うっかり女神さまからもらった『レベル9999』は使い切れないので、『譲渡』スキルで仲間を強化して最強パーティーを作ることにしました

akairo

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第1章 中立自由都市エラリア

まずはレベルをあげてみるようです

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おはようございます。

でも、悲しいかな全然眠れていません。

朝日がカーテンの隙間から差し込み、うっすらと明るくなった部屋の中。僕の胸元には、コツンと頭を預けて気持ち良さそうに眠るイスカの姿がある。

昨日、僕の人生で最大級の好意を寄せてくれたイスカに対し、僕は何も──できませんでした。

だって、僕が落ち着いて布団をめくったら、それはもう気持ちよさそうに眠っているんだもん。

まぁ、そうなれば僕も眠るしかなかったんだけどね。

でも、僕を抱きまくらとでも思っているのか、僕が夢に落ちようとするたびに、ナイスなタイミングで僕の腕にしがみついてきたり、足を絡めてきたりするのは、なんでしょう?

誘われているのかと勘繰りたくなる動きの端々に、自分の紳士力を試されているのかと欲望と理性の戦いが一晩中続いたものだ。

お陰さまで、ほぼ一睡もできていない。


おっ、イスカさんの足が僕の足から降りてきた。
これなら抜け出せそうだ。

現状、足を絡められてて動けなかった僕だ。
これ以上の密着は、身体に悪い。


僕はそーっと、イスカを起こさないように布団から這い出そうとする。


カーテンから差し込む光がちょうど、僕とイスカの間を駆け抜けていって──

光がイスカの紫色のシースルーを透過して、その隠された肢体がうっすらと浮かび上がる。

僕が起き上がろうと上体を起こそうとすると、当然布団は少しめくれるわけで、ほらね。何もやましいことはしていない。
朝目覚めたら起きるもんね。

もう少しで、イスカの胸元まで布団がめくれちゃうけど、ほら、見ないようにすればいいんだからね。

やましさ極まれりだけど、僕だって男だ。
一晩の葛藤に勝利したご褒美くらいあったっていいじゃないか。

自分で自分を納得させながら、僕はさらに身体を起こす。

ゴクリ

あと少し──

上体を起こすにつれ、イスカの胸元が露わになろうとした瞬間

「あれ、ユズキさん。おはようございます⋯⋯」

寝ぼけまなこで顔をこすり起きてしまったイスカの腕によって、イスカの大事な場所は見事に隠されてしまうのだった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「うわぁ、これが僕か」

僕は洗面所の鏡に映し出された自分の姿を確認しながら、自分の顔をペタペタと触ってみる。

前世の顔より遥かに整った青年の顔が、鏡に映し出されている。
髪はダークブラウンで瞳は黒い。誰もが振り向く美青年!とはいかないまでも、この顔を与えてくれた女神さまには感謝するしかない。

親からもらった前の顔に不満があるわけではないけど、どうせ死んだなら良い顔の方が正直嬉しい。
まぁ、目の下にクマができてるのは仕方がないけどね。

さてと、僕は寝室にいるイスカに入っていいか尋ねて部屋へと戻る。
そこには、まだ少し顔が赤いイスカがミドラに見繕ってもらった服に着替えて立っていた。

「おまたせ」

「はい⋯⋯」

お互いに昨日のことを思い出して顔が赤くなる。

「あ、あの!今日は何をしますか?」

今日やることは決まっている。

「今日はまずは、教会に行くことと冒険者ギルドへの登録だね。あと、イスカにお願い。僕に対してそんなにかしこまらないで。気を遣わずに接してくれた方が僕は嬉しいから」

昨日1日接してみて分かったことだが、きっとイスカは僕に遠慮している部分があるように思えた。
昨晩、寝る前に僕に可愛らしい声で、「ばか」と言った時の無邪気そうな顔。そっちが素なんだろうと僕は感じていた。

「えっ!ユズキさんが言うなら⋯⋯努力してみます」

少し恥ずかしそうにはにかむイスカに僕は微笑む。

「うん、それでいいよ。歳も近いし、何より僕は偉いわけでもないからね」

「確かに、年齢でいえば私の方がお姉さん?」

確かにエルフは長命と言われているけど、クォーターのイスカは何歳なのだろう?

「私は25歳です。エルフクォーターだから、人間の年齢でいうとまだまだ子供なんですけど」

歳を聞いて僕は吹き出す。なんだ、生前の僕と同い年なんじゃないか。
僕が笑ったことに不思議そうな顔をするイスカに説明をする。

「いや、実は。僕の享年は25歳なんだ。この身体は18歳の肉体年齢にしてもらったんだけど、いや、まさか同い年だったって知ったからさ」

理由が分かったのか、イスカも嬉しそうに笑う。
差し込む朝日に照らされて、イスカの顔は輝いて見えた。



「よし、出かける前に試したいことがあるんだ」

僕は出発前に、昨日からピコピコとちゃちゃを入れてくるセラ様AIの声を無視することはできなくなっていた。
自分の能力をしっかりと理解していないと困るからだ。
また、もう一つ気になることがあった。

「イスカは自分のステータスとかって見れるのかな?」

僕の問いにイスカは首を横に振る。

「それは『鑑定』のスキルを持った人がいないと無理だと思います。大半の人はギルドの水晶球で鑑定してもらっていますね。冒険者達は、冒険から帰ってくると水晶球で自分のレベルを判定してもらっているみたいですよ」

なるほど、誰もが手軽に自分のレベルを分かるわけではないのか。
ただ、僕は自分のステータスを知る上で、ステータスを表示させることができる。

そして、もう一つ。朝になってスキルが1つ増えていることに僕は気づいていた。

『情報共有』

スキルを調べてみたところ、一定以上の交友がある他者のレベルやスキルといった情報を共有できるらしい。しかしながら、これは相手の同意を得なければ発動しないスキルのようだった。

僕は、これを使ってイスカのレベルやスキルを調べることができないかを考えていた。
そのことをイスカに説明すると、驚くと共に少し考えるように腕を組んだ。

「なるほど、私みたいにユズキさんを信頼していて元々レベルも低い人なら大丈夫ですけど、他の人にとっては恐ろしい能力だと思います。レベルや持っているスキルを全て知られるってことは、弱点も全て知られてしまうってことですし」

イスカの言葉に僕は関心する。
確かに、レベルやスキルといった情報を知るということは、ある意味個人にとって隠しておきたい個人情報までが丸裸にされるのと同義なのだ。
スキルに制限がかかっていた理由は、安全機構のようなものがつけられていたのだろう。

「私は大丈夫です。ユズキさんになら何を見られても構いませんから」

エヘンと胸を張るイスカだが、そりゃあ昨日はほとんどの所を見てしまったから──

「ユズキさん!昨日のこと思い出してたでしょ!」

ヤバイ!鼻の下が伸びていたのかもしれない。

慌てる僕にイスカはクスリと笑う。

「冗談です。でも、まだ恥ずかしいから見せるのは⋯⋯また今度で、ね」

耳を赤く染めながら、顔をそむけながらポツリとイスカは呟く。
その言葉を聞いて、僕の心臓は朝からいきなり回転数を跳ね上げられる。

「あ!でもさっきの『情報共有』は全然構わないですから!」

慌てて言うイスカの仕草は可愛らしい。しかし歳は同じでもそこはエルフ。見た目は16歳くらいなのだから恐ろしい。

純血のエルフは何歳まで時が止まったように見えるのか?

「分かったよ。じゃあ始めてみよう」

やり方は分からないが、イスカに向かって手を伸ばす。

そして──

「『情報共有』」

スキルを唱えると、僕とイスカの前に薄青いステータス画面が現れた。
その様子にイスカは興奮したように耳をピコピコと上下させた。

「凄い!きっと『鑑定』のスキルを持っている人にはこのように見えているんですね!」

はしゃぐイスカと一緒に僕はステータス画面を確認することとした。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

イスカ

種族:エルフクォーター
性別:女
年齢:25
レベル:3
職業:村人

スキル:『生活魔法』、『薬草学』、『危険察知』

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「私はレベル3ですかぁ。分かっていたけど普通です」

イスカは自分のレベルを確認すると、特に驚くこともなく納得したように頷いた。

「レベルの基準が分からないんだけど、これくらいが適正なのかな?」

昨日のロウはレベル19と言った。そしてフーシェは25。単純な計算であれば、フーシェはイスカの8倍は強いということになる。

「そうですね。人族の普通の成人男性でレベル5。女性でレベル3くらいです。それが、普通に生活をする上で困らないくらいですから。冒険者は、倒したモンスターから魔素やマナを体内に取り込むことでレベルが上がりやすくなるんです」

なるほど、ゲームで言う経験値のような物がモンスターを倒せば入って強くなれるということなんだね。

「そういうことなら、昨日のフーシェは単純にいけばイスカの8倍以上強いってことになるのかな?」

見た目が小さなフーシェが、イスカより高レベルであることを聞くことは失礼に当たるかと思ったが、イスカはニッコリと微笑む。

「あの女の子は多分魔族の血が入ってるから、きっとかなりの年月を生きているんじゃないかと思います。高レベルなのも納得です。でも、レベルはその人の総合的な能力を表す指標ですから、相性や戦い方によって優劣は絶対ではないらしいですけど。まぁ──レベル25なら私が100人以上いても敵わないくらいなのは確かですね」

イスカさん、悟ったように淡々と話してくれてますが。

え、何それ怖い。



てことは、あのロウという彼も一般人からすれば恐ろしい程の力を持っていたということか。だから、あのような傲慢な態度を出すようになってしまう原因になるって⋯⋯

やっぱり、力ってあると怖いよね。

うん?待てよでも、それって──

「ユズキさんって、やっぱり凄いですよ!」

「だって、そんなフーシェさんがユズキさんのことを認めているんですよ!ベイルベアーも一人で倒されてましたし、きっと凄いレベルなんですよね!」

キラキラと光る眩しい視線。

やめて、だってほら、僕のレベル分からないんだから。

「いや、イスカには見せるけど。これをどう見る?」

そう言って、僕は自分のステータスをイスカに見せる。
二人してステータス画面を覗き込むと、距離が近くてドキドキしてしまう。

「レベル──読めませんね。でも、ベイルベアーを一人で倒すことができるってことは、高レベルなのは間違いないと思います。でも、この職業『譲渡士』って何ですか?初めて見る職業ですけど」

そう、だからこそその謎を解くために、まずは教会で女神さまであるセラ様と話をしたかったのだ。
ただ、その前に自分のスキルを検証する必要があった。

「そうなんだ。僕は教会で女神さま──セラ様の声が聞けるらしいんだ。だから、このレベルと職業のことを聞いてもらおうと思って。ただ、その前に、このスキル『レベル譲渡』というものを検証してみたいんだ」

僕が『レベル譲渡』のスキルについて説明すると、イスカは眼を丸くした。

「え!それってユズキさんのレベルを他人に分け与えることになるってことですよね!そんなことをしたら、ユズキさんが弱くなってしまうじゃないですか」

慌てるイスカに僕は落ち着くよう促す。

「そこも含めて検証になるかなって。それにこのスキル、仲が良くないとレベルを譲渡できないらしいんだ」

仲が良い。
その言葉を聞いて、たちまちイスカの耳は真っ赤に染まる。

「あー、確かに。で、でも!私は昨日寝る前にユズキさんに好意を伝えてしまいましたが⋯⋯それって私からの一方的なんてこと、ないですよね?」

上目遣いで、翡翠色の瞳をコロコロと心配そうに動かしながら見上げてくるなんて。
しかも見た目は幼いエルフクォーターの少女、破壊力は計り知れない。

「勿論だよ!一目見た時からイスカのことが──その、好きになっていたんだ⋯⋯」

「──ッ!」

余りの恥ずかしさに、イスカは耳を抑える。

そこは、顔じゃなくて耳なんだね。

そして、これって人生初めての告白はもしかしてOK──


ドガンッ!


「朝ごはん⋯⋯できた」


イスカが口を開こうとした瞬間、僕達の部屋の扉は聞いたことのある声の主に吹き飛ばされた。

「──フーシェ!」

そこには、ドアの取ってごとドア扉を破壊して握りしめているフーシェの姿があった。

「ん、またやってしまった。朝は眠くて力の加減が難しい⋯⋯」

そこで、フーシェはかなり距離の近い僕とイスカを交互に見た後、尋常じゃない力で片手で握りしめているドアを見ると、なるほどといった顔でとんでもないことを言うのだった。

「ん。やることやりたかったと思うのにごめん。大丈夫、扉を壊すのと直すのは得意。始めてても本番になる前に扉は閉めれるよう──」

「違う違うから!!」

僕とイスカは慌ててフーシェに叫ぶ。

この子と関わるとペースが全て持っていかれる気がする。
必死の形相の僕達を見ると、フーシェは分かったような分かっていないような顔で頷くと、ペコリと頭を下げた。

「分かった。なら朝ごはん来て。扉は良いときに直しとく」

てとてとと、足音を立ててフーシェは去っていく。

そして


ドガンッ!


隣の部屋から、また扉を破壊する音を聞いて僕達は震え上がるのだ。

「え、えっと⋯⋯」

最早、客室と通路は繋がってしまいプライバシーというものは存在しない。

トホホな気分で僕が俯くと、イスカはちょんちょんと僕の袖を引っ張り、そっとその小さな唇を僕の耳元近くに寄せると

「こちらこそ、よろしくお願いします」

それって、やっぱりOKってことですか!

僕の表情を悟ったのか、イスカは恥ずかしそうにコクンと頷いた。

ありがとう、女神さま本当にありがとう。
クシャミで死んだ人生、最高の出会いをくれて!
この感謝を直接、女神さまにお伝えに行かなくては!

「ありがとう、イスカ!よし、今から『レベル譲渡』を試して見て、朝ごはんを食べたら教会に向かってみよう。自分の職業のことだけじゃなく、セラ様にイスカに出会わせてくれたことに感謝を伝えたいんだ」

「はい、私も。声は聞こえずともお礼を伝えたいです」

赤く染まるイスカの顔を直視するのは、なかなかに照れくさい。

「じゃあ、やってみるよ」

「はい」

軽く頭を下げるイスカに僕は右手を差し出す。
魔力の流れはいつも通り右手へと集約させる。

体力を譲渡した時とは異なる、自らを形作るパズルのピースがコトリと外れるような感覚が起こり、そのピースが右手に握られている感覚。

気がつけば、1つの白く発行する拳大のピースが僕の右手の前に浮かんでいる。

「『レベル譲渡レベルアサイメント』」

僕が告げると、ピースは行き場を見つけたかのように、イスカの頭上で輝く。
その神秘的な光景にイスカは思わず指を伸ばす。

ちょんとイスカが触れると、ピースはくすぐったそうに形を揺らすと、すっとイスカの胸から身体の中へと消えていった。

「わ、なんだか暖かいです」

どうやらうまくいったようだ。

「身体は大丈夫?」

僕の問いかけにイスカは頷く。
さて、レベルを表示してみよう。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

イスカ

種族:エルフクォーター
性別:女
年齢:25
レベル:4
職業:村人

スキル:『生活魔法』、『薬草学』、『危険察知』、『初級魔法』

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「凄い!レベルだけでなく『初級魔法』も覚えてます!」

喜んでいるのか、ピョコピョコと動くイスカの耳を見るのは楽しい。
レベルが上がると、新しいスキルを覚えるというのは、ますますゲームのようだ。
ただ、僕のレベルが現在どれくらいなのかを知る術もないため、まずはレベルを知っておくことが大事だ。

「ユズキさん、朝ごはんに行きましょう」

イスカはそっと僕の手を取る。
その小さな手に握られる喜びを噛み締めながら、僕は歩きだした。

    
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