盗んだだけでは、どうにもならない~婚約破棄された私は、新天地で幸せになる~

キョウキョウ

文字の大きさ
38 / 40

第38話 彼女と暮らす日々 ※ウォルトン視点

しおりを挟む
 ベリンダとの結婚式が盛大に行われた。彼女は、僕の妻になった。

 僕達の結婚式のパーティーは、エンゲイト公爵家とナハティガル男爵家が協力して準備した。今回、僕達は何の手伝いもせずに全て用意してもらった。

 今回のパーティーは、僕達を祝うために開かける。だから、準備は任せてほしいと言われた。

 最近ずっと、様々なパーティーの準備を手伝ったり、アドバイスしてきた。だから準備に関わっていないパーティーに参加するのが久しぶりで、とても新鮮な気持ちだった。ベリンダも落ち着かない様子で、結婚式のパーティーに参加していた。

 僕達の結婚式は大成功だった。完璧なパーティーを用意してもらった。

 とても満足できる挙式で、多くの人達に祝ってもらった。ベリンダも、式の最中はずっと笑顔で嬉しそうにしていた。僕は、そんな彼女を幸せにしたいと思った。

 これから先、彼女と幸せな家庭を築いていきたいと思う。

 結婚した後も変わらず、ベリンダと一緒にパーティーのアドバイザーとして仕事をしていく予定だった。

 エンゲイト公爵家と関係のある貴族から依頼を受けて、色々なパーティーの準備を手伝ったり、指揮したりする。

 ベリンダにとっては天職のような仕事だと、近くで彼女の活躍ぶりを目の当たりにして思った。

 ベリンダは、色々なアイデアを次々と出してくる。それを実現させるため、職人やスタッフを指揮する。そして、完璧に仕上げてみせる。毎回、パーティーの参加者に好評で、とても高い評価をもらっていた。

 ベリンダが関わっているパーティーには外れがない、と言われるほど。

 依頼も殺到する。次は、我が家を手伝いに来てくれと非常に人気だった。だから、とても忙しい日々を送っている。

 彼女に負けないように、僕も頑張らなければ。ベリンダの頑張りは、結婚した後も変わらなかった。どの依頼でも手を抜かず、皆のために全力を尽くす。パーティーに参加した人達を楽しませるために、一生懸命だった。

 そんな彼女の横で、僕も一緒に必死で手伝った。最近やっと慣れてきた気がする。出来ることも増えてきた。それでも、まだまだベリンダの実力には追いついていないだろう。

 彼女の実力に追いつくためには、これからもっと学んで、経験を積んでいく必要があるだろう。とにかく今は、目の前の仕事をこなして成長を続ける。

 いつの日か、ベリンダから頼りにされるような男になるため。彼女の隣に立っても恥ずかしくないように、努力を続ける。

 いつまでも彼女を支え続ける。それが僕の使命だと思っている。今は、まだ未熟。だけど、いつかきっと……。
しおりを挟む
感想 44

あなたにおすすめの小説

姉から奪うことしかできない妹は、ザマァされました

饕餮
ファンタジー
わたくしは、オフィリア。ジョンパルト伯爵家の長女です。 わたくしには双子の妹がいるのですが、使用人を含めた全員が妹を溺愛するあまり、我儘に育ちました。 しかもわたくしと色違いのものを両親から与えられているにもかかわらず、なぜかわたくしのものを欲しがるのです。 末っ子故に甘やかされ、泣いて喚いて駄々をこね、暴れるという貴族女性としてはあるまじき行為をずっとしてきたからなのか、手に入らないものはないと考えているようです。 そんなあざといどころかあさましい性根を持つ妹ですから、いつの間にか両親も兄も、使用人たちですらも絆されてしまい、たとえ嘘であったとしても妹の言葉を鵜呑みにするようになってしまいました。 それから数年が経ち、学園に入学できる年齢になりました。が、そこで兄と妹は―― n番煎じのよくある妹が姉からものを奪うことしかしない系の話です。 全15話。 ※カクヨムでも公開しています

【完結】「妹が欲しがるのだから与えるべきだ」と貴方は言うけれど……

小笠原 ゆか
恋愛
私の婚約者、アシュフォード侯爵家のエヴァンジェリンは、後妻の産んだ義妹ダルシニアを虐げている――そんな噂があった。次期王子妃として、ひいては次期王妃となるに相応しい振る舞いをするよう毎日叱責するが、エヴァンジェリンは聞き入れない。最後の手段として『婚約解消』を仄めかしても動じることなく彼女は私の下を去っていった。 この作品は『小説家になろう』でも公開中です。

永遠の誓いをあなたに ~何でも欲しがる妹がすべてを失ってからわたしが溺愛されるまで~

畔本グラヤノン
恋愛
両親に愛される妹エイミィと愛されない姉ジェシカ。ジェシカはひょんなことで公爵令息のオーウェンと知り合い、周囲から婚約を噂されるようになる。ある日ジェシカはオーウェンに王族の出席する式典に招待されるが、ジェシカの代わりに式典に出ることを目論んだエイミィは邪魔なジェシカを消そうと考えるのだった。

婚約者が、私より従妹のことを信用しきっていたので、婚約破棄して譲ることにしました。どうですか?ハズレだったでしょう?

珠宮さくら
恋愛
婚約者が、従妹の言葉を信用しきっていて、婚約破棄することになった。 だが、彼は身をもって知ることとになる。自分が選んだ女の方が、とんでもないハズレだったことを。 全2話。

(完結)あなたが婚約破棄とおっしゃったのですよ? 

青空一夏
恋愛
スワンはチャーリー王子殿下の婚約者。 チャーリー王子殿下は冴えない容姿の伯爵令嬢にすぎないスワンをぞんざいに扱い、ついには婚約破棄を言い渡す。 しかし、チャーリー王子殿下は知らなかった。それは…… これは、身の程知らずな王子がギャフンと言わされる物語です。コメディー調になる予定で す。過度な残酷描写はしません(多分(•́ε•̀;ก)💦) それぞれの登場人物視点から話が展開していく方式です。 異世界中世ヨーロッパ風のゆるふわ設定ご都合主義。タグ途中で変更追加の可能性あり。

妹ばかりを贔屓し溺愛する婚約者にウンザリなので、わたしも辺境の大公様と婚約しちゃいます

新世界のウサギさん
恋愛
わたし、リエナは今日婚約者であるローウェンとデートをする予定だった。 ところが、いつになっても彼が現れる気配は無く、待ちぼうけを喰らう羽目になる。 「私はレイナが好きなんだ!」 それなりの誠実さが売りだった彼は突如としてわたしを捨て、妹のレイナにぞっこんになっていく。 こうなったら仕方ないので、わたしも前から繋がりがあった大公様と付き合うことにします!

妹のために犠牲になることを姉だから仕方ないで片付けないでください。

木山楽斗
恋愛
妹のリオーラは、幼い頃は病弱であった。両親はそんな妹を心配して、いつも甘やかしていた。 それはリオーラが健康体になってからも、続いていた。お医者様の言葉も聞かず、リオーラは病弱であると思い込んでいるのだ。 リオーラは、姉である私のことを侮っていた。 彼女は両親にわがままを言い、犠牲になるのはいつも私だった。妹はいつしか、私を苦しめることに重きを置くようになっていたのだ。 ある時私は、妹のわがままによって舞踏会に無理な日程で参加することになった。 そこで私は、クロード殿下と出会う。彼との出会いは、私の現状を変えていくことになるのだった。

従姉妹に婚約者を奪われました。どうやら玉の輿婚がゆるせないようです

hikari
恋愛
公爵ご令息アルフレッドに婚約破棄を言い渡された男爵令嬢カトリーヌ。なんと、アルフレッドは従姉のルイーズと婚約していたのだ。 ルイーズは伯爵家。 「お前に侯爵夫人なんて分不相応だわ。お前なんか平民と結婚すればいいんだ!」 と言われてしまう。 その出来事に学園時代の同級生でラーマ王国の第五王子オスカルが心を痛める。 そしてオスカルはカトリーヌに惚れていく。

処理中です...