27 / 44
ダンスの合同授業
しおりを挟む
「じゃあ僕達は踊ってくるから」
「あぁ」
そう。今日は全学年合同のダンスの授業の日。午前中を丸々使っての授業で、途中退出も可。去年は私達が学園見学に来たからお兄様達は欠席していて…緩いなぁと思っていたのに途中参加はできない謎ルール。
思っていたよりも多くの生徒が参加していて驚いたけど、職業体験ならぬ社交界体験って感じで気持ちは分からなくもないわね。
「ふふ。行ってらっしゃい。エレナ、楽しみって顔に書いてあるわよ」
「あ…ありがとうございますっ」
「? え、えぇ」
今日初の笑顔いただきましたっ! オプションの戸惑い顔も安定の素晴らしさですっ!
「行くよ」
「はいっ」
お兄様とニーナ様は踊るつもりがないらしく…というかダンスよりも話に花を咲かせている人の方が多いような?
「今のも手カメラ案件?」
「もちろんです。でも我慢しましたよ?」
「本当ブレないね。さぁ、曲が始まるよ」
流れた曲はこの国で一番メジャーな曲。デビュタントの一曲目に選ばれているため貴族には必須…なるほど。ダンスの基礎が多く盛り込まれているから、今更練習しなくてもと見送る人が多いわけね。基礎こそ大事だから踊るべきなのに。
見てなさい、美しく踊ってやるんだか………ん? 今お兄様とニーナ様に近付く人影が目に入ったような…?
「エレナ?」
「いえ、なんでもありません」
「そ? 今は僕だけに集中してね。じゃないと…」
「っ、///」
じゃないと口付けするよって耳元でっ。耳元で囁かないでっ。
「ふっ。可愛い」
「からかわないでくださいっ」
「本気なんだけどな」
「ル、ルーク様っ!」
「ほら、集中しなくていいの?」
~~~もうっ!
ダメだ。こんなの心臓がもたないわ。何が美しく踊ってやるんだから、よ。平常心、平常心って心掛けても全く意味を成さないじゃない。
これまで何度もルーク様とダンスレッスンを受けてきた。何歳ぐらいだっただろうか…確か11.2歳頃からルーク様ともレッスンを受けるようになって…あの頃お兄様の機嫌が悪くなるからと、気が進まなかったのが懐かしいわね。
ほっ。懐かしんだおかげか、ちょっと落ち着けたわ。
ふふっ。ルーク様とのダンスってすごく踊りやすくて楽しいの。
「ふっ」
「??」
今笑われた…? ………まぁ、いっか。
長かったような短かったような…曲が終わり礼をし、ルーク様のエスコートでお兄様達のところへ戻ろうとした時、さっき目に入った人影を思い出した。
えっ!! ちょっとあれって…ナターシャよね? やっぱりお兄様狙いなんじゃない。
「ハーロウ伯爵令嬢が気になるかい?」
「お兄様のことが好きなのではと…でも絶対に近付けちゃダメなんです。お兄様の隣はニーナ様じゃなきゃ…」
「君は本当にニーナ嬢が好きだよね。ちょっと妬けてしまうよ。でも彼女の言動は以前から気にはなっていたし、ライナスも困っているから助けに入ろうか。エレナ、ライナスをダンスに誘っておいで」
2人で足早に向かい、お兄様とナターシャの間に無理やり入り込んだ。
「お兄様っ! 私と踊ってくださる約束です」
「っ!! そうだったね。ハーロウ伯爵令嬢、申し訳ないが妹との約束があるので失礼するよ」
ふぅ。案外簡単に引き離せたわ。きっと今のうちに別の方のところへ行くようルーク様が誘導しているはず……うっわ。
こわっ。お兄様と踊れなかったのが悔しいのか知らないけど、そんなに睨まなくたっていいじゃない。私、妹だよ? 仲良くしといた方が得だって普通思わない?
でもさすが主人公だけあって顔がいいナターシャは、お兄様と離れてすぐ他の方からお誘いを受けたみたい。
「ありがとう」
「お兄様…お礼を言うほど困っていらしたのなら、ニーナ様と踊っていれば誘われずに済んだのではないのですか?」
「まぁそれは気にしなくていいから」
「お兄様…」
「そもそもエレナが授業に出席すると言い出したから僕達も出席したんだよ? 去年はこの授業一度も出席していないのに」
確かに元々欠席する方向で話していたのを、急遽出席に変更したのは私に合わせてくれたからだけど…。
そういえば友人はどうしているだろう? 伯爵令嬢だから今更ダンスを習う必要はない。にも関わらず一緒に出席してほしいと頼んできた推し活仲間。婚約者を見つけるのに良い機会だからと張り切っていたけれど、上手くいってるかしら?
そもそも授業開始と同時にまた後でねって私を一人にするくらいなら、最初から私を誘わずに参加すればよかったのに。ルーク様がすぐに来てくれたおかげで寂しい思いをせずにすんだし許してあげるけどっ。
はぁ…。本来なら私も婚約者を探したほうが良いわよね…。友人に話すと可哀想な子を見るような目で見られたけど、お父様に心配する必要はないって言われていて、今まで考えたことなかったんだから仕方ないじゃない。
あっ。もうすぐ曲が終わる。お兄様とのダンスも踊りやすいのよね。ミスしたって全く問題がないし、なんならカバーしてくれるから考え事をしていても問題なく踊れるわ。
それに…ルーク様と違って気が楽なのよね。
「でも…顔を真っ赤にしながら踊っているエレナは可愛かったし、参加してよかったよ。ルークが引き出していると思うと少しムカつくけどね」
っ!? 絶対あの時だ!
「あっ、赤くなんてなってませんっ!」
「ふはっ。また赤くなってる」
「お兄様! ちょっと黙ってくださいませ」
「エレナ、見て? ルークが怖い顔してこっちを見ているよ」
「えっ?」
「うん。悪くない気分だ」
………ニーナ様の言う通り、お兄様のシスコンは健在ね。
その後早々に退出し、4人で高位貴族専用のサロンへ。今年はここで昼食を済ませるみたい。……カフェテリアにナターシャが向かっていたのが見えちゃったしね。空いていてよかったわ。
それにしても、ニーナ様がナターシャに対して全く焦っていないのは婚約者の余裕ってやつ?
ふふっ。そんな推しも素敵。
「あぁ」
そう。今日は全学年合同のダンスの授業の日。午前中を丸々使っての授業で、途中退出も可。去年は私達が学園見学に来たからお兄様達は欠席していて…緩いなぁと思っていたのに途中参加はできない謎ルール。
思っていたよりも多くの生徒が参加していて驚いたけど、職業体験ならぬ社交界体験って感じで気持ちは分からなくもないわね。
「ふふ。行ってらっしゃい。エレナ、楽しみって顔に書いてあるわよ」
「あ…ありがとうございますっ」
「? え、えぇ」
今日初の笑顔いただきましたっ! オプションの戸惑い顔も安定の素晴らしさですっ!
「行くよ」
「はいっ」
お兄様とニーナ様は踊るつもりがないらしく…というかダンスよりも話に花を咲かせている人の方が多いような?
「今のも手カメラ案件?」
「もちろんです。でも我慢しましたよ?」
「本当ブレないね。さぁ、曲が始まるよ」
流れた曲はこの国で一番メジャーな曲。デビュタントの一曲目に選ばれているため貴族には必須…なるほど。ダンスの基礎が多く盛り込まれているから、今更練習しなくてもと見送る人が多いわけね。基礎こそ大事だから踊るべきなのに。
見てなさい、美しく踊ってやるんだか………ん? 今お兄様とニーナ様に近付く人影が目に入ったような…?
「エレナ?」
「いえ、なんでもありません」
「そ? 今は僕だけに集中してね。じゃないと…」
「っ、///」
じゃないと口付けするよって耳元でっ。耳元で囁かないでっ。
「ふっ。可愛い」
「からかわないでくださいっ」
「本気なんだけどな」
「ル、ルーク様っ!」
「ほら、集中しなくていいの?」
~~~もうっ!
ダメだ。こんなの心臓がもたないわ。何が美しく踊ってやるんだから、よ。平常心、平常心って心掛けても全く意味を成さないじゃない。
これまで何度もルーク様とダンスレッスンを受けてきた。何歳ぐらいだっただろうか…確か11.2歳頃からルーク様ともレッスンを受けるようになって…あの頃お兄様の機嫌が悪くなるからと、気が進まなかったのが懐かしいわね。
ほっ。懐かしんだおかげか、ちょっと落ち着けたわ。
ふふっ。ルーク様とのダンスってすごく踊りやすくて楽しいの。
「ふっ」
「??」
今笑われた…? ………まぁ、いっか。
長かったような短かったような…曲が終わり礼をし、ルーク様のエスコートでお兄様達のところへ戻ろうとした時、さっき目に入った人影を思い出した。
えっ!! ちょっとあれって…ナターシャよね? やっぱりお兄様狙いなんじゃない。
「ハーロウ伯爵令嬢が気になるかい?」
「お兄様のことが好きなのではと…でも絶対に近付けちゃダメなんです。お兄様の隣はニーナ様じゃなきゃ…」
「君は本当にニーナ嬢が好きだよね。ちょっと妬けてしまうよ。でも彼女の言動は以前から気にはなっていたし、ライナスも困っているから助けに入ろうか。エレナ、ライナスをダンスに誘っておいで」
2人で足早に向かい、お兄様とナターシャの間に無理やり入り込んだ。
「お兄様っ! 私と踊ってくださる約束です」
「っ!! そうだったね。ハーロウ伯爵令嬢、申し訳ないが妹との約束があるので失礼するよ」
ふぅ。案外簡単に引き離せたわ。きっと今のうちに別の方のところへ行くようルーク様が誘導しているはず……うっわ。
こわっ。お兄様と踊れなかったのが悔しいのか知らないけど、そんなに睨まなくたっていいじゃない。私、妹だよ? 仲良くしといた方が得だって普通思わない?
でもさすが主人公だけあって顔がいいナターシャは、お兄様と離れてすぐ他の方からお誘いを受けたみたい。
「ありがとう」
「お兄様…お礼を言うほど困っていらしたのなら、ニーナ様と踊っていれば誘われずに済んだのではないのですか?」
「まぁそれは気にしなくていいから」
「お兄様…」
「そもそもエレナが授業に出席すると言い出したから僕達も出席したんだよ? 去年はこの授業一度も出席していないのに」
確かに元々欠席する方向で話していたのを、急遽出席に変更したのは私に合わせてくれたからだけど…。
そういえば友人はどうしているだろう? 伯爵令嬢だから今更ダンスを習う必要はない。にも関わらず一緒に出席してほしいと頼んできた推し活仲間。婚約者を見つけるのに良い機会だからと張り切っていたけれど、上手くいってるかしら?
そもそも授業開始と同時にまた後でねって私を一人にするくらいなら、最初から私を誘わずに参加すればよかったのに。ルーク様がすぐに来てくれたおかげで寂しい思いをせずにすんだし許してあげるけどっ。
はぁ…。本来なら私も婚約者を探したほうが良いわよね…。友人に話すと可哀想な子を見るような目で見られたけど、お父様に心配する必要はないって言われていて、今まで考えたことなかったんだから仕方ないじゃない。
あっ。もうすぐ曲が終わる。お兄様とのダンスも踊りやすいのよね。ミスしたって全く問題がないし、なんならカバーしてくれるから考え事をしていても問題なく踊れるわ。
それに…ルーク様と違って気が楽なのよね。
「でも…顔を真っ赤にしながら踊っているエレナは可愛かったし、参加してよかったよ。ルークが引き出していると思うと少しムカつくけどね」
っ!? 絶対あの時だ!
「あっ、赤くなんてなってませんっ!」
「ふはっ。また赤くなってる」
「お兄様! ちょっと黙ってくださいませ」
「エレナ、見て? ルークが怖い顔してこっちを見ているよ」
「えっ?」
「うん。悪くない気分だ」
………ニーナ様の言う通り、お兄様のシスコンは健在ね。
その後早々に退出し、4人で高位貴族専用のサロンへ。今年はここで昼食を済ませるみたい。……カフェテリアにナターシャが向かっていたのが見えちゃったしね。空いていてよかったわ。
それにしても、ニーナ様がナターシャに対して全く焦っていないのは婚約者の余裕ってやつ?
ふふっ。そんな推しも素敵。
40
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢は反省しない!
束原ミヤコ
恋愛
公爵令嬢リディス・アマリア・フォンテーヌは18歳の時に婚約者である王太子に婚約破棄を告げられる。その後馬車が事故に遭い、気づいたら神様を名乗る少年に16歳まで時を戻されていた。
性格を変えてまで王太子に気に入られようとは思わない。同じことを繰り返すのも馬鹿らしい。それならいっそ魔界で頂点に君臨し全ての国を支配下に置くというのが、良いかもしれない。リディスは決意する。魔界の皇子を私の美貌で虜にしてやろうと。
【完結】転生したらラスボスの毒継母でした!
白雨 音
恋愛
妹シャルリーヌに裕福な辺境伯から結婚の打診があったと知り、アマンディーヌはシャルリーヌと入れ替わろうと画策する。
辺境伯からは「息子の為の白い結婚、いずれ解消する」と宣言されるが、アマンディーヌにとっても都合が良かった。「辺境伯の財で派手に遊び暮らせるなんて最高!」義理の息子など放置して遊び歩く気満々だったが、義理の息子に会った瞬間、卒倒した。
夢の中、前世で読んだ小説を思い出し、義理の息子は将来世界を破滅させようとするラスボスで、自分はその一因を作った毒継母だと知った。破滅もだが、何より自分の死の回避の為に、義理の息子を真っ当な人間に育てようと誓ったアマンディーヌの奮闘☆
異世界転生、家族愛、恋愛☆ 短めの長編(全二十一話です)
《完結しました》 お読み下さり、お気に入り、エール、いいね、ありがとうございます☆
もふもふ子犬の恩返し・獣人王子は子犬になっても愛しの王女を助けたい
古里@3巻電子書籍化『王子に婚約破棄され
恋愛
カーラは小国モルガン王国の王女だ。でも、小国なので何かと大変だ。今国は北の大国ノース帝国と組んだ宰相に牛耳られており、カーラは宰相の息子のベンヤミンと婚約させられそうになっていた。そんな時に傷ついた子犬のころちゃんを拾う王女。
王女はころちゃんに癒やされるのだ。そんな時にいきなりいなくなるころちゃん。王女は必死に探すが見つからない。
王女の危機にさっそうと現れる白い騎士。でもその正体は……
もふもふされる子犬のころちゃんと王女の物語、どうぞお楽しみ下さい。
残念な顔だとバカにされていた私が隣国の王子様に見初められました
月(ユエ)/久瀬まりか
恋愛
公爵令嬢アンジェリカは六歳の誕生日までは天使のように可愛らしい子供だった。ところが突然、ロバのような顔になってしまう。残念な姿に成長した『残念姫』と呼ばれるアンジェリカ。友達は男爵家のウォルターただ一人。そんなある日、隣国から素敵な王子様が留学してきて……
折角転生したのに、婚約者が好きすぎて困ります!
たぬきち25番
恋愛
ある日私は乙女ゲームのヒロインのライバル令嬢キャメロンとして転生していた。
なんと私は最推しのディラン王子の婚約者として転生したのだ!!
幸せすぎる~~~♡
たとえ振られる運命だとしてもディラン様の笑顔のためにライバル令嬢頑張ります!!
※主人公は婚約者が好きすぎる残念女子です。
※気分転換に笑って頂けたら嬉しく思います。
短めのお話なので毎日更新
※糖度高めなので胸やけにご注意下さい。
※少しだけ塩分も含まれる箇所がございます。
《大変イチャイチャラブラブしてます!! 激甘、溺愛です!! お気を付け下さい!!》
※他サイト様にも公開始めました!
実家を追い出され、薬草売りをして糊口をしのいでいた私は、薬草摘みが趣味の公爵様に見初められ、毎日二人でハーブティーを楽しんでいます
さら
恋愛
実家を追い出され、わずかな薬草を売って糊口をしのいでいた私。
生きるだけで精一杯だったはずが――ある日、薬草摘みが趣味という変わり者の公爵様に出会ってしまいました。
「君の草は、人を救う力を持っている」
そう言って見初められた私は、公爵様の屋敷で毎日一緒に薬草を摘み、ハーブティーを淹れる日々を送ることに。
不思議と気持ちが通じ合い、いつしか心も温められていく……。
華やかな社交界も、危険な戦いもないけれど、
薬草の香りに包まれて、ゆるやかに育まれるふたりの時間。
町の人々や子どもたちとの出会いを重ね、気づけば「薬草師リオナ」の名は、遠い土地へと広がっていき――。
王太子妃専属侍女の結婚事情
蒼あかり
恋愛
伯爵家の令嬢シンシアは、ラドフォード王国 王太子妃の専属侍女だ。
未だ婚約者のいない彼女のために、王太子と王太子妃の命で見合いをすることに。
相手は王太子の側近セドリック。
ところが、幼い見た目とは裏腹に令嬢らしからぬはっきりとした物言いのキツイ性格のシンシアは、それが元でお見合いをこじらせてしまうことに。
そんな二人の行く末は......。
☆恋愛色は薄めです。
☆完結、予約投稿済み。
新年一作目は頑張ってハッピーエンドにしてみました。
ふたりの喧嘩のような言い合いを楽しんでいただければと思います。
そこまで激しくはないですが、そういうのが苦手な方はご遠慮ください。
よろしくお願いいたします。
そのご寵愛、理由が分かりません
秋月真鳥
恋愛
貧乏子爵家の長女、レイシーは刺繍で家計を支える庶民派令嬢。
幼いころから前世の夢を見ていて、その技術を活かして地道に慎ましく生きていくつもりだったのに——
「君との婚約はなかったことに」
卒業パーティーで、婚約者が突然の裏切り!
え? 政略結婚しなくていいの? ラッキー!
領地に帰ってスローライフしよう!
そう思っていたのに、皇帝陛下が現れて——
「婚約破棄されたのなら、わたしが求婚してもいいよね?」
……は???
お金持ちどころか、国ごと背負ってる人が、なんでわたくしに!?
刺繍を褒められ、皇宮に連れて行かれ、気づけば妃教育まで始まり——
気高く冷静な陛下が、なぜかわたくしにだけ甘い。
でもその瞳、どこか昔、夢で見た“あの少年”に似ていて……?
夢と現実が交差する、とんでもスピード婚約ラブストーリー!
理由は分からないけど——わたくし、寵愛されてます。
※毎朝6時、夕方18時更新!
※他のサイトにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる