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寄宿舎住まいの伝道師
猪突猛進
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運動会の後、私は先生達に大層叱られた。
「刃物を持った人に向かっていくなんて危険すぎる。」
「頭から突っ込んでいくのは淑女のする事ではありません。」
「物を放り投げてはいけませんよ。」
「貴女自身の安全をきちんと考慮しなさい。」などなど。
叱られただけではなく、沢山褒められた。
「不意の出来事だったのに、小袋やロープをよくぞ持っていた。」
「誰にも怪我をさせずに解決した手腕が素晴らしい。」
「凄く胆力のある行動だった。」
同級生にもお礼を言われたり、褒められたり、休学中の出来事を聞かれたりと談話室で根掘り葉掘り聞かれたので、問題の無い範囲で答えた。
そんな中、話題に上がったのは結界魔法だ。
「塀の魔道具に魔力を入れると魔力が徐々に増えていくだけではなく、防御や結界魔法を覚える人がいるというのは、本当の事だったのね。」
「女性がその魔法を使えたら、身を守る事が出来るわね。」
「護身用の道具を持つより確実だわ。」
そこで塀の魔道具に魔力を入れるため、日参する計画が立てられたが頓挫した。
寄宿舎から毎日出歩くなんて許可できませんという事だ。
ですよねー。
事件を心配したフェリクスが面会に来た際、付与の仕事をしながらその話をすると、少し考えてから口を開く。
「君が付与しているこの魔石を使った塀の魔道具を、学院の建物全てに嵌め込んだら学生は敷地の外に出なくとも良いのではないか?」
この施設に使って良いものなのですか?
そもそも学院は教会と関係が深いので、建物を維持する上でも防犯のためにも魔道具を嵌め込んだ方が良いだろうと言う。
確かに。
私との面会が終わった後、フェリクスは学院長と面談して話を進めたようだ。
還暦を過ぎているのだろうけれど、フットワークが軽いなぁ。
数日後には出来上がった魔道具と共にフェリクスが来て、主要な建物に魔道具を嵌めていった。
寄宿舎や学舎など数カ所に魔道具が設置され、女学生だけではなく先生達も熱心に魔力を入れる姿が散見されるようになった。
数か月後には結界魔法を覚える女学生が一人二人と増えたが、全員覚えるわけではなかったので、防犯や護身のための工夫について話し合う様子が見られた。
性別や立場で、どうしても被害に遭いやすい中、いかに身を守りつつ自立していくか話し合う様子は先生達も感心するほどだったという。
ちなみに、しのが行った突撃法は同級生からも『あれはない。』と言われている。
もうちょっと何かやりようがあったのではないかと苦言を呈されても、武術を習ったわけでもなければ、運動部で活躍した記憶も無い。
纏った結界を信じて突撃するしかなかったんだよ。
度胸だけはほら、数年居た国や夏の間魔女と共に居た国で鍛えられたから。ね。
・・・。
誰も賛同してくれなかったよ。しょんぼり。
冬休みになってハマのアパートに集合した際、その話になったら、三人にもドン引きされた。
「頭から突っ込んでいくって猪か!・・・猪だったな。」
「え?まさかの本能的な動きだったの?」
「年頃の少女が人間兵器のように突っ込んで行かないで!」
颯が鋭い突っ込みをしたため、何故か納得する蓮と自分がいたのと、想像した絵面の酷さに悶絶する栞。
言いたいことは分かるけど、漫画やドラマの主人公のように格好良く体捌き出来るはずがないじゃない。
結界頼りの特攻しかないと思ったんだよ。
落ち着いたところで、皆さんだったらどう対処したのか聞いてみる。
「・・・。」
全員体育会系じゃなかった事だけが判明しました。
「いざとなった時に動けたのは素晴らしいと思うけれど、しのちゃん女の子なんだからもうちょっと自分を大事にしてね。」
蓮の言葉に頷かれたので反省はした。
それでも、同じような状況があれば私は迷わず突撃しそうな気がする。
楽しみにしていた製菓会社についても進捗が報告された。
なんと、目の前には見た事があるような厚みのある板状のチョコレートが並んでいる。
「うわぁ!もしかして出来たんですか?」
「丁度寒い季節になるから販売しやすいだろうって、この時期に間に合うように頑張ってもらったのよ。ただ、まだ高級品扱いよ。」
「後は材料の安定供給ですね。春になったら砂糖の工場も含めてしっかり確保したら、今後の需要にも耐えられるかも。しのさんが言っていたように、現地の作物も直接見たいですね。」
「情勢次第だろうな。」
蓮、栞、颯がしみじみと言う。
「まずはこれ。」
栞がインベントリから取り出したのは、生チョコレートだった。
「ここでしか出せないけれど、作ったのでどうぞ。」
うっうっうっ、なんて懐かしい品なんだ。
泣きながらしっかり味わいました。
「栞さんありがとう。この世界で生チョコレートが通常販売される頃って、もしかしたら私が死んだ後になるかもしれないけれど、今食べる事が出来て幸せです。」
生チョコレートって以前の世界では昭和の終わりに出来た品だったので、この世界で食べられるとは思っていなかった。
栞の製菓魔法に感謝するしかない。
「流通や経済状況を見て、出せるようになったら出しましょ?」
栞の野望でもあるらしいので、期待して待つ事にする。
更にキャラメルが出てきた。
これは冷蔵魔道具があるので、比較的作りやすかったようだ。
大量に一気に作り、切ったら冷やして瓶に詰めてインベントリに入れたそうなので、瓶ごと各自一つずつ受け取った。
包装紙の製造機も蓮が関わるそうなので、製品化が近いだろう。
公的なものでは、地震の観測や気象の観測が行われ始め、そのための機器を作る際に付与の協力をし、蓮や颯が製作に関わっていたりする。
少し前にエゾチで個人的に地震観測を始めた人がいて、エゾチ開拓時に颯が出会っていたために縁が出来たのだとか。
海外では魔石以外にも使えないかと太陽光の利用の研究がされていたらしく、それについても一気に技術的な進化をさせちゃったらしい。
魔動髭剃り以来、あちこちで引っ張りだこになっている二人が凄く活躍している。
寄宿舎にいる私がどうやって付与をしたかと言えば、文字伝達の魔道具で連絡を取り合い、トイレに行くように見せかけて転移で移動し、付与済みの魔石を置いて代金と予備の魔石を受け取って寄宿舎に戻っていた。
ハマのアパートは受け渡しにとても便利。
付与の仕事が減らないので、収入が安定していると心の安定にもなっている。
一応まだ子供だけれど、元おばさんとしては収入が無い状態って嫌なんだよ。
仕事があるなら動けるうちにどんどんするよ。
そしてシナでの感染症の出来事がきっかけで、この国も更に衛生環境に気を付けようと対策し始めた。
言い出したのは主に教会だけれど、殆どの国民は反対しなかった。
火葬のための施設は教会に隣接する土地に建てられ、教会の慰霊塔に共同墓地を置くか、寺院と縁の深い人はそちらにお墓を持つ人もいる。
ごみの焼却も以前は各村や町で個人が燃やしていたけれど、浮動トラックが出来たことにより、回収して専用施設で焼却する事になった。
これらも環境配慮型の施設を颯と蓮が提案したので、公害の心配は無さそう。
魔石の魔力で焼却すると火を使わない分、環境に優しいだけじゃなく、地震などの災害時の火災の発生が少なくなるのは良い事だと思う。
昔の関東大震災の犠牲者の九割は火災によるものだったという話があるもの。
魔動コンロや冷暖房の魔道具の普及は私もめいっぱい協力する所存です。
-----------------------
いいねとエールをありがとうございます。
とても嬉しく励みになっています。
寒さが増して風邪が流行していますので、お大事にしてください。
読んでくださりありがとうございます。
「刃物を持った人に向かっていくなんて危険すぎる。」
「頭から突っ込んでいくのは淑女のする事ではありません。」
「物を放り投げてはいけませんよ。」
「貴女自身の安全をきちんと考慮しなさい。」などなど。
叱られただけではなく、沢山褒められた。
「不意の出来事だったのに、小袋やロープをよくぞ持っていた。」
「誰にも怪我をさせずに解決した手腕が素晴らしい。」
「凄く胆力のある行動だった。」
同級生にもお礼を言われたり、褒められたり、休学中の出来事を聞かれたりと談話室で根掘り葉掘り聞かれたので、問題の無い範囲で答えた。
そんな中、話題に上がったのは結界魔法だ。
「塀の魔道具に魔力を入れると魔力が徐々に増えていくだけではなく、防御や結界魔法を覚える人がいるというのは、本当の事だったのね。」
「女性がその魔法を使えたら、身を守る事が出来るわね。」
「護身用の道具を持つより確実だわ。」
そこで塀の魔道具に魔力を入れるため、日参する計画が立てられたが頓挫した。
寄宿舎から毎日出歩くなんて許可できませんという事だ。
ですよねー。
事件を心配したフェリクスが面会に来た際、付与の仕事をしながらその話をすると、少し考えてから口を開く。
「君が付与しているこの魔石を使った塀の魔道具を、学院の建物全てに嵌め込んだら学生は敷地の外に出なくとも良いのではないか?」
この施設に使って良いものなのですか?
そもそも学院は教会と関係が深いので、建物を維持する上でも防犯のためにも魔道具を嵌め込んだ方が良いだろうと言う。
確かに。
私との面会が終わった後、フェリクスは学院長と面談して話を進めたようだ。
還暦を過ぎているのだろうけれど、フットワークが軽いなぁ。
数日後には出来上がった魔道具と共にフェリクスが来て、主要な建物に魔道具を嵌めていった。
寄宿舎や学舎など数カ所に魔道具が設置され、女学生だけではなく先生達も熱心に魔力を入れる姿が散見されるようになった。
数か月後には結界魔法を覚える女学生が一人二人と増えたが、全員覚えるわけではなかったので、防犯や護身のための工夫について話し合う様子が見られた。
性別や立場で、どうしても被害に遭いやすい中、いかに身を守りつつ自立していくか話し合う様子は先生達も感心するほどだったという。
ちなみに、しのが行った突撃法は同級生からも『あれはない。』と言われている。
もうちょっと何かやりようがあったのではないかと苦言を呈されても、武術を習ったわけでもなければ、運動部で活躍した記憶も無い。
纏った結界を信じて突撃するしかなかったんだよ。
度胸だけはほら、数年居た国や夏の間魔女と共に居た国で鍛えられたから。ね。
・・・。
誰も賛同してくれなかったよ。しょんぼり。
冬休みになってハマのアパートに集合した際、その話になったら、三人にもドン引きされた。
「頭から突っ込んでいくって猪か!・・・猪だったな。」
「え?まさかの本能的な動きだったの?」
「年頃の少女が人間兵器のように突っ込んで行かないで!」
颯が鋭い突っ込みをしたため、何故か納得する蓮と自分がいたのと、想像した絵面の酷さに悶絶する栞。
言いたいことは分かるけど、漫画やドラマの主人公のように格好良く体捌き出来るはずがないじゃない。
結界頼りの特攻しかないと思ったんだよ。
落ち着いたところで、皆さんだったらどう対処したのか聞いてみる。
「・・・。」
全員体育会系じゃなかった事だけが判明しました。
「いざとなった時に動けたのは素晴らしいと思うけれど、しのちゃん女の子なんだからもうちょっと自分を大事にしてね。」
蓮の言葉に頷かれたので反省はした。
それでも、同じような状況があれば私は迷わず突撃しそうな気がする。
楽しみにしていた製菓会社についても進捗が報告された。
なんと、目の前には見た事があるような厚みのある板状のチョコレートが並んでいる。
「うわぁ!もしかして出来たんですか?」
「丁度寒い季節になるから販売しやすいだろうって、この時期に間に合うように頑張ってもらったのよ。ただ、まだ高級品扱いよ。」
「後は材料の安定供給ですね。春になったら砂糖の工場も含めてしっかり確保したら、今後の需要にも耐えられるかも。しのさんが言っていたように、現地の作物も直接見たいですね。」
「情勢次第だろうな。」
蓮、栞、颯がしみじみと言う。
「まずはこれ。」
栞がインベントリから取り出したのは、生チョコレートだった。
「ここでしか出せないけれど、作ったのでどうぞ。」
うっうっうっ、なんて懐かしい品なんだ。
泣きながらしっかり味わいました。
「栞さんありがとう。この世界で生チョコレートが通常販売される頃って、もしかしたら私が死んだ後になるかもしれないけれど、今食べる事が出来て幸せです。」
生チョコレートって以前の世界では昭和の終わりに出来た品だったので、この世界で食べられるとは思っていなかった。
栞の製菓魔法に感謝するしかない。
「流通や経済状況を見て、出せるようになったら出しましょ?」
栞の野望でもあるらしいので、期待して待つ事にする。
更にキャラメルが出てきた。
これは冷蔵魔道具があるので、比較的作りやすかったようだ。
大量に一気に作り、切ったら冷やして瓶に詰めてインベントリに入れたそうなので、瓶ごと各自一つずつ受け取った。
包装紙の製造機も蓮が関わるそうなので、製品化が近いだろう。
公的なものでは、地震の観測や気象の観測が行われ始め、そのための機器を作る際に付与の協力をし、蓮や颯が製作に関わっていたりする。
少し前にエゾチで個人的に地震観測を始めた人がいて、エゾチ開拓時に颯が出会っていたために縁が出来たのだとか。
海外では魔石以外にも使えないかと太陽光の利用の研究がされていたらしく、それについても一気に技術的な進化をさせちゃったらしい。
魔動髭剃り以来、あちこちで引っ張りだこになっている二人が凄く活躍している。
寄宿舎にいる私がどうやって付与をしたかと言えば、文字伝達の魔道具で連絡を取り合い、トイレに行くように見せかけて転移で移動し、付与済みの魔石を置いて代金と予備の魔石を受け取って寄宿舎に戻っていた。
ハマのアパートは受け渡しにとても便利。
付与の仕事が減らないので、収入が安定していると心の安定にもなっている。
一応まだ子供だけれど、元おばさんとしては収入が無い状態って嫌なんだよ。
仕事があるなら動けるうちにどんどんするよ。
そしてシナでの感染症の出来事がきっかけで、この国も更に衛生環境に気を付けようと対策し始めた。
言い出したのは主に教会だけれど、殆どの国民は反対しなかった。
火葬のための施設は教会に隣接する土地に建てられ、教会の慰霊塔に共同墓地を置くか、寺院と縁の深い人はそちらにお墓を持つ人もいる。
ごみの焼却も以前は各村や町で個人が燃やしていたけれど、浮動トラックが出来たことにより、回収して専用施設で焼却する事になった。
これらも環境配慮型の施設を颯と蓮が提案したので、公害の心配は無さそう。
魔石の魔力で焼却すると火を使わない分、環境に優しいだけじゃなく、地震などの災害時の火災の発生が少なくなるのは良い事だと思う。
昔の関東大震災の犠牲者の九割は火災によるものだったという話があるもの。
魔動コンロや冷暖房の魔道具の普及は私もめいっぱい協力する所存です。
-----------------------
いいねとエールをありがとうございます。
とても嬉しく励みになっています。
寒さが増して風邪が流行していますので、お大事にしてください。
読んでくださりありがとうございます。
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