホが二十代前半の年の差夫婦だけれど、もしかしたらお祝いが続くかもしれない。
その時にはベッドメリーの案を進呈したいと目論んでいる。
そして少し前に颯が作ってくれると話していた鏡台が出来上がった。気になっていた鏡の出来も満足する仕上がりだ。
三面鏡で鏡がきちんと閉じられて、台には引き出しが付いているドレッサーだ。もちろん鏡の部分に照明の魔道具も付いている。
鏡は火災の原因になりやすいから、閉じられるものを希望していた。
そのドレッサーをもう一つ作って颯が結婚祝いに渡していたようだ。
魔石の売買でお世話になっているものね。
ジロウ本人より、奥さんの笑顔を増やすのは夫婦仲が深まったかもしれない?
納得する出来の鏡をじっくりと見て、この世界に来てからの自分にようやく対面した気分になった。
顔の作りは以前の私と違う。
うん、猪から変化した時点で覚悟してた。
黒髪に明るい茶色の瞳。髪の長さは肩甲骨辺りまで伸びたので、食事や作業時は二つに分けて耳の下で結んでいる。
ヘアゴムが欲しい今日この頃。
顔の造作については子供の頃と大人になってからでは変化があるので、今のところ何とも言えないが、まぁ普通じゃないかと思う。
颯も鏡を作った時に、黒髪で暗い焦げ茶色の瞳の姿を見て、以前の自分じゃないと認識したそうだ。
「名前は以前のまま使っちゃっているけど、しょうがないよな。」
そう言いながら、何か吹っ切れた顔をしていた。
目下の悩みは髭剃りだそうだ。
「ナイフ形の剃刀で剃るのが怖いのなんのって!せめてT字剃刀が欲しいよ。しの、電動シェーバーのための魔石を付与してくれ!」
検索で分解図をいくつか転写して、小さな魔石に髭剃りの魔法を付与してみる。
仕事で知り合いになった金物を扱う人と共に魔道具として仕上がるかどうか、時計の魔道具職人さんと研究中だそうだ。
これも出来たら大ブームになるかもしれない?
髭剃りによる怪我が大幅に減りそう。
颯は暫く会わない間に建築の腕をぐぐんと上げ、嵐で壊れた家屋の建て替えや、地震で崩壊した家を建て替えるために奔走している。
修復魔法で直す家が多いのだけれど、古すぎる家はこの際新しくしようと感じた人もいたようで、建築ラッシュになっていたりする。
新築すると、結界魔道具を取り付けたい人もいるというので、結界の魔道具も複数の職人さんが作っている状態だ。
(ジロウの結婚準備が佳境で忙しかったからね)
春の気配と村のお祝いムードや周辺の復旧モードで賑わう中、マサとキヨから話があった。
「しの、嫌じゃなかったらわしらの家族としてこれからも暮らさないか?」
少しの間、お世話になったら恩を返してお暇しようと思っていた所に、まさかの言葉だった。
「え?・・・。」
マサとキヨはにこにこしながら話を続ける。
「おまえさん、ここに来た時に親が亡くなったと言っていただろう?山から子供が出てきて驚いたが、親御さんが山の中で亡くなったんだろうなと、辛い事に触れずにいたんだよ。」
「でもしのちゃん、毎日明るく楽しそうに暮らしてくれてたでしょう?私達も情が移ってねぇ。うちの子としてこれからも一緒にいられたらって思ったのよ。」
迷惑と心配ばかりかけていると思っていたのに、そんな風に考えてくれていたなんて、驚くやら嬉しいやらで混乱した。
甘えていいのかな?一緒にいていいのかな?
「返事は急がないから。」
そう言ってくれた二人の気持ちがとても優しくて、このままここで暮らそうかなと思い始めていた。
桜のつぼみが膨らんで、もうすぐ開花する季節。
了承の返事をしようと考えていた所に教会からクレマンが来た。
「しの、貴女をジェドに連れていきます。春から向こうの女子学院に通ってください。」
フェリクスに浄化をされていたせいか、以前ほど横柄な態度ではないものの、こちらの都合や意見は全く聞いてくれない。
マサとキヨも青天の霹靂とばかりに戸惑っている。
「あの、それは確定事項なんですか?」
話を聞いてくれる雰囲気が全くないけれど、一応のために確認してみる。
「フェリクス様が決めた事です。さあ、すぐに行きますから荷物を準備してください。」
「え、今すぐですか?」
「もちろんです。」
強行する様子のクレマンに『急にあんまりだ。』とマサが言っても取り合ってくれない。
インベントリに荷物を入れていると怪しさ満点なので、布団一式とドレッサー、それから風呂敷に包んだ衣類を魔動車にぎゅうぎゅうと詰め込み、村を出ることになった。
離れてから何かあったら嫌なので、マサとキヨにはこっそりと治癒と回復の魔法をかけた。
ジロウの所で最後の付与をし、マサやキヨ、カイやカイの奥さん、マホや村の人に『お世話になりました。』とお辞儀をし、手を振って魔動車に乗り込む。
キヨは涙を流して見送ってくれた。
第1章-完-
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