14 / 47
世界の果てまで届きそう
しおりを挟む
就寝時間になると、今夜もカトリシアが手を繋いで欲しいと懇願してきた。昼間まで手の痺れが残っていたところを見ていたので、眠るまでという条件付きで。
怖い夢を恐れているわけでもないあたり、単に甘えているだけなのだろうか……目標を達成するまではという決意がぐらつきそうになるが、無下にもできず、仕方なく今日も手を重ねて横になる。
「さっき、泣いてたよな」
「うふふ、たくさん叱られてしまったわ。丼は割るしオーダーは間違えるし……コールが出て行った後、結局また転んじゃったのよ」
照れ臭いのか、敢えて明るい声で笑われる。だからこっちも、茶化す方向で突っ込む事にした。
「それだけじゃないよな? 魔道具にいちいち感激して、いつまでもボーッとしてるってお袋がぼやいてたぜ」
「だってすごいのよ! 大型冷蔵庫は肉も氷も保存できるし、洗濯機はハンドルを回すだけで洗濯物を洗えるし、金銭登録機なんて会計すれば勝手にお釣りが入った引き出しが飛び出すのよ。しかも『チーン』って音付きで!」
興奮した様子で魔道具の凄さを語り出すカトリシアだが、幼い頃から慣れ親しんでいたコールにはありがたみがよく分からない。父からは前世の知識を母に伝え、それをもとに職人に依頼して作ってもらっているので、市場にはまだ出回っていないと聞いているが。
「お前にはさぞ物珍しい玩具なんだろうな」
「もうっ、からかって。いくら私でも、生活に役立つ発明だって事は分かります!
これがあれば、民衆の暮らしも今よりぐっと良くなるはずだわ……そうよ、それに女将さん! 回復魔法が使えるんでしょう?」
暗闇の中でも、膨れっ面をしているのが声色から分かる。昼間見せた母の魔法を指摘され、特に隠す事でもないかと肯定しておいた。
「そりゃ、腐っても魔王の娘だからな。あの程度は朝飯前だ」
「何故……ここまで優れた知識や力を持ちながら、世のため人のために使わないの?」
「さあ……めんどくさいからじゃねえの?」
コールの答えに、カトリシアは絶句する。便利な発明があれば手が荒れるほど働かなくても済むし、強力な魔法使いなら医学の限界だって超えられる。病気で死ぬ事も……減らせるかもしれないのに。
「異世界の知識や魔王の一族って立場は、世界からすれば脅威なんだよ。どれだけこっちは平和に生きたいと願っても、力を持ってるってだけで悪だと判断される。
あと、便利なのも善し悪しだ。お袋も言ってただろ? 王子の技術力は、その気になれば軍事に転用できるって。まあ発明は日々進歩してるから、ほっといてもいずれはそうなるだろうけど……少なくとも世界が需要として求めないうちは、安易に見せない方がいいってさ」
親からの受け売りを披露しながら、コールはふと、何をもってすればロジエル王子を超えたと言えるのかと思った。カトリシアはこの家の魔道具を、生活に役立つ凄い発明だと褒めていたが、それだって両親の力だ。自分はその恩恵を受けているだけ。どうすればカトリシアの心を……幸せを……
「そうだったの……私ったら無神経な事を聞いたわね。考えてみたら、お父様に追い出された私がいくら民の事を思ったところで無意味だったわ。自分一人の事で精一杯だもの」
「気にするなよ……お前のそういう好奇心旺盛なところ……見方によっちゃ強みにも、なるんだから」
「本当……? こんな私でも、役に立てると思う?」
話しているうちに、半分夢の世界へ足を踏み入れていたコールは、回らない口の代わりに握った手を指で撫でてやる。カトリシアが、息を飲んだ気配がした。
(王子が言うような、ガラクタ女なんかじゃない。そばにいてくれれば、それだけで……)
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
数日するとカトリシアのミスも減っていき、手際が少しずつ良くなってきた。来店客もこの新人の日々の成長ぶりを微笑ましく見守ってくれている。
「そろそろ注文も受けてもらおうか。コール、『デンワ』の使い方を教えてやんな」
母に促され、コールはカトリシアをバックヤードに連れていく。水晶がはめ込まれ、巨大な釣鐘草が巻き付けられたような珍妙なデザインに、カトリシアは首を傾げていた。営業中、何度となくこの魔道具からけたたましい音が鳴り、母が釣鐘草を耳に当てながら壁に向かって話しかける光景は目にしている。改めて確認すると、魔道具の後ろからは何本もの細い根っこが出て、どこまでも伸びていっていた。
「音声伝達装置だよ。異世界では『デンキ』の力を利用した『デンワ』ってのがあって、親父もそう呼んでいるけど、これは『トドキ草』って植物の性質を活かした魔道具なんだ」
トドキ草は根っこ同士で繋がった花が拾う周辺の音声を、遠く離れていても届けられるのだとか。【煉獄】は宣伝用のチラシにトドキ草の種を数粒同封した袋を付けている。興味が湧いた相手が植えると驚異的なスピードで成長し、開花したタイミングで店の『デンワ』に繋がるよう、母は種を魔法で改良していた。
「自動で向こうの座標番号も告げられるから、注文と一緒にそれもメモっとけ」
「座標……?」
「注文客がいる位置の事だよ。通信が切れるとトドキ草はすぐ枯れるけど、その跡に一時的な魔法陣が現れる。行き来するには移動先の座標番号が必要になるから、【煉獄】の番号も控えておいてくれ」
そうしているうちに、『デンワ』からジリリリリン、とベルの音が鳴り響く。ビクッと身を竦ませたカトリシアを『デンワ』の前へ押しやり、コールは壁に貼ったマニュアルを指差した。
「ほら、やってみろ。失敗してもフォローしてやるから」
「う、うん……!」
釣鐘草型の受話器を取り、耳に押し当てるとカトリシアは光が点滅している水晶に触れた。
「お、お電話ありがとうございます。ラーメン屋【煉獄】です」
『お、本当に繋がった。なあ、注文すればこの『ラーメン』ってのが食えんの? ここ、ドラコニア帝国から海隔ててるんだけど』
「えっと……はい、注文後に魔法陣が現れますので、それを通じてお届けが可能となっております」
マニュアルとコールの顔を交互に見ながら、必死に受け答えするカトリシア。いざ注文を受けるとなると、途中で聞き間違えはあったものの、復唱する事ですぐに間違いに気付く事ができた。
「ご注文、ありがとうございました。三十分以内に配達いたしますので、しばらくお待ちください」
『通信ガ切レマシタ。座標番号ハ、「X1289Y564Z35」ニナリマス』
「メ、メモメモ……」
注文されたメニューと座標を書き記し、カトリシアは父に報告しに行く。おかもちを受け取ったコールは、彼女から聞いた座標番号を、物置に偽装した転移ルームにある魔法陣に書き込んだ。引き戸を閉めてもほの青く光る紋様は魔族の文字らしく、下手に弄れば二度と使えないと脅されているので、慎重に座標だけを変更する。
魔法陣の真ん中に立ったコールの姿が消えて三十分後、パーッと明るい光の中、再び彼はそこに現れた。
「お帰りなさい。無事届きました?」
「ああ。お前の声、たどたどしかったけど可愛いって褒めてたぞ」
初めての注文受付に緊張していたカトリシアは、可愛いと言われてはにかんでいる。コールの方は、すぐ食べ終わるからと引き留められて、無駄話を聞かせられた事にうんざりしていたが。
「丼鉢もその場で空になったから、持って帰ってきた」
「そう言えば、遠方のお客様に渡した丼はどうやって回収しているの?」
「向こうの魔法陣、まる一日残ってるから食べ終わった食器を置いてもらえれば返ってくるんだよ。割れたりパクられたりする時もあるけど、まあそっちの対応はお袋がしてるな」
ラーメンの丼鉢は独特なデザインでコレクションにもなりそうだったが、相手は魔王の娘……下手に出来心を出せば地獄を見そうだった。
怖い夢を恐れているわけでもないあたり、単に甘えているだけなのだろうか……目標を達成するまではという決意がぐらつきそうになるが、無下にもできず、仕方なく今日も手を重ねて横になる。
「さっき、泣いてたよな」
「うふふ、たくさん叱られてしまったわ。丼は割るしオーダーは間違えるし……コールが出て行った後、結局また転んじゃったのよ」
照れ臭いのか、敢えて明るい声で笑われる。だからこっちも、茶化す方向で突っ込む事にした。
「それだけじゃないよな? 魔道具にいちいち感激して、いつまでもボーッとしてるってお袋がぼやいてたぜ」
「だってすごいのよ! 大型冷蔵庫は肉も氷も保存できるし、洗濯機はハンドルを回すだけで洗濯物を洗えるし、金銭登録機なんて会計すれば勝手にお釣りが入った引き出しが飛び出すのよ。しかも『チーン』って音付きで!」
興奮した様子で魔道具の凄さを語り出すカトリシアだが、幼い頃から慣れ親しんでいたコールにはありがたみがよく分からない。父からは前世の知識を母に伝え、それをもとに職人に依頼して作ってもらっているので、市場にはまだ出回っていないと聞いているが。
「お前にはさぞ物珍しい玩具なんだろうな」
「もうっ、からかって。いくら私でも、生活に役立つ発明だって事は分かります!
これがあれば、民衆の暮らしも今よりぐっと良くなるはずだわ……そうよ、それに女将さん! 回復魔法が使えるんでしょう?」
暗闇の中でも、膨れっ面をしているのが声色から分かる。昼間見せた母の魔法を指摘され、特に隠す事でもないかと肯定しておいた。
「そりゃ、腐っても魔王の娘だからな。あの程度は朝飯前だ」
「何故……ここまで優れた知識や力を持ちながら、世のため人のために使わないの?」
「さあ……めんどくさいからじゃねえの?」
コールの答えに、カトリシアは絶句する。便利な発明があれば手が荒れるほど働かなくても済むし、強力な魔法使いなら医学の限界だって超えられる。病気で死ぬ事も……減らせるかもしれないのに。
「異世界の知識や魔王の一族って立場は、世界からすれば脅威なんだよ。どれだけこっちは平和に生きたいと願っても、力を持ってるってだけで悪だと判断される。
あと、便利なのも善し悪しだ。お袋も言ってただろ? 王子の技術力は、その気になれば軍事に転用できるって。まあ発明は日々進歩してるから、ほっといてもいずれはそうなるだろうけど……少なくとも世界が需要として求めないうちは、安易に見せない方がいいってさ」
親からの受け売りを披露しながら、コールはふと、何をもってすればロジエル王子を超えたと言えるのかと思った。カトリシアはこの家の魔道具を、生活に役立つ凄い発明だと褒めていたが、それだって両親の力だ。自分はその恩恵を受けているだけ。どうすればカトリシアの心を……幸せを……
「そうだったの……私ったら無神経な事を聞いたわね。考えてみたら、お父様に追い出された私がいくら民の事を思ったところで無意味だったわ。自分一人の事で精一杯だもの」
「気にするなよ……お前のそういう好奇心旺盛なところ……見方によっちゃ強みにも、なるんだから」
「本当……? こんな私でも、役に立てると思う?」
話しているうちに、半分夢の世界へ足を踏み入れていたコールは、回らない口の代わりに握った手を指で撫でてやる。カトリシアが、息を飲んだ気配がした。
(王子が言うような、ガラクタ女なんかじゃない。そばにいてくれれば、それだけで……)
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
数日するとカトリシアのミスも減っていき、手際が少しずつ良くなってきた。来店客もこの新人の日々の成長ぶりを微笑ましく見守ってくれている。
「そろそろ注文も受けてもらおうか。コール、『デンワ』の使い方を教えてやんな」
母に促され、コールはカトリシアをバックヤードに連れていく。水晶がはめ込まれ、巨大な釣鐘草が巻き付けられたような珍妙なデザインに、カトリシアは首を傾げていた。営業中、何度となくこの魔道具からけたたましい音が鳴り、母が釣鐘草を耳に当てながら壁に向かって話しかける光景は目にしている。改めて確認すると、魔道具の後ろからは何本もの細い根っこが出て、どこまでも伸びていっていた。
「音声伝達装置だよ。異世界では『デンキ』の力を利用した『デンワ』ってのがあって、親父もそう呼んでいるけど、これは『トドキ草』って植物の性質を活かした魔道具なんだ」
トドキ草は根っこ同士で繋がった花が拾う周辺の音声を、遠く離れていても届けられるのだとか。【煉獄】は宣伝用のチラシにトドキ草の種を数粒同封した袋を付けている。興味が湧いた相手が植えると驚異的なスピードで成長し、開花したタイミングで店の『デンワ』に繋がるよう、母は種を魔法で改良していた。
「自動で向こうの座標番号も告げられるから、注文と一緒にそれもメモっとけ」
「座標……?」
「注文客がいる位置の事だよ。通信が切れるとトドキ草はすぐ枯れるけど、その跡に一時的な魔法陣が現れる。行き来するには移動先の座標番号が必要になるから、【煉獄】の番号も控えておいてくれ」
そうしているうちに、『デンワ』からジリリリリン、とベルの音が鳴り響く。ビクッと身を竦ませたカトリシアを『デンワ』の前へ押しやり、コールは壁に貼ったマニュアルを指差した。
「ほら、やってみろ。失敗してもフォローしてやるから」
「う、うん……!」
釣鐘草型の受話器を取り、耳に押し当てるとカトリシアは光が点滅している水晶に触れた。
「お、お電話ありがとうございます。ラーメン屋【煉獄】です」
『お、本当に繋がった。なあ、注文すればこの『ラーメン』ってのが食えんの? ここ、ドラコニア帝国から海隔ててるんだけど』
「えっと……はい、注文後に魔法陣が現れますので、それを通じてお届けが可能となっております」
マニュアルとコールの顔を交互に見ながら、必死に受け答えするカトリシア。いざ注文を受けるとなると、途中で聞き間違えはあったものの、復唱する事ですぐに間違いに気付く事ができた。
「ご注文、ありがとうございました。三十分以内に配達いたしますので、しばらくお待ちください」
『通信ガ切レマシタ。座標番号ハ、「X1289Y564Z35」ニナリマス』
「メ、メモメモ……」
注文されたメニューと座標を書き記し、カトリシアは父に報告しに行く。おかもちを受け取ったコールは、彼女から聞いた座標番号を、物置に偽装した転移ルームにある魔法陣に書き込んだ。引き戸を閉めてもほの青く光る紋様は魔族の文字らしく、下手に弄れば二度と使えないと脅されているので、慎重に座標だけを変更する。
魔法陣の真ん中に立ったコールの姿が消えて三十分後、パーッと明るい光の中、再び彼はそこに現れた。
「お帰りなさい。無事届きました?」
「ああ。お前の声、たどたどしかったけど可愛いって褒めてたぞ」
初めての注文受付に緊張していたカトリシアは、可愛いと言われてはにかんでいる。コールの方は、すぐ食べ終わるからと引き留められて、無駄話を聞かせられた事にうんざりしていたが。
「丼鉢もその場で空になったから、持って帰ってきた」
「そう言えば、遠方のお客様に渡した丼はどうやって回収しているの?」
「向こうの魔法陣、まる一日残ってるから食べ終わった食器を置いてもらえれば返ってくるんだよ。割れたりパクられたりする時もあるけど、まあそっちの対応はお袋がしてるな」
ラーメンの丼鉢は独特なデザインでコレクションにもなりそうだったが、相手は魔王の娘……下手に出来心を出せば地獄を見そうだった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
わたくしがお父様に疎まれている?いいえ、目に入れても痛くない程溺愛されております。
織り子
ファンタジー
王国貴族院の卒業記念パーティーの場で、大公家の令嬢ルクレツィア・アーヴェントは王太子エドワードから突然の婚約破棄を告げられる。
父であるアーヴェント大公に疎まれている――
噂を知った王太子は、彼女を公衆の面前で侮辱する。
初恋の兄嫁を優先する私の旦那様へ。惨めな思いをあとどのくらい我慢したらいいですか。
梅雨の人
恋愛
ハーゲンシュタイン公爵の娘ローズは王命で第二王子サミュエルの婚約者となった。
王命でなければ誰もサミュエルの婚約者になろうとする高位貴族の令嬢が現れなかったからだ。
第一王子ウィリアムの婚約者となったブリアナに一目ぼれしてしまったサミュエルは、駄目だと分かっていても次第に互いの距離を近くしていったためだった。
常識のある周囲の冷ややかな視線にも気が付かない愚鈍なサミュエルと義姉ブリアナ。
ローズへの必要最低限の役目はかろうじて行っていたサミュエルだったが、常にその視線の先にはブリアナがいた。
みじめな婚約者時代を経てサミュエルと結婚し、さらに思いがけず王妃になってしまったローズはただひたすらその不遇の境遇を耐えた。
そんな中でもサミュエルが時折見せる優しさに、ローズは胸を高鳴らせてしまうのだった。
しかし、サミュエルとブリアナの愚かな言動がローズを深く傷つけ続け、遂にサミュエルは己の行動を深く後悔することになる―――。
教養が足りない、ですって
たくわん
恋愛
侯爵令嬢エリーゼは、公爵家の長男アレクシスとの婚約披露宴で突然婚約破棄される。理由は「教養が足りず、公爵夫人として恥ずかしい」。社交界の人々の嘲笑の中、エリーゼは静かに会場を去る。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる