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【第一部】一章 したいこともできないこんな世の中じゃ
五、本当に強敵だった
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【モクトスタ――対人用戦闘特化型アーマー兵器――】
この世界に存在する『モカト』という素材を元にして作られる戦闘用アーマーの総称。装着することで物理法則を超えた能力を発揮する。
種類によっては大砲並みの威力を持つものも存在し、近代以降の主要戦闘スタイルとなっている。
イエロークラスになると専用モクトスタを所持しているのが普通。専用モクトスタには個性があり、どんなに強いマスターでも個性が合わないと使用できない。
世界には三つしか確認されていないグロリアスと呼ばれる装備が存在し、未だ誰も起動できていない。
モカトの主な産出国は我がニュドニア国である。
「はい、ありがとうございます。フィッツパトリックさん」
歴史の授業中。教師にモクトスタの説明を請われたので淡々と、まるで教科書を読み上げるかのように行った。
エドマンドの飛びぬけた優秀さに、たまにこうして教師のようなことをさせられることがある。無駄に目立つのはどうかと思うけど、断るだけ時間の無駄だと感じているので余程のことが無い限り応じている。
「さすがエドマンド様、丁寧で分かりやすい内容でした。感動いたしました」
「滔々と答えられる姿に見惚れてしまいました」
「本当に。凛とした横顔と高貴な口元から発せられる高くも低くもない芸術品のような声。素晴らしかったです」
授業が終わった途端に、未来の部下候補――仮に友人A/B/Cとしよう――が少し陶然とした様子で話しかけてきた。
この三人は家格的にも能力的にも申し分なく、野心をうまく隠して立ち回るだけの賢さも持っている。
のだけど、どうやら下心だけではなく、本当に僕に憧れてくれている部分があるようで、こうしてたまに本心からの賛辞が送られる。
褒められて悪い気はしないけど、僕にとっては大したことじゃない。
無視するべきか考える。前までの僕はなんと答えていたかな。――たしか。
「そうか」
程度でいいはず。
間違ってなんかいない。別に表情を動かしたわけでもない。
なのに、周囲の空気が大きく動いたような気がする。三人だけでなく教室中から妙な間とざわめきが起こったのだ。
昨日くらいからは何かを期待するような視線を感じることもある。前からこんな調子だっただけで気付かなかっただけならいいけど、こればかりは分からない。記憶にもない。
生前を思い出して五日で実感した。今回の役の難しさはこういうところにある。
エドモンド・フィッツパトリックの性格は分かる。
そもそも自分のことだし、漫画から得た客観的な知識もある。仮に難しい場面でも、彼ならこう喋る、こう動くという予測が付くし、確かにそう動いている。
この性格なので誰に対しても同じ対応を取れば基本的にうまくいくし、そうしてるつもりなのに、周りは何故か驚いたような反応をする。
一体何が悪いのか見当がつかない。
わりと詰んできている状況だ。
「エ、エドマンド様、今日もすぐに帰宅されますか?」
「ああ」
「承知しました。教えていただきありがとうございます」
「構わない」
慌てたような、嬉しそうな声で尋ねられて顔を向けることもせずに答える。
今日も放課後はトレーニングをする。本当ならモクトスタの方が大切なことなのに演技に気を取られてしまうのは、モクトスタの実力にかなり手ごたえを感じているからだ。
祖父との会話から七日が経ったけど、僕はすでにノービスどころかアンコモンのレベルを超えた。ブライトル殿下じゃないけど、マスターへの道も開けてきている。
今日は盛大にコネを使ってマスタークラスの兵士を呼んでいるので、一刻も早く帰りたかった、のだけど。
「ようこそ、フィッツパトリック家へ、殿下」
「ありがとう、急に悪かったね。失礼するよ」
僕は殿下と二人で屋敷に帰宅していた。こいつ、わざとか? と言いたくなった。
事の経緯は簡単なことだ。
殿下が今日も今日とて軽いノリで接待させようとしてくるものだから断るに断れず、でもこちらとしても期日が迫っているので時間を無駄にできない。
苦肉の策として事情を全て話しただけだ。その結果、トレーニング内容を見せてくれと頼まれた。
「それにしても、閣下も大胆なことをするね。万が一君が大けがをしていたらどうするつもりだったのだろうか」
屋敷の案内を兼ねて応接室へ向かっていると、今にも「大変だったね」とばかりに聞いてきた。
僕は不意に眉をひそめたくなった。当然表情に出すようなことはしないけど、何か今、強烈な違和感があった気がしたからだ。
「そのときはそこまでだった、というだけのことです」
祖父の性格を考えれば、そう考えているはずだ。特に感慨もなく答える。
「ふぅん?」
「何か?」
「いや? じゃあ、君がモクトスタを装備する姿を最初に見るのは僕ということだね」
それがどうした。
「……そうかもしれません」
「それは嬉しいことだね」
「何よりです」
「そうだ!」
「殿下?」
殿下が明るい顔で僕を覗き込んでくる。完璧に整った笑顔が近くにあって、どうしても瞬きが増えてしまった。
「明日と明後日、僕がトレーニングに付き合おう」
「殿下が、ですか?」
「ああ! 今日からでも構わない。君の動きを知ってみたい」
「ですが」
「嫌かい?」
ずるい聞き方をしてくる。これじゃ、返事が一択だ。
「殿下のお時間をいただくわけにはいきません」
だから、あえて答えず遠回しに断った。
これは恐らく間違いだ。「いえ、承知しました」が正しい。
でも、分かっていて僕は我を通した。
心音が激しくなっていくのが分かる。嫌な予感がする。
僕はこの男に飼いならされてはいけない、頭のどこかがそう叫んでいた。
この世界に存在する『モカト』という素材を元にして作られる戦闘用アーマーの総称。装着することで物理法則を超えた能力を発揮する。
種類によっては大砲並みの威力を持つものも存在し、近代以降の主要戦闘スタイルとなっている。
イエロークラスになると専用モクトスタを所持しているのが普通。専用モクトスタには個性があり、どんなに強いマスターでも個性が合わないと使用できない。
世界には三つしか確認されていないグロリアスと呼ばれる装備が存在し、未だ誰も起動できていない。
モカトの主な産出国は我がニュドニア国である。
「はい、ありがとうございます。フィッツパトリックさん」
歴史の授業中。教師にモクトスタの説明を請われたので淡々と、まるで教科書を読み上げるかのように行った。
エドマンドの飛びぬけた優秀さに、たまにこうして教師のようなことをさせられることがある。無駄に目立つのはどうかと思うけど、断るだけ時間の無駄だと感じているので余程のことが無い限り応じている。
「さすがエドマンド様、丁寧で分かりやすい内容でした。感動いたしました」
「滔々と答えられる姿に見惚れてしまいました」
「本当に。凛とした横顔と高貴な口元から発せられる高くも低くもない芸術品のような声。素晴らしかったです」
授業が終わった途端に、未来の部下候補――仮に友人A/B/Cとしよう――が少し陶然とした様子で話しかけてきた。
この三人は家格的にも能力的にも申し分なく、野心をうまく隠して立ち回るだけの賢さも持っている。
のだけど、どうやら下心だけではなく、本当に僕に憧れてくれている部分があるようで、こうしてたまに本心からの賛辞が送られる。
褒められて悪い気はしないけど、僕にとっては大したことじゃない。
無視するべきか考える。前までの僕はなんと答えていたかな。――たしか。
「そうか」
程度でいいはず。
間違ってなんかいない。別に表情を動かしたわけでもない。
なのに、周囲の空気が大きく動いたような気がする。三人だけでなく教室中から妙な間とざわめきが起こったのだ。
昨日くらいからは何かを期待するような視線を感じることもある。前からこんな調子だっただけで気付かなかっただけならいいけど、こればかりは分からない。記憶にもない。
生前を思い出して五日で実感した。今回の役の難しさはこういうところにある。
エドモンド・フィッツパトリックの性格は分かる。
そもそも自分のことだし、漫画から得た客観的な知識もある。仮に難しい場面でも、彼ならこう喋る、こう動くという予測が付くし、確かにそう動いている。
この性格なので誰に対しても同じ対応を取れば基本的にうまくいくし、そうしてるつもりなのに、周りは何故か驚いたような反応をする。
一体何が悪いのか見当がつかない。
わりと詰んできている状況だ。
「エ、エドマンド様、今日もすぐに帰宅されますか?」
「ああ」
「承知しました。教えていただきありがとうございます」
「構わない」
慌てたような、嬉しそうな声で尋ねられて顔を向けることもせずに答える。
今日も放課後はトレーニングをする。本当ならモクトスタの方が大切なことなのに演技に気を取られてしまうのは、モクトスタの実力にかなり手ごたえを感じているからだ。
祖父との会話から七日が経ったけど、僕はすでにノービスどころかアンコモンのレベルを超えた。ブライトル殿下じゃないけど、マスターへの道も開けてきている。
今日は盛大にコネを使ってマスタークラスの兵士を呼んでいるので、一刻も早く帰りたかった、のだけど。
「ようこそ、フィッツパトリック家へ、殿下」
「ありがとう、急に悪かったね。失礼するよ」
僕は殿下と二人で屋敷に帰宅していた。こいつ、わざとか? と言いたくなった。
事の経緯は簡単なことだ。
殿下が今日も今日とて軽いノリで接待させようとしてくるものだから断るに断れず、でもこちらとしても期日が迫っているので時間を無駄にできない。
苦肉の策として事情を全て話しただけだ。その結果、トレーニング内容を見せてくれと頼まれた。
「それにしても、閣下も大胆なことをするね。万が一君が大けがをしていたらどうするつもりだったのだろうか」
屋敷の案内を兼ねて応接室へ向かっていると、今にも「大変だったね」とばかりに聞いてきた。
僕は不意に眉をひそめたくなった。当然表情に出すようなことはしないけど、何か今、強烈な違和感があった気がしたからだ。
「そのときはそこまでだった、というだけのことです」
祖父の性格を考えれば、そう考えているはずだ。特に感慨もなく答える。
「ふぅん?」
「何か?」
「いや? じゃあ、君がモクトスタを装備する姿を最初に見るのは僕ということだね」
それがどうした。
「……そうかもしれません」
「それは嬉しいことだね」
「何よりです」
「そうだ!」
「殿下?」
殿下が明るい顔で僕を覗き込んでくる。完璧に整った笑顔が近くにあって、どうしても瞬きが増えてしまった。
「明日と明後日、僕がトレーニングに付き合おう」
「殿下が、ですか?」
「ああ! 今日からでも構わない。君の動きを知ってみたい」
「ですが」
「嫌かい?」
ずるい聞き方をしてくる。これじゃ、返事が一択だ。
「殿下のお時間をいただくわけにはいきません」
だから、あえて答えず遠回しに断った。
これは恐らく間違いだ。「いえ、承知しました」が正しい。
でも、分かっていて僕は我を通した。
心音が激しくなっていくのが分かる。嫌な予感がする。
僕はこの男に飼いならされてはいけない、頭のどこかがそう叫んでいた。
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