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治癒魔術ができるようになってから、毎日のルーティンができた。
朝起きて、ご飯を食べてからみんなと一緒にギルドまで行って、仕事に行くみんなをお見送り。それから、ヴァイスさんと受付でケガをしている人を探して、治癒魔術の練習。
ヴァイスさんの部屋でお昼を食べてから、ヨルドさんに絡まれつつ午後は他の魔術の練習。夕方まで練習したらみんなが迎えにきてくれるから、2人とお別れして、帰宅。みんなと夕飯を食べて就寝。
これが毎日の僕のルーティン。
ちなみにララさんルルさんから洋服も届いた。それはもうたくさん。これがオーダーメイドっていうんだから目玉が飛び出てしまう。
そんないつものルーティンが始まって二週間。今日も今日とてギルドに行こうと、着替えてみんなのところへ。すると、みんなはまだ着替えてもなくて。
「どうしたの? 今日ギルド行かないの?」
「ちょっと休みにしたんだ。アンジュに出会ってから、ゆっくりしたことないだろう? 俺たちとアンジュはまだ互いにわからないことだらけだ」
「たしかに」
「だから、これから4日、仕事を休んで1人ずつアンジュとすごしてみようってことになったんだ」
「つまり、4日間ずっとみんなと一緒?」
「そうだよ、一緒にいられる」
「やった!」
ソレイユのいう通り、僕らは一緒にゆっくり過ごしたことがない。前はギルドに呼び出されちゃったし。
それを踏まえて考えてみると、これは僕がみんなを知るいい機会だ。
「今日は誰と過ごすの?」
「それを決めようと思って早く起きたんだが、全く決まらない。それで、結局アンジュに決めてもらおうってことになったんだ」
「誰でもいいの?」
「ああ」
まさかの僕が決めることになっている。でもこれ、僕が決めても揉める気がする。
そこで思いついたのは——。
「あみだくじ決めよう!」
「あみだくじ?」
「アンジュ、なんですかそれ?」
まさかのこの世界、あみだくじがなかった。かくかくしかじかと説明して、早速やってみる。
「じゃあいくよ?」
その結果。
ノクト、ソレイユ、フィン、アレンの順で僕が過ごすことになった。
「じゃあ、私以外の3人は外で過ごしてきてください。私たち、どこで過ごすかまだ決まっていないので」
早速ノクトがノリノリでみんなを追い出しにかかる。みんな着替えてもないのに。それから30分も経たないうちにソレイユ、フィン、アレンは着替えて名残惜しそうに家から出発した。
「さて、アンジュ。何をしましょうか?」
「じゃあ、魔術教えてほしい!」
ノクトと一日過ごす、と考えた時に1番初めに思いついたこと。それはもちろん魔術。
ノクトはソレイユに魔術バカだと紹介されていた。高ランク冒険者だから、きっととてつもなく強い魔術が使えるはず。
僕の前世の世界には魔術がなかった。だから、今魔術に触れて、実際に自分でできるようになってどんどん興味が強くなっている。
やっぱりノクトと過ごす今日、2人でできる楽しいことと考えたらやっぱり魔術だろう。
「魔術でいいんですか? 自分で言うのはなんですが、私魔術のことになると止まりませんよ? アンジュ、楽しめますか?」
「全然大丈夫! ぼく、魔術もノクトも大好きだから、きっと楽しい」
ノクトの心配は無問題。僕は魔術もノクトも大好きなんだ。だから、きっと今日は楽しい。
言い切ると、ノクトはハッと驚いた顔をした後、破顔した。何気に今まででいちばんの笑みかも。少し驚いてしまう。
「では、いきましょうか。魔術のできるところに」
「うん!」
僕とノクトは早速家を出発した。
「……ここ?」
「はい、ここです」
そして到着したのは、お馴染みギルドの訓練場。
「ぼく、いつもの場所」
「やっぱり魔術の練習となるとここがいちばんいいんですよね……」
ノクトも変わり映えがしないと思っているのか。少し苦笑いをしている。
まあ、僕たちが楽しければいつも通りでもいいんだ。
「では、改めて。アンジュ、どんな魔術が使いたいですか?」
「ぼく、すごく使える魔術が少ないから、まずはノクトにいろんな魔術見せてもらいたい!」
僕が現在使える魔術。その1、治癒魔術。その2、光と氷と炎の綺麗なやつ。以上。
一応魔術師の端くれだけど、もうちょっと魔術が使えるようになりたい。まず使える魔術を増やす前に魔術を知らなければ。
「では、そうしましょうか。アンジュ、どんどん魔術を使いますから、よくみていてくださいね?
「うん!」
そう言ってノクト見せてくれたのは多種多様な魔術。
炎が飛んだかと思えば突風で掻き消え、土の壁が現れたかと思えば水がそれを破壊する。
ノクトによって次々現れては消えていくのが美しくて、思わずため息が溢れた。
「とりあえずここまでにして。ここからは授業形式で説明しながら見せましょうか」
「うん」
そして始まったノクト先生の魔術教室。
説明がわかりやすくて聞いているだけでいろんな魔術について知れた。
そして、しばらくして。
——くぅー。
「なんですか、今の可愛い音は?」
「ぼくのお腹の音。お腹すいちゃった。そろそろご飯にしよう?」
「そうですね」
いつの間にかお昼時。僕たちはしギルドの食堂にお昼を食べに向かった。
朝起きて、ご飯を食べてからみんなと一緒にギルドまで行って、仕事に行くみんなをお見送り。それから、ヴァイスさんと受付でケガをしている人を探して、治癒魔術の練習。
ヴァイスさんの部屋でお昼を食べてから、ヨルドさんに絡まれつつ午後は他の魔術の練習。夕方まで練習したらみんなが迎えにきてくれるから、2人とお別れして、帰宅。みんなと夕飯を食べて就寝。
これが毎日の僕のルーティン。
ちなみにララさんルルさんから洋服も届いた。それはもうたくさん。これがオーダーメイドっていうんだから目玉が飛び出てしまう。
そんないつものルーティンが始まって二週間。今日も今日とてギルドに行こうと、着替えてみんなのところへ。すると、みんなはまだ着替えてもなくて。
「どうしたの? 今日ギルド行かないの?」
「ちょっと休みにしたんだ。アンジュに出会ってから、ゆっくりしたことないだろう? 俺たちとアンジュはまだ互いにわからないことだらけだ」
「たしかに」
「だから、これから4日、仕事を休んで1人ずつアンジュとすごしてみようってことになったんだ」
「つまり、4日間ずっとみんなと一緒?」
「そうだよ、一緒にいられる」
「やった!」
ソレイユのいう通り、僕らは一緒にゆっくり過ごしたことがない。前はギルドに呼び出されちゃったし。
それを踏まえて考えてみると、これは僕がみんなを知るいい機会だ。
「今日は誰と過ごすの?」
「それを決めようと思って早く起きたんだが、全く決まらない。それで、結局アンジュに決めてもらおうってことになったんだ」
「誰でもいいの?」
「ああ」
まさかの僕が決めることになっている。でもこれ、僕が決めても揉める気がする。
そこで思いついたのは——。
「あみだくじ決めよう!」
「あみだくじ?」
「アンジュ、なんですかそれ?」
まさかのこの世界、あみだくじがなかった。かくかくしかじかと説明して、早速やってみる。
「じゃあいくよ?」
その結果。
ノクト、ソレイユ、フィン、アレンの順で僕が過ごすことになった。
「じゃあ、私以外の3人は外で過ごしてきてください。私たち、どこで過ごすかまだ決まっていないので」
早速ノクトがノリノリでみんなを追い出しにかかる。みんな着替えてもないのに。それから30分も経たないうちにソレイユ、フィン、アレンは着替えて名残惜しそうに家から出発した。
「さて、アンジュ。何をしましょうか?」
「じゃあ、魔術教えてほしい!」
ノクトと一日過ごす、と考えた時に1番初めに思いついたこと。それはもちろん魔術。
ノクトはソレイユに魔術バカだと紹介されていた。高ランク冒険者だから、きっととてつもなく強い魔術が使えるはず。
僕の前世の世界には魔術がなかった。だから、今魔術に触れて、実際に自分でできるようになってどんどん興味が強くなっている。
やっぱりノクトと過ごす今日、2人でできる楽しいことと考えたらやっぱり魔術だろう。
「魔術でいいんですか? 自分で言うのはなんですが、私魔術のことになると止まりませんよ? アンジュ、楽しめますか?」
「全然大丈夫! ぼく、魔術もノクトも大好きだから、きっと楽しい」
ノクトの心配は無問題。僕は魔術もノクトも大好きなんだ。だから、きっと今日は楽しい。
言い切ると、ノクトはハッと驚いた顔をした後、破顔した。何気に今まででいちばんの笑みかも。少し驚いてしまう。
「では、いきましょうか。魔術のできるところに」
「うん!」
僕とノクトは早速家を出発した。
「……ここ?」
「はい、ここです」
そして到着したのは、お馴染みギルドの訓練場。
「ぼく、いつもの場所」
「やっぱり魔術の練習となるとここがいちばんいいんですよね……」
ノクトも変わり映えがしないと思っているのか。少し苦笑いをしている。
まあ、僕たちが楽しければいつも通りでもいいんだ。
「では、改めて。アンジュ、どんな魔術が使いたいですか?」
「ぼく、すごく使える魔術が少ないから、まずはノクトにいろんな魔術見せてもらいたい!」
僕が現在使える魔術。その1、治癒魔術。その2、光と氷と炎の綺麗なやつ。以上。
一応魔術師の端くれだけど、もうちょっと魔術が使えるようになりたい。まず使える魔術を増やす前に魔術を知らなければ。
「では、そうしましょうか。アンジュ、どんどん魔術を使いますから、よくみていてくださいね?
「うん!」
そう言ってノクト見せてくれたのは多種多様な魔術。
炎が飛んだかと思えば突風で掻き消え、土の壁が現れたかと思えば水がそれを破壊する。
ノクトによって次々現れては消えていくのが美しくて、思わずため息が溢れた。
「とりあえずここまでにして。ここからは授業形式で説明しながら見せましょうか」
「うん」
そして始まったノクト先生の魔術教室。
説明がわかりやすくて聞いているだけでいろんな魔術について知れた。
そして、しばらくして。
——くぅー。
「なんですか、今の可愛い音は?」
「ぼくのお腹の音。お腹すいちゃった。そろそろご飯にしよう?」
「そうですね」
いつの間にかお昼時。僕たちはしギルドの食堂にお昼を食べに向かった。
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