【☆完結☆】転生箱庭師は引き籠り人生を送りたい

寿明結未

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22 箱庭師は二階に女性客が喜ぶネイルサロンと売り場を作った!

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それから昼になり、カイルとライトさんは忙しくお店で働いている間に、わたくしはリビングだった二階の部屋の改装の為に、女性が好む家具をスキルを使って作ってきましたわ。
清潔感溢れる白をメインに、そして精神が落ち着く青や淡いグリーンをメインに色を使い、必要な家具を作っていく。
そうね、机は縁に模様を入れて華やかにしましょう。
道具を置く机にも同じように。
魔道具となるライトは三つ後で仕入れましょう。
扇で乾かせるように、素敵な扇も作りましょう。
ネイルチップ置き場はガラスケースに入れて、選べるように陳列しなくては。

机は三つ、美しい模様が華やかな物を用意し、椅子は長時間座っても御尻が痛くならない素敵な椅子を用意しましたわ。
壁に置く棚は最低限。そこにはマニキュアを剥がす除光液やマニキュアを美しく飾る用の棚を置いて、特に中身は入れないけれど、宝石をふんだんに使った宝石箱の小箱もいくつも置いておきましょう。
気に入ったら買ってくれる人もいるかもしれないわ。
あとは、道具の一つであるパフを大量に作り、それを整えて綺麗な箱に詰めて……。
三人が練習できるようにネイルチップも大量に作りましょう、そうしましょう!

嗚呼それに、マニキュアは沢山の色を用意しましょう。各種3個ずつ作れば奪い合いが無くなるわ。
今から作れば多種多様の色合いの物が作れるはず。
随時新作のマニキュアの色も出していけば、話題も増やせますわね。

そうだわ、部屋に飾る絵は彼女たちの作品を置きましょう。
幾つかは道具店サルビアの名前で買い、後の作品は、売れれば彼女たちの臨時収入になりますもの。
だったら額縁はこんなものが良いわね。
棚に飾る絵も欲しいわ。
ラフ画でも額縁に入れるだけでオシャレなのよね。

それに、一階で女性用のアイテムを売るより、二階に纏めた方が良いわよね!
女性用アイテムは今後も増えますもの!
棚を用意してガンガン売りますわよ!!

鼻歌を歌いながらドンドン制作していき、次は休憩室の家具を作る事にしましたわ。
座り心地の良いソファーに可愛い白と青を基調とした机、ちょっとした軽食が食べれるくらいの食器と紅茶用のティーセット。
見た目を整える為の鏡も用意し、最低限ではあるものの、一息入れるには充分な家具を作り終えると、今度はリビングの気になる点を洗い出す。

リビングには台所もある為、そこの目隠しに美しい布を用意。
仕事が終わればライトさんが食事を作る時に邪魔にならない様に、カーテンレール式にしましょう。
一つは薄手の綺麗なカーテンを用意し、その上にさらに薄い軽やかなレース模様の布地でリボンをつければ完成ね。
大量に薬草畑で取れた布地素材が火を噴きましてよ!

最後は香りね。
リラックスした状態でマニキュアはつけるべきだし、ちょっとしたお喋りの際にもいい香りがしていたら気持ちが良いわ。
薬草園とは別に花を植えてるところにカモミールがあったわね。
香りはカモミールで決まりね!
心も爪もリフレッシュよ!


――こうして、ライトさんとカイトに声を掛けられるまで集中して作ってしまい、気が付けば外は真っ暗でしたわ。
作ったアイテムは片っ端からアイテムボックスに入れていた為、わたくしたちは店に入りカイトさんに家具の設置をお願いして、出来上がる様子を見てましたの。


「凄い勢いで作ったんですね……」
「でも可愛らしいでしょう?」
「はい、女性が喜びそうな感じがします。二階に女性専用ではないにしろ、女性用の売り場を作ったのも良いと思います。でもカーテンにする事は無かったんですよ?」
「そうかしら?」
「ええ、最近はリディア姉さんの料理を楽しんでいますから料理する暇がないくらいです」
「まぁ! 嬉しい!」


カイルが必死に頑張っているのを見つめながらライトさんと楽しくお喋りをしつつ見守り、最後の休憩室も綺麗に出来た所で、三人でハイタッチしましたわ!


「素晴らしいわ! 素晴らしい出来でしてよわたくし!」
「自画自賛、だが本当にこれは良いな。男性客でもこれそうな感じがする」
「白をメインに青と淡いグリーンなら男性も気兼ねなく来れますね」
「香りがカモミールなところもいいな」
「アロマランプでしょうか?」
「ああ、それはオイルランプですわ。エッセンシャルオイルと呼ばれる自然由来の植物オイルを作ってそれをアルコールランプのように燃やしてますの。いい香りがしますでしょう?」
「えっせんしゃるおいる」
「おいるらんぷ」
「ロストテクノロジーで作りましたけれど、一応アルコールランプの親戚みたいなものですとでも言っておけば、問題はないと思いますわ。わたくしも寝る際にはこのランプが欠かせませんもの!カモミールもいい香りですわ!」
「お店にも香りが届きそうですね」
「やんわりとなら届くかもな」


二人は考える事をやめたかのような、何かを諦めた瞳で話に乗ってくれましたわ。
なんて優しいんでしょう!


「後は絵が欲しいから、三人に明日以降、絵を持って来て貰おうと思ってますの」
「絵を飾るんですか! オシャレになりますね!」
「無論、体も爪もリラックスできるネイルサロンを目指してますもの! 明日三人に指導するのが楽しみですわ! あ、明日は一日お店に居ても宜しいのよね?」
「まぁ、研修が終わるまでは仕方ないだろうな」
「二階から聞こえるお店の声も気になりますものね。チェックしなくては!! そう言えば、今日のお店の様子はどうでしたの?」
「ああ、今から話すよ」
「結構大変でした」
「あらまぁ、一体何があったのかしら」


こうして、箱庭に戻り食事をしながら今日の出来事を聞くことになったんですけれど――。
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