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一章~気が付けば異世界~
興味を持たれた
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「こんな変な人は初めて見た。名前はなんて言うの?」
相手は人殺しなんだ、気にしなけりゃいい、気にしなけりゃいいんだけど、変な人扱いされるとやっぱり凹むなぁ……。何にも興味なさそうだった娘が興味を持つ程に変なやつに見られてるのか俺は……。
「…………」
わざわざ答える義理はない。無視だ、無視――。
「っ! 痛い! 痛い! 痛いって! 耳が千切れる!」
「名前は?」
ジロリと睨まれた。さっきの楽しそうな表情どこ行った!?
「……わかった、わかったよ! 航、如月航、これでいいか? お前はフィオだったか?」
ああ、くそ、女の子相手に情けない……。
「そう、フィオ・ソリチュード。ワタル、名前も変」
楽しそうに酷い事をサラッと言う。……名前なんて自分で決められるものじゃないのにそれを貶すし、それに名前は結構気に入ってるほうだったのに……はぁ、なんでこんな所で椅子にされて、名前貶されなきゃならない?
「それで、どうするんだ? 俺はお前らなんかの仲間になる気は全くないぞ。即処分か?」
まぁ、その方が長い間拘束されて酷い扱いを受けるより全然マシだな、生きる気力も無くなったし。
「…………面白いからしばらくは置いておく、ヴァイスが処分って言ったら処分だけど」
置いとくのかよ……。なにがそんなにお気に召したんだよ、このチビ助は。
「いってぇぇー! なにしやがる!?」
思いっ切し引っ叩かれた。
「次は加減しないって言った」
加減しないって言ったって、もしかして身長に関する事を言ったり、思ったりするなってことか? だとして、なんで思ったことがバレてるんだよ。さっきのは偶然じゃなかった?
「お前読心術でも使えるの?」
「馬鹿にされてる時とかはなんとなくわかる」
なんとなくで痛めつけられるのか…………思ったけど。
「もし間違いだったらどうするんだ、ただの暴力だぞ?」
「?…………別に問題ない、私盗賊だし、それに間違えたことない」
マジか……他人のそういう態度に敏感なのか? …………もう思わないようにしよう。
「とりあえず、もう用はないんだろ? さっさと降りてどっか行ってくれ」
「気になってることがあるんだけど」
顔を背けて目を瞑る。無視、無視、もうやぶ蛇はごめんだ、こいつとは関わりたくない。
「ふがっ」
鼻を摘んで自分の方を向かせて、無理やり目を開かせられた。
「聞きたいことがあるんだけど」
目がめっちゃ怖い!
「……なんだよ? 聞くこときいたら、さっさとどこかに行ってくれよ、おれはお前と、お前らと関わりたくないんだよ」
「どこに居ようと私の勝手。なんでこの国の人間を庇ってたの? この国の異界者に対する扱いを知らないわけじゃないんでしょう?」
「知ってるよ、しつこく奴隷人種を連呼されれば嫌でもわかる」
「ならなんで? 虐められるのが趣味なの?」
なんでそうなる!? どうあっても俺を変な人にしたいのか!?
「そんな趣味はない! なんでそんな考えに至るんだよ。リオを助けたかったのは命の恩人だからだ!」
「ふ~ん、異界者を助ける人なんてこの国にいたんだ……。でも助けてくれたのはその人だけでしょ? 殺されそうになったなら、この国の人間に仕返ししたいと思わないの?」
そう考えるよなぁ普通、それにそういう異界者を見てきてるんだし。
「出来るものならしたいと思ってた。でも――」
「なら仲間になればいい。好きなだけ仕返し出来る」
「ならないって言ってるだろ。仕返ししたって何も変わらない、それに人を蔑んで殺そうとする奴らの同類になりたくない!」
リオみたいに優しい人もいるかもしれないんだ。無差別に町や村を襲って人を殺すような奴らの仲間になんてなりたくない。
「――――」
ん?
「そんなこと――」
「ちょっと黙ってくれ!」
凄い睨まれた。でもさっき何か聞こえたんだ。
「――――」
声…………聞いたことのある声。
「――――」
リオ? この世界で聞き覚えのある声なんて限られてる。リオは生きている?
「おい! リオは!? あの後リオをどうした!?」
「? 手を出すなって言ったから捕まえて連れてきた。条件って言ってたから」
生きてる!? 生きてるのか……よかった。…………ん?
「俺は見逃してくれって言ったんだぞ、なんでリオも捕まってるんだよ?」
「ワタルが従わなかったから」
「条件を破ったのはそっちが先だろ! それに――いや今はそれより、リオはどうなってるんだ? 無事なのか!? なにもしてないだろうな!?」
無事であってくれ、カイルとダージのあの時の下卑た笑みが不安を掻き立てる。カイルは死んだけど、ここは盗賊の巣だ、あんなのが他にもいるはず……。
「ヴァイスが興味をもってたから、今頃たぶんこれ」
そう言って片手の指で輪を作って、そこにもう片方の手の人差し指を入れる。それの意味する事を理解して吼えた。
「ッ!! 降りろ! これも解け! さっさとしろクソガキ!」
「クソガキ……」
「ぐっ、げほっ、ごほっ、ごほっ」
やっと降りたと思ったら、腹を踏みつけられた。
「この程度でそんな状態なのに行ってどうするの? 死にたいの? ヴァイスより私の方が強いけど、普通の人間が、ワタルなんかが勝てるわけがないよ?」
リーダーよりこいつの方が強いのか、そりゃありがたい、動きも見えないような化け物よりマシだ。
「別に勝つつもりはない。リオさえ逃がせられればそれでいいんだ。さっさとこれ解け!」
「…………やっぱり変なの、なんで他人の為に命を使うの?」
なんでって言われてもなぁ、命を助けてもらったから? 恩を受けたら返すのが当然だと思うから? なにもしないで後悔して苦しむのが嫌だから? 優しい人が酷い目に遭わせられるのが許せないから? 理由は色々ある、でも。
「簡単に言うと…………そうしたいから?」
「馬鹿なの?」
間髪入れずそう言われた。
「かもな」
今まで引きこもってて、何かする、したい、ってことはなかった。目標も希望もなくただ生きてた。それがずっと苦しかった、早く死にたいとすら考えてた。でも今は違う、どうしてもやり遂げたいことある、命賭けたって成功しない可能性の方が高いけど、それでもやりたい! 可能性低いのに突っ込むとかやっぱり馬鹿なのかもなぁ。
「変人……まぁ、暇つぶしに丁度いいかな」
そう言って縄を解いてくれた。解けと言ったのは俺だけど本当にいいのか?
「お前、こんなことしていいのか? というかなんで解いてくれる?」
「ワタルが解けって言ったくせに。私はヴァイス達に協力する代わりに、自由にしていいって言われてる。それにワタルがなにをするのか興味が湧いたから」
興味が湧いた、ね。ま、理由はなんだっていい、これでリオを助けに行ける。今度こそ、絶対に助ける!
「この荷物はどうするの? 持っていくの?」
部屋の隅に無造作に置かれた俺のリュックを指す。
「盗られてなかったのか……持っていくよ」
役に立ちそうな物は入ってないけど、リオを逃がした後あわよくば俺も逃げるつもりだし持っていく方がいいだろ。
「服と変な物しか入ってないから、みんな要らないって」
大したもの入ってなくて悪かったな、荷物を軽く確認して移動を開始することにした。声のした方は……。
「ヴァイスの部屋ならここを出て右に行った突き当たりにある」
「やけに親切だな」
大丈夫なのか? なにか裏があったりして……。
「さっきも言った。ワタルがなにをやらかすのか興味があるだけ」
相手は人殺しなんだ、気にしなけりゃいい、気にしなけりゃいいんだけど、変な人扱いされるとやっぱり凹むなぁ……。何にも興味なさそうだった娘が興味を持つ程に変なやつに見られてるのか俺は……。
「…………」
わざわざ答える義理はない。無視だ、無視――。
「っ! 痛い! 痛い! 痛いって! 耳が千切れる!」
「名前は?」
ジロリと睨まれた。さっきの楽しそうな表情どこ行った!?
「……わかった、わかったよ! 航、如月航、これでいいか? お前はフィオだったか?」
ああ、くそ、女の子相手に情けない……。
「そう、フィオ・ソリチュード。ワタル、名前も変」
楽しそうに酷い事をサラッと言う。……名前なんて自分で決められるものじゃないのにそれを貶すし、それに名前は結構気に入ってるほうだったのに……はぁ、なんでこんな所で椅子にされて、名前貶されなきゃならない?
「それで、どうするんだ? 俺はお前らなんかの仲間になる気は全くないぞ。即処分か?」
まぁ、その方が長い間拘束されて酷い扱いを受けるより全然マシだな、生きる気力も無くなったし。
「…………面白いからしばらくは置いておく、ヴァイスが処分って言ったら処分だけど」
置いとくのかよ……。なにがそんなにお気に召したんだよ、このチビ助は。
「いってぇぇー! なにしやがる!?」
思いっ切し引っ叩かれた。
「次は加減しないって言った」
加減しないって言ったって、もしかして身長に関する事を言ったり、思ったりするなってことか? だとして、なんで思ったことがバレてるんだよ。さっきのは偶然じゃなかった?
「お前読心術でも使えるの?」
「馬鹿にされてる時とかはなんとなくわかる」
なんとなくで痛めつけられるのか…………思ったけど。
「もし間違いだったらどうするんだ、ただの暴力だぞ?」
「?…………別に問題ない、私盗賊だし、それに間違えたことない」
マジか……他人のそういう態度に敏感なのか? …………もう思わないようにしよう。
「とりあえず、もう用はないんだろ? さっさと降りてどっか行ってくれ」
「気になってることがあるんだけど」
顔を背けて目を瞑る。無視、無視、もうやぶ蛇はごめんだ、こいつとは関わりたくない。
「ふがっ」
鼻を摘んで自分の方を向かせて、無理やり目を開かせられた。
「聞きたいことがあるんだけど」
目がめっちゃ怖い!
「……なんだよ? 聞くこときいたら、さっさとどこかに行ってくれよ、おれはお前と、お前らと関わりたくないんだよ」
「どこに居ようと私の勝手。なんでこの国の人間を庇ってたの? この国の異界者に対する扱いを知らないわけじゃないんでしょう?」
「知ってるよ、しつこく奴隷人種を連呼されれば嫌でもわかる」
「ならなんで? 虐められるのが趣味なの?」
なんでそうなる!? どうあっても俺を変な人にしたいのか!?
「そんな趣味はない! なんでそんな考えに至るんだよ。リオを助けたかったのは命の恩人だからだ!」
「ふ~ん、異界者を助ける人なんてこの国にいたんだ……。でも助けてくれたのはその人だけでしょ? 殺されそうになったなら、この国の人間に仕返ししたいと思わないの?」
そう考えるよなぁ普通、それにそういう異界者を見てきてるんだし。
「出来るものならしたいと思ってた。でも――」
「なら仲間になればいい。好きなだけ仕返し出来る」
「ならないって言ってるだろ。仕返ししたって何も変わらない、それに人を蔑んで殺そうとする奴らの同類になりたくない!」
リオみたいに優しい人もいるかもしれないんだ。無差別に町や村を襲って人を殺すような奴らの仲間になんてなりたくない。
「――――」
ん?
「そんなこと――」
「ちょっと黙ってくれ!」
凄い睨まれた。でもさっき何か聞こえたんだ。
「――――」
声…………聞いたことのある声。
「――――」
リオ? この世界で聞き覚えのある声なんて限られてる。リオは生きている?
「おい! リオは!? あの後リオをどうした!?」
「? 手を出すなって言ったから捕まえて連れてきた。条件って言ってたから」
生きてる!? 生きてるのか……よかった。…………ん?
「俺は見逃してくれって言ったんだぞ、なんでリオも捕まってるんだよ?」
「ワタルが従わなかったから」
「条件を破ったのはそっちが先だろ! それに――いや今はそれより、リオはどうなってるんだ? 無事なのか!? なにもしてないだろうな!?」
無事であってくれ、カイルとダージのあの時の下卑た笑みが不安を掻き立てる。カイルは死んだけど、ここは盗賊の巣だ、あんなのが他にもいるはず……。
「ヴァイスが興味をもってたから、今頃たぶんこれ」
そう言って片手の指で輪を作って、そこにもう片方の手の人差し指を入れる。それの意味する事を理解して吼えた。
「ッ!! 降りろ! これも解け! さっさとしろクソガキ!」
「クソガキ……」
「ぐっ、げほっ、ごほっ、ごほっ」
やっと降りたと思ったら、腹を踏みつけられた。
「この程度でそんな状態なのに行ってどうするの? 死にたいの? ヴァイスより私の方が強いけど、普通の人間が、ワタルなんかが勝てるわけがないよ?」
リーダーよりこいつの方が強いのか、そりゃありがたい、動きも見えないような化け物よりマシだ。
「別に勝つつもりはない。リオさえ逃がせられればそれでいいんだ。さっさとこれ解け!」
「…………やっぱり変なの、なんで他人の為に命を使うの?」
なんでって言われてもなぁ、命を助けてもらったから? 恩を受けたら返すのが当然だと思うから? なにもしないで後悔して苦しむのが嫌だから? 優しい人が酷い目に遭わせられるのが許せないから? 理由は色々ある、でも。
「簡単に言うと…………そうしたいから?」
「馬鹿なの?」
間髪入れずそう言われた。
「かもな」
今まで引きこもってて、何かする、したい、ってことはなかった。目標も希望もなくただ生きてた。それがずっと苦しかった、早く死にたいとすら考えてた。でも今は違う、どうしてもやり遂げたいことある、命賭けたって成功しない可能性の方が高いけど、それでもやりたい! 可能性低いのに突っ込むとかやっぱり馬鹿なのかもなぁ。
「変人……まぁ、暇つぶしに丁度いいかな」
そう言って縄を解いてくれた。解けと言ったのは俺だけど本当にいいのか?
「お前、こんなことしていいのか? というかなんで解いてくれる?」
「ワタルが解けって言ったくせに。私はヴァイス達に協力する代わりに、自由にしていいって言われてる。それにワタルがなにをするのか興味が湧いたから」
興味が湧いた、ね。ま、理由はなんだっていい、これでリオを助けに行ける。今度こそ、絶対に助ける!
「この荷物はどうするの? 持っていくの?」
部屋の隅に無造作に置かれた俺のリュックを指す。
「盗られてなかったのか……持っていくよ」
役に立ちそうな物は入ってないけど、リオを逃がした後あわよくば俺も逃げるつもりだし持っていく方がいいだろ。
「服と変な物しか入ってないから、みんな要らないって」
大したもの入ってなくて悪かったな、荷物を軽く確認して移動を開始することにした。声のした方は……。
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