4 / 15
第3話「初めて見せた、あなたの笑顔」
しおりを挟む
その日から、フィオの生活は『星詠みのオルゴール』の修理一色に染まった。店の入り口に「しばらく休業します」という札をかけ、工房にこもりきりになった。
オルゴールの修復は、想像を絶するほど困難な作業だった。内部の構造は現代の魔道具とは全く異なり、部品の一つ一つに失われた古代魔法の術式が刻まれている。【神眼鑑定】の力で構造や修復方法は理解できるものの、それを再現する技術がフィオにはない。
「…ないなら、作るしかない」
フィオは呟き、覚悟を決めた。これは単なる修理ではない。失われた技術を、現代に蘇らせる「創造」に近い作業なのだ。
彼はまず、前世のアンティーク修復技術を応用した。破損した木箱を、特殊な樹脂と木の粉を混ぜたパテで丁寧に補修し、剥がれ落ちた装飾を寸分違わぬ形に彫り直していく。それは、ひたすらに根気のいる地道な作業だった。
次に、内部の機構に取り掛かる。錬金術の知識を総動員し、失われた歯車や部品を一つ一つ作り出していく。鑑定スキルが示す古代文字の術式を、震える指で精密な部品の上に刻み込む。少しでも気を抜けば、全ての努力が水の泡になる。集中力は極限まで高まり、時間の感覚さえも曖昧になっていった。
そして、最大の難関は、魔力を失った「星の魔石」だった。鑑定によれば、この石は純粋な月光の魔力を長時間浴びせることで、再び輝きを取り戻すという。フィオは毎晩、工房の屋根裏にオルゴールを持ち込み、月の光が最もよく差し込む窓辺にそれを安置した。
「お願いだ、目を覚ましてくれ…」
まるで我が子に語りかけるように、フィオは魔石に祈りを捧げ続けた。
何日経っただろうか。食事も睡眠も忘れかけた頃、ついにその瞬間は訪れた。月光を浴びていた魔石が、ふわり、と淡い青色の光を放ったのだ。その光は、ゆっくりとオルゴールの内部機構に流れ込み、刻まれた術式が一つ、また一つと輝き始めた。
全ての部品が、光の回路で結ばれていく。まるで、眠っていた巨人の心臓が再び鼓動を始めたかのようだった。
フィオは歓喜の声を上げそうになるのをぐっとこらえ、最後の仕上げに取り掛かった。全ての部品を慎重に組み上げ、磨き上げた木箱の蓋を閉じる。
――完成した。
約束の日、店のドアベルが澄んだ音を立て、レオが姿を現した。彼は数日見ない間に、どこかやつれているように見えた。フィオの休業の札を見て、何かあったのではないかと案じていたのかもしれない。そのことに気づき、フィオの胸が少しだけ温かくなる。
「レオさん、お待ちしていました。こちらへ」
フィオは彼を店の中央へと導き、カウンターの上に置かれたオルゴールを指し示した。それは、初めて店に持ち込まれた時とは比べ物にならないほど、美しい輝きを取り戻していた。深い飴色に磨き上げられた木肌、繊細な銀の装飾。それだけでも、レオは息をのんだ。
「…すごい。まるで、生まれたてのようだ」
「本当の奇跡は、これからです」
フィオはにっこりと微笑むと、オルゴールの側面にある小さなネジを、そっと巻いた。カチ、カチ、という心地よい音が響く。そして、静かに手を離すと――
りんと、天上から降り注ぐかのような、澄み切った優しい音色が店内にあふれ出した。それは誰も聴いたことのない、懐かしくて、切なくて、どこまでも美しい旋律だった。
そして、次の瞬間。
レオは言葉を失った。店の天井いっぱいに、満天の星空が映し出されていたのだ。それは、ただの星空ではない。現代では見ることのできない、古代の星座たちが、ゆっくりと、しかし雄大にきらめきながら流れていく。青や緑、金色に輝く星々が、まるで生きているかのように瞬き、幻想的な光のシャワーとなって降り注ぐ。
「これが…『星詠み』…」
レオは、まるで子供のように目を輝かせ、天井の星空に釘付けになっていた。彼の氷の仮面が、ぱりんと音を立てて砕け散ったのが、フィオには分かった。その表情は、驚きと感動に彩られ、やがて、その唇の端がゆっくりと持ち上がっていく。
それは、満開の花がほころぶような、無邪気で、一点の曇りもない笑顔だった。
初めて見る彼の素顔。そのあまりの美しさとギャップに、フィオの心臓がドキリと大きく高鳴る。いつも冷静で、感情を見せない彼が、こんなにも嬉しそうに笑うなんて。自分のした仕事が、彼をこんな顔にさせたのだ。その事実が、フィオの胸を熱いもので満たしていく。
オルゴールの音楽が終わると、星空はゆっくりと消えていった。しかし、レオの顔からは笑顔が消えることはなかった。彼は興奮した様子でフィオに向き直ると、その両肩をがっしりと掴んだ。
「君は…天才だ! いや、魔法使いだ! どうすれば、こんな奇跡が起こせるんだ!?」
「いえ、僕はただ、このオルゴールがもう一度歌いたがっている声を聞いただけです」
はにかむフィオに、レオは心底感服したという表情を向けた。
「フィオ、と呼んでもいいか?」
「え…はい、もちろんです」
「フィオ。君の腕に、私はすっかり心酔してしまった。これからも、私の宝物を君に託したい。君にしか、任せられない」
その言葉は、何よりの褒め言葉だった。王立工房で「役立たず」と罵られた自分が、こんなにも誰かに必要とされている。
「はい、喜んで。レオさんの宝物なら、いつでも」
フィオがそう答えると、レオは満足そうに微笑んだ。
これが、身分を隠した孤独な皇帝と、心優しい錬金術師の、秘密の時間の始まりだった。二人の未来を祝福するかのように、工房の窓から差し込む光が、きらきらと輝いていた。
オルゴールの修復は、想像を絶するほど困難な作業だった。内部の構造は現代の魔道具とは全く異なり、部品の一つ一つに失われた古代魔法の術式が刻まれている。【神眼鑑定】の力で構造や修復方法は理解できるものの、それを再現する技術がフィオにはない。
「…ないなら、作るしかない」
フィオは呟き、覚悟を決めた。これは単なる修理ではない。失われた技術を、現代に蘇らせる「創造」に近い作業なのだ。
彼はまず、前世のアンティーク修復技術を応用した。破損した木箱を、特殊な樹脂と木の粉を混ぜたパテで丁寧に補修し、剥がれ落ちた装飾を寸分違わぬ形に彫り直していく。それは、ひたすらに根気のいる地道な作業だった。
次に、内部の機構に取り掛かる。錬金術の知識を総動員し、失われた歯車や部品を一つ一つ作り出していく。鑑定スキルが示す古代文字の術式を、震える指で精密な部品の上に刻み込む。少しでも気を抜けば、全ての努力が水の泡になる。集中力は極限まで高まり、時間の感覚さえも曖昧になっていった。
そして、最大の難関は、魔力を失った「星の魔石」だった。鑑定によれば、この石は純粋な月光の魔力を長時間浴びせることで、再び輝きを取り戻すという。フィオは毎晩、工房の屋根裏にオルゴールを持ち込み、月の光が最もよく差し込む窓辺にそれを安置した。
「お願いだ、目を覚ましてくれ…」
まるで我が子に語りかけるように、フィオは魔石に祈りを捧げ続けた。
何日経っただろうか。食事も睡眠も忘れかけた頃、ついにその瞬間は訪れた。月光を浴びていた魔石が、ふわり、と淡い青色の光を放ったのだ。その光は、ゆっくりとオルゴールの内部機構に流れ込み、刻まれた術式が一つ、また一つと輝き始めた。
全ての部品が、光の回路で結ばれていく。まるで、眠っていた巨人の心臓が再び鼓動を始めたかのようだった。
フィオは歓喜の声を上げそうになるのをぐっとこらえ、最後の仕上げに取り掛かった。全ての部品を慎重に組み上げ、磨き上げた木箱の蓋を閉じる。
――完成した。
約束の日、店のドアベルが澄んだ音を立て、レオが姿を現した。彼は数日見ない間に、どこかやつれているように見えた。フィオの休業の札を見て、何かあったのではないかと案じていたのかもしれない。そのことに気づき、フィオの胸が少しだけ温かくなる。
「レオさん、お待ちしていました。こちらへ」
フィオは彼を店の中央へと導き、カウンターの上に置かれたオルゴールを指し示した。それは、初めて店に持ち込まれた時とは比べ物にならないほど、美しい輝きを取り戻していた。深い飴色に磨き上げられた木肌、繊細な銀の装飾。それだけでも、レオは息をのんだ。
「…すごい。まるで、生まれたてのようだ」
「本当の奇跡は、これからです」
フィオはにっこりと微笑むと、オルゴールの側面にある小さなネジを、そっと巻いた。カチ、カチ、という心地よい音が響く。そして、静かに手を離すと――
りんと、天上から降り注ぐかのような、澄み切った優しい音色が店内にあふれ出した。それは誰も聴いたことのない、懐かしくて、切なくて、どこまでも美しい旋律だった。
そして、次の瞬間。
レオは言葉を失った。店の天井いっぱいに、満天の星空が映し出されていたのだ。それは、ただの星空ではない。現代では見ることのできない、古代の星座たちが、ゆっくりと、しかし雄大にきらめきながら流れていく。青や緑、金色に輝く星々が、まるで生きているかのように瞬き、幻想的な光のシャワーとなって降り注ぐ。
「これが…『星詠み』…」
レオは、まるで子供のように目を輝かせ、天井の星空に釘付けになっていた。彼の氷の仮面が、ぱりんと音を立てて砕け散ったのが、フィオには分かった。その表情は、驚きと感動に彩られ、やがて、その唇の端がゆっくりと持ち上がっていく。
それは、満開の花がほころぶような、無邪気で、一点の曇りもない笑顔だった。
初めて見る彼の素顔。そのあまりの美しさとギャップに、フィオの心臓がドキリと大きく高鳴る。いつも冷静で、感情を見せない彼が、こんなにも嬉しそうに笑うなんて。自分のした仕事が、彼をこんな顔にさせたのだ。その事実が、フィオの胸を熱いもので満たしていく。
オルゴールの音楽が終わると、星空はゆっくりと消えていった。しかし、レオの顔からは笑顔が消えることはなかった。彼は興奮した様子でフィオに向き直ると、その両肩をがっしりと掴んだ。
「君は…天才だ! いや、魔法使いだ! どうすれば、こんな奇跡が起こせるんだ!?」
「いえ、僕はただ、このオルゴールがもう一度歌いたがっている声を聞いただけです」
はにかむフィオに、レオは心底感服したという表情を向けた。
「フィオ、と呼んでもいいか?」
「え…はい、もちろんです」
「フィオ。君の腕に、私はすっかり心酔してしまった。これからも、私の宝物を君に託したい。君にしか、任せられない」
その言葉は、何よりの褒め言葉だった。王立工房で「役立たず」と罵られた自分が、こんなにも誰かに必要とされている。
「はい、喜んで。レオさんの宝物なら、いつでも」
フィオがそう答えると、レオは満足そうに微笑んだ。
これが、身分を隠した孤独な皇帝と、心優しい錬金術師の、秘密の時間の始まりだった。二人の未来を祝福するかのように、工房の窓から差し込む光が、きらきらと輝いていた。
578
あなたにおすすめの小説
過労死転生、辺境で農業スローライフのはずが、不愛想な元騎士団長を餌付けして溺愛されてます
水凪しおん
BL
「もう、あくせく働くのは絶対に嫌だ!」
ブラック企業で過労死した俺、ユキナリが神様から授かったのは、どんな作物も育てられ、どんな道具にもなるチートスキル【万能農具】。念願のスローライフを送るため、辺境の荒れ地でのんびり農業を始めたはずが……出会ってしまったのは、心を閉ざした無愛想な元騎士団長・レオンハルト。俺の作るあったか料理に胃袋を掴まれ、凍てついた心が徐々に溶けていく彼。もふもふの番犬(黒狼)も加わって、穏やかな日々は加速していく。――収穫祭の夜、酔った勢いのキスをきっかけに、彼の独占欲に火をつけてしまった!?
「お前は、俺だけのものだ」
不器用で、でもどこまでも優しい彼の激しい愛情に、身も心も蕩かされていく。
辺境の地でのんびり農業をしていただけなのに、いつの間にか不愛想な元騎士団長の胃袋と心を射止めて、国まで動かすことになっちゃいました!? 甘々で時々ほろ苦い、異世界農業スローライフBL、ここに開幕!
過労死研究員が転生したら、無自覚チートな薬草師になって騎士様に溺愛される件
水凪しおん
BL
「君といる未来こそ、僕のたった一つの夢だ」
製薬会社の研究員だった月宮陽(つきみや はる)は、過労の末に命を落とし、魔法が存在する異世界で15歳の少年「ハル」として生まれ変わった。前世の知識を活かし、王立セレスティア魔法学院の薬草学科で特待生として穏やかな日々を送るはずだった。
しかし、彼には転生時に授かった、薬草の効果を飛躍的に高めるチートスキル「生命のささやき」があった――本人だけがその事実に気づかずに。
ある日、学院を襲った魔物によって負傷した騎士たちを、ハルが作った薬が救う。その奇跡的な効果を目の当たりにしたのは、名門貴族出身で騎士団副団長を務める青年、リオネス・フォン・ヴァインベルク。
「君の知識を学びたい。どうか、俺を弟子にしてくれないだろうか」
真面目で堅物、しかし誰より真っ直ぐな彼からの突然の申し出。身分の違いに戸惑いながらも、ハルは彼の指導を引き受ける。
師弟として始まった二人の関係は、共に過ごす時間の中で、やがて甘く切ない恋心へと姿を変えていく。
「君の作る薬だけでなく、君自身が、俺の心を癒やしてくれるんだ」
これは、無自覚チートな平民薬草師と、彼を一途に愛する堅物騎士が、身分の壁を乗り越えて幸せを掴む、優しさに満ちた異世界スローライフ&ラブストーリー。
希少なΩだと隠して生きてきた薬師は、視察に来た冷徹なα騎士団長に一瞬で見抜かれ「お前は俺の番だ」と帝都に連れ去られてしまう
水凪しおん
BL
「君は、今日から俺のものだ」
辺境の村で薬師として静かに暮らす青年カイリ。彼には誰にも言えない秘密があった。それは希少なΩ(オメガ)でありながら、その性を偽りβ(ベータ)として生きていること。
ある日、村を訪れたのは『帝国の氷盾』と畏れられる冷徹な騎士団総長、リアム。彼は最上級のα(アルファ)であり、カイリが必死に隠してきたΩの資質をいとも簡単に見抜いてしまう。
「お前のその特異な力を、帝国のために使え」
強引に帝都へ連れ去られ、リアムの屋敷で“偽りの主従関係”を結ぶことになったカイリ。冷たい命令とは裏腹に、リアムが時折見せる不器用な優しさと孤独を秘めた瞳に、カイリの心は次第に揺らいでいく。
しかし、カイリの持つ特別なフェロモンは帝国の覇権を揺るがす甘美な毒。やがて二人は、宮廷を渦巻く巨大な陰謀に巻き込まれていく――。
運命の番(つがい)に抗う不遇のΩと、愛を知らない最強α騎士。
偽りの関係から始まる、甘く切ない身分差ファンタジー・ラブ!
捨てられた生贄オメガ、魔王城で極上の『巣作り』始めます!~不眠症の魔王様、私のクッションで爆睡して溺愛モードに突入~
水凪しおん
BL
「役立たずのオメガ」として冷遇され、血も涙もない魔王への生贄として捨てられたリノ。
死を覚悟して連れてこられた魔王城は、寒くて硬くて、居住性最悪のブラック環境だった!?
「こんなところで寝られるか!」
極限状態で発動したオメガ特有の『巣作り本能』と、神業レベルの裁縫スキルが火を噴く!
ゴミ同然の布切れをフカフカのクッションに、冷たい石床を極上のラグマットにリフォーム。
すると、不眠症で常にイライラしていた魔王ザルドリスが、リノの作った「巣」のあまりの快適さに陥落してしまい……?
「……貴様、私を堕落させる気か」
(※いいえ、ただ快適に寝たいだけです)
殺されるどころか、魔王様に気に入られ、気付けば城中がリノの虜に。
捨てられた生贄オメガが、裁縫一つで魔王城を「世界一のマイホーム」に変える、ほのぼの逆転溺愛ファンタジー!
異世界に勇者として召喚された俺、ラスボスの魔王に敗北したら城に囚われ執着と独占欲まみれの甘い生活が始まりました
水凪しおん
BL
ごく普通の日本人だった俺、ハルキは、事故であっけなく死んだ――と思ったら、剣と魔法の異世界で『勇者』として目覚めた。
世界の命運を背負い、魔王討伐へと向かった俺を待っていたのは、圧倒的な力を持つ美しき魔王ゼノン。
「見つけた、俺の運命」
敗北した俺に彼が告げたのは、死の宣告ではなく、甘い所有宣言だった。
冷徹なはずの魔王は、俺を城に囚え、身も心も蕩けるほどに溺愛し始める。
食事も、着替えも、眠る時でさえ彼の腕の中。
その執着と独占欲に戸惑いながらも、時折見せる彼の孤独な瞳に、俺の心は抗いがたく惹かれていく。
敵同士から始まる、歪で甘い主従関係。
世界を敵に回しても手に入れたい、唯一の愛の物語。
【土壌改良】スキルで追放された俺、辺境で奇跡の野菜を作ってたら、聖剣の呪いに苦しむ伝説の英雄がやってきて胃袋と心を掴んでしまった
水凪しおん
BL
戦闘にも魔法にも役立たない【土壌改良】スキルを授かった伯爵家三男のフィンは、実家から追放され、痩せ果てた辺境の地へと送られる。しかし、彼は全くめげていなかった。「美味しい野菜が育てばそれでいいや」と、のんびり畑を耕し始める。
そんな彼の作る野菜は、文献にしか存在しない幻の品種だったり、食べた者の体調を回復させたりと、とんでもない奇跡の作物だった。
ある嵐の夜、フィンは一人の男と出会う。彼の名はアッシュ。魔王を倒した伝説の英雄だが、聖剣の呪いに蝕まれ、死を待つ身だった。
フィンの作る野菜スープを口にし、初めて呪いの痛みから解放されたアッシュは、フィンに宣言する。「君の作る野菜が毎日食べたい。……夫もできる」と。
ハズレスキルだと思っていた力は、実は世界を浄化する『創生の力』だった!?
無自覚な追放貴族と、彼に胃袋と心を掴まれた最強の元英雄。二人の甘くて美味しい辺境開拓スローライフが、今、始まる。
悪役令息(Ω)に転生した俺、破滅回避のためΩ隠してαを装ってたら、冷徹α第一王子に婚約者にされて溺愛されてます!?
水凪しおん
BL
前世の記憶を持つ俺、リオネルは、BL小説の悪役令息に転生していた。
断罪される運命を回避するため、本来希少なΩである性を隠し、出来損ないのαとして目立たず生きてきた。
しかし、突然、原作のヒーローである冷徹な第一王子アシュレイの婚約者にされてしまう。
これは破滅フラグに違いないと絶望する俺だが、アシュレイの態度は原作とどこか違っていて……?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる