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第16話 2人の習慣に
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興味を持ったアンドリック様が、私と一緒に運動したことがキッカケになり、それから2人で運動するのが日課になって、しばらく経った。
「アンドリック様。もう少しです! 頑張ってください!」
「ハァッ、ハァッ、う、うぅ……。もう少し、がん、ばる……くぅ」
ぜいぜいと息を切らしながら、アンドリック様が足を前に進める。本当は、こんなに無理をさせたくない。無理する必要なんてないから。
辛い思いというのは、私が一番よく知っている。逃げたっていいのに、彼は止まることなく根性で前に進む。その姿は、感動的で美しいとさえ思う。
アンドリック様は、私が走っているのと同じ距離を自分も走ると決めた。本人が続けると言った。何度かの失敗を経て、今回はギリギリで辿り着きそうだ。あと少し。もうすぐゴールである。
手を差し伸べたいという気持ちを必死に抑えて、私はアンドリック様を見守る。
「がんばれー!」
「……はぁ、はぁ、……ゴール」
「やった! アンドリック様、凄いですよ!」
アンドリック様が、私の待つゴール地点に到着した。膝に手を当てて、苦しそうに呼吸を整えている。
「大丈夫ですか?」
「はぁ、はぁ、うん、だいじょうぶ……」
「はい、これを飲んでください」
あらかじめ用意しておいた水を、アンドリック様に手渡す。それをゴクゴクと勢いよく飲む彼。いい飲みっぷり。
「ぷはぁ、生き返ったよ。ありがとう」
「どういたしまして」
「ふぅ。一休みしようか」
「そうしましょう」
水を飲み終えたアンドリック様は、しばらくして落ち着いたようだ。よかった。
その後は2人で一緒に腰を下ろして、木陰の下で休憩することに。清々しい空気を胸いっぱい吸い込んで、リフレッシュする。
「しかし、オリヴィアは凄いな。あの距離を走って、平気そうにしている」
「私は昔から、無理でも走り続けれと言われてきましたから」
アンドリック様が感心しながら、私を褒めてくれた。だけどこれは、今まで続けてきた成果である。毎日、無理やりだけどコツコツと積み重ねたトレーニングの賜物。
最初は強制されて、嫌々ながら。王妃の道が閉ざされてからは、習慣で走っていただけ。けれど今では、アンドリック様と一緒に運動することが楽しくなっている。
それだけ続けていたら、体力もつく。走り切るのに余裕もある。そんな私に比べて、アンドリック様はトレーニングの習慣を持っていなかった。最近、運動を始めたばかり。それなのに最後まで走り切った。そっちの方が凄いと思う。
「アンドリック様も凄いですよ! 今回は最後まで止まらずに走り切りましたから」
「まぁ、途中で何度か立ち止まりそうになったけれどね」
苦笑いするアンドリック様。それでも、諦めずに頑張っていた姿勢は素敵だと思う。回復力も早い。私と同じ距離に走れるようになったのも、あっという間だった。これなら体力もすぐについて、追い抜かれそう。
体も以前よりスリムになって、肥満体型から少し太っているぐらいになっていた。筋肉も付いてきたように見える。アンドリック様は健康的な体型になってきいているのね。それは、とても素晴らしいこと。
「次は最後まで、もう少し余裕で走り切れるように頑張ろうかな」
「応援します」
アンドリック様は、やる気十分である。そんな彼の姿を見て、本当に尊敬する。
「さて、お楽しみの食事の時間だ」
「そうですね! 今日は、どんな料理が用意されているのかしら。楽しみです」
運動した後。私たちは一緒に、食事するため部屋へ移動する。今日の食事はなんだろうか。きっと、美味しい料理に違いないわよね。
会話しながら食事する。私たちにとって、本当に楽しみな時間だった。
「アンドリック様。もう少しです! 頑張ってください!」
「ハァッ、ハァッ、う、うぅ……。もう少し、がん、ばる……くぅ」
ぜいぜいと息を切らしながら、アンドリック様が足を前に進める。本当は、こんなに無理をさせたくない。無理する必要なんてないから。
辛い思いというのは、私が一番よく知っている。逃げたっていいのに、彼は止まることなく根性で前に進む。その姿は、感動的で美しいとさえ思う。
アンドリック様は、私が走っているのと同じ距離を自分も走ると決めた。本人が続けると言った。何度かの失敗を経て、今回はギリギリで辿り着きそうだ。あと少し。もうすぐゴールである。
手を差し伸べたいという気持ちを必死に抑えて、私はアンドリック様を見守る。
「がんばれー!」
「……はぁ、はぁ、……ゴール」
「やった! アンドリック様、凄いですよ!」
アンドリック様が、私の待つゴール地点に到着した。膝に手を当てて、苦しそうに呼吸を整えている。
「大丈夫ですか?」
「はぁ、はぁ、うん、だいじょうぶ……」
「はい、これを飲んでください」
あらかじめ用意しておいた水を、アンドリック様に手渡す。それをゴクゴクと勢いよく飲む彼。いい飲みっぷり。
「ぷはぁ、生き返ったよ。ありがとう」
「どういたしまして」
「ふぅ。一休みしようか」
「そうしましょう」
水を飲み終えたアンドリック様は、しばらくして落ち着いたようだ。よかった。
その後は2人で一緒に腰を下ろして、木陰の下で休憩することに。清々しい空気を胸いっぱい吸い込んで、リフレッシュする。
「しかし、オリヴィアは凄いな。あの距離を走って、平気そうにしている」
「私は昔から、無理でも走り続けれと言われてきましたから」
アンドリック様が感心しながら、私を褒めてくれた。だけどこれは、今まで続けてきた成果である。毎日、無理やりだけどコツコツと積み重ねたトレーニングの賜物。
最初は強制されて、嫌々ながら。王妃の道が閉ざされてからは、習慣で走っていただけ。けれど今では、アンドリック様と一緒に運動することが楽しくなっている。
それだけ続けていたら、体力もつく。走り切るのに余裕もある。そんな私に比べて、アンドリック様はトレーニングの習慣を持っていなかった。最近、運動を始めたばかり。それなのに最後まで走り切った。そっちの方が凄いと思う。
「アンドリック様も凄いですよ! 今回は最後まで止まらずに走り切りましたから」
「まぁ、途中で何度か立ち止まりそうになったけれどね」
苦笑いするアンドリック様。それでも、諦めずに頑張っていた姿勢は素敵だと思う。回復力も早い。私と同じ距離に走れるようになったのも、あっという間だった。これなら体力もすぐについて、追い抜かれそう。
体も以前よりスリムになって、肥満体型から少し太っているぐらいになっていた。筋肉も付いてきたように見える。アンドリック様は健康的な体型になってきいているのね。それは、とても素晴らしいこと。
「次は最後まで、もう少し余裕で走り切れるように頑張ろうかな」
「応援します」
アンドリック様は、やる気十分である。そんな彼の姿を見て、本当に尊敬する。
「さて、お楽しみの食事の時間だ」
「そうですね! 今日は、どんな料理が用意されているのかしら。楽しみです」
運動した後。私たちは一緒に、食事するため部屋へ移動する。今日の食事はなんだろうか。きっと、美味しい料理に違いないわよね。
会話しながら食事する。私たちにとって、本当に楽しみな時間だった。
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