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第16章 みずほの乗り鉄講座 at 銚子電鉄
みずほの乗り鉄講座⑤
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犬吠駅から再び銚子電鉄に乗り、揺られること約15分。列車は終点・銚子駅の1つ手前、仲ノ町駅に到着した。私たちはここで途中下車した。
ホームに降り立った瞬間、醤油の香ばしい匂いが漂ってくる。それもそのはずで、近隣に巨大な醤油工場が立地しているのだ。
醤油といえば千葉県。その中でも特に銚子市は野田市と並んで一大産地なのだ。ここ、仲ノ町駅は醤油工場見学のアクセス地点ともなる駅なのだが、今回はそちらはパス。私たちの目的は別にある。
こじんまりとした駅舎の中に入る。木造の駅舎は年季を感じさせる。しなびた感じがレトロチックで良い。木製のベンチも味が出ている。
いつぞや行った、わたらせ渓谷鉄道の神戸駅を思い出した。唯一異なる点としては、銚子電鉄のグッズが駅舎内に飾られていることだろうか。
さて、では今回の旅最後の目的を果たそうか。我々は駅舎の外へ向かうことなく、窓口へと足を向けた。
「すいません。車庫見学したいんですが」
そう切り出せば、駅員さんの対応は早かった。3人分の入場券を手早く準備してくれる。
3人で小銭を出し合って手に入れた入場券は、やはりと言うべきか硬券だった。だけど、サイズが大きい。一般的な小さくて横長のタイプのものではない。マルス券くらいの大きさだろうか。想像以上に大きくて、ちょっと驚いた。
まあ、それはともかくとして。下準備は万全。いざ向かうとしよう。銚子電鉄の車庫へと。
ここ、仲ノ町駅は銚子電鉄の本社と車庫が置かれた運行上の重要拠点駅なのだ。そして、車庫見学は誰でもできる。入場券さえ買えば、いつでも誰でも車庫に入ることができるのだ。
こんなにお得で気軽な車庫見学は、早々できるものじゃない。鉄道オタクとして一度は足を運んでおきたかった場所なのだ。
ホームを下りて線路を渡ると、いよいよ車庫の敷地へと足を踏み入れる。
JRのように大規模な車庫ではない。地方私鉄らしい、ミニマムでシンプルな車庫だ。だけど、広々としていないからこそ、貴重な時間を過ごせている気分になる。小さいからこそだ。
私たちは、誰ともなくカメラを取り出して写真を撮り始めた。留置されている車両が何編成か。イベント用の車両だろうか、ヘッドマークがついている。隣の線路には事業用車両が止まっている。並列して黒塗りの小さな車両が留置されていた。
「おっ、これデキ3だ! すっげえ!」
さくらがはしゃぎ気味に写真を撮っている。
デキ3形電気機関車。現存する最小の電気機関車である。
これが電気機関車かぁ。あんまり実感湧かないな。機関車といえば、もっと大きくて重厚なイメージだ。この子は全長がとても短い。最早運転台しか存在していないようなスリムさだ。
例えるなら、まるで小さな虫のような……。いや、それは例えが悪いな。この子に失礼だ。
「あれ? ひばり?」
ふと、近くにひばりがいないことに気付いた。今度は向こうが迷子か? オタクって単独行動ばっかで困るなぁ。私が言えたことじゃないけど。
それはそうとして、はぐれるとまずい。幸い敷地はそんなに広くないから、左右を見渡せば誰がどこにいるのか確認できるだけの余裕はある。あっ、いた。しゃがみこみながら、建屋の中に向かってレンズを向けている。
「ひばり」
早歩き気味に側に寄った。
「何してるの?」
「あれ見て」
建屋の中を指さしている。何か作業をしているようだけど。あれはパンタグラフかな?
「塗装してるみたいなのよ」
なるほど。車両の部品をバラして、塗装し直しているのか。点検と兼ねてやってるのかな。
「こういう作業風景も撮ってみたくて。許可を取って撮影させてもらってるの」
そう言って、撮った写真を見せてくれた。
手元だけが切り取られた写真だ。作業員さんのゴツゴツとした手。職人らしさを存分に漂わせる無骨な手が、ハケを滑らせている。塗装が済んだ箇所と済んでいない箇所とが、ツートンカラーであまりにも対照的に浮かび上がっていた。
「普段はこういうの応じてないみたいなんだけどね。特別にOKもらっちゃったわ」
そりゃこんな金髪美人にお願いされたら、おじさんたちは断れないだろう。だって、本当に綺麗なんだもの、ひばりは。それこそ、天から舞い降りた女神様のように。
「みずほ。ひばり」
と、背後にさくらが立っていた。
「奥の方にも行けるみたいだぜ」
どうやら、見学可能エリアはもう少し残されているみたいだ。
「行く?」
「ええ」
ひばりに尋ねれば、即座に立ち上がる。満足いくものが撮れたのだろう。
車両と車両の間を進むと、小さな東屋が建っていた。どうやら休憩所らしい。隣にトイレも設けられている。たぶん、作業員さんも使うものなんだろうけど、こういうのあるだけで親切だなと思ってしまう。
そして、この休憩所を過ぎてからがすごかった。
「あっ、これ!」
思わず声を上げてしまうほどに。
「これ腕木式信号機だよ!」
損傷がひどい。恐らくもう使っていないのだろう。そもそも信号部分が私の顔の高さにある時点で、信号機として意味を成していない。しかし、保存されているというだけで驚愕ものだ。
「これなぁに?」
首を傾げるひばり。そうか、こういったものには詳しくないのか。
「簡単に言うと、昔の信号機。電球式になる前のアナログなものだよ」
今の信号機は電球式で、機械で制御されているものがほとんどだ。そうした現代式の信号機が普及する前に使われていたのが、この腕木式信号機。
腕木と呼ばれる部分を動かすことで、信号を現示するタイプの信号機だ。例えば、腕木が地面と平行なら停止、下に下がっていたら進行という具合に。
「今と違って、信号場とかで人が動かしてたタイプのやつなんだよ」
「そういうものがあったのね」
感心しながらシャッターを切った。こうしたレトロなものへの造詣も、人によって異なってくる。ひばりに新しい知識を教えられて、ちょっと鼻が高くなった気分だ。
「おいおい、こっちも見てみろよ」
さくらが地面を指さしている。その先には……。
「手動転轍器じゃん!」
地面から小さな大砲が生えているようにすら見えるそれは、私の感情を高ぶらせるのに充分すぎた。
「これは?」
またもクエスチョンマークを浮かべるひばり。
「これはね、ポイントを切り替えるためのレバーだよ。今は機械で操作できちゃうんだけど、昔はこういうのをガッチャンって動かして切り替えてたんだ」
「まあ、そんなものがあるの!」
面白い。鉄道遺産じみたものが保管されているなんて。なんて面白い場所なんだ、仲ノ町車庫。
「すごいわ、みずほさん。昔の鉄道や部品に対する知識も豊富なのね」
「いやいや、そんなことないよ。たまたま知ってただけで」
ひばりに褒められると、なんだか照れちゃうな。嬉しさと恥ずかしさが同じくらい込み上がってくる。
「みずほ」
「ん? 何、さくら」
「お前、すっごい気持ち悪い顔してる」
は? どういう意味よ、それ。
「なんか、めっちゃデレデレ、いやグヘグヘって感じ」
どんな顔だ、どんな。
「とりあえず、鏡で見てみ? めっちゃキモいから」
「失礼だなぁ! もう!」
私はただちょっと、ほんのちょーっとだけ照れてただけなのに。別にデレデレなんて、そんなわけ……。
そんなわけない。そんなわけない。絶ーっ対そんなわけないんだから!
ホームに降り立った瞬間、醤油の香ばしい匂いが漂ってくる。それもそのはずで、近隣に巨大な醤油工場が立地しているのだ。
醤油といえば千葉県。その中でも特に銚子市は野田市と並んで一大産地なのだ。ここ、仲ノ町駅は醤油工場見学のアクセス地点ともなる駅なのだが、今回はそちらはパス。私たちの目的は別にある。
こじんまりとした駅舎の中に入る。木造の駅舎は年季を感じさせる。しなびた感じがレトロチックで良い。木製のベンチも味が出ている。
いつぞや行った、わたらせ渓谷鉄道の神戸駅を思い出した。唯一異なる点としては、銚子電鉄のグッズが駅舎内に飾られていることだろうか。
さて、では今回の旅最後の目的を果たそうか。我々は駅舎の外へ向かうことなく、窓口へと足を向けた。
「すいません。車庫見学したいんですが」
そう切り出せば、駅員さんの対応は早かった。3人分の入場券を手早く準備してくれる。
3人で小銭を出し合って手に入れた入場券は、やはりと言うべきか硬券だった。だけど、サイズが大きい。一般的な小さくて横長のタイプのものではない。マルス券くらいの大きさだろうか。想像以上に大きくて、ちょっと驚いた。
まあ、それはともかくとして。下準備は万全。いざ向かうとしよう。銚子電鉄の車庫へと。
ここ、仲ノ町駅は銚子電鉄の本社と車庫が置かれた運行上の重要拠点駅なのだ。そして、車庫見学は誰でもできる。入場券さえ買えば、いつでも誰でも車庫に入ることができるのだ。
こんなにお得で気軽な車庫見学は、早々できるものじゃない。鉄道オタクとして一度は足を運んでおきたかった場所なのだ。
ホームを下りて線路を渡ると、いよいよ車庫の敷地へと足を踏み入れる。
JRのように大規模な車庫ではない。地方私鉄らしい、ミニマムでシンプルな車庫だ。だけど、広々としていないからこそ、貴重な時間を過ごせている気分になる。小さいからこそだ。
私たちは、誰ともなくカメラを取り出して写真を撮り始めた。留置されている車両が何編成か。イベント用の車両だろうか、ヘッドマークがついている。隣の線路には事業用車両が止まっている。並列して黒塗りの小さな車両が留置されていた。
「おっ、これデキ3だ! すっげえ!」
さくらがはしゃぎ気味に写真を撮っている。
デキ3形電気機関車。現存する最小の電気機関車である。
これが電気機関車かぁ。あんまり実感湧かないな。機関車といえば、もっと大きくて重厚なイメージだ。この子は全長がとても短い。最早運転台しか存在していないようなスリムさだ。
例えるなら、まるで小さな虫のような……。いや、それは例えが悪いな。この子に失礼だ。
「あれ? ひばり?」
ふと、近くにひばりがいないことに気付いた。今度は向こうが迷子か? オタクって単独行動ばっかで困るなぁ。私が言えたことじゃないけど。
それはそうとして、はぐれるとまずい。幸い敷地はそんなに広くないから、左右を見渡せば誰がどこにいるのか確認できるだけの余裕はある。あっ、いた。しゃがみこみながら、建屋の中に向かってレンズを向けている。
「ひばり」
早歩き気味に側に寄った。
「何してるの?」
「あれ見て」
建屋の中を指さしている。何か作業をしているようだけど。あれはパンタグラフかな?
「塗装してるみたいなのよ」
なるほど。車両の部品をバラして、塗装し直しているのか。点検と兼ねてやってるのかな。
「こういう作業風景も撮ってみたくて。許可を取って撮影させてもらってるの」
そう言って、撮った写真を見せてくれた。
手元だけが切り取られた写真だ。作業員さんのゴツゴツとした手。職人らしさを存分に漂わせる無骨な手が、ハケを滑らせている。塗装が済んだ箇所と済んでいない箇所とが、ツートンカラーであまりにも対照的に浮かび上がっていた。
「普段はこういうの応じてないみたいなんだけどね。特別にOKもらっちゃったわ」
そりゃこんな金髪美人にお願いされたら、おじさんたちは断れないだろう。だって、本当に綺麗なんだもの、ひばりは。それこそ、天から舞い降りた女神様のように。
「みずほ。ひばり」
と、背後にさくらが立っていた。
「奥の方にも行けるみたいだぜ」
どうやら、見学可能エリアはもう少し残されているみたいだ。
「行く?」
「ええ」
ひばりに尋ねれば、即座に立ち上がる。満足いくものが撮れたのだろう。
車両と車両の間を進むと、小さな東屋が建っていた。どうやら休憩所らしい。隣にトイレも設けられている。たぶん、作業員さんも使うものなんだろうけど、こういうのあるだけで親切だなと思ってしまう。
そして、この休憩所を過ぎてからがすごかった。
「あっ、これ!」
思わず声を上げてしまうほどに。
「これ腕木式信号機だよ!」
損傷がひどい。恐らくもう使っていないのだろう。そもそも信号部分が私の顔の高さにある時点で、信号機として意味を成していない。しかし、保存されているというだけで驚愕ものだ。
「これなぁに?」
首を傾げるひばり。そうか、こういったものには詳しくないのか。
「簡単に言うと、昔の信号機。電球式になる前のアナログなものだよ」
今の信号機は電球式で、機械で制御されているものがほとんどだ。そうした現代式の信号機が普及する前に使われていたのが、この腕木式信号機。
腕木と呼ばれる部分を動かすことで、信号を現示するタイプの信号機だ。例えば、腕木が地面と平行なら停止、下に下がっていたら進行という具合に。
「今と違って、信号場とかで人が動かしてたタイプのやつなんだよ」
「そういうものがあったのね」
感心しながらシャッターを切った。こうしたレトロなものへの造詣も、人によって異なってくる。ひばりに新しい知識を教えられて、ちょっと鼻が高くなった気分だ。
「おいおい、こっちも見てみろよ」
さくらが地面を指さしている。その先には……。
「手動転轍器じゃん!」
地面から小さな大砲が生えているようにすら見えるそれは、私の感情を高ぶらせるのに充分すぎた。
「これは?」
またもクエスチョンマークを浮かべるひばり。
「これはね、ポイントを切り替えるためのレバーだよ。今は機械で操作できちゃうんだけど、昔はこういうのをガッチャンって動かして切り替えてたんだ」
「まあ、そんなものがあるの!」
面白い。鉄道遺産じみたものが保管されているなんて。なんて面白い場所なんだ、仲ノ町車庫。
「すごいわ、みずほさん。昔の鉄道や部品に対する知識も豊富なのね」
「いやいや、そんなことないよ。たまたま知ってただけで」
ひばりに褒められると、なんだか照れちゃうな。嬉しさと恥ずかしさが同じくらい込み上がってくる。
「みずほ」
「ん? 何、さくら」
「お前、すっごい気持ち悪い顔してる」
は? どういう意味よ、それ。
「なんか、めっちゃデレデレ、いやグヘグヘって感じ」
どんな顔だ、どんな。
「とりあえず、鏡で見てみ? めっちゃキモいから」
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