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第17話 彼女の影響 ※アンドリック視点
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仕事がひと段落したので、しばらくはオリヴィアと一緒に過ごそうと思った。
婚約相手となった彼女との関係は、とても良好だった。こんな順調にいっていいのかと、少し前は不安もあった。だが、僕の心配は取り越し苦労のようで、オリヴィアは本当に僕のことを好いてくれているようだった。
だから僕も、彼女のトレーニングに付き合ってみるかと思い立った。オリヴィアが敷地内で運動している姿を、仕事の合間に何度か見かけた。気になっていた。一人で黙々と汗を流している様子を見て、僕も運動したほうがいいかなと考えていたところだ。
いざやってみると、想像していた以上にきつくて驚く。オリヴィアは、こんな大変なメニューを余裕でこなしていたのか。それに比べて僕は。
ランニングや腕立て伏せなどの基礎的なメニューをこなすだけで、精一杯だった。しばらく体を動かしてなかったし、そもそも運動なんてほとんどしない人生を送ってきたんだから仕方ないけど。
そのせいで、この太った体が出来上がってしまったんだろうな。
……情けないなぁ。
もう少し動けるようになりたい。オリヴィアと同じ距離を走れるぐらい、体力をつけたい。そういう目的があったから、辛いトレーニングを続けようという気になった。
オリヴィアに失望されないように、もっと頑張りたくなった。きっと彼女は、簡単に失望したりはしないだろうけど。
僕が頑張れるのは、オリヴィアと過ごす時間が楽しかったから。続けるのも苦じゃなかった、という理由もあるだろう。1人だったら、無理だろう。オリヴィアが居たから、出来たこと。
「頑張って! アンドリック様!」
「……ッ!」
そう応援されて、やる気が出ないはずがない。期待する表情を向けられ、限界まで頑張ろうと思った。
僕はもう、彼女なしでは生きていけないかもしれない―――
それぐらい、僕の中でオリヴィアの存在が大きくなっていた。
***
再び仕事が忙しくなってきたが、前よりも大変ではなくなった。
運動する習慣は、当主の仕事にも良い影響をもたらしてくれたようだ。体調が良くて、疲れが溜まりにくくなってきた。思考力や判断力も良くなって、効率が上がった気がする。判断にミスがなく、的確な指示を出せていると思う。
「オリヴィアには、本当に感謝しないと」
仕事を片付ける時間も早くなる。効率よく処理できるようになったおかげで、早く自由になる日が増えてきた。
オリヴィアと共に過ごす時間が増えたことで、気持ちにも余裕が生まれたと思う。本当に、彼女が来てくれて良いこと尽くし。
彼女と出会う前の僕は、何を考えて生きていたっけ? こんなにも充実した日々を送れているなんて、過去の自分が知ったら驚きそうだ。
「お帰りなさいませ、アンドリック様」
今日は、外に出る用事があった。それが無事に終わり屋敷に戻ってくると、笑顔で出迎えてくれるオリヴィア。その顔を見るだけで、疲れが吹き飛ぶような気がする。
「ただいま、オリヴィア」
僕の生活は、大きく変わった。朝起きて、仕事をして、寝る。そんな単調な繰り返しの生活だったのに、今は違う。オリヴィアの顔を見ることができる。彼女と会話をする。笑いあって、美味しい食事を楽しむ。それだけで、幸せを感じるようになっていた。
婚約相手となった彼女との関係は、とても良好だった。こんな順調にいっていいのかと、少し前は不安もあった。だが、僕の心配は取り越し苦労のようで、オリヴィアは本当に僕のことを好いてくれているようだった。
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そのせいで、この太った体が出来上がってしまったんだろうな。
……情けないなぁ。
もう少し動けるようになりたい。オリヴィアと同じ距離を走れるぐらい、体力をつけたい。そういう目的があったから、辛いトレーニングを続けようという気になった。
オリヴィアに失望されないように、もっと頑張りたくなった。きっと彼女は、簡単に失望したりはしないだろうけど。
僕が頑張れるのは、オリヴィアと過ごす時間が楽しかったから。続けるのも苦じゃなかった、という理由もあるだろう。1人だったら、無理だろう。オリヴィアが居たから、出来たこと。
「頑張って! アンドリック様!」
「……ッ!」
そう応援されて、やる気が出ないはずがない。期待する表情を向けられ、限界まで頑張ろうと思った。
僕はもう、彼女なしでは生きていけないかもしれない―――
それぐらい、僕の中でオリヴィアの存在が大きくなっていた。
***
再び仕事が忙しくなってきたが、前よりも大変ではなくなった。
運動する習慣は、当主の仕事にも良い影響をもたらしてくれたようだ。体調が良くて、疲れが溜まりにくくなってきた。思考力や判断力も良くなって、効率が上がった気がする。判断にミスがなく、的確な指示を出せていると思う。
「オリヴィアには、本当に感謝しないと」
仕事を片付ける時間も早くなる。効率よく処理できるようになったおかげで、早く自由になる日が増えてきた。
オリヴィアと共に過ごす時間が増えたことで、気持ちにも余裕が生まれたと思う。本当に、彼女が来てくれて良いこと尽くし。
彼女と出会う前の僕は、何を考えて生きていたっけ? こんなにも充実した日々を送れているなんて、過去の自分が知ったら驚きそうだ。
「お帰りなさいませ、アンドリック様」
今日は、外に出る用事があった。それが無事に終わり屋敷に戻ってくると、笑顔で出迎えてくれるオリヴィア。その顔を見るだけで、疲れが吹き飛ぶような気がする。
「ただいま、オリヴィア」
僕の生活は、大きく変わった。朝起きて、仕事をして、寝る。そんな単調な繰り返しの生活だったのに、今は違う。オリヴィアの顔を見ることができる。彼女と会話をする。笑いあって、美味しい食事を楽しむ。それだけで、幸せを感じるようになっていた。
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