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第8話 最低評価 ※エンゲイト公爵家当主視点
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次男のウォルトンが気に入っている、ハルトマイヤー公爵家のパーティーに何度も参加するようになって、しばらくした頃だった。
「どうした、ウォルトン?」
「どうしたもこうしたも、ありません! 昨晩のパーティーは最悪でした!」
昨日、ハルトマイヤー公爵家のパーティーに参加したウォルトンが不機嫌だった。パーティーに参加した翌日は、いつも楽しそうにしていたのに。どうやら昨晩、何かあったらしい。
「あんな事があって、怪しいと思っていのです! そして、色々と調べてみた結果、やはりそうでした!」
「何があったんだ? 話してみろ」
ウォルトンは興奮しているのか、少し早口だった。私は冷静になるように促した。そして落ち着くのを待ってから、息子の話を聞く。
最近、貴族の間で評判になっていたハルトマイヤー公爵家のパーティーについて。実は、ハルトマイヤー公爵家の次期当主であるフェリクスの婚約者が全てを仕切っていたらしい。素晴らしいパーティーを用意したのは、ベリンダという令嬢だった。
私も覚えている。パーティーに参加した時に挨拶した彼女だな。その時に出会った令嬢の顔を思い出しながら、ウォルトンの話を聞き続ける。
そのベリンダ嬢が、妹のペトラからパーティーの新しい演出に関するアイデアなどを盗んでいたらしい。それを自分の手柄にして、高い評価を得ていたそうだ。
「そうなのか?」
「いいえ、それは嘘です! そうやって公表しているのは、ハルトマイヤー公爵家とスターム侯爵家です。でも、事実は違いますよ」
そう言って、ウォルトンは私に順を追って説明してくれた。
まず、ハルトマイヤー公爵家の次期当主であるフェリクスがベリンダとの婚約を破棄した。理由は、アイデア泥棒という悪事が発覚したから。その後に、フェリクスはペトラとの婚約を発表。昨晩は、その婚約を発表するパーティーが行われた。
そして、その婚約を発表するパーティーをペトラが仕切った。だが、それは最悪なパーティーだった。
「昨日のパーティーは、ものすごく無駄が多かった! 会場の雰囲気も最悪だったし、出される料理も美味しくなかった! それに、会場内の飾り付けやインテリアも酷いものですッ! 何のセンスもない。あれでは、パーティーに訪れた参加者の心を掴む事など出来ませんよ!」
息子が熱弁する内容を聞いて、思わず苦笑してしまった。話を聞くと確かに、酷いパーティーだったことが、よく分かる。
あれほどまでに酷く、何の独創性もないパーティーを用意したペトラ。それと比べて、ベリンダ嬢が今までに用意してきたパーティーの方が何千倍も高く評価できる。アイデアを盗まれたとアピールしているペトラ嬢が怪しい。
ウォルトンは、数日前から色々と噂を聞いていたという。
ペトラ嬢の話は全て嘘であり、ベリンダ嬢は無実の罪を着せられた。婚約者だったフェリクスは、妹の話を信じ込んでいる。両家の両親も、ペトラ嬢の話を信じているそうだ。彼らは皆、ベリンダ嬢を貶めようと協力しているらしい。
「私が気に入っていた、あの素晴らしいパーティーを用意してくれたベリンダ嬢は今、スターム侯爵家で冷遇されているようです。父上、彼女を何とか助け出すことは出来ないでしょうか?」
「ふむ」
ベリンダ嬢を助けたい。そんな息子の頼みを聞いて、どうするか考える。
我がエンゲイト公爵家とハルトマイヤー公爵家、スターム侯爵家との関係は薄い。なので、あまり干渉し過ぎるのは良くないが。
まあ、可愛い息子の頼みだし、何とかベリンダ嬢を助ける方法を考えてみようか。 そういえば、跡継ぎが居ない家があったはず。そこに協力してもらうか。
「どうした、ウォルトン?」
「どうしたもこうしたも、ありません! 昨晩のパーティーは最悪でした!」
昨日、ハルトマイヤー公爵家のパーティーに参加したウォルトンが不機嫌だった。パーティーに参加した翌日は、いつも楽しそうにしていたのに。どうやら昨晩、何かあったらしい。
「あんな事があって、怪しいと思っていのです! そして、色々と調べてみた結果、やはりそうでした!」
「何があったんだ? 話してみろ」
ウォルトンは興奮しているのか、少し早口だった。私は冷静になるように促した。そして落ち着くのを待ってから、息子の話を聞く。
最近、貴族の間で評判になっていたハルトマイヤー公爵家のパーティーについて。実は、ハルトマイヤー公爵家の次期当主であるフェリクスの婚約者が全てを仕切っていたらしい。素晴らしいパーティーを用意したのは、ベリンダという令嬢だった。
私も覚えている。パーティーに参加した時に挨拶した彼女だな。その時に出会った令嬢の顔を思い出しながら、ウォルトンの話を聞き続ける。
そのベリンダ嬢が、妹のペトラからパーティーの新しい演出に関するアイデアなどを盗んでいたらしい。それを自分の手柄にして、高い評価を得ていたそうだ。
「そうなのか?」
「いいえ、それは嘘です! そうやって公表しているのは、ハルトマイヤー公爵家とスターム侯爵家です。でも、事実は違いますよ」
そう言って、ウォルトンは私に順を追って説明してくれた。
まず、ハルトマイヤー公爵家の次期当主であるフェリクスがベリンダとの婚約を破棄した。理由は、アイデア泥棒という悪事が発覚したから。その後に、フェリクスはペトラとの婚約を発表。昨晩は、その婚約を発表するパーティーが行われた。
そして、その婚約を発表するパーティーをペトラが仕切った。だが、それは最悪なパーティーだった。
「昨日のパーティーは、ものすごく無駄が多かった! 会場の雰囲気も最悪だったし、出される料理も美味しくなかった! それに、会場内の飾り付けやインテリアも酷いものですッ! 何のセンスもない。あれでは、パーティーに訪れた参加者の心を掴む事など出来ませんよ!」
息子が熱弁する内容を聞いて、思わず苦笑してしまった。話を聞くと確かに、酷いパーティーだったことが、よく分かる。
あれほどまでに酷く、何の独創性もないパーティーを用意したペトラ。それと比べて、ベリンダ嬢が今までに用意してきたパーティーの方が何千倍も高く評価できる。アイデアを盗まれたとアピールしているペトラ嬢が怪しい。
ウォルトンは、数日前から色々と噂を聞いていたという。
ペトラ嬢の話は全て嘘であり、ベリンダ嬢は無実の罪を着せられた。婚約者だったフェリクスは、妹の話を信じ込んでいる。両家の両親も、ペトラ嬢の話を信じているそうだ。彼らは皆、ベリンダ嬢を貶めようと協力しているらしい。
「私が気に入っていた、あの素晴らしいパーティーを用意してくれたベリンダ嬢は今、スターム侯爵家で冷遇されているようです。父上、彼女を何とか助け出すことは出来ないでしょうか?」
「ふむ」
ベリンダ嬢を助けたい。そんな息子の頼みを聞いて、どうするか考える。
我がエンゲイト公爵家とハルトマイヤー公爵家、スターム侯爵家との関係は薄い。なので、あまり干渉し過ぎるのは良くないが。
まあ、可愛い息子の頼みだし、何とかベリンダ嬢を助ける方法を考えてみようか。 そういえば、跡継ぎが居ない家があったはず。そこに協力してもらうか。
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