26 / 43
第26話 ドラゴンの悩み
しおりを挟む
「ジガス ディ プーギョス(巨神の拳)!」
差し渡し二メートルもある巨大な拳がうなりをあげて魔法陣から飛び出すと、ドラゴンの顔面にクリーンヒットした。
全長十メートルのドラゴンが巣から吹っ飛ばされる。
「グォォォォッォォォォォオオ!!」
ズダァァァァァァアン!
滞空時間、キッカリ三秒。
ドラゴンが頂上広場に落下し、土煙がもうもうと立つ。
「凄い……!」
ディオンの声が聞こえる。どうやら無事だったらしい。
振り返ると、売店だった瓦礫の傍で口をあんぐり開けて突っ立っているのが見える。
ディオンに隠れてろ、と右手でジェスチャーすると、わたしはまたすぐドラゴンの方に向き直った。
慌てて起き上がったドラゴンが驚愕の目でわたしを見るも、すぐに気を取り直したか、こんどは灼熱のブレスを吐いてきた。
一千度の火炎放射が舐めるように地面を灼きつつわたしを追ってくる。
魔法で身体強化をしているわたしは、短杖で魔法陣を描きつつ百メートル三秒の走りでブレスを避けると、再びドラゴンの懐に飛び込んだ。
「ジガス ディ プーギョス ベンティラヴィス(巨神の拳 アッパーカット)!」
ドラゴンの目の前に大きな魔法陣が現れると、そこから今度は真上に向かって巨大な拳が飛び出した。
巨神のアッパーがドラゴンの顎にクリティカルヒットする。
「ガァァァァァァァアアァァアアアア!!!!」
ズダダダダァァァァァァァン!!
ドラゴンがまたも土煙を立てて、頂上広場に横倒しになる。
脳震盪《のうしんとう》でも起こしたか、一瞬ボーっとするも、すぐに長い首を振りつつ起き上がった。
とそこで、突きつけられた短杖に気づいたドラゴンの動きが止まった。
同時にわたしの動きも止まる。
いつの間に割り込んだのか、ディオンがドラゴンをかばう形で両手を広げて立っている。
「そこまでです、エリンさん」
「……あぁ、はいはい。説得ね? どうぞ、お好きなように」
わたしはため息をつきつつ短杖を懐にしまうと、ディオンにその場を譲った。
ディオンはわたしに一礼すると、ドラゴンの方に振り返って恐る恐る問いかけた。
「フレイチェ、俺が分かるか? 保安官のディオンだ。教えてくれ。君は何をそんなに怒っているんだ? 良ければ話を聞かせてくれないか?」
『ニンゲンめ! ワタシの子をさらっておいてぬけぬけと!』
わたしとディオンの目が合う。
ディオンが慌てて首を横に振る。
「いやいやいや、ちょっと待ってくれ! ロヴィー坊やがさらわれた? そりゃいったい何の話だ?」
「子供がさらわれたの? あなたはそれを見ていたの?」
『見てはいない。ちょっと用事があって出かけていたのだが、帰って来たら子供がいなかったのだ。お前たちがさらったに決まってる!!』
「証拠もないのに決めつけるのはどうかと思うわよ?」
そこで、ディオンが顎に手を当て、何か記憶を探り始めた。
「待てよ? そういえばアマンダ婆さんが妙なこと言ってたような……」
『やっぱりか! 我が子を返せ、ニンゲン!!』
ドラゴンの怒りの咆哮で空気がビリビリと震える。
ディオンが慌ててわたしの後ろに隠れる。
「違う違う、そうじゃない! ちびドラのロヴィー坊やは登山客のアイドルなんだよ? せっかくの観光資源を失うような真似、するわけないじゃないか。そうじゃなくって……」
「じゃあ何? あなた何を知っているの?」
わたしとドラゴンのフレイチェがディオンの顔を覗き込む。
「フレイチェはここの売店のアマンダ婆さんのことを知っているだろう? 酒好きのアマンダ婆さんはよく街の飲み屋に出没するんだが、何日か前に『登山客からオヤツを貰っていたロヴィー坊やが、不意にどこかに飛んでいった』って言ってたんだ。酔っ払いの戯言と皆笑い飛ばしたんだけど、まさか本当だったとは……」
『そんな馬鹿な! あの子は臆病なんだ。一人でどこか行ったりなどできない!』
「かもしれないけど、一つの手がかりなわけじゃない? 見境なく当たり散らして解決するわけでもないしさ。ダメ元で信じて探してみようよ。わたしも手伝うから」
ドラゴンが考え込む。
『だが、どこをどう探せばよいのやら……』
「とりあえずこんな夜では探しようがないわ。夜が明けるのを待って探しにいきましょう。大丈夫。絶対見つかるから!」
『わ、分かった』
と、大見えを切ったものの、実を言うとわたしは広域探査魔法など持っていない。
そんな時こそ、アルの出番でしょ?
わたしは足元にいる白猫のアルに視線を送ると、ウィンクをした。
意を悟ったアルが、やれやれという表情で肩をすくめる。
ピィィィィィィィッ!!
わたしの口笛に反応し、山中に隠れていた銀色の巨大ヒヨコ――ミーティアが勢いよく走ってくる。
「お待たせ、ミーティア。とりあえず朝になったらわたしはこのドラゴンと出かけてくるわ。その間あなたはこのオジサン――ディオンさんとここで待っていてくれる?」
キュイキュイ!
「え? 俺、お留守番なの?」
「わたしたちが留守の間にロヴィー君が帰ってくるかもしれないでしょ? そしたら行き違っちゃうじゃない」
「って言っても連絡の取りようがないですよ?」
わたしはミーティアの背を撫でながらディオンに向かってチッチと右手の人差し指を振ってみせた。
「そこに抜かりはないわ。ミーティアに話しかけてくれれば、わたしにあなたの声が聞こえるようになっているから。ただ、こちらはこちらで動いているから、あまり頻繁には話しかけないでね」
「はぁ……。魔法ってのは便利なものなんですねぇ……」
エッヘンと胸を張ったわたしは、ミーティアの背から荷物をいくつか降ろした。
野営の準備をするのだ。
「じゃあ、晩ご飯の用意をしましょう。適当に作るけどいい?」
「あ、いただけるなら何でも」
「わたしも。なにか手伝います」
「え!?」
火起こしを始めたわたしが背中側から不意に聞こえた女性の声に振り返ると、そこには、いつの間に現れたのか、三十歳くらいの女性が立っていた。
刺繡や縁取りがなされた生成りのドレスを着て、髪はゆるやかにウェーブした栗色。
目鼻立ちはクッキリしていて美人ではあるが、ちょっと我が強そうな感じがする。
そして、ディオンとどっこいどっこいの高身長。
ここにわたしたち以外の誰かが来たなら、わたしのセンサーに引っかかるはずだ。
それをすり抜けたというのなら、驚くほど高レベルの魔法の使い手か、あるいは最初っからここにいたのか、そのどちらかということになる。
わたしは警戒を緩めず聞いた。
「……誰?」
「あぁ、フレイチェですよ」
ディオンが平然と言う。
「えぇぇぇぇぇぇぇええ!!!!」
目を丸くするわたしに向かってフレイチェはニッコリ微笑んだ。
差し渡し二メートルもある巨大な拳がうなりをあげて魔法陣から飛び出すと、ドラゴンの顔面にクリーンヒットした。
全長十メートルのドラゴンが巣から吹っ飛ばされる。
「グォォォォッォォォォォオオ!!」
ズダァァァァァァアン!
滞空時間、キッカリ三秒。
ドラゴンが頂上広場に落下し、土煙がもうもうと立つ。
「凄い……!」
ディオンの声が聞こえる。どうやら無事だったらしい。
振り返ると、売店だった瓦礫の傍で口をあんぐり開けて突っ立っているのが見える。
ディオンに隠れてろ、と右手でジェスチャーすると、わたしはまたすぐドラゴンの方に向き直った。
慌てて起き上がったドラゴンが驚愕の目でわたしを見るも、すぐに気を取り直したか、こんどは灼熱のブレスを吐いてきた。
一千度の火炎放射が舐めるように地面を灼きつつわたしを追ってくる。
魔法で身体強化をしているわたしは、短杖で魔法陣を描きつつ百メートル三秒の走りでブレスを避けると、再びドラゴンの懐に飛び込んだ。
「ジガス ディ プーギョス ベンティラヴィス(巨神の拳 アッパーカット)!」
ドラゴンの目の前に大きな魔法陣が現れると、そこから今度は真上に向かって巨大な拳が飛び出した。
巨神のアッパーがドラゴンの顎にクリティカルヒットする。
「ガァァァァァァァアアァァアアアア!!!!」
ズダダダダァァァァァァァン!!
ドラゴンがまたも土煙を立てて、頂上広場に横倒しになる。
脳震盪《のうしんとう》でも起こしたか、一瞬ボーっとするも、すぐに長い首を振りつつ起き上がった。
とそこで、突きつけられた短杖に気づいたドラゴンの動きが止まった。
同時にわたしの動きも止まる。
いつの間に割り込んだのか、ディオンがドラゴンをかばう形で両手を広げて立っている。
「そこまでです、エリンさん」
「……あぁ、はいはい。説得ね? どうぞ、お好きなように」
わたしはため息をつきつつ短杖を懐にしまうと、ディオンにその場を譲った。
ディオンはわたしに一礼すると、ドラゴンの方に振り返って恐る恐る問いかけた。
「フレイチェ、俺が分かるか? 保安官のディオンだ。教えてくれ。君は何をそんなに怒っているんだ? 良ければ話を聞かせてくれないか?」
『ニンゲンめ! ワタシの子をさらっておいてぬけぬけと!』
わたしとディオンの目が合う。
ディオンが慌てて首を横に振る。
「いやいやいや、ちょっと待ってくれ! ロヴィー坊やがさらわれた? そりゃいったい何の話だ?」
「子供がさらわれたの? あなたはそれを見ていたの?」
『見てはいない。ちょっと用事があって出かけていたのだが、帰って来たら子供がいなかったのだ。お前たちがさらったに決まってる!!』
「証拠もないのに決めつけるのはどうかと思うわよ?」
そこで、ディオンが顎に手を当て、何か記憶を探り始めた。
「待てよ? そういえばアマンダ婆さんが妙なこと言ってたような……」
『やっぱりか! 我が子を返せ、ニンゲン!!』
ドラゴンの怒りの咆哮で空気がビリビリと震える。
ディオンが慌ててわたしの後ろに隠れる。
「違う違う、そうじゃない! ちびドラのロヴィー坊やは登山客のアイドルなんだよ? せっかくの観光資源を失うような真似、するわけないじゃないか。そうじゃなくって……」
「じゃあ何? あなた何を知っているの?」
わたしとドラゴンのフレイチェがディオンの顔を覗き込む。
「フレイチェはここの売店のアマンダ婆さんのことを知っているだろう? 酒好きのアマンダ婆さんはよく街の飲み屋に出没するんだが、何日か前に『登山客からオヤツを貰っていたロヴィー坊やが、不意にどこかに飛んでいった』って言ってたんだ。酔っ払いの戯言と皆笑い飛ばしたんだけど、まさか本当だったとは……」
『そんな馬鹿な! あの子は臆病なんだ。一人でどこか行ったりなどできない!』
「かもしれないけど、一つの手がかりなわけじゃない? 見境なく当たり散らして解決するわけでもないしさ。ダメ元で信じて探してみようよ。わたしも手伝うから」
ドラゴンが考え込む。
『だが、どこをどう探せばよいのやら……』
「とりあえずこんな夜では探しようがないわ。夜が明けるのを待って探しにいきましょう。大丈夫。絶対見つかるから!」
『わ、分かった』
と、大見えを切ったものの、実を言うとわたしは広域探査魔法など持っていない。
そんな時こそ、アルの出番でしょ?
わたしは足元にいる白猫のアルに視線を送ると、ウィンクをした。
意を悟ったアルが、やれやれという表情で肩をすくめる。
ピィィィィィィィッ!!
わたしの口笛に反応し、山中に隠れていた銀色の巨大ヒヨコ――ミーティアが勢いよく走ってくる。
「お待たせ、ミーティア。とりあえず朝になったらわたしはこのドラゴンと出かけてくるわ。その間あなたはこのオジサン――ディオンさんとここで待っていてくれる?」
キュイキュイ!
「え? 俺、お留守番なの?」
「わたしたちが留守の間にロヴィー君が帰ってくるかもしれないでしょ? そしたら行き違っちゃうじゃない」
「って言っても連絡の取りようがないですよ?」
わたしはミーティアの背を撫でながらディオンに向かってチッチと右手の人差し指を振ってみせた。
「そこに抜かりはないわ。ミーティアに話しかけてくれれば、わたしにあなたの声が聞こえるようになっているから。ただ、こちらはこちらで動いているから、あまり頻繁には話しかけないでね」
「はぁ……。魔法ってのは便利なものなんですねぇ……」
エッヘンと胸を張ったわたしは、ミーティアの背から荷物をいくつか降ろした。
野営の準備をするのだ。
「じゃあ、晩ご飯の用意をしましょう。適当に作るけどいい?」
「あ、いただけるなら何でも」
「わたしも。なにか手伝います」
「え!?」
火起こしを始めたわたしが背中側から不意に聞こえた女性の声に振り返ると、そこには、いつの間に現れたのか、三十歳くらいの女性が立っていた。
刺繡や縁取りがなされた生成りのドレスを着て、髪はゆるやかにウェーブした栗色。
目鼻立ちはクッキリしていて美人ではあるが、ちょっと我が強そうな感じがする。
そして、ディオンとどっこいどっこいの高身長。
ここにわたしたち以外の誰かが来たなら、わたしのセンサーに引っかかるはずだ。
それをすり抜けたというのなら、驚くほど高レベルの魔法の使い手か、あるいは最初っからここにいたのか、そのどちらかということになる。
わたしは警戒を緩めず聞いた。
「……誰?」
「あぁ、フレイチェですよ」
ディオンが平然と言う。
「えぇぇぇぇぇぇぇええ!!!!」
目を丸くするわたしに向かってフレイチェはニッコリ微笑んだ。
2
あなたにおすすめの小説
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
アイムキャット❕~異世界キャット驚く漫遊記~
ma-no
ファンタジー
神様のミスで森に住む猫に転生させられた元人間。猫として第二の人生を歩むがこの世界は何かがおかしい。引っ掛かりはあるものの、猫家族と楽しく過ごしていた主人公は、ミスに気付いた神様に詫びの品を受け取る。
その品とは、全世界で使われた魔法が載っている魔法書。元人間の性からか、魔法書で変身魔法を探した主人公は、立って歩く猫へと変身する。
世界でただ一匹の歩く猫は、人間の住む街に行けば騒動勃発。
そして何故かハンターになって、王様に即位!?
この物語りは、歩く猫となった主人公がやらかしながら異世界を自由気ままに生きるドタバタコメディである。
注:イラストはイメージであって、登場猫物と異なります。
R指定は念の為です。
登場人物紹介は「11、15、19章」の手前にあります。
「小説家になろう」「カクヨム」にて、同時掲載しております。
一番最後にも登場人物紹介がありますので、途中でキャラを忘れている方はそちらをお読みください。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
完結 シシルナ島物語 少年薬師ノルド/ 荷運び人ノルド 蠱惑の魔剣
織部
ファンタジー
ノルドは、古き風の島、正式名称シシルナ・アエリア・エルダで育った。母セラと二人きりで暮らし。
背は低く猫背で、隻眼で、両手は動くものの、左腕は上がらず、左足もほとんど動かない、生まれつき障害を抱えていた。
母セラもまた、頭に毒薬を浴びたような痣がある。彼女はスカーフで頭を覆い、人目を避けてひっそりと暮らしていた。
セラ親子がシシルナ島に渡ってきたのは、ノルドがわずか2歳の時だった。
彼の中で最も古い記憶。船のデッキで、母セラに抱かれながら、この新たな島がゆっくりと近づいてくるのを見つめた瞬間だ。
セラの腕の中で、ぽつりと一言、彼がつぶやく。
「セラ、ウミ」
「ええ、そうよ。海」
ノルドの成長譚と冒険譚の物語が開幕します!
カクヨム様 小説家になろう様でも掲載しております。
異世界ランドへようこそ
来栖とむ
ファンタジー
都内から車で1時間半。奥多摩の山中に突如現れた、話題の新名所――「奥多摩異世界ランド」。
中世ヨーロッパ風の街並みと、ダンジョンや魔王城を完全再現した異世界体験型レジャーパークだ。
26歳・無職の佐伯雄一は、ここで“冒険者A”のバイトを始める。
勇者を導くNPC役として、剣を振るい、魔物に襲われ、時にはイベントを盛り上げる毎日。
同僚には、美人なギルド受付のサーミャ、エルフの弓使いフラーラ、ポンコツ騎士メリーナなど、魅力的な“登場人物”が勢ぞろい。
――しかしある日、「魔王が逃げた」という衝撃の知らせが入る。
「体格が似てるから」という理由で、雄一は急遽、魔王役の代役を任されることに。
だが、演技を終えた後、案内された扉の先にあったのは……本物の異世界だった!
経営者は魔族、同僚はガチの魔物。
魔王城で始まる、まさかの「異世界勤務」生活!
やがて魔王の後継問題に巻き込まれ、スタンピードも発生(?)の裏で、フラーラとの恋が動き出す――。
笑えて、トキメいて、ちょっと泣ける。
現代×異世界×職場コメディ、開園!
処刑された王女、時間を巻き戻して復讐を誓う
yukataka
ファンタジー
断頭台で首を刎ねられた王女セリーヌは、女神の加護により処刑の一年前へと時間を巻き戻された。信じていた者たちに裏切られ、民衆に石を投げられた記憶を胸に、彼女は証拠を集め、法を武器に、陰謀の網を逆手に取る。復讐か、赦しか——その選択が、リオネール王国の未来を決める。
これは、王弟の陰謀で処刑された王女が、一年前へと時間を巻き戻され、証拠と同盟と知略で玉座と尊厳を奪還する復讐と再生の物語です。彼女は二度と誰も失わないために、正義を手続きとして示し、赦すか裁くかの決断を自らの手で下します。舞台は剣と魔法の王国リオネール。法と証拠、裁判と契約が逆転の核となり、感情と理性の葛藤を経て、王女は新たな国の夜明けへと歩を進めます。
【運命鑑定】で拾った訳あり美少女たち、SSS級に覚醒させたら俺への好感度がカンスト!? ~追放軍師、最強パーティ(全員嫁候補)と甘々ライフ~
月城 友麻
ファンタジー
『お前みたいな無能、最初から要らなかった』
恋人に裏切られ、仲間に陥れられ、家族に見捨てられた。
戦闘力ゼロの鑑定士レオンは、ある日全てを失った――――。
だが、絶望の底で覚醒したのは――未来が視える神スキル【運命鑑定】
導かれるまま向かった路地裏で出会ったのは、世界に見捨てられた四人の少女たち。
「……あんたも、どうせ私を利用するんでしょ」
「誰も本当の私なんて見てくれない」
「私の力は……人を傷つけるだけ」
「ボクは、誰かの『商品』なんかじゃない」
傷だらけで、誰にも才能を認められず、絶望していた彼女たち。
しかしレオンの【運命鑑定】は見抜いていた。
――彼女たちの潜在能力は、全員SSS級。
「君たちを、大陸最強にプロデュースする」
「「「「……はぁ!?」」」」
落ちこぼれ軍師と、訳あり美少女たちの逆転劇が始まる。
俺を捨てた奴らが土下座してきても――もう遅い。
◆爽快ざまぁ×美少女育成×成り上がりファンタジー、ここに開幕!
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる