168 / 274
168 池鏡に住んでいる、箱庭の神様。
しおりを挟む
朝は久しぶりに二人して寝坊しましたわ……流石に連日の疲れが溜まっていたようですわね。
先に目覚めたカイルの音で気が付きましたけれど、既に昼近くまで眠っていた様で、重い体を何とか持ち上げベッドから降りると、歯磨きや着替えを済ませて休憩所へと向かいましたの。
今日は休みの日。
お年寄りたちも温泉で楽しんでいるのか鼻歌や歌が聞こえてきますわ。
「箱庭も随分とデカくなったな」
「ええ、休みの日に子供達と箱庭の神様の住む場所を作る約束をしていましたわね。紅茶を一杯貰ってから子供たちの許へ向かいましょう」
「そうだな、それからでも薬局を見に行くのは遅くはない」
そう言って二人で休憩所に行くと、既に子供達がおやつの時間でしたわ。
あらあら、わたくし達、お昼ご飯過ぎまで眠っていたのね。
「こんにちは皆さん」
「「「「こんにちは!」」」」
「カイル兄とリディア姉は今まで寝てたのかよ」
「ええ、連日の疲れが出たみたいで」
「来週も忙しいからな、今日は紅茶を飲んだら皆で箱庭の神様の家を作りに行こうな」
そう言うと、孤児のリーダーであるロックがおにぎりを食べながら頷いてますわ。
すると、わたくし達の為に料理担当の方々がおにぎりを作ってくださいましたの。
簡単なノリで巻いた塩のおにぎりは、苦みが少しある緑茶に会いますわね。
今度麦茶が無いか、アカサギ商店に聞いてみましょう。
食べ盛り、育ち盛りの子供達は、女の子はそこまでではないにしろ、男の子はおにぎり大皿三つをぺろりと食べるのだと料理担当の方が教えてくれましたわ。
お昼の最初のオヤツでこれなら、午後はどうなるのかと問いかけると、やはり同じように、おにぎりが人気なのだとか。
「簡単な塩のおにぎりでも沢山食べてくれますからね」
「何とも作り甲斐のある子供達ですよ」
「そうですわね、沢山食べて沢山寝て、来週終わりくらいからスキルチェックや勉強も始めないとですわね」
「俺達は、カイル兄とリディア姉の為に頑張るって皆で話し合ってるんだ」
「箱庭に来るまで、温かい飯なんて食ったことなかったもんな」
「赤ん坊たちも、リディア姉が開発したって言うミルクのお陰で肉付きも良くなったし」
「夜も夜泣きが前は酷かったけど、ミルクを上げるとすんなり寝てくれるようになったもの」
「見守られてるってのは分かるんだけどさ。夜中と明け方に爺さん婆さん達がきて、跳ねのけた掛布団を掛け直していってくれてるのは、ありがてえよ」
「まぁ、そうでしたのね」
「ムズ痒いんだよな……。嬉しいんだけどさ」
「今までアタシたちは愛されてこなかったから、爺さんや婆さんたちの愛情はくすぐったいんだよ。でも嫌じゃないんだよ? なんか、嬉しいけど恥ずかしいってやつ」
「箱庭の神様にお願いしたら、爺さん婆さんの寿命のびねぇかな」
そんな事を話す孤児だった子供達は、おにぎりを食べながらもお年寄りたちの事を気にかけてくれている様子。
ご飯係りの方も、孤児たちがこんなにも素直な子だったとは最初は思っていなかったようですけれど、今ではとても素敵な子供達だと理解してくれていますわ。
それに、孤児院に持っていくお野菜の収穫も手伝ってくれていますし、ザザンダさんがとても褒めていらっしゃいました。
緑茶とおにぎりでお腹を満たしたわたくし達は、その後手を洗ってから皆さんで池鏡のある広場へと向かいましたの。
箱庭の神様が住むのなら、此処ではないかと子供達からの案でしたわ。
そこで、池の隣に小さな祠を作る事にしましたの。
木材はヒノキで、カイルが作ってくれましたわ。
子供の一人は、持ってきていたおにぎりをお供えし、子供の一人は、コップに入ったお水を備えて皆さんで手を合わせましたわ。
本当に居るのかどうかも分からない神様。
箱庭に神様がいるにしても、いないにしても、こうやって感謝の心を育むと言うのはとても大切な事。
けれど、もし神様が居るとしたら――わたくしがこの世界に転生してきて、転生先の実家での苦しい事にめげずにいられたのも、神様のお陰かもしれませんわ。
この箱庭は癒しの箱庭。
それは、きっと幼いわたくしが一番求めていたものだったのかもしれない。
箱庭師と言うだけで、家族からはつまはじきにされ。
メイド達からも良くしてもらえず。
居場所が無くても、箱庭にはわたくしだけの居場所があった。
いつも池鏡から外の様子を見て過ごし、結局、「マルシャン公爵は娘を大事にしていない親だ」と周囲に言われ始めてから、お金だけは好きに使えるようになった。
使えるものは使おうと、畑を、薬草を、花を、木を沢山揃えて箱庭でせっせと育て、ご飯を貰えないなら野菜を育てようと野菜を育てはじめ、あらゆるスキルを磨き始め……あの時から今に至るまで、長いようで短い時間でしたけれど、密度の高い日々をおくれたと思いますわ。
それに、親に愛されなくとも、前世ではシッカリと両親に愛された記憶が残っていましたもの。
突然告げられた病気で死ぬまで、わたくしは最後の最後まで頑張りぬいたけれど、助かることが無かった。
前世の両親より先に死んだことだけが、唯一の心残り。
だからこそ、癒されたかったのかも知れないし、許されたかったのかもしれませんわね。
そうやって暫く祈っていると、池から光が湧きだしていることに気がつきましたの。
「まぁ、皆さん池を見てくださいませ!!」
「なんだ!?」
「「「「「わぁ!」」」」」
沢山の光が沸いては祠に入り、キラキラと輝く光は御供え物のおにぎりをパクリ、パクリと消していき、水も綺麗に飲み干すと、嬉しそうに光が子供達の周りを舞い、池の中へと消えてきましたわ。
思わず呆然とするわたくしとカイル。
まさか本当に神様がいるなんて、思いもしませんでしたわ。
子供達は歓喜していて、池と祠に手を合わせていますわ。
「俺達を受け入れてくれてありがとうございます!」
「アタシたちを幸せにしてくれてありがとうございます!」
「オレたちは箱庭の為に、カイル兄とリディア姉に尽くします!!」
「かみさま、ありがとお!」
沢山の子供達のありがとうの言葉が響き渡ると、小さな光が池から出てきて、子供達の上を飛んでからわたくしの許へ飛んでくると、優しく頬を撫でるように光りは動いてから池に戻りましたわ。
神様は……池に住んでいらっしゃったのね。
「カイル」
「ああ、これは一大事だな」
「ええ、まさか本当に神様がいるとは思いませんでしたわ」
「でも、滅多に会う事は無いかも知れない。子供達の素直な心に出て来てくれたんだろう」
喜び合う子供達を見てカイルはそう言うと、この事は子供達からお年寄りに、女性に、箱庭全体に伝わり、朝は毎日池でお祈りをする方々が絶えなくなるのは、もうしばらく後の事――。
先に目覚めたカイルの音で気が付きましたけれど、既に昼近くまで眠っていた様で、重い体を何とか持ち上げベッドから降りると、歯磨きや着替えを済ませて休憩所へと向かいましたの。
今日は休みの日。
お年寄りたちも温泉で楽しんでいるのか鼻歌や歌が聞こえてきますわ。
「箱庭も随分とデカくなったな」
「ええ、休みの日に子供達と箱庭の神様の住む場所を作る約束をしていましたわね。紅茶を一杯貰ってから子供たちの許へ向かいましょう」
「そうだな、それからでも薬局を見に行くのは遅くはない」
そう言って二人で休憩所に行くと、既に子供達がおやつの時間でしたわ。
あらあら、わたくし達、お昼ご飯過ぎまで眠っていたのね。
「こんにちは皆さん」
「「「「こんにちは!」」」」
「カイル兄とリディア姉は今まで寝てたのかよ」
「ええ、連日の疲れが出たみたいで」
「来週も忙しいからな、今日は紅茶を飲んだら皆で箱庭の神様の家を作りに行こうな」
そう言うと、孤児のリーダーであるロックがおにぎりを食べながら頷いてますわ。
すると、わたくし達の為に料理担当の方々がおにぎりを作ってくださいましたの。
簡単なノリで巻いた塩のおにぎりは、苦みが少しある緑茶に会いますわね。
今度麦茶が無いか、アカサギ商店に聞いてみましょう。
食べ盛り、育ち盛りの子供達は、女の子はそこまでではないにしろ、男の子はおにぎり大皿三つをぺろりと食べるのだと料理担当の方が教えてくれましたわ。
お昼の最初のオヤツでこれなら、午後はどうなるのかと問いかけると、やはり同じように、おにぎりが人気なのだとか。
「簡単な塩のおにぎりでも沢山食べてくれますからね」
「何とも作り甲斐のある子供達ですよ」
「そうですわね、沢山食べて沢山寝て、来週終わりくらいからスキルチェックや勉強も始めないとですわね」
「俺達は、カイル兄とリディア姉の為に頑張るって皆で話し合ってるんだ」
「箱庭に来るまで、温かい飯なんて食ったことなかったもんな」
「赤ん坊たちも、リディア姉が開発したって言うミルクのお陰で肉付きも良くなったし」
「夜も夜泣きが前は酷かったけど、ミルクを上げるとすんなり寝てくれるようになったもの」
「見守られてるってのは分かるんだけどさ。夜中と明け方に爺さん婆さん達がきて、跳ねのけた掛布団を掛け直していってくれてるのは、ありがてえよ」
「まぁ、そうでしたのね」
「ムズ痒いんだよな……。嬉しいんだけどさ」
「今までアタシたちは愛されてこなかったから、爺さんや婆さんたちの愛情はくすぐったいんだよ。でも嫌じゃないんだよ? なんか、嬉しいけど恥ずかしいってやつ」
「箱庭の神様にお願いしたら、爺さん婆さんの寿命のびねぇかな」
そんな事を話す孤児だった子供達は、おにぎりを食べながらもお年寄りたちの事を気にかけてくれている様子。
ご飯係りの方も、孤児たちがこんなにも素直な子だったとは最初は思っていなかったようですけれど、今ではとても素敵な子供達だと理解してくれていますわ。
それに、孤児院に持っていくお野菜の収穫も手伝ってくれていますし、ザザンダさんがとても褒めていらっしゃいました。
緑茶とおにぎりでお腹を満たしたわたくし達は、その後手を洗ってから皆さんで池鏡のある広場へと向かいましたの。
箱庭の神様が住むのなら、此処ではないかと子供達からの案でしたわ。
そこで、池の隣に小さな祠を作る事にしましたの。
木材はヒノキで、カイルが作ってくれましたわ。
子供の一人は、持ってきていたおにぎりをお供えし、子供の一人は、コップに入ったお水を備えて皆さんで手を合わせましたわ。
本当に居るのかどうかも分からない神様。
箱庭に神様がいるにしても、いないにしても、こうやって感謝の心を育むと言うのはとても大切な事。
けれど、もし神様が居るとしたら――わたくしがこの世界に転生してきて、転生先の実家での苦しい事にめげずにいられたのも、神様のお陰かもしれませんわ。
この箱庭は癒しの箱庭。
それは、きっと幼いわたくしが一番求めていたものだったのかもしれない。
箱庭師と言うだけで、家族からはつまはじきにされ。
メイド達からも良くしてもらえず。
居場所が無くても、箱庭にはわたくしだけの居場所があった。
いつも池鏡から外の様子を見て過ごし、結局、「マルシャン公爵は娘を大事にしていない親だ」と周囲に言われ始めてから、お金だけは好きに使えるようになった。
使えるものは使おうと、畑を、薬草を、花を、木を沢山揃えて箱庭でせっせと育て、ご飯を貰えないなら野菜を育てようと野菜を育てはじめ、あらゆるスキルを磨き始め……あの時から今に至るまで、長いようで短い時間でしたけれど、密度の高い日々をおくれたと思いますわ。
それに、親に愛されなくとも、前世ではシッカリと両親に愛された記憶が残っていましたもの。
突然告げられた病気で死ぬまで、わたくしは最後の最後まで頑張りぬいたけれど、助かることが無かった。
前世の両親より先に死んだことだけが、唯一の心残り。
だからこそ、癒されたかったのかも知れないし、許されたかったのかもしれませんわね。
そうやって暫く祈っていると、池から光が湧きだしていることに気がつきましたの。
「まぁ、皆さん池を見てくださいませ!!」
「なんだ!?」
「「「「「わぁ!」」」」」
沢山の光が沸いては祠に入り、キラキラと輝く光は御供え物のおにぎりをパクリ、パクリと消していき、水も綺麗に飲み干すと、嬉しそうに光が子供達の周りを舞い、池の中へと消えてきましたわ。
思わず呆然とするわたくしとカイル。
まさか本当に神様がいるなんて、思いもしませんでしたわ。
子供達は歓喜していて、池と祠に手を合わせていますわ。
「俺達を受け入れてくれてありがとうございます!」
「アタシたちを幸せにしてくれてありがとうございます!」
「オレたちは箱庭の為に、カイル兄とリディア姉に尽くします!!」
「かみさま、ありがとお!」
沢山の子供達のありがとうの言葉が響き渡ると、小さな光が池から出てきて、子供達の上を飛んでからわたくしの許へ飛んでくると、優しく頬を撫でるように光りは動いてから池に戻りましたわ。
神様は……池に住んでいらっしゃったのね。
「カイル」
「ああ、これは一大事だな」
「ええ、まさか本当に神様がいるとは思いませんでしたわ」
「でも、滅多に会う事は無いかも知れない。子供達の素直な心に出て来てくれたんだろう」
喜び合う子供達を見てカイルはそう言うと、この事は子供達からお年寄りに、女性に、箱庭全体に伝わり、朝は毎日池でお祈りをする方々が絶えなくなるのは、もうしばらく後の事――。
149
あなたにおすすめの小説
劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
《完結》当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!
犬丸大福
ファンタジー
ユーディリア・エアトルは母親からの折檻を受け、そのまま意識を失った。
そして夢をみた。
日本で暮らし、平々凡々な日々の中、友人が命を捧げるんじゃないかと思うほどハマっている漫画の推しの顔。
その顔を見て目が覚めた。
なんと自分はこのまま行けば破滅まっしぐらな友人の最推し、当て馬悪役令息であるエミリオ・エアトルの双子の妹ユーディリア・エアトルである事に気がついたのだった。
数ある作品の中から、読んでいただきありがとうございます。
幼少期、最初はツラい状況が続きます。
作者都合のゆるふわご都合設定です。
日曜日以外、1日1話更新目指してます。
エール、お気に入り登録、いいね、コメント、しおり、とても励みになります。
お楽しみ頂けたら幸いです。
***************
2024年6月25日 お気に入り登録100人達成 ありがとうございます!
100人になるまで見捨てずに居て下さった99人の皆様にも感謝を!!
2024年9月9日 お気に入り登録200人達成 感謝感謝でございます!
200人になるまで見捨てずに居て下さった皆様にもこれからも見守っていただける物語を!!
2025年1月6日 お気に入り登録300人達成 感涙に咽び泣いております!
ここまで見捨てずに読んで下さった皆様、頑張って書ききる所存でございます!これからもどうぞよろしくお願いいたします!
2025年3月17日 お気に入り登録400人達成 驚愕し若干焦っております!
こんなにも多くの方に呼んでいただけるとか、本当に感謝感謝でございます。こんなにも長くなった物語でも、ここまで見捨てずに居てくださる皆様、ありがとうございます!!
2025年6月10日 お気に入り登録500人達成 ひょえぇぇ?!
なんですと?!完結してからも登録してくださる方が?!ありがとうございます、ありがとうございます!!
こんなに多くの方にお読み頂けて幸せでございます。
どうしよう、欲が出て来た?
…ショートショートとか書いてみようかな?
2025年7月8日 お気に入り登録600人達成?! うそぉん?!
欲が…欲が…ック!……うん。減った…皆様ごめんなさい、欲は出しちゃいけないらしい…
2025年9月21日 お気に入り登録700人達成?!
どうしよう、どうしよう、何をどう感謝してお返ししたら良いのだろう…
『希望の実』拾い食いから始まる逆転ダンジョン生活!
IXA
ファンタジー
30年ほど前、地球に突如として現れたダンジョン。
無限に湧く資源、そしてレベルアップの圧倒的な恩恵に目をつけた人類は、日々ダンジョンの研究へ傾倒していた。
一方特にそれは関係なく、生きる金に困った私、結城フォリアはバイトをするため、最低限の体力を手に入れようとダンジョンへ乗り込んだ。
甘い考えで潜ったダンジョン、しかし笑顔で寄ってきた者達による裏切り、体のいい使い捨てが私を待っていた。
しかし深い絶望の果てに、私は最強のユニークスキルである《スキル累乗》を獲得する--
これは金も境遇も、何もかもが最底辺だった少女が泥臭く苦しみながらダンジョンを探索し、知恵とスキルを駆使し、地べたを這いずり回って頂点へと登り、世界の真実を紐解く話
複数箇所での保存のため、カクヨム様とハーメルン様でも投稿しています
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
異世界に転生した社畜は調合師としてのんびりと生きていく。~ただの生産職だと思っていたら、結構ヤバい職でした~
夢宮
ファンタジー
台風が接近していて避難勧告が出されているにも関わらず出勤させられていた社畜──渡部与一《わたべよいち》。
雨で視界が悪いなか、信号無視をした車との接触事故で命を落としてしまう。
女神に即断即決で異世界転生を決められ、パパっと送り出されてしまうのだが、幸いなことに女神の気遣いによって職業とスキルを手に入れる──生産職の『調合師』という職業とそのスキルを。
異世界に転生してからふたりの少女に助けられ、港町へと向かい、物語は動き始める。
調合師としての立場を知り、それを利用しようとする者に悩まされながらも生きていく。
そんな与一ののんびりしたくてものんびりできない異世界生活が今、始まる。
※2話から登場人物の描写に入りますので、のんびりと読んでいただけたらなと思います。
※サブタイトル追加しました。
独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活
髙龍
ファンタジー
MMORPGで念願のアイテムを入手した次の瞬間大量の水に押し流され無念の中生涯を終えてしまう。
しかし神は彼を見捨てていなかった。
そんなにゲームが好きならと手にしたステータスとアイテムを持ったままゲームに似た世界に転生させてやろうと。
これは俺TUEEEしながら異世界に新しい風を巻き起こす一人の男の物語。
俺だけLVアップするスキルガチャで、まったりダンジョン探索者生活も余裕です ~ガチャ引き楽しくてやめられねぇ~
シンギョウ ガク
ファンタジー
仕事中、寝落ちした明日見碧(あすみ あおい)は、目覚めたら暗い洞窟にいた。
目の前には蛍光ピンクのガチャマシーン(足つき)。
『初心者優遇10連ガチャ開催中』とか『SSRレアスキル確定』の誘惑に負け、金色のコインを投入してしまう。
カプセルを開けると『鑑定』、『ファイア』、『剣術向上』といったスキルが得られ、次々にステータスが向上していく。
ガチャスキルの力に魅了された俺は魔物を倒して『金色コイン』を手に入れて、ガチャ引きまくってたらいつのまにか強くなっていた。
ボスを討伐し、初めてのダンジョンの外に出た俺は、相棒のガチャと途中で助けた異世界人アスターシアとともに、異世界人ヴェルデ・アヴニールとして、生き延びるための自由気ままな異世界の旅がここからはじまった。
石しか生成出来ないと追放されましたが、それでOKです!
寿明結未
ファンタジー
夏祭り中に異世界召喚に巻き込まれた、ただの一般人の桜木ユリ。
皆がそれぞれ素晴らしいスキルを持っている中、桜木の持つスキルは【石を出す程度の力】しかなく、余りにも貧相なそれは皆に笑われて城から金だけ受け取り追い出される。
この国ではもう直ぐ戦争が始まるらしい……。
召喚された3人は戦うスキルを持っていて、桜木だけが【石を出す程度の能力】……。
確かに貧相だけれど――と思っていたが、意外と強いスキルだったようで!?
「こうなったらこの国を抜け出して平和な国で就職よ!」
気合いを入れ直した桜木は、商業ギルド相手に提案し、国を出て違う場所で新生活を送る事になるのだが、辿り着いた国にて、とある家族と出会う事となる――。
★暫く書き溜めが結構あるので、一日三回更新していきます! 応援よろしくお願いします!
★カクヨム・小説家になろう・アルファポリスで連載中です。
中国でコピーされていたので自衛です。
「天安門事件」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる