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推し活再開
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王女殿下が無事に帰国され、推し活を本格的に再開できることになった。
そして今日は推しと2人で会う日。
貴族街にあるカフェに行っても良かったのだけど、絶対に誰にも話を聞かれたくなかったので、寮のニーナ様の部屋にお邪魔することに。
「ニーナ様……本物…」
何度見てもやっぱりお美しい! 本当、よく我慢したよ私。
それに…嬉しいことに推しが部屋に…部屋に私がプレゼントした数々の品を飾ってくれている。これってカメラがあれば写真も飾ってもらえたんじゃない? って何より私が写真を飾りたいのだけど。お願い、誰かカメラを!!
「ふふ。エレナは相変わらずね」
「だって私、ずっと我慢していたんですよ?」
はぁぁ。美しすぎる。いい匂いもするし……って流石にそれはちょっと気持ち悪いわね。
「そうね。私もエレナと会えなくて寂しかったわ」
「っ!! 嬉し死ぬ…」
推しからの供給が過多すぎてグッと胸を抑えてしまう。
「えっ?」
「いえ。私もすごく寂しかったです」
危ない危ない。慌ててニーナ様の対面にあるソファーに座ると、公爵家のメイドが私の好きな茶葉で紅茶を淹れてくれた。用意されていたお菓子も私が好きな物ばっかり。
ニーナ様も私と会うのを楽しみにしてくれていたのが伝わり、嬉しさゲージがどんどん増えていく。
「あなたが辛い思いをしている時にそばにいてあげたかったわ」
「ニーナ様…そのお気持ちだけでも嬉しいです」
はわわわ。目を伏せるニーナ様のなんて美しいことか。
「本当に痕にならなくてよかった」
「はい。ご心配おかけしました」
少しだけ王女殿下との話をしてから、今日1番聞いてほしかった話をする流れになった。
ほっ。やっぱりこの紅茶、美味しい。
「それで、聞いてほしいことって何かしら?」
「はい………実は私、ルーク様が好きなんです」
「?? えぇ。知っているわよ?」
「えっ!」
ん? 好きだと気付いてからニーナ様と会うのって今日が初めてよね? なぜ知っているのかしら?
「もしかして…エレナ、あなた自覚がなかったの?」
「っ!!」
「ふふ。エレナらしいわね」
私、いつからルーク様のことが好きだったんだろう。もしかしてソフィーも私より先に気付いていた…? うわぁ、そ、それは恥ずかしいわ。
「ルーク様は気付いていないと思うわよ」
「そうでしょうか…」
推し友の伯爵令嬢にも知ってるわよって言われたし、ルーク様って勘がいいから気付かれていそうなんだけど。
「ルーク様にはいつお伝えするの?」
「お伝え…」
した方が良い…よね。うぅ。私、自由恋愛だった前世でも自分から告白なんてしたことないのに。
「お父様が私の婚約者を見つけてくださらない理由は分からないのですが、ルーク様は公爵家の嫡男ですし…私が知らないだけで婚約者がいらっしゃるのではないかと…」
「それはルーク様に直接聞くといいわ。ーーー本当にいつまで隠すつもりなのかしらーーー」
声が小さくて聞き取れない部分もあったけど、逃げずに向き合えってことかな。
「でも最近、ルーク様とハーロウ伯爵令嬢様の仲が良いみたいでして…」
「彼女のことは気にしなくて大丈夫よ」
って言われもねぇ。
「お兄様からルーク様に狙いを変えたのでは?」
「そう思ってしまう気持ちは分からなくもないわ。でもそれがどうしたっていうの?」
つ、強い。……でも確かに。どうしてもナターシャは主人公だって思ってしまうけど、彼女、漫画のナターシャと似てるのなんて見た目だけだわ。
「気持ちをお伝えしても、答えてくださらなかったら…今の関係ではいられなくなりますよね」
振られるくらいなら友達で……私達って友達…?
「どちらにせよ、学園を卒業して、互いに結婚したら今の関係ではいられなくなるわよ」
「っ! そうでした」
そもそも学年が違うのだから、ルーク様は1年も早く社交界に出てしまう。あんなにカッコいいんですもの。もしまだ婚約者がいらっしゃらなくたってすぐに見つけてしまわれるわ。
「2年前にルーク様からバラの花束を頂いたのではなかった?」
「はい。ですがそれ以降、何もないのです」
私の描く未来にはルーク様が当たり前のようにいるけど、当たり前ではないのよね。出会いだってお兄様のご友人としてだったし。
「あら? 何もないってことはないんじゃないかしら」
「えっ!?」
「よく2人で出かけているじゃない」
「それは…」
ニーナ様の仰るとおり、この2年間、何度かルーク様とデートはしている。……デートって思っているのは私だけかもしれないけど。学園でも昼食は必ず一緒だし、お互いに1番近しい異性ではあるはず。ルーク様なんて何度も期待させるようなことをしてくるし。
その、この間だって抱きしめられたし…。
「ふふ。早々にルーク様と話しなさいね」
ルーク様と話さない限り同じ話ばっかりしてしまうからと恋バナは終え、会えなかった間ニーナ様がどう過ごされていたのか、ニーナ様が今お気に入りの茶葉は何か、王都に新しくできたカフェに行く約束なんかをして、自室に戻った。
そして今日は推しと2人で会う日。
貴族街にあるカフェに行っても良かったのだけど、絶対に誰にも話を聞かれたくなかったので、寮のニーナ様の部屋にお邪魔することに。
「ニーナ様……本物…」
何度見てもやっぱりお美しい! 本当、よく我慢したよ私。
それに…嬉しいことに推しが部屋に…部屋に私がプレゼントした数々の品を飾ってくれている。これってカメラがあれば写真も飾ってもらえたんじゃない? って何より私が写真を飾りたいのだけど。お願い、誰かカメラを!!
「ふふ。エレナは相変わらずね」
「だって私、ずっと我慢していたんですよ?」
はぁぁ。美しすぎる。いい匂いもするし……って流石にそれはちょっと気持ち悪いわね。
「そうね。私もエレナと会えなくて寂しかったわ」
「っ!! 嬉し死ぬ…」
推しからの供給が過多すぎてグッと胸を抑えてしまう。
「えっ?」
「いえ。私もすごく寂しかったです」
危ない危ない。慌ててニーナ様の対面にあるソファーに座ると、公爵家のメイドが私の好きな茶葉で紅茶を淹れてくれた。用意されていたお菓子も私が好きな物ばっかり。
ニーナ様も私と会うのを楽しみにしてくれていたのが伝わり、嬉しさゲージがどんどん増えていく。
「あなたが辛い思いをしている時にそばにいてあげたかったわ」
「ニーナ様…そのお気持ちだけでも嬉しいです」
はわわわ。目を伏せるニーナ様のなんて美しいことか。
「本当に痕にならなくてよかった」
「はい。ご心配おかけしました」
少しだけ王女殿下との話をしてから、今日1番聞いてほしかった話をする流れになった。
ほっ。やっぱりこの紅茶、美味しい。
「それで、聞いてほしいことって何かしら?」
「はい………実は私、ルーク様が好きなんです」
「?? えぇ。知っているわよ?」
「えっ!」
ん? 好きだと気付いてからニーナ様と会うのって今日が初めてよね? なぜ知っているのかしら?
「もしかして…エレナ、あなた自覚がなかったの?」
「っ!!」
「ふふ。エレナらしいわね」
私、いつからルーク様のことが好きだったんだろう。もしかしてソフィーも私より先に気付いていた…? うわぁ、そ、それは恥ずかしいわ。
「ルーク様は気付いていないと思うわよ」
「そうでしょうか…」
推し友の伯爵令嬢にも知ってるわよって言われたし、ルーク様って勘がいいから気付かれていそうなんだけど。
「ルーク様にはいつお伝えするの?」
「お伝え…」
した方が良い…よね。うぅ。私、自由恋愛だった前世でも自分から告白なんてしたことないのに。
「お父様が私の婚約者を見つけてくださらない理由は分からないのですが、ルーク様は公爵家の嫡男ですし…私が知らないだけで婚約者がいらっしゃるのではないかと…」
「それはルーク様に直接聞くといいわ。ーーー本当にいつまで隠すつもりなのかしらーーー」
声が小さくて聞き取れない部分もあったけど、逃げずに向き合えってことかな。
「でも最近、ルーク様とハーロウ伯爵令嬢様の仲が良いみたいでして…」
「彼女のことは気にしなくて大丈夫よ」
って言われもねぇ。
「お兄様からルーク様に狙いを変えたのでは?」
「そう思ってしまう気持ちは分からなくもないわ。でもそれがどうしたっていうの?」
つ、強い。……でも確かに。どうしてもナターシャは主人公だって思ってしまうけど、彼女、漫画のナターシャと似てるのなんて見た目だけだわ。
「気持ちをお伝えしても、答えてくださらなかったら…今の関係ではいられなくなりますよね」
振られるくらいなら友達で……私達って友達…?
「どちらにせよ、学園を卒業して、互いに結婚したら今の関係ではいられなくなるわよ」
「っ! そうでした」
そもそも学年が違うのだから、ルーク様は1年も早く社交界に出てしまう。あんなにカッコいいんですもの。もしまだ婚約者がいらっしゃらなくたってすぐに見つけてしまわれるわ。
「2年前にルーク様からバラの花束を頂いたのではなかった?」
「はい。ですがそれ以降、何もないのです」
私の描く未来にはルーク様が当たり前のようにいるけど、当たり前ではないのよね。出会いだってお兄様のご友人としてだったし。
「あら? 何もないってことはないんじゃないかしら」
「えっ!?」
「よく2人で出かけているじゃない」
「それは…」
ニーナ様の仰るとおり、この2年間、何度かルーク様とデートはしている。……デートって思っているのは私だけかもしれないけど。学園でも昼食は必ず一緒だし、お互いに1番近しい異性ではあるはず。ルーク様なんて何度も期待させるようなことをしてくるし。
その、この間だって抱きしめられたし…。
「ふふ。早々にルーク様と話しなさいね」
ルーク様と話さない限り同じ話ばっかりしてしまうからと恋バナは終え、会えなかった間ニーナ様がどう過ごされていたのか、ニーナ様が今お気に入りの茶葉は何か、王都に新しくできたカフェに行く約束なんかをして、自室に戻った。
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