婚約破棄された私は、号泣しながらケーキを食べた~限界に達したので、これからは自分の幸せのために生きることにしました~

キョウキョウ

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第14話 公爵家での暮らし

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 アンドリック様との関係は、順調に進展していると思う。

 公爵様のお屋敷で、アンドリック様と出会った時から好印象だった。一緒に食事を楽しんだり、エルヴェシウス領の歴史や特産品などを教えて頂いたり、お互いのことを話したりして親交を深めていった。

 ただ、一緒に暮らしているけれど1人きりで過ごすことも多い。今の時期は当主のお仕事が忙しいようで、2人で会う時間を確保するのが難しいみたい。

 けれど、食事の時間は必ず一緒に過ごしてくれる。そこで色々とお話しする機会があるので、お互いに理解は深まっていると思う。

「オリヴィア、屋敷での生活には慣れたかな?」
「はい。屋敷のみなさんが優しくしてくれますし、快適に過ごせていますよ」
「それならよかった。だけど、何か困っていることはないかい? 例えば、欲しい物とか。遠慮せずに言ってくれて構わないよ」
「今は、特にありませんよ。何不自由なく暮らせています」
「ふむ、そうか。それならよかった」

 そんな会話があり、かなり気を遣ってもらっていると感じていた。私としては、これ以上望むつもりはないのだけれど。

 今のところ、本当に困っていないのよね。食事はいつも美味しくて、自由に行動することが許されているし、必要な物があればすぐに用意してもらえる。

 生活面では、何の不満もないわ。むしろ、恵まれすぎていると思うくらいなので、これ以上を望むのはちょっと難しいかも。

「アンドリック様こそ、お仕事が大変ではありませんか?」
「確かに今は、とても忙しい時期だな。だけど、もう少しでひと段落する予定だ。そしたら、ゆっくり過ごす時間も増えると思う」
「そうですか! それは、とても楽しみですね!」
「ああ、そうだね」

 仕事に余裕が出来れば、一緒に過ごせる時間も増えるでしょうか。そうなったら嬉しいな。アンドリック様と共に過ごす時間が増えたら、彼との仲をもっと深めていきたいから。

「それじゃあ、そろそろ俺は仕事に行ってくるよ」
「行ってらっしゃいませ、アンドリック様」

 食事が終わって、お仕事に行くアンドリック様を見送る。この瞬間が少し寂しい。ここから、次の食事の時間まで1人で行動する。次に会えるまでが、待ち遠しい。

 さて今日は、これから何をしようかしら。アンドリック様の仕事の邪魔にならないように注意しながら、これからの行動を考える。



 そうね。今日は、体を動かしましょうか。世話をしてくれているメイドに、運動の準備をお願いする。運動用の服に着替えるため、私は一度部屋に戻った。
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